昨日の続きです(挨拶)


【おいらを形成している4冊・前編】 “なんでおいらは本を読むようになり、本を読むことでどんな人間になり、今現在に至っても本を読み続けているのか? これまでの半生を振り返ってみた。” の巻
↓↓↓
https://meatbouzu.diarynote.jp/202007032351502061/





わかりにくかったと思うんだけど、おいらの半生を振り返っての貴重な読書体験4つの内、前回で紹介したのが、、、





小学校高学年の時に、読書の楽しみを初めて感じさせてくれた、

『三国志  上・中・下巻』羅貫中 


と、



高校生の時に、経済の楽しさ、ひいては勉強の楽しさを感じさせてくれて、大学での進学先を決めることになった、

『カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 日本経済編』

『カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 世界経済編』




でした。





でもって、前回大学に進学を無事に決めて、実家を離れて人生初めての一人暮らしを始めるようになったわけですが、快適なオナニー環境を手に入れてしまったことで読書どころではなくなってしまったおいら!!


これからどこまで堕ちる!?って感じで、当時大した量の読書はしておりません・・・(;・∀・)



でもって、私立文系のおいら、まぁまぁ~それなりに時間はあるわけなので、アルバイトを始めました。


某有名なハンバンガーチェーン店です。そこにはおいらと同じ大学生のアルバイトがほとんどで、仲良くなったわけなんですが、ここで大問題が発生しました・・・




つーのも、おいら見た目も大したことないし、高校が男子校だったし、暇があればオナニーか、ウイイレか、ホラー小説読んでるような奴だったし、、、

同世代の女性との会話が全然できない!!



いやぁ~、彼女なんて人生で一度もいたことないし、告白されたこともしたこともないし、、、変に意識しちゃってね~(;´д`)




おいらの性格も今とだいぶ違ったと思います。もっと暗いというか、少なくとも卑猥な言葉をニッコリ笑顔で大声で発声するような人間ではありませんでしたw
※そこはしないのが正解かもしれませんが、、、(^_^;)




そんな悩みを解決してくれるきっかけとなった、おいらの人生の中においてのバイブル的存在との出会いが、その当時にありました。




それが、、、





『ウケる技術』小林昌平・山本周嗣・水野敬也 著


です!!!!





Amazonのページ
↓↓↓
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%A6%E3%82%B1%E3%82%8B%E6%8A%80%E8%A1%93-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%B0%B4%E9%87%8E-%E6%95%AC%E4%B9%9F/dp/4101313717/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E3%82%A6%E3%82%B1%E3%82%8B%E6%8A%80%E8%A1%93&qid=1593857480&sr=8-1





Amazonのレビューだと結構賛否両論が分かれているようなんですが、個人的にはこの日記のタイトルにしている“おいらを形成している4冊”の中において、一番おいらの人生に影響を与えた著書です!!!





なんでこの著書が、おいらの人生に一番の影響を与えてくれたのか・・・


それは、読書体験を通じて知っていることが増えることや、思考方法が変わるだけでなく、、、

行動が変わったからです!!





決して『ウケる技術』を読んだことで、万人にウケるおもしろい人間になったぜぇ~♪♪なんて言うつもりは更々ございません(;´д`)



『ウケる技術』のAmazonのレビューでも、☆1で評価しているものは大半が、「例がサムい」とか、「全然おもしろくない」とかなんですよ~



うん、たしかにそこは否定しません。おいらも“ウケ”を狙って発した言葉がドン滑りすることは多々あります・・・(^_^;)

※ドン滑りというよりもドン引きの方が多いかな・・・w?



けどね!けどね!! 滑ることを恐れて発言しないよりも、出たところ勝負で言ってみる、言うならば“ウケ”を狙ってチャレンジすることが大事だと、この本から学びました。






考えるだけでなくて、失敗を恐れずに行動をする!
失敗したら失敗したで、頑張ってそっから挽回する努力をする!!

やらない後悔よりも、やった結果の後悔がベターであり、失敗すればするほど次回の飛躍に繋がることを、この著書から学びました!!






この本を読んでからというもの、アルバイト先の女性との会話もだいぶ変わりましたね~


これを読む前は根暗で、あんまり話さないキャラだったのが、この著書の読書体験を経てから行動が180度変わったわけなので、女性からちょくちょく「ミートボウズさんって実はそういうキャラだったんですね」って言われて、すごい嬉しくなったことが懐かしい・・・(;_;)





まっ、それでヤリチンになったわけでも全然無いですけどねw

ただ他人とフツーに会話ができるようになっただけですwww






そんでもって、大学では経済学部で人並みに勉強をして、経済学はやっぱりおもしろかったんで、そのまま関係する仕事を~ってことで、証券会社に就職しました。



そして典型的なノルマ社会で、パワハラ蔓延の職場環境で、心身ともに限界がきて退職・・・となるわけなんです。(´Д`;)




一応、就職して7年6ヶ月はしがみついていて、次の仕事の目処をつけてからの退職ではあったんですが、証券会社を辞めた直後は自己否定の念に苛まれたりして、自信喪失していたんです。



前職を辞めてから、次の仕事が始まるまでは一定期間のモラトリアム期間があったので、この時期は結構読書してましたね~




そこで、自信を喪失していたおいらを勇気づけてくれたのが、おいらの貴重な読書体験の最後の4冊目・・・





『予想どおりに不合理』ダン・アリエリー




です。



Amazonのページ
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https://www.amazon.co.jp/%E4%BA%88%E6%83%B3%E3%81%A9%E3%81%8A%E3%82%8A%E3%81%AB%E4%B8%8D%E5%90%88%E7%90%86-%E8%A1%8C%E5%8B%95%E7%B5%8C%E6%B8%88%E5%AD%A6%E3%81%8C%E6%98%8E%E3%81%8B%E3%81%99%E3%80%8C%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%8C%E3%81%9D%E3%82%8C%E3%82%92%E9%81%B8%E3%81%B6%E3%82%8F%E3%81%91%E3%80%8D-%E3%83%80%E3%83%B3-%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%83%BC-ebook/dp/B00K1A75N4/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E4%BA%88%E6%83%B3%E3%81%A9%E3%81%8A%E3%82%8A%E3%81%AB%E4%B8%8D%E5%90%88%E7%90%86&qid=1593861061&sr=8-1





そう言えば、この辺りから、ノンフィクションの著書を読むときには、本にマーカーを引くようになったんだよね~




この著書は、行動経済学という経済学のある特定のジャンルの著書について書かれているんですが、、、

行動経済学って、一言で言うならば、それまでの経済学においては、人間はみんな合理的に動くから誤った判断は下すことは無いってしていた大前提を否定して、人間は全然合理的な判断を下すことはない、いつも誤った判断を下しちゃうっていうことを実証した学問なんです。



なんかこれ読んで、気持ちが救われましたね~


人間はみんな合理的な判断なんて全然出来ないんだっ!!って、、、


前職を退職したことに、自身の能力不足が要因だったのでは、、、?選択ミスだったのではないか、、、?




なんて思ったりしてましたが、いやそんなんしょうがないよって思えるようになりました。







そんなこんなで、現在のおいらに繋がりました。




おいらの半生を振り返って、おいらを形成してくれた貴重な4冊、、、

大事な読書体験は、、、、



読書の楽しみを教えてくれた、『三国志』羅貫中(著)

勉強の楽しみを教えてくれた、『細野真宏の経済ニュースがよくわかる本』

思考だけでなく行動を変えてくれた、『ウケる技術』小林昌平・山本周嗣・水野敬也(著)

正しい判断なんて出来ないのが当たり前だよね~と教えてくれた、『予想通りに不合理』ダン・アリエリー(著)

以上の4つでした~






ここまで読んでくれたあなたにも、ぜひ過去に出会っているはずの貴重な読書体験を懐かしく思い出してもらい、今後も唯一無二の読書体験と出会うことを祈念して筆を置かせていただきます、、、



今日はそんな感じでーーす


ではでは~~♪♪  ( ´・ω・`)ノ~バイバイ

仕事から帰ってきて、飯食って、風呂入って、子どもが寝静まって、、、


自分が寝るまでの約3時間、ここ最近ずっと読書をしている。



ほんと文字通り、ず~っと読書している。



・・・あっ!嘘こいたわ。オナニーの時間もそれに含まれてたわw






まぁーそれは万人共通ですから、いいとして・・・・







読書を続けている最中に、ふと思ったんですわ、







なぜおいらは、読書をしているんだろう?





って、、、

んなもんだから、36歳になるおいらの半生を“読書”という特定のテーマを切り口に振り返ってみようじゃないかぁ~っというのが今回の日記です。





これを読んでくださっているあなたも、かつての自身のどんな読書体験が現在の自身を形成しているのかを思い出しながら、懐かしがったりしてもらえれば本望です。





では早速始まり~始まり~♪♪



おいらの記憶している最初の読書体験は、小学校の5~6年生の頃だった。


その当時、おいらは同じ町内にある小さな剣道教室に、毎週末通っていました。

自転車で30分ほどの距離で、剣道教室自体は自分から入ったわけではなく、親から強制的に入れさせられたこともあって、剣道教室に通う自分の楽しみといったら、もっぱら剣道の稽古終了後に立ち寄る古本屋さんでした。


片田舎の古本屋ですから、ブックオフのようなチェーン展開をしているような大きなところではなくて、小さい店内にビッチリと古本が敷き詰められていて、その中央に番台?のような狭いテリトリーがあって、その中におっさんが1人座っている、そんなお店でした。



今思えば、古本の売上というよりも、店の奥にあるエロ本・エロビデオ(当時はまだDVDは無かった)で、生計をたてているようなお店だったんだと思う。


※ちなみに人生でエロビデオを初めて買ったのもこの店だった、、、実に懐かしい。もちろんこの時よりも数年後で、小学生のときではありませんがw




小学生のときのおいらの毎月のお小遣いは1000円くらいだったと記憶している。

当時、ホラー要素とエロ要素が絶妙に絡み合っていた『地獄先生ぬ~べ~』の単行本を買っていたと記憶しているし、100%エロ要素目当てで『電影少女』の全巻セットをお金を貯めて購入した懐かしい記憶がある。



この当時から脳内エロ中心で行動していたことを改めて思い出すわけだが、おいらの人生に大きな影響を与えた読書体験は、この当時古本屋で購入した、、、






『三国志』羅貫中 (岩波少年文庫) でした。






Amaozonのページ
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https://www.amazon.co.jp/%E4%B8%89%E5%9B%BD%E5%BF%97%E3%80%88%E4%B8%8A%E3%80%89-%E5%B2%A9%E6%B3%A2%E5%B0%91%E5%B9%B4%E6%96%87%E5%BA%AB-%E7%BE%85-%E8%B2%AB%E4%B8%AD/dp/4001145324




現在販売しているものは新版(2000年出版)で、おいらが当時読んだのは旧版(1988年出版)ですが、確かに表紙はこんな感じの絵だったと記憶している。


上・中・下巻の3冊セットで、古本屋で500円くらいで売っていたと記憶している。




三国志を知る最初の一歩は、大抵は横山光輝のコミックだと思うのだが、おいらの初三国志はこの三冊だった。


読んだのがかなり前で記憶も曖昧だが、岩波少年文庫というくらいで、小学校高学年ならば何とか読めるレベルに書かれていたんだと思う・・・


そんなに厚い本ではなかったとも思うので、今振り返って考えれば、壮大な三国志のストーリーを三冊にまとめてあるということは、そうとう端折っている部分もあったんだと思う。


けども、劉備・張飛・関羽の三人の堅い“義”で繋がれた関係や、孔明の毎回ドンピシャの策略が炸裂する“智”だったり、そこで馬謖の首切っちゃうの~!!?的な、“逆に正しい”みたいな驚きの展開だったり、、、


自分で買った本で、あそこまで楽しい読書体験ができたのは、『三国志』が初めてだったと思う。



それまでは、読書なんて好きじゃなかったですよ、、、夏休みの読書感想文の嫌なこと嫌なこと、あんなやらされ仕事なかったですよww




じゃあ~小学校高学年で『三国志』を読んだことで、おいらの読書漬けの人生が始まったのか、というと全然でした、、、w (;´Д`)





中学生になってからは、脳内のエロ要素を爆発させてくれる桂正和先生の『I’s』にバカほどハマったり、部活も剣道部に入って剣道をずっと続けていたことから村上もとか先生の『六三四の剣』、盛田賢司先生の『しっぷうどとう』とかを何度も何度も読み返してましたね~


そう読書は読書かもしれませんが、マンガ漬けです。





そんでもって、脳内エロ思考全開&童貞をこじらせつつ、高校生へとなるわけですww


高校生になって、やっと活字の読書ライフが始まるかと思うじゃないですかぁ~??




まだ始まりませんwww






高校生になって覚えた麻雀にどハマリします。


もちろん、高校生なんで雀荘に行ったりとかはありませんが、高校の部室でジュース代をかけるくらいのもんでしたけども、楽しかったっすなぁ~♪♪



それをきっかけに、雑誌の近代麻雀を買い始めたりしましたね~

それまで人生で、コミックの単行本を買ったことはあれど、ジャンプとかマガジンとか漫画雑誌を買ったことはなかったんで、人生初めて購読を初めた雑誌が近代麻雀でしたねw



それで福本伸行先生の『カイジ』『天』『銀と金』『アカギ』『涯』・・・etc.


片山まさゆき先生の『ノーマーク爆牌党』『牌族!オカルティ』『ミリオンシャンテンさだめだ!!』『打姫オバカミーコ』とか読みあさってましたね~



原作:来賀友志先生、作画: 嶺岸信明先生の『天牌』も熱いっすよね~



それと個人的に一番大好きな漫画を一つあげるとすれば、当時古本屋でまとめ買いして出会った、岩明均先生の『寄生獣』ですね~♪

これを越える作品には未だ出会えていません・・・




ず~っとマンガの話になってしまっているので、活字の方の話にもやっとなりますが、貴志祐介著の『黒い家』を読んだことが、おいらのホラー小説好きを決定づけましたね。当時は貴志祐介さんの他に小林泰三さんの短編ホラー小説にもどハマリしました。


そっから日本ホラーの元祖とも言うべき、江戸川乱歩にもハマりましたね~
『人間椅子』とか読後感ハンパないっしょ~♪♪





けど、自分の人生を決定づけてくれた読書は、こういったホラー小説ではなく、、、




その当時新刊で売られていた、経済の入門書・・・


『カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 日本経済編』

『カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 世界経済編』

でした。









Amazonのページ ※日本経済編
↓↓↓
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%9E%E5%8F%97%E9%A8%93%E8%AC%9B%E5%B8%AB%E7%B4%B0%E9%87%8E%E7%9C%9F%E5%AE%8F%E3%81%AE%E7%B5%8C%E6%B8%88%E3%81%AE%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%81%8C%E3%82%88%E3%81%8F%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B%E6%9C%AC-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%B5%8C%E6%B8%88%E7%B7%A8-%E7%B4%B0%E9%87%8E-%E7%9C%9F%E5%AE%8F/dp/4093793042






もしかしたら初めて、「経済っておもしろい、勉強っておもしろい」って思えるようになった読書体験だったかもしれません。



今となっては時代遅れになってしまっている箇所も多分にあったと思いますが、本のタイトル通り、当時TVでやっていた経済ニュースをこの本がきっかけで理解できるようになっていったような記憶があります。


グラフが多用されてて、視覚的に理解を促進させてくれたという記憶もあります。






間違いなく、この読書体験をきっかけに、大学は経済学部に進みました。






勉強がおもしろいと感じたおいらが、大学に進んだわけですから、こっから怒涛の読書生活が始まるかと思いきや、、、まだ始まりませんww




勉強がおもしろいと一瞬でも感じたおいらでしたが、大学で上京して一人暮らしを始めたおいら、、、、





そんなん実家と違って、自由気ままなオナニーができるようになったことで、読書どころじゃありませんwww!!!!






こっからどうなるおいら!?


理性が本能に勝てるのかっ!?





いいところですが、夜も更けてきたので、本日のタイピングはここまで~~♪♪



後半に続くぅ~~



また後日~♪♪


ではでは~~  ( ´・ω・`)ノ~バイバイ




【読書感想文】 『ホモ・デウス ~テクノロジーとサピエンスの未来~ 上下巻』 ユヴァル・ノア・ハラリ(著) 柴田裕之(訳)
【読書感想文】 『ホモ・デウス ~テクノロジーとサピエンスの未来~ 上下巻』 ユヴァル・ノア・ハラリ(著) 柴田裕之(訳)
【読書感想文】 『ホモ・デウス ~テクノロジーとサピエンスの未来~ 上下巻』 ユヴァル・ノア・ハラリ(著) 柴田裕之(訳)
ついにこれでハラリ氏の著書は全部読破したッ!!!(挨拶)



Amazonのページ
↓↓↓
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07GGFY1JH?ref_=dbs_m_nmg_rwt_calw_0&storeType=ebooks






かつてこの著書の代表作『サピエンス全史』を読んだ時の読書体験を言葉で表現すると、ほんと度肝を抜かされたと言っても大げさではなかったと思います。



【読書感想文】『サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福』 著:ユヴァル・ノア・ハラリ 訳:柴田裕之
↓↓↓
https://meatbouzu.diarynote.jp/201708062248322565/

※上記は上巻だけの感想で、下巻は買わないかなぁ~なんてことを記事でも書きましたが、その後意を決して下巻も購入して、無事読破しております。




それと最新作の『21 Lessons』も読了済み

https://meatbouzu.diarynote.jp/202001062356031777/









今回は超絶頭脳明晰な歴史学者ハラリ氏が、人間の未来に対しての深~い深~い考察を記述した著書になります。












冒頭結論を申し上げます・・・





人類はこれまで①飢饉・②疫病・③戦争の3つの問題を抱えながら生きてきたが、科学の進歩とともにそれらの問題を解決してきている。

それにより近い将来、人類は①不死・②幸運・③神性を得るだろう・・・

しかし、それは恐るべき自体であり、行き着く先は、人間の心をアップグレードし、未知の経験や馴染みのない意識の状態へのアクセスを私たちに与えようとする《テクノ人間至上主義》な社会と、森羅万象をデータの流れと捉えて、どんなものでもデータ処理をすることを念頭にする《データ教》を信奉するようになってしまう!!

そこにはもはやホモ・サピエンスはおらず、ホモ・デウス(神)になった人類が存在しているだろう・・・






もはや人類という言葉は似つかわしくないのかもしれない、、、

「人は将来、神になる」というのが、本著の結論です。






著書のハラリさん自身も、そんな結論を出しながら、この将来は避けるべき事態である、という考えをお持ちでした。






ですから、あえて現在取れる選択肢を分析し、本という形で世間に知らしめることが、最悪のシナリオを回避することに繋がると考えたそうです。





そのためには、人類の多くがハラリ氏の上下巻にもなる大作を読まねばなりません・・・(;´Д`)











眠いから、ひとまず今日の読書感想文は結論だけで以上~♪♪




ではでは~~♪♪ ( ´・ω・`)ノ~バイバイ


















【読書革命勃発!!】 “キンドルオアシスを買ったんだけど、Amazonが想定している使用状況があまりに高尚すぎて吐き気がするっ!! つべこべ言わず読書せぇ~~!!” の巻
【読書革命勃発!!】 “キンドルオアシスを買ったんだけど、Amazonが想定している使用状況があまりに高尚すぎて吐き気がするっ!! つべこべ言わず読書せぇ~~!!” の巻
【読書革命勃発!!】 “キンドルオアシスを買ったんだけど、Amazonが想定している使用状況があまりに高尚すぎて吐き気がするっ!! つべこべ言わず読書せぇ~~!!” の巻
キンドルオアシス買いました~(挨拶)


Amazonのページ
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https://www.amazon.co.jp/Kindle-Oasis-%E8%89%B2%E8%AA%BF%E8%AA%BF%E7%AF%80%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88%E6%90%AD%E8%BC%89-Wi-Fi-8GB-%E9%9B%BB%E5%AD%90%E6%9B%B8%E7%B1%8D%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC/dp/B07L5GK1KY/ref=asc_df_B07L5GK1KY/?tag=jpgo-22&linkCode=df0&hvadid=359934079397&hvpos=&hvnetw=g&hvrand=12876308303722735048&hvpone=&hvptwo=&hvqmt=&hvdev=c&hvdvcmdl=&hvlocint=&hvlocphy=9053270&hvtargid=pla-794358985871&th=1






買った理由はただ1つ!!

本の収容場所が足りないんじゃ~!!

゚(゚´Д`゚)゚









キンドルって大きく3種類あって、一番安いのが“キンドル”、価格帯が中間で一番売れている“キンドルペーパーホワイト”、機能が一番豊富に搭載されていて値段が一番高い“キンドルオアシス”。



電子書籍端末は初導入だったんですが、「よ~わからんけど、一番高いやつ買うに決まってんやろ~!! こちとら一番の趣味が現在は読書なんやぞ~~!!」って感じで、最上位機種のキンドルオアシス購入しましたw



容量も32GBを購入したので、よ~わからんけど、この小さい端末に何百冊、何千冊の本が収容できるそうです。


ほんますごいな、、、(;・∀・)





でもって、基本はキンドル買ってよかったっていう日記なんですけど、、、


何が良かったかというと、、、





①スマホと違って目が疲れない


スマホとかPCから出ているブルーライトってのが、キンドルは出ていないそうで、長時間読書していても目が疲れてきません!!

寝る前にスマホを見て眠れない、、、そんなことにならないところがいいですね~~♪♪





②文字の大きさやフォント、画面の明るさが選択できる



基本的には一番小さい文字サイズで小説は読んでいますが、場所や周囲の環境に併せて変更できるのは紙の本にはできない利点。

自分の一番読みやすい本にカスタマイズしているっていう自己満足が、読書をはかどらせてくれる後押しになってくれているようなぁ・・・w








③ページをめくる動作がボタン1つなので、これってもしかして紙の本よりも早く読めているのでは、、、?


めちゃくちゃ細かいところではあるんですが、紙の本でやる次のページへと紙をめくる動作が、キンドルオアシスだとボタン1つなので、若干時間が節約されているようなぁ・・・気がする。

※あと紙だと1枚のつもりが、2枚同時にめくっちゃったりして、「あれっ?話つながってなくね?」ってなって、気がついたりすることもあるしね








④お風呂に入りながら読書ができる


いやぁ~これってわかっていたけど、めっちゃくちゃすんばらしい効用~♪♪

画面がほんのり湯気でボヤけるので、この時だけは文字のサイズを大きくすることが個人的な読書のコツ

風呂って嫌いじゃないけど、なんにもせずに20分以上入るのって、結構苦痛じゃありません??

早く風呂出て、その時間を読書なりアリーナなり、オナニーなりに時間を割かないともったいないっていうね。


そこがキンドルならば、防水仕様なので風呂に入りながら読書に没頭できるというね~♪♪


だけどちょっと気になるのが、Amazonの防水仕様を訴える方法があまりに高尚すぎて・・・







読書ってそういうもんじゃないから!!

そういう「読書している自分を見て!!」みたいな、うわついた気持ちで読書をするのは辞めよーゼ!!!!










海辺のジャグジー的な?場所でお綺麗な女性がキンドルで読書・・・

※写真中段







いやそこはマンゴージュースの一択でしょ!!

そして周囲から「あの女性、マンゴージュースを1人で飲んでいるなんて、、、私のマンコ汁飲んでみない?ってことなのかぁ!?」って思わせつつ、その晩の一夜限りのアヴァンチュールを求めてるのがフツーでしょ!!?(・・・ではないw)









でもって、もう一つが望遠鏡を使って天体観測をしているような男性が、夜空の下でキンドルで読書・・・・

※写真下段












いやっ!星見ろってw!!
風邪ひくぞw!!

























結論、、、



キンドルいいねwww(^_^;)






今日はそんな感じでーーーーす



ではでは~~♪♪   ( ´・ω・`)ノ~バイバイ










【読書感想文】 『知らないと恥をかく世界の大問題11 ~グローバリズムのその先~』 池上彰
池上彰さんの最近出た最新刊です(挨拶)


池上さんって大学教授しながら、これだけ本書いてるんですよね??

ほんますごいね・・・(´Д`;)アセアセ





今回読んだのは『知らないと恥をかく世界の大問題11 ~グローバリズムのその先~』です。


Amazonのページ
↓↓↓
https://www.amazon.co.jp/%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%A8%E6%81%A5%E3%82%92%E3%81%8B%E3%81%8F%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E5%A4%A7%E5%95%8F%E9%A1%8C11-%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0%E3%81%AE%E3%81%9D%E3%81%AE%E5%85%88-%E8%A7%92%E5%B7%9D%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%B1%A0%E4%B8%8A-%E5%BD%B0/dp/4040823559





いや~ほんと池上さんの本って、安定感ハンパないっすよ!

展開が毎回同じなのに、ついつい見てしまう池井戸潤のドラマと通じるものがあると感じる今日この頃・・・www



本著でも世界中の時事ネタを、お馴染みの池上視点でズバズバッと切っていくわけなんですが、、、


大きく章として設けられているのが、、、



①トランプ再選はあるのか?アメリカのいま

②イギリスEU離脱。欧州の分断と巻き返し?

③アメリカが関心を失い、混乱する中東

④一触即発。火種だらけの東アジア

⑤グローバル時代の世界の見えない敵

⑥問題山積の日本に、ぐらつく政権?




って感じですね。





早速、個人敵超絶要約していきます!!



①トランプ再選はあるのか?アメリカのいま



コロナ禍において今年は逆オイルショック状態となっていました。

米国の原油先物市場で史上初のマイナスになったりしたからね~

※1日だけだったけど、原油を買ってくれた人には、代金は要りません、もれなくお金を差し上げますってことがあった。



これは米国が今や原油輸出国となってしまったことで、産油国が協調して原油を減産して原油価格を安定させようという意味がなくなってしまったからで、OPECを無視して原油増産するロシアと、それによって逆ギレしてガンガン原油を増産サウジアラビアの動きが起こっているところに、新型コロナウイルスという世界の生産活動を急減させる事件が発生したことで起こってしまった事象とのことです。




それから興味深かったのが、そんななかで最近は世界の温暖化の影響で、北極海の氷が融けて、ロシア近郊の北極海航路が一部使えるようになっていることで、ロシアにとって通行料を取るチャンスでもあり、安全保障上の脅威が出てきてしまう、一長一短の問題が発生しているとのこと。



で、結局トランプ大統領の再選はどうなんでしょう~?


アメリカの過去の大統領選挙を見れば、現職大統領が負けたことは3回だけで、非常に稀であるということなんですが、トランプの協力な支持基盤であるキリスト教福音派の一部が不支持を表明してきたり、目下アメリカは新型コロナで世界で一番の被害を受けている国でもあるので、そういった対応を問題視されて再選は危ういのではないか・・・?というニュアンスも書かれていますね。











②イギリスEU離脱。欧州の分断と巻き返し?



2020年の1月31日に、イギリスのEU離脱が正式に行われました。

まだ移行期間ではあるものの、今後の問題点があげられています。


一番大きな問題は、北アイルランド問題です。


かつてアイルランドはイギリスに併合されたんですが、独立戦争を経て北アイルランドを除いて独立を果たしているんだそうで・・・


どういうことかっていうと、イギリスのEU離脱によって、陸続きの北アイルランド(イギリス領)と、アイルランド(アイルランド領)に500kmに及ぶ国境線が引かれてしまうということなんだそうです。


これまではイギリスもアイルランドもEUに加盟していたので、国境はあってない状態だったそうなんですけどね。



それだけでなくて現在イギリス領のスコットランドも問題を抱えていて、それはイギリスのEU離脱を受けて、スコットランドではイギリスからの離脱の声が上がっているんだそうで・・・

というのも、スコットランドは近くに北海油田があるため、それを武器にイギリスから離脱して再度EUに加盟しようという声が強いんだとか・・・

いやぁ~根深い問題でさぁ~(´Д`;)








ざーっと章を飛ばしてw

※すいません、、、めんどくさくなりましたwww


⑥問題山積の日本に、ぐらつく政権?



ここでは、ここもとの日本の安倍政権で、どうしてここまで忖度が行われているのか?を理屈で説明してくれています。


池上さんが言うには、2013年の第2次安倍政権が「国家戦略特区」をつくったことで、首相の権限が大きくなりすぎたことが、現在の忖度の温床になったと書いてますね








つーわけで、ちゃちゃっとまとめましたww



毎回思うんだけど、池上さんの本を要約するのは、なんとも不毛だなぁ~とw(^_^;)




いやね、池上さんが本著の中で極限までに分かりやすく要約してあるので、それをおいらなんかがさらに要約するのも愚の骨頂のような気がするのなwww






つーわけで今回はそんな感じ~~~




ではでは( ´・ω・`)ノ~バイバイ
【勝手に公認!! 知ったかぶり読書感想文】 『銃・病原菌・鉄  ~1万3000年にわたる人類史の謎~』 ジャレド・ダイアモンド(著) 倉骨彰(訳)
【勝手に公認!! 知ったかぶり読書感想文】 『銃・病原菌・鉄  ~1万3000年にわたる人類史の謎~』 ジャレド・ダイアモンド(著) 倉骨彰(訳)
【勝手に公認!! 知ったかぶり読書感想文】 『銃・病原菌・鉄  ~1万3000年にわたる人類史の謎~』 ジャレド・ダイアモンド(著) 倉骨彰(訳)
基本的には今まで書いてきていた【読書感想文】とは同じです(挨拶)

けどね、ふと思ったんですよ。

この個人的な都合で書いている、長ったらしい読書感想文を読んでくれる希少な読者のあなたに、何かしらのメリットを差し上げるべきなのではないか??と・・・


じゃあ~こうしましょう!!


このおいらの読書感想文を読んでくれたあなたには、なんと、、、


この著書を読んだと周囲に公言してもよいと、勝手においらが認定差し上げますwww!!!



※恥かいた、既読者に突っ込まれてバレた、、、等々の苦情は、コメント欄ではいくらでも受けられますが、おいらがかけられる言葉は一つのみ・・・
「ドンマイ!!オナニーでもして、スッキリ忘れちゃおうぜ☆」ですwww





つーわけで、記念すべき第一回の【勝手に公認!! 知ったかぶり読書感想文】の著書はジャレド・ダイアモンド氏の代表作『銃・病原菌・鉄 ~1万3000年にわたる人類史の謎~』(上巻&下巻)です。





上巻のAmazonのページ
↓↓↓
https://www.amazon.co.jp/%E9%8A%83%E3%83%BB%E7%97%85%E5%8E%9F%E8%8F%8C%E3%83%BB%E9%89%84-%E4%B8%8A%E5%B7%BB-%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%AC%E3%83%89-%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%89-ebook/dp/B00DNMG8Q2





まず著者は米国のカリフォルニア大学ロサンゼルス校の教授で、研究分野は生理学・生物物理学・鳥類学・地理学・進化生物学・人類学、と多岐にわたる方。


この著書は、実地調査でニューギニアに著者が行っていた時に、そこで出会ったニューギニア人のヤリにこう質問されたことがきっかけだとしている。


その質問は、


「あなたがた白人は、たくさんのものを発達させてニューギニアに持ち込んだが、私たちニューギニア人には自分たちのものといえるものがほとんどない。それはなぜだろうか?」


この質問をされて、著者のダイアモンド氏はとっさには返答ができなかったという・・・


たしかに、この生まれる場所によっての不公平はなぜ生じたのだろうか?


著者は人類(ホモ・サピエンス)が、地球上の全大陸に進出をほぼ完了した、1万3000年前においては、人類全員が同じスタート地点にいたとして、そこからの人類史がどう展開したことで、ニューギニア人のヤリの思うような不公平が生じることになったのかをこの著書で言及している・・・





ここで本書の結論を言ってしまおう、、、、






白人(ヨーロッパ)優位の歴史を作った最大の要因は、ユーラシア大陸が横長だったからだ!!



人類(ホモ・サピエンス)の地球上の展開の流れを見ると、中段のグラフのようになっているそうなんですが、もともとの人類の誕生はアフリカなんですよ。

アフリカ大陸からユーラシア大陸、そこからオーストラリア大陸とアメリカ大陸に渡っていくような流れですね。



フツーに考えれば、人類が一番最初に誕生したアフリカこそが、一番人類が繁栄しそうなもんなんですが、そうではなくてユーラシア大陸での人類の繁栄が一番早かった・・・


それがユーラシア大陸が横長だったの一言で結論づけてしまうのはなぜか??



大陸が横長だと、縦長に比べて、日の長さ(日照時間)の変化や、季節の移り変わりのタイミングに大差がないということなんです。


なぜ、日照時間や季節の変わるタイミングが同じだと、人類の繁栄が早くなるのか?


それは、、、


人類が農業をやる上で、メッチャメリットがあったからです。




例えば日本地図をイメージしてほしいんですが、ある作物Aという種が関東圏で生育するのに問題なければ、同じ緯度近辺の関西圏でも生育できるはずなんです。けどそれが北海道とか沖縄だったりすると、結構うまくいかなかったりする・・・・



人類が狩猟採集民から、農業を開始したのは今から1万1000年前だとされていますが、横長のユーラシア大陸では農業の伝播の速度が、縦長のアフリカ大陸・アメリカ大陸と格段に違ったため、人類の繁栄のスピードに差が出たわけです。



1万1000年前に農業を開始した人類ですが、、、


農業やるって、めっちゃ人類の繁栄に直結していきます!!




農業やると、なんで人類が繁栄するのか??


流れを超絶簡易に書き出しますね・・・




☆農業やると戦争勝てちゃうよ!!の図

①農業開始!!

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②人口増加!!

↓↓↓↓↓

③軍事力増加!!

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結論:戦争勝っちゃうよ!!



もう一つのルート

①農業開始!!

↓↓↓↓↓

②富の増大・蓄積

↓↓↓↓↓

③首長や国家の誕生

↓↓↓↓↓

④税の誕生

↓↓↓↓↓

⑤農家以外の、軍人・職人・僧侶等の職業の誕生

↓↓↓↓↓

結論:戦争勝っちゃうよ!!









☆農業やると科学・文化がどんどん進化しちゃうよ!!の図



①農業開始!!

↓↓↓↓↓

②定住するようになる

↓↓↓↓↓

③それまでは狩猟採集民だったため、必要最低限の物しか持たなかったが、定住によって大きな荷物(設備)を持てるように変化

↓↓↓↓↓

④技術の集積がされるようになり

↓↓↓↓↓

結論:科学的な進歩・発見がなされるようになる!!!






もう一つのルート



①農業開始!!

↓↓↓↓↓

②富の増大・蓄積

↓↓↓↓↓

③首長や国家の設立により、税の概念の誕生

↓↓↓↓↓

④税金を徴収するために記録をするようになる

↓↓↓↓↓

結論:それにより“文字”が誕生する!!!

※文字の誕生により、より一層技術の集積に繋がることにもなる








農業のメリットは、こんな感じです。





ユーラシア大陸が横長であるという事実の他に、ユーラシア大陸の人類発展のもう一つのメリットがあります、、、、それは、、、、





他の大陸と比べて、数多くの動物を家畜化できたことで、病原菌の耐性を持つことができた!!!


ということです。





これはここもとのコロナウイルスも然りなんですが、、、



病原菌というものは、人間と家畜が一緒に生活をしている中で、動物が持っている病原菌が人間に移ることで病原菌が進化して、人間同士での感染が蔓延していく・・・という性格があります。



人類史を振り返ると、動物が家畜化されていったのが1万年前以降からであり、それによって、ユーラシア大陸を中心に数々の伝染病・感染症に苛まれます。



これだけ聞くと、「それじゃ~病原菌がはびこってしまう分、ユーラシア大陸の人類にとっては繁栄が阻害されちゃうじゃん!!」って思いそうなんですが、これが後々効いてきます・・・



それは1492年のコロンブスのカリブ海諸島の発見を契機とした大航海時代に、ユーラシア大陸の人類(ヨーロッパ人)が、アメリカ大陸にいたインディアンたちを、まるでスーパースターを取って無敵状態と化したマリオがクリボーを蹴散らすような一方的な展開に繋がるのです。



何世紀にもわたって病原菌に苦しめられてきたヨーロッパ人が、病原菌に対しての耐性が備わっている中で、続々と新発見したアメリカ大陸へと侵攻した。そのアメリカ大陸に住む先住民たちは、病原菌の免疫が一切ない状態・・・

何が起きるかすぐわかりますよね?
(;゚д゚)ゴクリ










つーわけで、この著書の結論を再度まとめると・・・・






なぜ人類の繁栄は場所によって違いが生じたかと言うと、ユーラシア大陸は横長だったことから、農業の広がりが他の大陸より早かったことで、戦争が勝てるようになったり、科学や文化がどんどん進化した。

それとユーラシア大陸は家畜化された動物の種類が多かったことから、病原菌の進化が促されて、昔から伝染病や感染症に度々悩まされたが、逆にそれによって病原菌への耐性が付いて、アメリカ大陸侵攻時(大航海時代)には、難なく征服できちゃったよ~☆





ってことです。





そして以上の結論から、著者はこうも言っています。







ヨーロッパ人がアフリカ大陸・アメリカ大陸を植民地化できたのは、白人の人種主義者が考えるように、ヨーロッパ人とアフリカ人・アメリカ先住民に、人種的な差があったからではない。それは地理的偶然と生態的偶然のたまものに過ぎない。






つーわけで、上下巻に及ぶ超大作の要約は以上です。





是非とも知ったかぶりしてみてくださいwww



今日はそんな感じ~~♪♪


ではでは( ´・ω・`)ノ~バイバイ
【読書に取り憑かれたの叫び】 “なんでこんなに本を読んでいるのか?理論的に説明しつつ、M21が出たらラーダを使ったミッドレンジが使いたい!!” の巻
【読書に取り憑かれたの叫び】 “なんでこんなに本を読んでいるのか?理論的に説明しつつ、M21が出たらラーダを使ったミッドレンジが使いたい!!” の巻
【読書に取り憑かれたの叫び】 “なんでこんなに本を読んでいるのか?理論的に説明しつつ、M21が出たらラーダを使ったミッドレンジが使いたい!!” の巻
DNのタイトルの末尾に“~の巻”って書くのが超絶新鮮に感じられたwww(挨拶)


最近めっきり本を読んだ後の、一方的なアウトプットの場と化している、このブログですが、元々はMTGに関してのブログだったんですよ~(懐)



それがなんでここまでに読書一辺倒になったのか?

個人的に考えてみましたってのが、今回の日記です。




それでは、早速言ってみたいと思います。




①渡辺プロの一件が、今でも釈然としない


事件の直後に書いた日記
↓↓↓
【個人的雑感】 “MCロンドンでの渡辺雄也選手の失格、殿堂剥奪、30ヶ月の出場停止処分に関して”
https://meatbouzu.diarynote.jp/201905120654505886/



プロなんて大それたものを目指してMTGしているわけではないけれど、、、

やっぱり“勝利”を目指してデッキを作ったり、調整したり、プレイングスキルを上げていったりすることが楽しいわけで、、、

ナベプロの1件をきっかけに、おいらの人生の中においてのMTGへの重要性は低下したと言わざるを得ないと思う・・・



もう事件からは、まる1年経っていて、その間ずっとアリーナを中心にスタンダードは遊び続けているけれど、、、

今も昔も、MTGが楽しいのは変わらないけども!!








②コロナ自粛でやたらと読書時間が確保された


コロナウイルスでどんな会社も少なからず影響は受けていると思いますが、御多分に漏れずおいらが勤務している会社も影響を受けまして、営業時間がほぼ半分になっていたんですよ~


けどもこれって、お客さんが来店できる時間が半減されただけで、おいらの出社&退社の時間はこれまでと一緒なんですよ。


どういうことかって言うと、、、お店がやっていない時間帯(お客さんはこない)であっても、店の保守&警備も兼ねてそこにいなさいってことなんですよ~



いやぁ~さすがに、会社内で4時間近く座っているだけの時間が出来たら、本でも読みますよね~~(^_^;)



しかも、その毎日の4時間は接客もなければ、同僚も周囲にいないという、、、

読書をする上では、これ以上がないと言うほどの好環境ぅ~!!



今は営業時間戻りましたけど、そんな状況が約一ヶ月近く続いたんで、なんか読書の楽しみに改めて目覚めてしまいましたね~







③読書好き題材にした漫画とラノベで、読書中毒を加速!!


いやぁ~こんだけ読書していると、仲間が欲しくなるんですよね、、、(´Д`;)


MTG初めたばっかりのころに、周囲にMTGの面白さを布教したくなったり、そうでなくとも、MTGしているという共通点だけで、すぐに仲良くなれたじゃないですかぁ~?


かと言って、読書を周囲に布教するのもいかがなものですし、おいらのリアル生活圏内に読書好きもいないので、こんなものを購入してみました。




『バーナード嬢曰く。』(漫画)

最新刊5巻のAmazonのページ
↓↓
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%89%E5%AC%A2%E6%9B%B0%E3%81%8F%E3%80%82-5%E3%80%90%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%88%E7%89%B9%E5%85%B8%E4%BB%98%E3%80%91-REX%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E6%96%BD%E5%B7%9D-%E3%83%A6%E3%82%A6%E3%82%AD-ebook/dp/B087FCL853/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=12LL4H9OAY0CC&dchild=1&keywords=%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%89%E5%AC%A2%E6%9B%B0%E3%81%8F&qid=1592570674&sprefix=%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%89%E5%AC%A2%2Caps%2C279&sr=8-1



この本の紹介文にやられましたね・・・

読みたいときに、読みたい本を。グータラな読書家“バーナード嬢”と、その友人たちが図書室で過ごすブンガクな日々――。『三体』『カササギ殺人事件』『ダレン・シャン』『本好きの下克上』『ギネス世界記録』……、古今東西あらゆる本への愛と“読書家あるある”に満ちた“名著礼賛ギャグ”、渇欲の第5巻!




正直この本の登場人物が読んでいる本の中で、既読のものはほとんどありせんが、それでも全然オモシロイです。

まだ積み本が多くて、手を出せていないのですが、この本の中でSF作品がたくさん紹介されていて、そういえばSFってジャンルはほとんどこれまで読んできてなかったので、今後手を出してみたいなぁ~みたいに思っているところです。

漫画の次はラノベ!!




『ビブリア古書堂の事件手帖シリーズ』

1巻のAmazonのページ
↓↓↓
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%93%E3%83%96%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%8F%A4%E6%9B%B8%E5%A0%82%E3%81%AE%E4%BA%8B%E4%BB%B6%E6%89%8B%E5%B8%96%E2%80%95%E6%A0%9E%E5%AD%90%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%A8%E5%A5%87%E5%A6%99%E3%81%AA%E5%AE%A2%E4%BA%BA%E3%81%9F%E3%81%A1-%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B9%E6%96%87%E5%BA%AB-%E4%B8%89%E4%B8%8A-%E5%BB%B6/dp/4048704699/ref=sr_1_2?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=1TBVGMU4ZCQTF&dchild=1&keywords=%E3%83%93%E3%83%96%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%8F%A4%E6%9B%B8%E5%A0%82%E3%81%AE%E4%BA%8B%E4%BB%B6%E6%89%8B%E5%B8%96+%E6%96%87%E5%BA%AB&qid=1592571193&sprefix=%E3%81%B3%E3%81%B6%E3%82%8A%E3%81%82%2Caps%2C289&sr=8-2





かつてドラマ化も映画化もされた大ヒットラノベです。

※自分はその当時は全然見ていなかったし、そもそもこれを知りませんでしたがw


全8巻をヤフオクで安価に落札して、今読んでる途中なんですが、そりゃーおもしろいですわなw(まんま)



そんなこんなで読書漬けになっている毎日です、はい。


ちなみに、自宅の本棚の場所の問題を考えて、電子書籍を近々導入予定です。


これでやっと気兼ねなくマンガも読めるぞ~って感じです。

※マンガはどうしても場所を取るかんね~














でもってだけどMTGも辞めたわけではないんですよっ!!!


M21のスポイラーも追っていたんですが、個人的に使ってみたいカードが《ケルドの心胆、ラーダ》ですね~♪♪


乱暴になって帰ってきた《クルフィックスの狩猟者》みたいな感じで、これでアドを稼ぎつつ、パワーカード連発させる金満デッキが理想ですね~♪♪



M21の発売でスタンダードのカードプールが、エキスパンション8個で最大になるんで、スタンダードのカードパワーが年間でも一番高い時期なんでね~♪♪



一番強い大砲がブッパなせる時期って考えると楽しみなんですわ~







まっ、そんな感じ~


タイピングはこんなもんにして、はよ読書せねばっ!!


ではでは~~♪♪   ( ´・ω・`)ノ~バイバイ
【読書感想文】 『人は顔を見れば99%わかる ~フランス発・相貌心理学入門~』 佐藤ブゾン貴子
【読書感想文】 『人は顔を見れば99%わかる ~フランス発・相貌心理学入門~』 佐藤ブゾン貴子
いやぁー前回読んだ本があんまりにも大作だったので、新書を読んで読書のウォーミングアップをしようと思いまして~(挨拶)



今回読んだのは、『人は顔を見れば99%わかる ~フランス発・相貌心理学入門~』です。


Amazonのページ
↓↓↓
https://www.amazon.co.jp/%E4%BA%BA%E3%81%AF%E9%A1%94%E3%82%92%E8%A6%8B%E3%82%8C%E3%81%B0%EF%BC%99%EF%BC%99%EF%BC%85%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B-%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E7%99%BA%E3%83%BB%E7%9B%B8%E8%B2%8C%E5%BF%83%E7%90%86%E5%AD%A6%E5%85%A5%E9%96%80-%E6%B2%B3%E5%87%BA%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E4%BD%90%E8%97%A4%E3%83%96%E3%82%BE%E3%83%B3%E8%B2%B4%E5%AD%90-ebook/dp/B089GP5PXX





フランス発祥の学問だそうで、簡単に言えば「顔を見ればその人間がどういう性格なのか?どういう傾向があるのか?がわかるので、それ踏まえて対人関係を築きましょう~」っていう内容の学問です。



かつてダン・アリエリーの著書でも、顔幅がある人は男性ホルモンが多い証拠だから、我が強い分社長になって成功する可能性を秘めている・・・みたいなことが書かれていたことがあって、顔の形状ってその人の内面も表しているんだなぁ~って思っていたんですが、この学問はそういった特徴を多くの人間から抽出して顔の全ての部分に関して、理論的にその人の内面を説明しちゃうぞ~ってものです。




この学問成立したのが最近なのか、世界に相貌心理学の教授は15名だけで、日本人ではこの佐藤さんが初だそうです。


どうやらこの学問は、数多くの人間の顔データを基に、どういう顔の形状だと、その人間がどういう性格になっている傾向が強いのかをまとめ上げた、いわゆる“人間の顔の統計学”のようで、脳内物質のホニャララが多いと顔のこの部分がこういう傾向にあるといった、生物学的見地から成立した学問では無いようです。




でもって、その相貌心理学なるものの人間の顔から読み取る精度なのですが、実際に以下実例をあげてみますので、合っているかどうか考えながら見てみてください。







目尻が上がっている人は、自分の興味が大事で、人の意見を聞かない傾向


目尻が下がっている人は、人の話をよく聞き、ものごとをしっかり見つめる力があるが、その反面人の意見に流されやすい






目がパッチリ開いている人は、好奇心旺盛


目が細くなっている人は、情報の選択欲求が強い








目と目の間が目一個分より広い人は、好奇心旺盛


目と目の間が狭い人は、一つの物事をやるのに強いが、同時に複数のことをやるのに弱い






鼻の穴が正面からよく見える人は、思ったことを率直に口にする


鼻の穴が正面から見えない人は、秘密主義であまり本心を言わない








鼻筋の傾斜がある人は、自分の考えや思いをしっかりと相手に伝えれるが、時として強引に伝える傾向がある


鼻筋の傾斜がない人は、自分に考えや思いを率直に伝えることが苦手で、控えめである


鼻筋が波打っている人は、他人の言葉や情報に敏感であって、気分を害しやすい









耳が正面からよく見える人は、独立心が旺盛


耳が正面からあまり見えない人は、現状維持思考






唇が厚い人は、温厚で口調も穏やかである


唇が薄い人は、的確な反面、口調が冷淡になりがちである






口が開いている傾向のある人は、自己コントロールができない

※しかし適度な開きは寛容な印象を与えるので、グラビアアイドルなどはちょっと口を開けている


口が閉じている人は、自己コントロールができる、自制が行動にストップをかけることもある






口角が上がっている人は、ポジティブ思考である


口角が下がっている人は、ネガティブ思考である






あごが平らな人は、野心家で自信家


あごが細い人は、野心がない



あごが前に出ていいる人は、野心を実現できる力がある


あごが引っ込んでいる人は、野心の実現に後押しを必要とする











どうですかね??



もちろん100%その通りではないにしても、結構当たっているって思っていただけたのでは?



おいら自身で言えば、鼻の穴が正面から見えてるから、思ったことを率直に口にするや、目がぱっちり開いているので好奇心旺盛あたりがそのとおりなのかなぁ~って思いましたね。


それから、自分のこれまでの人生を振り返って、周囲の人間の顔つきを思い出しながら検証していっても、結構イイ線いっているような気がするんだよなぁ



上記に上げた顔のパーツから読み取るものだけでなく、、、



顔全体で見て、顔の上のほうの額や目が大きい思考ゾーン、頬骨や頬周りが広い感情ゾーン、あご周りがどっしりしていて顔の下のほうが広い活動ゾーンの、3種類で人間の傾向を分析するっていうのも、すごく実践的だと感じました。


※ちなみにおいらは間違いなく思考ゾーンの人間です



そして本書の最後では、実在する著名な人物を具体的にあげて、相貌心理学的に分析する章もあります。





著者も言っているのですが、相貌心理学は初対面の人間に対して「あっ、この人の顔からして、自分と合いそうもないな」と決め付けるための学問ではなくて、「この人の顔からは、こういった性格の傾向があるし、自分自身の顔からはこういった性格の傾向があるわけなので、じゃーどうすれば、相手と自分がうまく付き合っていけるのか?」を掴むための学問だと言っています。




この学問で言っていることを全部鵜呑みにして、他人の性格を決めつけるのは論外ですが、この学問を多くの人が知ることで、人間同士のコミュニケーションが円滑になることや、人間一人一人の性格が違うことを多くの人が当たり前だと捉えてくれる様になっていけると良いと思いましたね~



今日は実に真面目に締められました~www♪♪



今回はそんな感じでーーーーす



ではでは~~♪♪   ( ´・ω・`)ノ~バイバイ







【読書感想文】 『現代経済学の直観的方法』 長沼伸一郎
【読書感想文】 『現代経済学の直観的方法』 長沼伸一郎
【読書感想文】 『現代経済学の直観的方法』 長沼伸一郎
冒頭感想を端的にお伝えさせていただきます・・・




この著書は約300年に渡る経済学史的にも、約2500年に渡る哲学史的にも、両方において後世に残るべき一冊だと強く思います!!

本気と書いてマジでっ!!!!!!






ってことで、フライングスタート気味ですが、今回読んだのは長沼伸一郎著『現代経済学の直観的方法』です。


Amazonのページ
↓↓↓
https://www.amazon.co.jp/%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E7%B5%8C%E6%B8%88%E5%AD%A6%E3%81%AE%E7%9B%B4%E8%A6%B3%E7%9A%84%E6%96%B9%E6%B3%95-%E9%95%B7%E6%B2%BC%E4%BC%B8%E4%B8%80%E9%83%8E-ebook/dp/B086JW8RYR/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E7%B5%8C%E6%B8%88%E5%AD%A6%E3%81%AE%E7%9B%B4%E8%A6%B3%E7%9A%84%E6%96%B9%E6%B3%95&qid=1591275420&sr=8-1





まずこの本をなんで買ったなんですが、日経新聞の広告欄で見たことがきっかけです。

まずタイトルからして『現代経済学の直観的方法』ですよ、超絶堅いですww

しかも値段も2400円也~ ページ数も450ページを超えている~


日経新聞の下部にある書籍広告欄って、結構見ちゃうんですよね~

けどここに載っているから全部おもしろいかってことは絶対に無くって、そもそも広告ってお金さえ払えば載せられるわけなんで、某新興宗教団体の教祖様の書いたとされる書籍の広告とか出てますし、キャッチーなタイトルにキャッチーな表紙に興味は惹かれるも調べてみたら、特定の商品を売り込むだけのバックボーンに企業がガッチリ構えている系の書籍とかもあります・・・

最近見たのであざとかったのはこれw
↓↓↓
『資産家女子高生育成プロジェクト』
https://www.amazon.co.jp/%E8%B3%87%E7%94%A3%E5%AE%B6%E5%A5%B3%E5%AD%90%E9%AB%98%E7%94%9F%E8%82%B2%E6%88%90%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88-%E4%B9%85%E4%BF%9D%E9%BE%8D%E5%A4%AA%E9%83%8E-ebook/dp/B07P3HDBFB/ref=sr_1_fkmr0_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E5%A5%B3%E5%AD%90%E9%AB%98%E7%94%9F+%E3%81%8A%E9%87%91+%E5%85%89+%E7%99%BA%E9%9B%BB&qid=1591276474&sr=8-1-fkmr0

結論は「著書の運営する太陽光発電投資をしましょう~」って本らしい




でもでも、この本は値段も本の題名も、言い方違うかもしれないけど、全然こっちに媚びてないwww

しかも何度か広告を見たもので、早速Amazonで調べてみると評価も高いし、個人的に飲茶氏の著書を読んだことで資本主義の次に来るであろう社会主義は何になるのか?ということに興味を持ち始めている中において、この著書の最終章が“資本主義の将来はどこへ向かうのか”だったこともあり、これは読まねばと思い買ってみました、、、




もちろん、私のように、経済学とか資本主義の次の社会主義とか、興味ないって人には苦痛でしかない450ページであり、無駄な2400円なんでしょうが・・・


個人的には買って大正解でした!!
この本は名著です!!!!





著者の長沼氏はそもそも理系の方なんですが、この本のタイトル通り経済学の理屈を非常に直観的に説明してくれます。


その点、経済学が疎い方にもオススメできる本になってます。


直観的に理解できるように、この本で工夫されているのはシンプルなグラフ図です。経済の動きって文字だけで説明されても、わかりませんからね。その点、グラフを見ながら説明を読むので、「そうかインフレってこういうことなんだぁ~」「公共投資がなぜ必要って言われているのかわかったわぁ~」って、理解が進みますね。


でもって、個人的にはわかりやすい以上に胸に響いたのは、深いんです。




第1章から第9章まであって、どの章も内容が充実しているんですが、やっぱり最終章の“資本主義の将来はどこへ向かうのか”のところは、読んでいて「なるほどっ!!」と膝を叩く場面が結構ありました。




450ページ近くに及ぶこの著書の結論をお伝えさせていただきますが・・・



それは・・・・









世界は縮退してコラプサー化しているよ!!

ってことです。





ちょっと!!そこのキミぃ!!行かないでぇ~!!
もうちょっと待って~www(;・∀・)!!



そもそも、この「縮退」というのと「コラプサー化」というのが、著者の造語なんですwww

だから上記の結論だけでは理解できないのが当たり前なんです、、、



そんな難しい話じゃあーありません。解説しますと、、、



「縮退」って言うのは、市場が寡占化してくることです。別の言い方だと独占的。最終的には大企業しか生き残らないよってことです。





そして、縮退以上に重要なのが次の用語で・・・・





「コラプサー」ってのが、短期的願望(欲望)が極大化した状態。









だから、「縮退してコラプサー化している」って言葉は、、、

「市場に大企業しか生き残らないような寡占状態になってきて、消費者は短期的欲望を叶えてるばっかりだよ」

ってことです。


まだ分かりにくいかもしれません・・・




そもそも1960年代頃の資本主義の拡大は、もっぱら量的拡大であって、石油の消費量はそれをきれいに反映していました。ところが1990年代あたりから質的拡大と短期的欲望の繰り返しによって経済を拡大させてきているというのです。




これ以降は本に書かれている内容を読んだ上での個人的な補足的説明なんですが、、、



かつてのネットもスマホも普及していない状態での資本主義下であれば、流行りの服を購入するために消費者は電車に乗って、渋谷なり六本木なりに出かけてブランド店の中で買い物をしていましたが、、、


現在においては欲しい服があれば、ネットでポチっ!ってやることで、電車で出かける必要もないし、かつてと比較して欲求を満たすまでの距離・スピード・労力が断然下がっているってことなんですよね。




いわゆる、経済力を拡大させるために、消費者の長期的願望である「理想」を刺激するのではなくて、短期的願望「欲望」をフル回転に刺激させているということです。




たしかに個人的にも、以前ならば本を購入するためには、本屋に外出してそこで立ち読みしたり、書店員さんのポップを見たりしながら、結構な時間をかけて数冊購入していました。

しかし今はスマホで書籍の簡単な内容とレビューをちょちょっと見てポチッと押すだけです・・・

しかも、これってよくよく考えてみれば、以前のやり方と比較すると・・・
①本屋に行くまでの労力がかからない、②本屋でのどれを購入するかの吟味の時間も短くなっているんですよね~


ってことは、時間も体力も経費削減されている分、その分の時間と体力が読書の時間に充てられて、次回のポチッとするまでのサイクルが格段に早くなっている気がします。





それこそ著書の言うように、知らず知らずのうちに短期的欲望をMAXに刺激されていました!!

現代人ほとんどがそうですよね??





かつておいらが中学生だったころに、成人コミックを古本屋のレジのおっちゃんの前に出すときのドキドキは何だったんでしょうかww??

今の中学生なんて、PCをポチポチしたら、すーぐに超絶かわいい女の子の無修正のエロ動画が見れちゃうんでしょ!?


いやー懐かしいわwww 

おいらが中学生の時に、エロビデオ(DVDではありませんよw)を購入しに行った時に、パッケージの女優さんの顔がかわいかったんで、意気揚々と購入して自宅に持ち帰り、両親が寝静まった頃に居間のブラウン管テレビにエロビデオを入れてドキドキしながら再生したら、パッケージの顔からは似ても似つかないオブスさんが現れて、交尾をはじめたことをwww

(※パッケージの顔は絶妙な角度と高度なメイク術だったようですww)



あの時は、なけなしのお小遣いを使って、やっとの思いで買ったものだったから、

「引くに引けね~~だろーがーー!!」
゚(゚´Д`゚)゚


ってことで駄ナニーに耽ったけかなぁ~w



昇天した後の寂しい悟りの境地は今でも忘れません・・・(^_^;)




って本線脱線したけど、個人的補足説明としては、むしろこれが本線だわww!





個人的結論は、すぐにアクセスできるかわいい女優さんの無修正エロ動画よりも、費用的・時間的・精神的にコストをかけた上での駄ナニーの方が価値があるっ!!?

現代の資本主義下で短期的欲望に汚染されている人々に、かつてのおいらが教えてくれているぅ~~!!?










・・・いやぁ~、本当にいい本なんだけどなぁ、、、どこで失敗しちゃったんだろう・・・www (´Д`;)







今日はそんな感じでーーーす


ではでは~~♪♪  ( ´・ω・`)ノ~バイバイ
【読書感想文】 『14歳からの哲学入門 ~「今」を生きるためのテキスト~』 飲茶
【読書感想文】 『14歳からの哲学入門 ~「今」を生きるためのテキスト~』 飲茶
本著Amazonのページ
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https://www.amazon.co.jp/14%E6%AD%B3%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E5%93%B2%E5%AD%A6%E5%85%A5%E9%96%80-%E3%80%8C%E4%BB%8A%E3%80%8D%E3%82%92%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%88-%E6%B2%B3%E5%87%BA%E6%96%87%E5%BA%AB-%E9%A3%B2%E8%8C%B6/dp/430941673X/ref=pd_lpo_14_t_0/378-0286750-6927137?_encoding=UTF8&pd_rd_i=430941673X&pd_rd_r=99079aaa-82fd-4509-92ed-2bfbe648765e&pd_rd_w=BfA8U&pd_rd_wg=3f9eO&pf_rd_p=4b55d259-ebf0-4306-905a-7762d1b93740&pf_rd_r=Y8BSVQ441HEFVA89HRA0&psc=1&refRID=Y8BSVQ441HEFVA89HRA0




手っ取り早く、冒頭結論から言いますね!!







哲学にちょっとでも興味ある哲学初心者の方!!

日々の生活を少しでも斜に構えちゃってんなぁ~って感じたそこの君!!

PWオーコ刷っちゃって大失態にも関わらず、相棒システムもこのままじゃ~大失態もいいところじゃんよ~!!と嘆いているそこの君ぃww!!

・・・ってか、これを読んでる、そこの君ぃぃぃぃ~!!



この本読んだら価値観変わるかもよ!!

何が言いたいって、哲学の第一歩に最適です!!









というわけで・・・相棒システムどうなのよw?


いやぁ~MTGのことも話したいけど、ひとまず読書感想文が今回は本筋なんで、話を戻しますけど・・・




飲茶氏の著書を様々読みあさりながら、今回の著書も読了したわけですが、この著書を一番最初に読むべきだわ。



オススメの読む順番としては、、、


①『14歳からの哲学入門 ~「今」を生きるためのテキスト~』

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

②『史上最強の哲学入門』

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

③『史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち』



このスリーステップがいいと思いますね~♪♪



飲茶氏の他の著書も読む場合は、そちらはこの順番の間でも前でも後でもいいかと思います。




なんで今回の著書を一番最初に読んだほうがいいかと言うと、2500年続く哲学史の流れが一番簡易にわかりやすく書かれているということと、これから出てくるであろう未来の哲学主義を思考するきっかけを与えてくれるということです。




本作では2500年続く哲学史を、①合理主義⇒②実存主義⇒③構造主義⇒④ポスト構造主義と4つに分けて流れを重視して教えてくれます。


4つの時代の代表する哲学者たちの紹介がされていて、合計で11名の哲学者たちが紹介されています。


同著者の『史上最強の哲学入門』で紹介されている哲学者の人数が31人であることを考えると、非常に凝縮されています。




本著書では冒頭哲学入門書としての指針を定義しています。



哲学するとはどういう意味なのか?ということに関して、、、



哲学というものは、古い常識を疑って今までにないものの見方を発見し、新しい価値観・世界観を創造する学問である。


と言っています。



そもそも人間が常識の崩壊を感じるような出来事に遭遇した場合、取るべき行動は大きく3つに分けられます。


①妥協する

②反抗する

③哲学する



逆に言えば、私たちは常識の崩壊を感じさせるような出来事に遭遇し、それが妥協できるようであれば妥協し、妥協ができないようであれば反抗し、反抗もできないようであれば、哲学するしかないのです。







この本で紹介されている11人の哲学者を全員紹介したいくらいの気持ちなんですが、一番心に残った1名だけ紹介しますね。


哲学史としては一番最近に属するポスト構造主義の時代の哲学者、、、


ボードリヤールです。



ボードリヤールは、「哲学史の終焉」を宣言するとともに、「資本主義社会(現代社会)は決して破綻しない自己完結したシステムである」と主張する。


人間はかつての狩猟民族の時代を経て、農耕民となりながらコミュニティを形成しながら、王の出現とともに封建主義へといたり、革命を経て民主主義国家が主流となり、経済体制として資本主義を採用している。


ボードリヤールは、なぜ資本主義経済が終わらないかを説明する中で、こう言っている「記号を消費する時代になったから破綻しないのだ。



ここでの記号とは「ブランド」のようなものである、現在の資本主義経済下において、ブランドなどに代表されるような、『高級感、特別感といった心地よいイメージを与えてくれるモノやサービス』に支払いをして消費をしている。



ボードリヤールはこうも言っています。


「消費される記号には実体がないため、無限に生産できるから」



これはどういったことかと言うと、、、

すぐに納得してもらえると思うんですが、企業って毎年毎年なんらかの新商品って出しますよね?


例えば掃除機や洗濯機なんてのがイメージしやすいと思うんですが、道具としての本質的な意味での進化はもう難しくなってしまったので、会社としては「買いたいと思わせる記号(実体のない印)」をつけた商品を次々と生産し、購買意欲を創出して経済活動を回していくしかないんです。


それこそ、MTGのエキスパンションだって、「買いたい!使いたい!」という気持ちにさせる記号をつけたもの、最近であれば“相棒”というシステムだったりつけて商品を売るわけです。



本質的なこと(MTGという遊び)は、一切変更することなく、そこについている“記号”だけを変えて「買いたい!」と思わせる手口・・・まさしくこれこそが記号消費時代なんです。




じゃあ、この記号消費時代を終わらせようと思ったらどうするか?

それは私たちが、資本主義経済の恩恵を一切受けないようにするということであり、現在の私たちが食べている物、着ている物、働いている場所、日々利用している物・・・全てを否定することになります。


まずもって絶対に無理です。



人間全員が、山の奥地で自給自足することは、どんなことがあっても絶対にない未来でしょう。




結局、社会という構造から抜け出そうと思っても、そんな術なんてないんだよ


現在の資本主義経済という常識を疑って、別の見方をすること、別の価値観・世界観を創造できない時点で、哲学という学問が完結したんだよ


というのが、ボードリヤールの主張です。





そこで著書の最後では、著書の飲茶氏がそれでも次の哲学は来る、ということを思考し、ポスト構造主義、言うならば資本主義経済の次に来る世界を模索します。


正直、ハチャメチャな内容なんですが、これまでの哲学史の流れから言って、まったくもって理屈の通った予想だったりするので、納得してしまったりするんですが、、、


ちなみに哲学史で次に来るであろう主義のキーパーソンは、ニートだと言っています。



むぅぅ~次の時代はいつ来るんだろうぉ~?




哲学って楽しいですね




今日はそんな感じでーーーす♪♪


ではでは~~♪♪♪  ( ´・ω・`)ノ~バイバイ












【読書感想文】 『哲学的な何か、あと数学とか』 飲茶
昨日読書感想文で書いたやつの姉妹本。


今回読んだのは、、、

恒例!? ドハマり中の飲茶氏の著書『哲学的な何か、あと数学とか』です。


Amazonのページ
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https://www.amazon.co.jp/%E5%93%B2%E5%AD%A6%E7%9A%84%E3%81%AA%E4%BD%95%E3%81%8B%E3%80%81%E3%81%82%E3%81%A8%E6%95%B0%E5%AD%A6%E3%81%A8%E3%81%8B-%E4%BA%8C%E8%A6%8B%E6%96%87%E5%BA%AB-%E9%A3%B2%E8%8C%B6/dp/4576180150/ref=tmm_pap_swatch_0?_encoding=UTF8&qid=1590669959&sr=8-1







冒頭、感想を端的にお伝えしますね・・・








フェルマーの最終定理を巡る350年にも渡る熱いヒューマンドラマ!!

なんかおいらワクワクすっぞっ!!
このワクワク感、小学生時代にドラゴンボール読んだ時みたいだぞっ!!







いや、ほんと文系人間が読んでもおもしろかったですよ!!


そもそもフェルマーの最終定理ってご存知ですか???





3以上の自然数 n について、Xのn乗 + Yのn乗 = Zのn乗 となる自然数の組 (X、Y、Z) は存在しない






っていう定理でして・・・



もしnが2だったら、3の2乗 + 4の2乗 = 5の2乗 にすれば、、、

(3×3)+(4×4)=(5×5)で、

9 + 16 = 25 で正しくなるんだけど、、


nが3以上だったら、X,Y,Zにどんな数字を入れたとしても、それが自然数であれば成立しないよってこと。



これは1600年代にフランスにいたフェルマーが証明した定理なんだけど、このフェルマーって人は数学に関してはめっちゃ頭がいいんだけど、数学の証明問題で証明を書き残さないという悪い癖があったそうなんです・・・



それでフェルマーの死後に、フェルマーの息子によって、“フェルマーが遺した証明がされていない証明問題”をまとめて出版されたものの、このフェルマーの最終定理に関してはどれだけ後世の人間が知恵をしぼろうと解けないでいた証明問題なんだそうです。





壮絶なネタバレ??になるのかもしれませんがww、結論としてはアンドリュー・ワイルズがフェルマーの最終定理が世に出てきてから、350年の月日が経過した1995年に見事に証明されます。






しかし、この途中経過があっついんですよぉ~!!!


フェルマーの最終定理が世に出現してから、約100年後に数学者のオイラーがn=3の場合と、n=4の場合の証明を完了させるものの、オイラーは計算のしすぎで両目ともに失明するくらいの人物だし・・・





そのまた半世紀過ぎて・・・


ディリクレがn=5の場合の証明を完了させて、同時期にラメがn=7の場合の証明を完了させる・・・


そこにコーシーが現れて、ラメとコーシーの2人がともに「おれがもうそろそろフェルマーの最終定理を証明しちゃうよ!!」だなんて宣言して、熱いバトルを繰り広げる中で、クンマーが「おふたりさん、その方法じゃ証明できないことは確実でっせ」なんて入ってきたと思ったら・・・



時はまた過ぎて・・・・1900年代に突入し・・・



ドイツの富豪ヴォルフスケールが、遺言で「フェルマーの最終定理を証明したものに10万マルクを与える」なんて言い遺して・・・

※当時であれば日本円で10数億円はくだらない額



それによって、学会に素人の論文がガンガンなだれ込んで来て、プロの数学者たちも超絶いい迷惑だよ・・・ってなったりなんてして・・・





数学界ではもうここまで証明できないということは、「フェルマーの最終定理は証明できないものなんだ」という説が定説になりつつなる中で・・・



それでもフェルマーの最終定理を証明しようと取り組んでいる人間は、
①もういい年した中年男性
②高学歴だが、低収入
③自分を優れた人間だと思いたがっているが、周囲からの評価はからっきしの人間
そんな特徴をもった人間ばかりになってきて・・・




ついに、アンドリュー・ワイルズが200ページにも及ぶ証明書類を「証明出来たぞ~」って学会に提出してきて、世間では「ついにフェルマーの最終定理が証明!!ワイルズすっごい!!ワッショイワッショイ!!」なんてなっているときに、審査中に致命的な欠陥が見つかって・・・




世間が「おいおい証明できたなんて言ったけど、全然学会から正式発表ねぇーじゃねーか、どうせ証明できてなかったんだろ~、だったら論文は世間に公表するべきだろー みっせっろ!!みっせっろ!!」的な感じになって、ワイルズが天国から地獄でアワワワになりながらも、致命的欠陥を補修しようとするも、全然うまくいかなくって・・・・




ワイルズも「もうダメか、、、」なんてなりそうな時に、思わぬことがきっかけで最後の欠陥を補修するキーパーツを発見!!!!



フェルマーの最終定理という、350年もの長い月日解けなかった呪いが、ついに幕を下ろした・・・・【完】




こんな感じなんですよっ!!!





もちろん本著の中では、もっと数学的知識も出てきますが、文系のおいらでも理解できる程度です。

言うならば、数学的知識が浅い読書さんでも、「フェルマーの最終定理」を巡っての熱いドラマを感じられる程度の知識はしっかりと教えてくれるような内容になっています。




ネタバレしちゃいましたけど、おいらこの本を3日くらいで読んだんですけど、「フェルマーの最終定理」をいったい誰が?、いつごろ解いたのか?は、途中ですごい気になってしまったんですが、スマホで検索したい気持ちを押し殺していたくらいですw






そして、飲茶氏はこの本を通じて、何が言いたかったかと言うと、、、


それはフェルマーの最終定理ってめっちゃ難しい問題が過去にあったとか、、、


アンドリュー・ワイルズがめっちゃ努力したんだよとか、、、、



そういう内容では全然無くって、







人間は何の役に立ちそうもない問題に、短い人生を全力賭けられる!!ってこと



なんだと言ってます。





そうなんです、、、フェルマーの最終定理は証明するのに350年間かかっちゃうくらいに難しい問題なんですが、その問題を証明したからと言って、人類にとってすぐに何か良いことが起こるわけでは全然ありませんし、それは証明した今後であっても、将来にわたってなんにも役に立たないものなのかもしれません。




しかし、その解いたところで何の役にも立たない数式を解くために、人間は一生をかけることができるってことは、人間ってすごい!!ってことなんだと思いました。


いや~~ いいもん読ませてもらいました~♪♪♪


今日はそんな感じ~~♪♪


ではでは~~ ( ´・ω・`)ノ~バイバイ







【読書感想文】 『哲学的な何か、あと科学とか』 飲茶
早速読んでます、、、おもしろいっす、、、
マイケル・サンデル教授の著書に比べれば100倍読みやすいんで、2日で読みきれますねww


というわけで今回読んだのは、、、


どハマり中の著者である飲茶氏の書いた著書、『哲学的な何か、あと科学とか』です。


Amazonのページ
↓↓↓
https://www.amazon.co.jp/%E5%93%B2%E5%AD%A6%E7%9A%84%E3%81%AA%E4%BD%95%E3%81%8B%E3%80%81%E3%81%82%E3%81%A8%E7%A7%91%E5%AD%A6%E3%81%A8%E3%81%8B-%E4%BA%8C%E8%A6%8B%E6%96%87%E5%BA%AB-%E9%A3%B2%E8%8C%B6/dp/4576170465/ref=tmm_pap_swatch_0?_encoding=UTF8&qid=1590582931&sr=8-1




冒頭結論から言いますね~






最新の科学ってめっちゃ進んでいると思っていたけど、まだまだ発展途上の部分も結構あるんだなぁ~ってのと、科学の理論って意外と人間味があるところがあっておもしろいっすなぁ~♪♪

ってか、この本哲学の部分ってほとんどなくないですかw??





誰に言われたわけでもなく、飲茶氏の著書を全部読む宣言をしたおいらですが、その取り組みをする中で、一番怖いことって何かわかりますか??




個人的に一番懸念していることって、既に過去に読んだ内容と同様の著書を何度も読むことになってしまうことです。




「それだったら、同じ内容が出てきたら飛ばし読みをすればいいじゃーーん」って言われそうなんですが、それはそれで怖いんですよっ!!


例えば、過去に飲茶氏の著書で読んで知っている哲学者、アリストテレスの話が新しく読む著書の中に出てくるとするじゃないですかぁ~?


そこで、これまでにおいらが知り得ているアリストテレスに関しての情報が同様に出てきていたとしても、その中に一部だけ知らない部分が出てくるかもしれないじゃないですかぁ~


それを読み飛ばしてしまうリスクを考えると、時間の無駄だろうと最初から最後まで読みたいんですよね~おいらはぁ~




っていう前ふりをしましたが、、、




この著書、過去の飲茶氏の著書と全然かぶりません!!
ってか、本のタイトルには哲学という文字がありますが、本の内容はほとんどが科学に関してです。






でもって、おいらの様な文系人間で、科学とかってよーわからないんです・・・って人にもわかるように、科学初心者にもわかりやすく説明してくれているのは、飲茶氏の著書の特徴ですよねぇ~♪♪



じゃあ、この場でよくわかる様に説明してくれ~って言われると、それは勘弁願いたいんですが、、、相対性理論も何となく理解できました。



この著書を読んで、なぜか“量子力学”というジャンルに愛着が沸いたんですが、、、



かつては「光は波なのか?」「光は粒子なのか?」という問題を巡って、研究者が数々の研究結果を元に、「光は波だっ!」とか「いやっ!光は粒子だ!」って真理を追求していたそうなんですが、、、

結局、光が波であるとする研究結果も、光が粒子であるとする研究結果も出てきたことで、現在量子力学においては「光は、波でもあり、粒子でもある」という定義に落ち着いているんだそうです。


でもって、この話のさらにおもしろいところが、それが「電子」でも「原子」でも「分子」でも同じ性質であることがわかってきて、結局、この世界のすべての物質が波であり粒子であるということがわかったんだそうです。


なんかすごくないww??




こういう類の本を読むと、個人的には無理だとはわかっちゃいるけど、、、


自分が生まれてくるのが、あと1000年後の時代だったら、もっと科学の分野において色々とわかってて、超絶すごい科学的進歩の恩恵を目の当たりに出来るのになぁ~なんて思ってしまいますね。





文系人間の視野を拡げる意味でも、この著書読む価値ありますよ~



今回はそんな感じ~~♪♪


ではでは~~♪♪ ( ´・ω・`)ノ~バイバイ
【読書感想文】 『これからの「正義」の話をしよう ~いまを生き延びるための哲学~』 マイケル・サンデル(著) 鬼澤忍(訳)
【読書感想文】 『これからの「正義」の話をしよう ~いまを生き延びるための哲学~』 マイケル・サンデル(著) 鬼澤忍(訳)
【読書感想文】 『これからの「正義」の話をしよう ~いまを生き延びるための哲学~』 マイケル・サンデル(著) 鬼澤忍(訳)
これぞ哲学、、、ガフッっ!! (´ε`;)


今回読んだのは、専門は政治哲学のハーバード大学教授であるマイケル・サンデル氏の著書、『これからの「正義」の話をしよう ~いまを生き延びるための哲学~』です。


Amazonのページ
↓↓↓
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4150503761



最近は飲茶氏の著書を読んで、めっきり哲学漬けのおいらですが、とくに哲学界の中において個人的に関心があることは「善とはなにか?」「正義とはなにか?」というテーマ。



この著書は2011年に出版されたもので、哲学をテーマにした著書の中において、ここ最近では一番売れた本ではないでしょうか?


Amazonのレビューも434件も書かれているし(2020年5月26日現在)、こりゃ~読まねばならんでしょ!?ってことで購入して読破しましたよ~





冒頭結論から先に言いますね~~













なんやこの理解しづらい文章はぁ~!?
これだから哲学の著書はよぉぉ~!?

結局、最終的には正義の定義は絶対的な価値がどこかにあると思うよ!!ってだけで、どこにあるのか?なにがこれからの正義なのか?結論付けてくれないんかぁ~い!!
(;´д`)








・・・・・・ですwww








この著書、タイトルの通り政治哲学専門のマイケル・サンデル教授が、“これからの正義”とはなにか?について書かれたものです。





でもって、その論拠としてかつての哲学者のイマヌエル・カント、ジョン・ロールズ、アリストテルスらが述べた“正義論”を振り返りながら、現在進行形で世界各地で起こっている事例をもとに、“これからの正義”を探っていく・・・そんな内容になっています。




そんで、アリストテレスとジョン・ロールズの“正義論”は、百歩譲って理解できるとして、、、(※それでも結構難解だけどね)





イナヌエル・カントぉぉ~!!
おめぇ~の言っていることは、おいら全然わかんねぇーーぞww!!





これでもおいら、飲茶氏の書いた哲学の著書を、結構な冊数読んできたはずなんですよ?



これほどに読了するまでに苦痛を感じた読書は久しぶりです、、、(;´Д`)ハァハァ




と言っても、この本自体がつまらなかったというわけではなくて、、、



これまでの実際にあった事例をもとに、“正義”とはなにか?ということを考えていく部分はおもしろかったですね。



例えば、、、


2005年6月にアフガニスタンへオサマ・ビン・ラディンと親交のあるタリバン指導者を捜索するために、隠密行動を取っていた米海軍特殊部隊の4名の話があって、その捜索中海兵4名が秘密裏にキャンプをしていた拠点に、現地のヤギ飼いが通り出くわしてしまったという話が出てきます。




ここで、海兵メンバーの1人であるあなたは、このヤギ飼いをどうしますか?





ちなみにこの時にロープが手元になかったことで、ヤギ飼いを拘束するという選択肢はとれなかったそうです。


選択肢としては2つ、、、捜索中のタリバン指導者に密告される可能性がありつつもヤギ飼いを解放してあげるか、密告される可能性を排除するためにヤギ飼いを銃殺する。この2択です。


ヤギ飼いは自分たちが探しているタリバン指導者と通じている者(スパイ)なのか、という確定した情報はありません。


さぁ、どうでしょうか?





ちなみに、実際にはヤギ飼いを解放した1時間半後に、タリバン勢力にキャンプを囲まれて海兵4名中3名は殺害されてしまったそうです・・・




この結末を知る前であれば、タリバンの関係している人間かどうかもわからない人間を自分の保身のために殺害するなんてあり得ないと考えていた人も、この結末を知ってしまうと、自分と自分の仲間ひいては自国・自国民のためを考えれば不確定要素は排除した方が賢明だ!殺害やむなし!なんてことも考えてしまうから人間不思議です・・・






この本こういった実際にあった、実に悩ましい事例の紹介が多数あって、それが個人的には興味深かったですね~




マイケル・サンデル教授も、様々な事例を挙げつつ、何が正解かを読者に伝えるというよりも、それらの事例を通じて読者自身が持つ“正義”とは何が基準となっているのかを考えて欲しい、そんな趣旨のことを書いています。






また個人的に興味を持った部分としてあげておきたいのが、LGBTの問題として、同性婚についてどう考えるか?というテーマの際に、教授はこういった提案をします、、、



同性婚の問題を考える上で、国が取るべき方法は3つ存在する。


①男女の結婚のみを認める

②同性も異性も結婚を認める

③国としては何も認めない。全ては民間の団体へ委託する 結婚の民営化




この③の選択肢はなるほどなぁ~と思いましたね、教授曰く、結婚という制度を考える上において、同性婚をどうするか?という問題だけでなく、3名での結婚を認めて欲しいとか、1人だけど結婚したということで認めて欲しい、、、等々の多様な問題を内在しているから、それらの問題を解決させるためには③の方法も1つの方法だろうという内容が書かれています。






いやぁー深いなぁ~




教授は正義について異なる考え方として3つの観点があると言っています。

それは福祉・自由・美徳であり、人によって優先項目は変わってくると論じつつ、教授の論じる“これからの正義”は“美徳”の部分が関わってきそうだと思ってる・・・けど、あんまりまだはっきりしていない・・・って感じで終わります・・・






えっ!?こんだけ論じておいて、投げっぱなしジャーマンなのっ!?って感じですwww



こちとら、久しぶりに苦労して読書したというのに、、、、




なんだかモヤモヤした気分です・・・(;・∀・)




今回の著書同様、尻切れトンボでここで終わります、、、w



今日はそんな感じでーーーす


ではでは~~♪♪   ( ´・ω・`)ノ~バイバイ






【読書感想文】 『てつがくフレンズ ~女の子の姿になった哲学者たちの哲学学園~』 飲茶(原作) MAKO.(作画)
【読書感想文】 『てつがくフレンズ ~女の子の姿になった哲学者たちの哲学学園~』 飲茶(原作) MAKO.(作画)
【読書感想文】 『てつがくフレンズ ~女の子の姿になった哲学者たちの哲学学園~』 飲茶(原作) MAKO.(作画)
飲茶ブーム絶賛到来中です~♪♪


飲茶氏の著書を全て読むことに勝手に決めましたので、早速Amazonでポチポチしております、、、続々と我が手元へと著書たちが集まってくるであろう~!!!
(≧ο≦)人(≧V≦)ノ



となれば、この本も読まなければならないでしょう~♪♪


今回読んだのは、飲茶氏原作の『てつがくフレンズ ~女の子の姿になった哲学者たちの哲学学園~』ですっ!!


Amazonのページ
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https://www.amazon.co.jp/%E3%81%A6%E3%81%A4%E3%81%8C%E3%81%8F%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%BA-%E5%A5%B3%E3%81%AE%E5%AD%90%E3%81%AE%E5%A7%BF%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%9F%E5%93%B2%E5%AD%A6%E8%80%85%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AE%E5%93%B2%E5%AD%A6%E6%95%99%E5%AE%A4-MAKO-ebook/dp/B0764BPGLT




これ中身は四コマ漫画で、舞台はフィロソフィー学園、歴代の哲学者たちがかわゆい女の子に女体化されて『真理』を求めて日夜勉学に勤しんでいる~!!みたいな設定ww




そもそもなぜに女体化!?


⇒そりゃー、実在の哲学者たちが「あーでもない、こーでもない」と言い争ったところで、ただの理屈っぽいおっさん達の醜い言い争いを描いた漫画になってしまいますからねww



哲学の理解が困難である内容を、なぜにわざわざ4コマ漫画化!?


⇒そりゃー、4コマ漫画で哲学が理解できれば良いに越したことはありませんよ。けど、そんなことは到底無理だと思うわけで・・・
しかし、そこをわかりやすくまとめてしまうのも飲茶氏なわけで・・・
いやはやすごいヽ〔゚Д゚〕丿スゴイ



ストーリーは、在籍してるのが歴史的な哲学者のみであるという“フィロソフィー学園”で、その学園の古代組にいるプラトンを中心に話が進む。



もちろん哲学なんて全然知らない初心者向けの内容となっていて、女の子と化した歴代の哲学者たちの展開した理論・主張・理屈を非常にコミカルに書かれている。


この本のすごいところは、この手の“漫画系ビジネス書”には多い、「漫画」が展開した後にその漫画の部分を詳細に解説した「文章」が続いて載せる、という形式が多い中で、潔く漫画のみで構成されている。


自分のように、これまでに飲茶氏の書いた“哲学入門書”を読んでいても、内容が重複しているからつまんな~い、、、なんてことにならない。


4コマ漫画ということもあり、それぞれの哲学者たちの主張に関して、載せる部分以上に省く部分も多いのだが、思い切った取捨選択をしているのに驚かされる。


ある哲学者の紹介において、提唱した理論の本質のみをピンポイントで紹介しつつ、その哲学者に関しての「ぷっ」と笑ってしまうような雑学エピソードを優先して載せたりしているのだ。


正直、哲学者の提唱した理論に関しては、時間が経つにつれて忘れてしまうこともあるかもしれないが、こういった笑ってしまう雑学エピソードは記憶に定着しやすい。この著書をきっけかに哲学に興味を持ったりしたならば、今後本格的にな哲学書を読んだときに、知識の習得に役に立つのではないだろうかと思う。


極めて理屈っぽいその哲学者の提唱内容を学びながら、、、「こんなお堅いこと言っているけど、実はあんなエピソードあんだよね~w」とかって思いながら、哲学の勉強ができることができれば、こんな幸せなことはないだろう。



そして自分のように飲茶氏の他の哲学入門書を既読の読者にとっては、意外なエピソードの部分は単純に自分がすでに知っている哲学者のプラスアルファの知識になり、知識を補強してくれることになっている・・・


実によくできた構成だと感じる・・・ヾ(*´∀`*)ノ



そしてこの著書、様々な哲学者たちの分かりやすい、おもしろおかしい紹介だけに限らないっ!!



終始かわいい女の子がキャワキャワしている4コマ漫画と思いきや、著書の後半になってきて一気にシリアスな展開へと変わってくるのだ。




人間とは何か?


という究極の真理への追求のために、展開が加速するっ!!



そもそも人類史において、一昔前は異教徒を躊躇なく迫害・殺害したり、特定人種を奴隷にしたりしていた・・・




それは言うなれば、、、




ちょっと昔の『人間』の定義は、現代の『人間』の定義とは全然違っていた。









今ある『人間』の定義は非常に歴史の浅いもので・・・
将来には今ある『人間』の定義は終焉するであろう・・・








たとえば『人間』の定義を変化させてしまうであろう大きな要因として、



クローンなどの人のあり方を大きく変えてしまうような科学の進歩が存在する。






本書で、最後に読者に投げかける問いがあまりに悩ましい・・・






Q.もしもクローン技術が確立され、安価で安全に実施可能な社会が訪れたとき、日常的にクローンを行う社会をあなたは否定しますか?

否定するとすれば、それはなぜですか?







Q.あなたの体が不治の病に犯され、死ぬまで苦痛を味わうだけの人生になりました。あなたがいなくなると、家族・友人に多大な迷惑がかかります、、、

あなたはクローン技術を使いますか?








Q.手違いであなたの大切な人(恋人・両親・子ども)が100人複製されて混ざってしまいました。

あなたはどれを選びますか?
残った方はどうするべきですか?






Q.これらの設問を踏まえたうえでお聞きします。

あなたにとって『人間』とはなんですか?







実に悩ましい、、、、(;´Д`)




途中までは、キャハハキャハハしてた展開なのに、、、最後の最後でこんなに考えさせられるとは、、、さすが哲学の著書と言ったところでしょうか。






でもって、この本の巻末には、次回作『(クローンの)我思う、ゆえに我あり?』という紹介と共に、ルネ・デカルトとイナヌエル・カントの女の子化した2人が登場し、著書が終わる。



「次回作の話もすでに出来ている」とも書かれているし、是非とも次回作出して欲しいっ!!




現実のコロナの問題に、日々一喜一憂するのにも皆さん疲れてきたでしょうし、ここらで哲学書でも読んで、思考する力をつけませんかっ!!?




今日はそんな感じでーーーす。


ではでは~♪♪  ( ´・ω・`)ノ~バイバイ










P.S.

だけどさ、、、ほんと毎日毎日コロナコロナと騒ぎ過ぎじゃない??


こないだ、わが妻があまりにもコロナ対策に過敏になりすぎていると危機感を感じて、、、


「今現在、新型コロナで国内で亡くなってしまった方って750人くらいなんだけど・・・毎年交通事故で国内では3000人以上の死亡者数が出てるんだよ・・・
もうそろそろコロナ対策もいいんじゃない??」


なぁ~んて、フランクに言ったら、




「それとこれとは話は別っ!!ちゃんと今後も予防はしないと駄目に決まってんだろぉがぁ~!!」


ってブチギレられましたwww (´Д`;)




うちの妻ほどではないでしょうが、まだまだ買い物中時などは、店側が「マスクをして入店してください」なんてアナウンスして、ほとんどの人がマスクしてますし、、、


そろそろ、政府なり首相なりお偉い人が、


「コロナをケアする必要あんまりないよ~みんなマスク外せば~」


って言ってくれないですかね~?



こんな考え方のおいらは不謹慎なんでしょうかね、、、(^_^;)



こちらの問題も悩ましいです・・・


【読書感想文】 『ヒトラーの大衆扇動術』 許 成準
【読書感想文】 『ヒトラーの大衆扇動術』 許 成準
【読書感想文】 『ヒトラーの大衆扇動術』 許 成準
いやぁー業が深いタイトルですよねw (´Д`;)


本屋で見かけてあまりのインパクトに手を伸ばして買ってしまいました。

けど、この本おもしろいよ!!


Amazonのページ
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そもそも皆さんのヒトラーのイメージってどんなんですか??


ちょび髭のオヤジで、民衆を「ハイルヒットラー!!」って言わせて、ユダヤ人を迫害して、第二次世界大戦の発端になった奴。

※これまで「ハイル」ってどういう意味か調べたこともありませんでした。「ハイル」って万歳って意味とのことらしい、「ハイルヒトラー」は「ヒトラー万歳」ってことですね。



これがおいらの本著を読む前の「ヒトラー像」です。




そもそも、やってることがあんだけ極端で有名なヒトラーですが、ちゃんとした正式な選挙で当選して政界に入って、あの地位まで上り詰めたんですよね~



なんでドイツ国民はヒトラーを選んでしまったのか?

なんでユダヤ人を迫害したのか?

ヒトラーは演説でどういう内容を言っていたのか?

意外にもヒトラーが始めて現在でも日常生活の常識になっていることは?




この辺りの疑問に対して、本著を読めばバッチリと答えられるようになります。


この本を読んで、ヒトラーが非常に計算高い人間だってことはわかったんですが、個人的に興味深かったのはヒトラーの悪知恵の高さと併せて、時代背景として第一次世界大戦後の敗戦国ドイツのドン底の経済状況や、共産主義思想の世界的な拡大、ドイツ国内においてのユダヤ人の経済的立ち位置・・・様々な要因が絡み合った上での、第二次世界大戦を起こす引き金になっていたんだと感じました。





まぁ~しのごの言わずに、いつも通り個人的に興味深かったところを書き出していきますね。



●イメージ向上のために子どもを抱いて写真撮影するのは、ヒトラーが初



●オリンピックを国家意識と関連付けて盛大な祝典にしたのはヒトラーであり、1936年のベルリンオリンピックから。太陽光で着火した聖火をアテネから開催地まで聖火リレーするのもその時から。




●アウトバーンを作ったのもヒトラー

⇒これにより軍需産業発展のきっかけを作った






●ヒトラーの演説は、オペラ・演劇・宗教儀式・サーカス等の様々な要素を組み合わせて、神秘的かつ、分かりやすいもので、聞いている群衆を興奮させる仕掛けがあった。




●ヒトラーは演説は夕方しかしなかった。

⇒理由は午前中だと判断能力が残っているからであり、夕日を背景にして壇上に立つことで神秘的な演出となるから






●ヒトラーは画家志望だったが、美術アカデミーに2年連続で落ちている。





●ユダヤ人を迫害したのには、2つの理由が存在する。

①ヒトラーが総統になった時点でドイツの経済はドン底で、失業率が40%ほどあって、ハイパーインフレでパン1斤買うのに手押し車に紙幣をこんもり載せるくらいの量が必要だった。そんな中ユダヤ人はドイツ国民の約3%程度の人数だったにも関わらず、ドイツの富の40%を占めていた。その状況をよく思っていない非ユダヤのドイツ国民の怒りを力を借りて支持を得るため。

②そしてユダヤ人の持つ国内の富の40%をぶんどってしまうことで、ヒトラーとしても金銭的利益が大きく存在したから。








●ヒトラーを当選させようと、ヨーロッパとアメリカの企業家からの金銭的支援が存在した。

⇒その当時は共産主義思想が世界で流行っており、ヒトラーが選挙前に要約すれば「私は反共産主義です!! 私が当選しないとドイツが共産主義国家になってしまうかもしれませんよ!! そうなったらあなた達大変でしょ!?」と脅したから。









そんな感じですかね~




歴史の授業だと、ヒトラーっていう独裁者がドイツにいたから戦争が始まりました。そこで発生したのが、第二次世界大戦で、日独伊の三国同盟で、原爆落っこちて、終戦になって、、、、みたいな、あんまり面白くないんですよねww



まぁ~じゃあこの著書を中学生が読むかって言うと、現実的ではないんですけど・・・



小中高のときに先生が、「勉強は学校が終わったら終わるんじゃないぞ~ 一生続くんだかんな~」って言っていたのが、今となってはよくよ~く理解できます。



かと言って、じゃあ~今現在、「タイムマシンあるから中学校時代の自分に会いに行って、タメになること言ってきておいで」って言われたとしても、エロ本の適切な処分の仕方だったり、「オナニーのしすぎで死んだりはしてないから、安心しろよっ!!」くらいしか言えないっすね~~www







今日はそんな感じ~~


ではでは~♪♪  (´∀`*)ノシ バイバイ
【読書感想文】 『飲茶の「最強!」のニーチェ ~幸福になる哲学~』 飲茶
【読書感想文】 『飲茶の「最強!」のニーチェ ~幸福になる哲学~』 飲茶
【読書感想文】 『飲茶の「最強!」のニーチェ ~幸福になる哲学~』 飲茶
絶賛、飲茶ブームです!!

飲茶と言っても、中華料理とかお茶を飲むことじゃなくて、哲学系の著作をたくさん出している著者である飲茶氏ですよ~♪♪


つーわけで、今回読んだのは、『飲茶の「最強!」のニーチェ ~幸福になる哲学~』です。


Amazonのページ
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ニーチェと言えば、「神は死んだ」が超絶インパクトがあって、哲学史に名を残す哲学家であったり、読んだことないんですが、ニーチェのパロディの漫画をここ最近見たような~?







冒頭結論から言いますねっ!!

人生に絶望している人、絶望しかかっている人、、、

ひとまずこの本読んでから絶望することを決めたほうがいいからっ!!!!

マジでっ!!





史上最強の哲学入門で様々な哲学家に精通している飲茶氏が、1人の哲学家に特化して解説した本ってこれだけだと思うんですけど、そこで敢えて「ニーチェ」を選んでいるのか!?


それは本書を読めばよ~くわかりますが、現在社会において一番有用な哲学家なんだと思います、ニーチェって。



現代人の全ての人間が、「〇〇とは本質的にはこういうものなんだ」という架空の価値観に縛られていると言っています。(ニーチェがね)

※「30歳までに結婚しないと負け組」、「年収云百万円以上のパートナーと結婚しないといけない」、「入社何年目までにここまで出世しないと遅い」、「最低でも大卒」とかとか


まずそういう価値観をニーチェが
全部無価値!!
と切り捨ててくれますw


かと言って、「人生なんて意味ないや~ん」ってなってしまったところで、生の高揚を失ってしまって、そうなってしまうと人間はどうなってしまうのか??






ニーチェはそうなってしまうと、人間は末人(まつじん)になってしまうと言ってます。




字から何となく意味合いもわかりますが、末人とは・・・

何の目標もなく、トラブルを避けて、ひたすら時間を潰すだけの人間のことを言います。





「そんなぁ~ まさしく、ニーチェの言うところの末人って自分のことや~ん、もうこうなったら自殺するしかないか、、、」なんて思ってしまう、そこのあなたっ!!





それは「自殺(死)」に価値を見出しちゃてんですって!!
ニーチェに言わせれば「自殺(死)」も無価値なんです!!







ここまでの話をまとめると、、、

ニーチェに言わせれば、私たちが感じている「〇〇をしないといけない」「〇〇をするのがフツー」という思い込みは全て無意味な価値観で、その時代・その地域でどっかの誰かが勝手に考えた架空の存在なんだと、そんなものに落ち込む必要なんてないんだよっ!!と、、、

そもそも人生になんて意味なんて無いのよ!!

けど、それで虚しくなっちゃうと、人間は“末人”なっちゃうよ~ってこと。





ここで終わると、ニーチェの理論、救えねぇーーーじゃん!!!ってことで終わってしまうんですけど、ニーチェも打開策は一応言ってくれていて。



「今、この瞬間を力強く肯定して生きよう!!」って言ってます。



結構フツーなんですよね (^_^;)



まぁーけど、理屈的には合っていて、人生での周囲の環境から自然と与えられる「〇〇しないといけないよ」みたいな価値観を全否定すると、残るのは自分の内から湧いてくる「〇〇したい!」って気持ちなんですよね。




そんな感じで、人生観をガラッと変えさせてくれる良著です。



ちなみに上記に書いた内容は、本著の超絶要約なんで、ほ~んの一部です。

※結局「神は死んだ」の意味合いとかは書いておりませんが、もちろん本文中には書かれています。



興味持たれた方はぜひぜひ~♪♪



いやだけど、小学校で「道徳」の授業とかあるけどさ~

さすがにニーチェは小学生では難しすぎるけど、高校の必修科目で「哲学」とか設けて、ニーチェの教えをやってあげれば救われる高校生は結構いると思うんだけどなぁ~


まぁ~高校生の授業で「人生は無意味です」なんてやったら、それこそ悪影響かなww? (;´Д`)




今回はそんな感じ~♪♪


ではでは~♪♪  (´∀`*)ノシ バイバイ



【読書感想文】 『史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち』 飲茶
【読書感想文】 『史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち』 飲茶
【読書感想文】 『史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち』 飲茶
読みましたよ、読みましたよ~♪♪

前回の西洋哲学の続編に当たる、今作をーーーーっ!!!




※ちなみに同著者の前作の読書感想文
↓↓↓
【読書感想文】 『史上最強の哲学入門』 飲茶
https://meatbouzu.diarynote.jp/202005101008573882/





今回の著書のAmazonのページ
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最初に結論を言っておきましょう!!
前作同様今回も名著ですっ!!

・・・ですが、やっぱり東洋哲学は取っつきにくいww





飲茶氏も冒頭にはっきりと書いてますが、「この本を読むだけでは、東洋哲学のホントウの意味での理解はできないです」と・・・

「そんなぁ~せっかくこれから読み始めるところなのにぃ~」っておいらも思ったんですが、それもしょうがない話なんです。


というのも、西洋哲学は文字を読むことで理解をすることができるんですが、東洋哲学は文字を読んで理解したところで、真の理解である「悟る」の境地までは行き着かないからなんです。



よく私たちも使用する「悟る」という境地・・・これを非常にわかりやすく例えた本文中のエピソードがあるので、ちょっと長いですが引用しますね。



あなたが「耳を見て興奮を感じる文化の国」に生まれたとする。
その国には「女性はみんな生まれたときからずっと耳を隠して暮らしており、本当に愛した男性にしか耳を見せない」という奇妙な風習があった。
あなたが男性だと仮定してそういう国で子どもの頃から育ったとしたら・・・
間違いなく、あなたを含めた国中の男たちはみんな「うおおぉ、女の子の耳が見てええ!」と思うはずである。

もし何かしらのハプニングで、美少女の耳カバーが外れて、チラッと彼女の「耳」が見えてしまったとしたら・・・、彼女は「いやああ、見ないでえぇ」と顔を真っ赤にして叫び、あなたは「うぉぉぉぉっ!」と心臓が破裂せんばかりに興奮するだろう。

さぁ、そんな世界では、みんなが「耳」に執着し、「耳」を中心として人生がまわっていく。
ある人は、知り合いに出会わないようにコソコソしながら、遠くの街まで「耳」写真集を買いに出かける。ある人は、「耳」にモザイクがかかったDVDを見ながら目を細めて、なんとか「耳」の形状を見ようと苦心する。
いや、それどころか「耳」を見るために暴行や盗撮を行うなど、犯罪をおかすものまで現れる始末だ。

そして、あなた自身、「耳」のことを考えては下劣な情欲に燃え上がり、そのことについて自己嫌悪に陥って苦しみもだえていた。

そんなある日のこと、あなたの家に外国人がやってきた。
彼の国には「耳」を隠すような文化がなかった。ゆえに、彼にとって「耳」はなんでもないものであった。あなたの悩みを聞いて、彼は笑い転げた。

「意味がわからない。何やってんだよ、キミは(笑)」

そんなまさか!この世に「耳」に執着しない「男」がいるなんて!

あなたは衝撃を受けた。
でもたしかに言われてみれば、世界中にはさまざまな文化や価値観を持った国々がある。
たとえば、「首が長い女性が美しいとされている国」もあれば「下唇が大きい女性が美しいとされている国」もある。
もしそんな国の人たちから、「下唇に触りたくて犯罪おこしそうなんだけど、どうしたらいい?」と相談されたって、「意味がわかりません、やめりゃあいいんじゃないですか(笑)」としか言い様がないだろう。

それは要するに、「耳」自体に、固有の価値が最初からあるわけではなく、個人個人の「思い込み」によって「そういう価値」が作り出されているだけにすぎないということだ。
だから、自分が持っている「耳」の価値や執着といったものは、「空虚なもので確固たる実体があるわけではない」ということが論理的な帰結として導き出せる。

でも、でもだ。そんな知識を仕入れ、論理的理解を得たからといって何が変わるというのだろう。もちろん、言っていることは言葉の上ではわかる。

「耳なんてたいしたものじゃない、こんなのは思い込みだ。耳にたいした価値なんかないと気づいて、その執着を捨て去ればいいんだよ。そうすれば耳にまつわる苦悩から逃れられるよ」

なるほど、理屈としてちゃんと理解できるし、まったくそのとおりだと思う。まさに正論だ。
だが、だからと言ってどうだというのだろう。その理屈を理解し、その理屈に同意したにもかかわらず日常は変わらない。相変わらずあなたは夜中にこっそりと「耳 画像」でネット検索してしまう。

しかし、そんな自分に見切りをつけようと、あなたは耳への執着を克服することを決意した。耳に何の執着も持たずに生きている外国の人が、あまりに幸せそうに見えたからだ。

そんなある日、あなたは木の下で黙想を続けていた。
あらゆる先入観をなくし、自分の欲望に善悪の評価することを止め、浮かび上がる思考をただただ「無い、無い」と否定し、自分の中で起きていることをしっかりと見続けていた。

そして、ついには思考が途切れ、分別が消え去ったその瞬間ーーー。
それはたった一瞬の間隙。だが、その一瞬のなかに「智慧」が現れ、ひとつの奇跡がおとずれる。あなたは、赤子のような無垢な境地で、知識ではなく、論理ではなく、言葉ではなく、「いま起きていることの本質」を実感として、体感として理解する。

あなたはついに究極の真理を悟った。



「こ  れ  は  た  だ  の  み  み  だ」


「うわああああ!」と、あなたは頭を抱えて、へたりこむ。


「俺は今まで何をやっていたんだ!まったくもって馬鹿馬鹿しい!こんなのただの耳じゃないか!今までの苦悩は何だったんだよ!」


あなたは、今まで自分が必死になってきたことの、あまりの馬鹿馬鹿しさと恥ずかしさに笑うしかなかった。

夜が明け、あなたが街に下りてみると世界がすっかり変わって見えた。物心がついたときから、まとわりついていた鎖が外れたような、晴れ晴れとした自由な気分。そんな幸福感とともに世界を見ることができた。しかし、、、。


「うわぁ、みんな耳に必死になっているなぁ」


世の中の人々は相変わらず、耳に執着し、耳のことで苦悩していた。
哀れに思ったあなたは、自分に生じた「理解」を何とかみんなに伝えるあげようと考えた。
でも、彼らに何と言えばいいのだろう。
「だからさ、つまりこんなのただの『思い込み』でさ、耳はただの耳なんだってば」と言ったところで、何が通じるだろうか。

実際、あなたは自分が「知った」ことを言葉で何とか伝えようと試みたが、まったくダメ。周りの人たちには、全然理解されなかった。

そして予想外のことが起きた。

話をした何人かは、耳に対して超然としているあなたに憧れを持ち始め、ついにはあなたを「耳への執着を超越した聖者」として崇めてくるようになったのだ。
あなたは思う。

「いやいや、くだらない。そんな大それた話じゃないし。気づいたら、何だ、ああそうかと思うような程度のことなんだってば」

周囲の尊敬のまなざしにうんざりしたあなたは、ほとぼりがさめるまで山里を離れて山奥で暮らすことにした。そして、しばらくして山を降りてみると・・・、とんでもない事態になっていた。
何とあなたを教祖とした宗教団体ができており、あなたは神の化身として信仰の対象になっていたのだ。


「ついに教祖様が山から降りてきた!」


そういう噂があっという間に広がり、あなたのもとへ教団の人たちが押しかけてきた。代表者があなたに挨拶する。


「教祖様、お待ちしておりました!われわれは、あなたの素晴らしい教えを学び、それを伝える教団を作りました。見てください。いまや、その弟子は1000人以上です。そして、私を含む、何人かはあなたの教えとおり、耳の執着から逃れることができました。教祖様、どうかこの教団を導いてください」


あなたは、どうもこの教団にうさんくさいものを感じ、教祖として教団を率いることを頑として拒んだ。
すると、教団の人たちは「ならば、この中からひとり後継者を選んでください」と言ってきた。
まぁ、そういうことなら、とあなたはしぶしぶ了承し、かくして後継者選び大会がはじまった。後継者候補たちが、あなたの前にやってきて、口々に自分が達した境地や理解を説明しようとする。


「私は『耳』なんて、いっさい見ません、そんなものにいっさい価値がありません!私は欲望を克服しました!」

「耳即是空! 空即是耳!」


だが、あなたは何か違和感を感じていた。
「そんなふうに声高に『耳』への執着を断ちました!」と言っていること自体がおかしい。

もちろん、言っていることは間違っていない。
というか以前に自分が言ったことを繰り返しているわけだから、「知識」としてなら自分とまったく同じである。

しかし、彼らは自分と同じ「理解」に達したのだろうか?

自分と同じことをホントウに「知った」のだろうか?

あなたは、ためしに耳の絵を描いて、ニコニコしながら彼らの前につきつけてみた。



「のわーーーーーーッ!!」
「でええーーーーーーーーーッ!!」



突然の行動に、みんな顔を真っ赤にしてざわめきたつ。怒り出すものもいれば、目を閉じて「それはただの耳にすぎない、ただの耳にすぎない」と呪文のように必死に唱えているものもいた。

あなたはがっかりした。

聞けば彼らは、世間的には耳の執着を断った聖者の集団として、みんあから尊敬を集めているらしいが、どうやら「耳に特別な価値はないという理屈」をただ知識として知っているだけにすぎなかったようである。
誰ひとりとして自分と同じ体験をして「真理を悟った」ものはいなかったのだ。


さて、以上の物語が指し示すことは、「知識として知っているということ(知識を得た)」と「体験してわかったということ(悟りを得た)」は根本的に違うということである。


つまるところ、耳に執着することの「馬鹿馬鹿しさ」「こんなのただの耳にすぎないじゃないか(笑)」というリアルな体験を伴った理解を味わってはじめて、その執着から逃れられるし「ホントウに知った」と言えるのである。







何かこれを読んだときに、おいらの中で「悟り」というものがどんなものなのかが、ちょっとわかった気がしたんですよ~


もちろん、上記文章読んだだけで悟りましたぁ~♪♪なんてことは言いませんが、ここでいう「耳」が、現実世界においては「不安」「悲劇」「死」などになってくるんでしょう・・・


本書中においては、13名の東洋哲学者(もしくは東洋思想家)の紹介がされていて、最初に紹介されるのが紀元前600年頃にいたインドのヤージュニャヴァルキヤ氏が紹介されているのですが、最初のここが一番難解に感じました!!


前作の『史上最強の哲学入門』が知的好奇心全開で、最初から最後まで読めたのに比べれば、本作は間違いなく読むのに苦労したと思います。


しかし、その「苦労」も、本書を読み終えたおいらにとっては、「た だ の く ろ う」に成りつつあるのかぁ~って感じです。



それから、本書の後半は浄土真宗の開祖である親鸞であったり、禅の臨済宗の開祖栄西、同じく禅の日本曹洞宗の開祖道元の紹介があったりして、、、

日本の宗教史的な側面も非常に勉強になります。


この一冊で、孔子を代表するような諸子百家の主な思想や、日本人の根底に根付いた宗教観に至るまで理解ができたように思いますね~


いやぁーー名著です。けど、間違いなく前作よりも難解ですっ!!


前作の『史上最強の哲学入門』を読んで、おいらのように「ビビッ!!」っと来た方は本作も読んだほうが良いですね。



今日はそんな感じ~~♪♪♪


ではでは~~♪♪  (´∀`*)ノシ バイバイ




【読書感想文】 『ネズミを学ぶと人間がわかる! ネズミのおしえ』 篠原かをり
【読書感想文】 『ネズミを学ぶと人間がわかる! ネズミのおしえ』 篠原かをり
【読書感想文】 『ネズミを学ぶと人間がわかる! ネズミのおしえ』 篠原かをり
哲学本の合間に読むちょどよいおやつ本って感じw?


今回読んだのは、最近ハマってる篠原かをりさんの最新著書『ネズミを学ぶと人間がわかる! ネズミのおしえ』です。


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今回は、同著者の『LIFE』や『サバイブ』と違って、漫画の部分は無し!!

その代わり、著者の文章で読ませてくれる。


表紙を見てもらえばわかるように、ネズミを愛でる系の人間であれば間違いなく必読書であろう。


でもって、こちとらネズミを愛でることもないので、タイトルにある“ネズミを学ぶと人間がわかる!”の部分を期待しての購入なのですが、前述の『LIFE』や『サバイブ』と比較すると個人的に興味をひいた箇所はぐっと減ってしまった印象かなぁ~?


まぁーそれもそのはず、『LIFE』は“生きる”ということ、『サバイブ』はほぼ同様に“生き残る”ということに関しての、様々な生き物の「あっ!」と驚く手法を漫画と解説で読ませてくれたので、今回の“ネズミから学べることオンリー”よりも、書ける内容が多かったんだろうね。






いつも通り、個人的に興味持った部分を列挙していくと・・・



●ネズミも笑うし、笑い声をあげる。
⇒しかし、、、ネズミの笑い声は50000Hzで人間の耳では聞くことはできない。
※人間の耳の可聴域は20Hz~20000Hzくらい




●妊娠期の母マウスに高タンパク食を与えた場合、生まれてくる子マウスに悪影響が生じた。(死亡率の上昇や軽体重化)

その代わりに妊娠期の母親が摂取すべきものは食物繊維とする研究結果が出ている、それにより生まれてくる子どもに肥満防止効果が確認。



●ネズミは特にチーズは好きではない。
⇒あれはチーズの中にあった気泡の部分が、ネズミの食いかけのように見えたことで人間が勘違いしてしまったから。





●ネズミは受けた恩を忘れない
⇒大好物のバナナを与えてくれた仲間を覚えていて、その相手により多く協力することがわかっている。




●ネズミは子孫の遺伝子にトラウマ体験を伝えている
⇒人間もそうなのか?は、倫理的問題で実験できないのでわからない





●オスもメスもX染色体1本のみを持っているにも関わらず、有性生殖を行うトゲネズミという種がいる
⇒人間の持つY染色体もどんどん短くなってきていて、遠い将来には男性はいなくなるのでは?という説もあるが、これを見ているとY染色体がなくなっても大丈夫なのかもしれない?




●腸内細菌が脳に影響をして行動を変えている可能性がある






つー感じかね~




この著者の篠原かをりさんのTwitterをフォローしたり、ブログをお気に入り登録して見たりしているんですが、メンヘラの気があってファンとしてちょっと心配です・・・(´Д`;)



いちファンとしては、「他人からの承認欲求はちょっとだけ抑えていただいて、ご自身の大好きな“生き物”に対しての知的好奇心を全力にまで発展・展開・公開していただいて、こっちを楽しませてください」という気持ちですね。



あと個人的には、今作のように“生き物の種類”を固定した著作よりも、『LIFE』や『サバイブ』のように“生きる”とかのなんらかのテーマを元に、著書を書いて欲しいかな。


“恋愛”とか、“生殖”とかのテーマが個人的には興味津々ですねww


本作はそんな感じでーーーす

ではでは~♪♪  (´∀`*)ノシ バイバイ
【読書感想文】 『史上最強の哲学入門』 飲茶
結論から言います!!
これは間違いなく名著ですっ!!!!



フライングしちゃいましたが、今回読んだのは飲茶氏の代表作『史上最強の哲学入門』です。


Amazonのページ
↓↓↓
https://www.amazon.co.jp/%E5%8F%B2%E4%B8%8A%E6%9C%80%E5%BC%B7%E3%81%AE%E5%93%B2%E5%AD%A6%E5%85%A5%E9%96%80-%E6%B2%B3%E5%87%BA%E6%96%87%E5%BA%AB-%E9%A3%B2%E8%8C%B6/dp/4309414133



飲茶氏の著作を初めて読んだのは、こないだ読んだ『正義の教室』だったんですが、こっちも読むことを決めた過去の自分を、自分で褒めてあげたい気持ちです。




【読書感想文】 『善く生きるための哲学入門 正義の教室』 飲茶
↓↓↓
https://meatbouzu.diarynote.jp/202004162008361549/





哲学って、ソクラテスが「無知の知」って言った~とか、ニーチェが「神は死んだ」って言った~とか、世間一般で知られているくらいの触りの知識くらいは持っていたおいらなんですが、この本は目からウロコでした。




この本の何がすばらしいかって、、、


それぞれの哲学者の説明が単体で独立して説明されているのではなくって、哲学者同士の理論展開を関係付けて説明されているんです。



どういうことかっていうと、、、

プロタゴラスが「人間は万物の尺度である」と言って、「全ては相対的なものなのだ!!絶対的なものなんぞ無いっ!!」って言った後に、ソクラテスが「なんでも知っているようなこと言っても、我々は何も知らないんだから、そこから始めようや!!」ってことで、「無知の知」を提唱した後に、デカルトが「まずそもそも我々が知っていること、間違いなく疑いようもなく知っていることって何や??」って考えたところから、「我思う、ゆえに我あり」に行き着き、それをも批判する懐疑論提唱するヒュームが「いやいや、全てのものは思い込みだよ」と言って、カントが「そうは言っても、経験の受け取り方には、人類共通の一定の形式があるわけで、人類には『人類が到達できる真理』を追求できるっ!!」・・・


みたいな、、、全部が次の哲学者の理論の布石になって紹介されているんです。


ちなみに、上記ではカントまでしか書きませんでしたが、カント以降も続きます。



この一連の流れが、第一ラウンドの真理の『真理』から始まり、第二ラウンドの国家の『真理』、第三ラウンドの神様の『真理』、第四ラウンドの存在の『真理』まで続きます。



この本を読むまでは、ぶっちゃけたところ哲学の個人的なイメージって「なんか突拍子も無いことをクドクドと言って、なんだか偉そうにさも重要なことを言っているような感じにも関わらず、実際の生活にはあまり利益はもたらさない・・・」だったんですが、この本を読んでイメージは一新しました!!



というのもこの著書、哲学者として有名なソクラテス、プラトン、ニュートン、ニーチェなどの紹介のほかに、同様に経済学の大家であるアダム・スミス、カール・マルクス、そしてキリスト教の元祖イエス・キリストまで紹介されています。



そう、人類が哲学をしたことで、現在の世界が出来上がっているということを気づかせてくれます!!





コロナ禍で外出自粛だと言われている最中、そもそもの世界の成り立ち、世界の真理を考える上で、必読の一冊だと思います。







この本をきっかけに、著者の飲茶氏のファンになりました。同著者の著作を読み漁りたいと思います~♪♪



今日はそんな感じ~


ではでは~  (´∀`*)ノシ バイバイ
【読書感想文】 『危機と人類 上・下』 ジャレド・ダイアモンド(著) 小川敏子・川上純子(訳)
【読書感想文】 『危機と人類 上・下』 ジャレド・ダイアモンド(著) 小川敏子・川上純子(訳)
【読書感想文】 『危機と人類 上・下』 ジャレド・ダイアモンド(著) 小川敏子・川上純子(訳)
今回は上下巻の本、かつ一冊で約2000円ほどする大作なので、読むのに時間がかかりましたね~

今回読んだのは、ジャレド・ダイアモンド氏の『危機と人類』です。

Amazonのページ ※ページは上巻
↓↓↓
https://www.amazon.co.jp/dp/4532176794


ダイアモンド氏はカリフォルニア大学ロサンゼルス校の地理学教授とのこと。


この本を読むきっかけとなったのは、youtubeで同著者の著作である『銃・病原菌・鉄』の要約動画を見たこと。



【15分で解説】銃・病原菌・鉄|世界征服に必要な条件
サラタメさん【サラリーマンYouTuber】
↓↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=Zd3VflbJx6A



チャンネル主のまとめ方がうまいのもあるんだろうけど、非常におもしろそうな本だったものの、要約動画を見てしまうと内容を知ってしまったことにより、改めて読書をしようと思う意欲は削がれてしまいますよね・・・??


つーわけで、昨年同著者から出版された今回の著書を購入して読んでみました。



タイトルの通り、過去の人類史においてダイアモンド氏が注目した“転換点”を、歴史的背景から含めて、そこで何がどういう経緯で起こったのか?結果としてどう乗り越えられたのか?(現在進行形の問題もあるので、どう乗り越えようとしているのか?)が、書かれています。



本著で取り上げられている過去の事例としては、①フィンランド、②明治初期の日本、③チリ、④インドネシア、⑤ドイツ、⑥オーストラリア。

現在進行形の問題として挙げられているのが、①日本、②アメリカ、③全世界共通の問題、、、そんなところです。



じゃーいつも通り、個人的要約をしていきます。






①フィンランドの対ソ戦争

現在フィンランドはロシアの隣接した国で、人口が600万人弱の小国。

第一次世界大戦以前は、フィンランド大公国というロシア帝国から自治権を認められた従属的な国に過ぎなかったそうです。

そんな中、1917年にロシア革命が起こって、ロシア帝国からソビエト連邦へと変動するさなか、ロシアからの独立を宣言します。


それを良しと思っていなかったソ連は、第二次世界大戦をきっかけに、フィンランドに攻め入ってきました。

当時ロシア人口1億7000万人に対して、フィンランド人口370万人で、その勝敗は火を見るよりも明らかに思われた・・・


しかし、1939年のフィンランドVSソ連の冬戦争でフィンランドがすんげーめっちゃ頑張るッ!!


人数的にも、物資的にも、圧倒的に劣勢なフィンランド軍だったが、戦車で攻め入ってきたロシア軍に対して、夜にロシア軍が火をつける焚き火を目印に、奇襲を仕掛けて接近して銃を撃つ(銃弾の節約も兼ねてだった)、シンプルな作戦だが、地の利を活かしてフィンランド軍は圧倒的な戦力差があるロシア軍に対して善戦する。


フィンランドは圧倒的な戦力差があるにも関わらず、ここまで頑張れたのも、当初はドイツ・イギリス・フランスから支援があると期待していたからだったのだが、無情にも援軍はなく、、、


健闘むなしく、1940年にはロシアとの講和条約を結ばされることになる。
(事実上のフィンランドの敗戦条約、領土をソ連に割譲する)


そんな中で、1941年にドイツのヒトラーがソ連に対して開戦を決定する。ドイツと共戦という形式をとり、ふたたびフィンランドはソ連と戦うこととなる。


ここの結果は知ってのとおり、第二次世界大戦の最終盤にヒトラー率いるドイツは降伏し、フィンランドも敗戦・・・


モスクワ休戦協定を締結し、フィンランドは多額の賠償金を払うこととなる・・・

しかし、この多額の賠償金を払うため、フィンランド国内では重化学工業が発達して現在の1人あたりのGDPが非常に高い国となる。


第二次世界大戦以降の1945~48年は、フィンランドでは「パーシキヴィ=ケッコネン路線」という政策がとられる。


ここでフィンランドは第二次世界大戦の反省をもとに、とられた政策の内容を3つにまとめると以下

①ソ連を無視しない
(相手が何を考えているか?いつも気にする。国として対話を継続)

②我々フィンランドは弱小国だという認識を持つ
(小国の外交に好き嫌いなぞない、具体的にはロシアの政策がどんなに気に入らなかろうとフィンランド政府・フィンランドの報道機関も自己検閲により、ロシアに対しての文句や批判はしないという方針)

③西側諸国(ヨーロッパ諸国)からの支援を期待しない




特に②は日本人である自分たちには到底考えられないものだと思う、しかしフィンランドはそれをやり続けたそうだ。


そして西側諸国との関係を進展させつつ、ソ連からの信頼を維持するという綱渡り外交を構築していった。



フィンランドは冒頭書いたように人口が600万人弱で非常に少ない、そのため絶対数の少ない労働力を最大限に活用して、利益率を重視するという考えの下、学校教育を世界的にも拡充していることが有名だ。


フィンランドでは小学校教員の方が、大学教授よりも社会的地位が高いんだそうです。そのくらい国として子どもへの教育に力を入れることになっているんだそう。


しかし、そんな中でフィンランドは今でも兵役義務が男性にはあり、志願があれば女性でも出来るんだそうです。
※そのためフィンランド人口の15%は予備役となっている。



著者はフィンランドには、第二次世界大戦時に独立を死守するための強いナショナルアイデンティティーがあり、それが非常に特徴的なフィンランド語にあるとしている。






②近代日本の起源


ここでは江戸時代に鎖国をとっていた当時の日本に、ペリーが来航してからの倒幕⇒明治政府新設してからの、西洋列強と肩を並べるようになるまでの事柄が書かれています。

米国人のダイアモンド氏の書く、日本分析・・・日本人の自分が読んでも新しい視点がありました。

私たちは学校の歴史の授業で、ペリーが浦賀に来て、当時の日本が西洋列強と不平等条約を締結させられて、それを改正するために苦労した・・・というのは勉強したと思うんですよ。(領事裁判権とか記憶にありますよね?)


ダイアモンド氏の分析する、当時成功に導いた明治政府の指導者たちの3つの大原則が以下です。


①現実主義・・・西洋列強は強くて日本はまだ全然弱い、各国の強さの源を吸収していこう~

②西洋諸国に強要された不平等条約の改正をするためには、国力が弱く・文化が未熟だったのが原因だから、良くしていこう~

③外国の手本をそのまま導入するのではなく、日本向けに調整した上で使用していこう~



特に③の例としては、陸軍の手本はドイツ、海軍の手本はイギリス、憲法改正はドイツ(ドイツ帝国は強大な力を持つ皇帝の存在があり、日本の天皇と近い存在だったため)などがある。



明治政府になってから西洋列強の強さを吸収していった日本は、1894年の日清戦争、続く1904年からの日露戦争で勝利を収め、どんどんと領土を増やしていくが、それにより冷静な判断ができなくなったのか?甚大な被害を被る第二次世界大戦へと突入していく・・・


ダイアモンド氏も、明治初期の日本(1867年~)と第二次世界大戦当時の日本(1937年~)では、知識と経験の欠如の違いがあらわれたのではないか?と書かれている。






③すべてのチリ人のためのチリ

チリは南米の超細長い国のことね(超絶基本的導入部w)

1973年にチリは軍事独裁政権に支配されて、その政権が17年近く続いた国です。

そこでの一連の事件が、ここで書かれる事柄です。


まずその事件のきっかけとして、1970年の大統領選において、連立野党から選出されたサルバドール・アジェンデ(以下アジェンデ)が大統領となる。

アジェンデは決して人気があって当選したのではなく、得票率36%で次の政党との差はわずか1.4%しかなかった。

そんな中で、アジェンデはマルクス主義的な政策を果敢に進めていく・・・・


当時は1962年にキューバ危機があって、米国としては社会主義・共産主義な国ができることに強い脅威を感じている、そんな時代背景もあったなかでだ。


アジェンデの政策で様々な企業が国有化されたり、様々なモノに対して物価凍結がされたり、財政赤字対策として紙幣を増刷していったりして、チリ国内がハイパーインフレになったりして大変な状態へとなっていった。


そして遂に、その状態を変えるべく、1973年にチリの軍隊によってクーデターが勃発。


その後、アウグスト・ピノチェト将軍(以下ピノチェト)が、チリ国内を実質治めることとなる。


ピノチェトがまずやったことは、国内各地での共産主義者の尋問・拷問・殺害。それらの人物を閉じ込めておく収容所の建設だった。そこで計画的に左寄りの思想の人間をどんどんと殺害していくことになる・・・



経済に関しては、アメリカのシカゴ大学出の経済人たち(シカゴ・ボーイズ)を迎え、自由市場政策を採用する。

それにより、国有化された企業を再民営化したり、輸入関税を120%から10%に大幅に引き下げることで、経済を活性化させて、財政赤字の縮小をおこなっていった。


1980年にはピノチェトの任期を8年延長するかどうかの、国民投票が行われ、賛成多数により延長される。


それで味をしめたのか、1988年にもふたたび任期を8年延長する国民投票を実施する、、、しかしそこで任期延長反対の運動もあり、58%が反対して否決される
。(逆に言えば42%はまだ支持していた)



この事例から経済的な成果と、政権主導の犯罪行為とのギャップにどう折り合いをつけるべきなのかを考えさせられる。




アジェンデのように、国民全員が平等に幸福になれるように共産国を目指していって、そこで政策がうまくいかず経済がズタズタになる世の中と、、、、ピノチェトのように経済は自由経済で国力はあがっていくけど(マイナス面としては格差は広がる)、個人の思想次第では拘束されて収容されて最悪殺害されるのが普通の日常の世の中、、、二者択一だったらどっちを選びます???

もちろん現在の日本人の私達からすれば、そんなんどっちも選びたくないわ!!ってなるんですけど、1970~80年代のチリではその究極の二択しか国民にはなかったんですよね~

考えさせられます・・・(;´Д`)






④インドネシア、新しい国の誕生

お次はインドネシア、インドネシアと言えば人口が2億6000万人もいて、中国・インド・アメリカに次ぐ人口世界第四位の国ですね。

国としての歴史は非常に浅く、第二次世界大戦終了後の1945年にインドネシアとして独立したのがスタートです。

独立するまでの過去2000年間は、国家としてはたくさん存在していたものの、現在のインドネシア一帯を統一する国はなかったことから、言語も宗教も多様性に富んでいる。言語は700以上存在しており、宗教もイスラム教・キリスト教・ヒンドゥー教・仏教とバラバラ、、、

そのためインドネシアは、ナショナルアイデンティティーが希薄だった。それを変えたきっかけがマレー語を進化させたバハサ・インドネシア(インドネシア語)だった。


1945年に独立した後の、インドネシアの初代大統領にスカルノが就任する。


1955年におこなわれた選挙では92%が投票するという驚異の投票率であったものの、4つの主要政党がほぼ均等に議席を分け合うような結果となったことから、これに業を煮やしたスカルノ大統領が思い切った行動に出る。


1957年にスカルノは戒厳令を発令して、議会の議席の半分はスカルノ自身が任命できるようにする。


そして極めつけは、1963年にスカルノは終身大統領を宣言する。


もともとスカルノ自身、国民にも人気があったそうなんですが・・・日本人の私からすると流石にやりすぎちゃうん!?って思うんですけどw


そんな中で1965年にクーデターが起こります。


話の流れ的には、スカルノのやり過ぎに端を発して、スカルノが暗殺されたりしそうですがそうではないんだそうです。


その話をするために、1960年代インドネシア国内においては3つの勢力が権力争いをしていました。


まず最初に①スカルノ大統領、その次に武力を有する②軍部、そして最後に当時勢いのあった③PKIという共産党組織、です。



スカルノとしては、実働部隊として軍部とも関係は良好にしておきたいし、その当時の政治への影響力を鑑みてPKIとも関係を良好にしておきたいというところだったんですが、、、


政治思想として軍部とPKIは、右と左で正反対。敵対視する関係性でした。


そんなときに、1965年のクーデターにおいて、PKIの部隊が軍部の将軍7名を拉致し、その多くを殺害するという事件が起きてしまいました。



しかし、それをきっかけに軍部の司令官であるスハルト(スカルノと非常に似ていて間違いやすいw)が実権を握るように情勢が変わります。


スハルトは掃討作戦と銘打って、PKIのメンバーを大量虐殺していきます。

正確な記録が残っていないため、確かな人数はわからないものの、50万人はこれにより殺害されたのではないか?と考えられているそうです。


軍の司令官であるスハルトが大統領になったことでの弊害として、インドネシアは世界有数の汚職大国となってしまったそうです。

1998年にスハルトは失脚し、1999年に約40年ぶりに自由選挙が行われましたが、著者は一連の問題の要因には、インドネシアの希薄なナショナル・アイデンティティーがあると考えているそうですが、現在ではインドネシア国民の意識も根付いて来ているそうです。





⑤ドイツの再建


第一次世界大戦も第二次世界大戦も、開戦の発端はドイツなんだそうです。
(第一次の方は諸説あり)

つーわけで、5カ国目は2回の世界大戦を経てきたドイツです。


そもそも第一次世界大戦でドイツが敗戦して、ヴェルサイユ条約が交わされたんですが、その内容がドイツにとってつらすぎて、ドイツ国民が被害者意識MAXだったそうなんです。

そんなときにヒトラーがあらわれて、ドイツ国民の被害者意識を焚きつけて、どんどこどんどこと第二次世界大戦が始まるに至ってしまったそうなんですよ。


で結局のところ、第二次世界大戦もドイツは敗戦して、勝った側の連合国によって、ニュルンベルクでの裁判がおこなわれたわけね。

そこでナチスの指導者24名中、10名は死刑宣告を受けるんだけど、この一連の裁判は「勝者の裁き」としてドイツでは冷ややかな受け取られ方をされていたそうなんです。

※「おめー達は勝ったから、おれ達のことを犯罪者扱いするけど、おれ達が勝ってたらこうではなかったはずだっ!!」みたいな


しかしその後、ユダヤ系ドイツ人である法律家のフリッツ・バウアーによる、「ドイツ人はみずからを裁くべし」の信条による裁判が行われる。



その裁判において、戦時中ナチスの信奉者だった人々はこう弁明する。


「自分は悪くありません、ただ命令にしたがっただけです」



そこでバウアーは繰り返しこういう・・・


「ナチス国家の法律は違法であった。それに従っていたということは行動の言い訳にはならない。」




この裁判はドイツ国内でも注目をされ、第一次世界大戦後のドイツ国民の抱いていた被害者感情とは違い、第二次世界大戦後のドイツ国民に戦争を引き起こした罪への責任を強く受け止めさせる結果となった。



また1970年に西ドイツの首相ヴィリー・ブラントがポーランドに訪問した際、群衆の前でひざまずき第二次世界大戦に対する赦しを求めたのも、歴史的に大きな意味合いがあると言う。


ここで日本が引き合いに出されるのだが、ドイツは学校教育において第二次世界大戦を引き起こしてしまった自国の責任を真摯に受け止める授業をするのに対して、日本は世界で唯一原爆を落とされたことを強調した平和教育を熱心にするものの、第二次世界大戦を参戦した自国責任に関しては教育の場において無関心であることが、現在の日本と中国、日本と韓国の関係悪化に繋がっているので、是正するべきだと訴えている。


確かに歴史の授業で、第二次世界大戦辺りって、あっさりし過ぎていたような・・・(;゚д゚)



現在のドイツを見ていても、EU域内において最重要国であり、成功しているところを見ると、著者の主張も軽視はできないと思いましたね。










とまぁーそんな感じで、、、




ドイツの次はオーストラリアの話があって、その後は現代日本の現在進行形で直面している問題の話(少子高齢化・政府の大量借金問題・移民問題・男女格差問題・中国韓国との外交問題)だったり、その次は米国の同様に現在進行形で直面している問題の話(民主党と共和党の政治的妥協が過去と比較して衰退していること等々)、最後に核兵器や気候変動、化石燃料問題の全世界が関係してくる問題の話があって、この本は終了するのですが・・・・





個人的にここまで書いたことで、十分満足したので終わりますwww







ダイアモンド氏のそれ以外の著書も機会があったら、また読みたいですね~♪♪

ではでは~~  (ヾ(´・ω・`)

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