【非MTG・読書感想文】『階段途中のビッグ・ノイズ』越谷オサム著
3連休の最終日はめぼしい大会もないようでしたので、本読んでました~


今日読んだのは、


『階段途中のビッグ・ノイズ』越谷オサム著(幻冬舎文庫)

※以下ネタバレ注意

本屋さんで何を読もうかいろいろ見たんですが、結局本屋さんのポップに背中を押されて、かつこないだ読んだ同著者の小説が結構面白かったので、これを購入。

話の大まかなあらすじは…廃部を突き付けられた軽音部。そこに所属する唯一の優柔不断な部員が主人公。そこから、軽音部存続のために、部員集めや過酷な試練を乗り越えながら、最後には仲間全員で協力して……みたいな感じの王道な感じの青春ロックンロール小説?


少し残念だったのが、この作者の作品を読むのは前回の『陽だまりの彼女』が最初でこの作品が2作品目だったので、もしかしたら最後の最後でびっくりさせるような展開にもってくるんだろうなぁ~っと思いながら読んでいたため、最後の最後の展開が途中で予想できてしまったということ。
顧問の先生が、もともと絶対に何かの伏線だよと気が付くような非常にあからさまな出し方だったので、勇作の骨折時にすべてつながった感を感じられたのが良かったかな?


まぁそこだけでなくて、実際にあるGREEN DAYやthe Ramones、the Offspringの曲のコピーをするということで、原曲を知っている自分としては、本を読んでいるにもかからず、音がちゃんと聞こえてくるような感覚になるのはよかったですね。


個人的に好きな場面としては、もちろん最後の学祭の場面もいいんだけど、啓人と亜季が夕焼けが沈むなか、堤防を一緒に帰宅するシーン。
GREEN DAYの曲Basket Caseの歌詞になぞらえて、「ところで、あたしの泣き言を聞く時間はありますでしょうか」と聞くところ。弱気な主人公に対して初めて強気なヒロインの亜季が見せるシーンは個人的に好き。
これは自分のフェチも入っているのだろうか(笑)?
まぁ勝気な女性のたまに見せる弱い部分が嫌いな男性はこの世にはいないはずだ!!?


まぁそんなこんなで三連休も終了してしまうなぁ~


P.S.
今回の小説が洋楽ロックの話だったので、ついでに書くと、最近買ったMotion City Soundtrackの新アルバムの“Go”が秀逸~ロックではありつつも、うるさすぎず、いい感じのエモであり、どの曲も完成度が高い。こういう音楽が日本で売れるようになるといいなぁ~と最近の邦楽のランキングを見て嘆いていたんで、ステマってやつです(笑)

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