ここもと読了した本の感想文をつらつらと、、、

米澤作品が個人的に非常にマッチしたようで、米澤作品を読みきった後にまた別の米澤作品に手を出す、、、のループから抜け出せないw

どんなに好きな作家を見つけても、これまでは、同じ作家さんの作品を連続で読むってことはあまりなくて、途中に別の著者で息抜き?というか気分転換をしてから、またその著作を読む、、、みたいな読書をしていた自分がこれほどに米澤作品を連続して読むのはよっぽどマッチしたからなんだろう~


あいにく米澤氏の作品を初めて読んだのは、今年2016年でまだ知ったばかりなので、未読の作品がまだまだたくさんあるので、今年一年の読書ライフはほぼ予定が埋まったww!!!



でもって、今回の作品は米澤氏の『小市民シリーズ』の第三弾で、シリーズとしては初めての上下巻になってる長編もの


巻末あらすじは以下


あの日の放課後、手紙で呼び出されて以降、ぼくの幸せな高校生活は始まった。学校中を二人で巡った文化祭。夜景がちょっと寒かったクリスマス。お正月には揃って初詣。ぼくに「小さな誤解でやきもち焼いて口げんか」みたいな日が来るとは、実際、まるで思っていんかったのだ。ーーーそれなのに、小鳩君は機会があれば彼女そっちのけで謎解きを繰り広げてしまい・・・シリーズ第三弾。






このシリーズの好きなところは、ミステリーと言えど人が死んだりすることはなくて、ほかの一般的なミステリーに出てくる凶悪な殺人者とか、主人公たちに迫り来る死の恐怖!!みたいなものは一切なくて、単純に謎を解いていくところにあると思う。


それから、主人公というか舞台が高校なので、主要キャラは高校生であって、今回は主人公の小鳩に告白してきた女子(仲丸さん)が出てきて、前作でメインコンビと思われていた小鳩と小左内が仲違いをしたところだったということもあって、あっさりとその告白を小鳩がOKして、クールと思われてた小鳩もやはり一介の男子高校生だったようで、高校生らしく?彼女にうつつを抜かしたりしているところもあったりして、非常にライトに読めるのはGOOD!!


また今回は放火魔事件をめぐって、新聞部の瓜野君というライバル的存在が現れて、それが「小市民」を目指す小鳩とは対照的な性格で書かれている。ちなみにこの瓜野君はこの作品途中で小左内に告白して、一応瓜野&小左内でもカップルが成立している。


そんな新聞部の瓜野君が、新聞部の先輩であるところの堂島に反対されながらも、学校新聞で連続放火魔の記事を書いて、放火魔の犯人を捕まえようと奮闘していく様が書かれつつ、一方で主人公である小鳩君は彼女とデートしながら、うつつをぬかしている様が書かれつつ、ちょっとづつ事件を調べ始めていくことになって・・・・みたいな展開



上巻のハイライトとしては、本編の放火魔事件とは一切関係ない、小鳩君と仲丸さんのデート中の会話で、仲丸さんのお兄さんの自宅にドロボーが入ったっていう会話の描写だなぁ~


このシリーズ特有の、というか小鳩君特有の、相手の会話の端々から相手の言いたいことを予想して、会話の展開を読みつつも、その結論を自分が言ってしまうと興ざめにもなってしまうだろうから、結局相手の言いたいことは言う前にわかってしまうんだけど、言わないでおく・・・・みたいなこうやって文章に書いてみると何が何だかわからなくなってしまうけど、そんな描写があるここの部分が好きだな~




下巻の感想に続く・・・・(^o^)/

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