私の人生の指針ともなる『ウケる技術』をはじめ、『LOVE理論』『スパルタ婚活術』『夢をかなえるゾウ』シリーズの作者の最新作!!!


まず端的に感想を言うと、、、


超絶おもしろい!!!



・・・以上だw





いやーだけど、私がこれまで読んだ小説の中でナンバーワンにしても良いと思うくらいにおもしろい作品であることは確か!!!


水野敬也さんのかつての『夢をかなえるゾウ』とストーリー展開は同じと言えば同じだが、全ての面においてかつての『夢をかなえるゾウ』のガネーシャとは一線を画している!!!


なんと言っても、ギャク満載でなおかつためになる~ってのはかつて作品と同じであるものの、かつての作品と決定的に違う点が“泣ける!!”ってことだ!!


それは私の事前予想になかったからこそ、泣ける展開になったところでの私の感受性が剥けたての亀頭みたいになっていたからこその産物なのかもしれないが・・・ww 不覚にも?ボロボロ泣いてしまったよ゚(゚´Д`゚)゚


まずは今作品のamazonでの内容紹介を引用


「恋は甘い花のようなものだ。しかしその花を摘むには、恐ろしい断崖絶壁の縁まで行かねばならない」

誰にでも恋愛の奇跡は起こる―。「夢をかなえるゾウ」「スパルタ婚活塾」の著者水野敬也が贈る愛と笑いの長編恋愛小説。

☆自分を最高に輝かせる『結晶作用』
☆男を虜にする『悪女の振る舞い』

文豪スタンダールの名著「恋愛論」のノウハウを現代に超訳。愛の国フランスの恋愛エッセンスが自然と学べます。




もう少し肉付けすると・・・

三十路を過ぎた主人公の万平聡子は、本が好きな超奥手の図書館司書。
かつてのトラウマから普通に人と話すこともままならない・・・
そんな聡子がある日男性に一目惚れをする。
どうやっても恋の成就は無理だと思われた聡子のもとに現れた、『恋愛論』の著者フランスの文豪スタンダール。
恋愛論のノウハウを駆使して聡子は奮闘する・・・みたいな感じの話。



いやぁーほんと、この作品をタイムワープして、童貞を超絶こじらせていた大学生のおいらに渡してあげたい!!!



物語は女性である主人公の恋愛のサクセスストーリーだが、この作品の中でのスタンダールからの恋愛のノウハウは男性にも非常にためになるものばかりだ。


この作品の恋愛ノウハウの中でも一番重要な位置を占める「結晶作用※」はもちろんのこと・・・
※詳しくは書きません、興味を持った方は是非一読を


男を虜にする悪女のみが持ち合わせる武器とは、、、『期待と不安を与えるコミュニケーション』であるということ・・・


恋愛論第三十八章 若者が軍隊に入ると真っ先に聞かされる古い金言がある。二人姉妹のいる家の宿泊券をもらい、その一人に愛されたいと思ったら、もう一人の方に言い寄ればいい・・・とか



これから恋愛したい!!したいけど、うまくいかないって人にはうってつけの内容だと思う。
※まぁーゆうて私が既婚者ですし、新しい恋愛(=不倫)の願望があるわけではありませんけどもw


とりあえず、多くは語るまい・・・

感想は以上~♪♪

こっから先はこの作品の中でおいらが感銘を受けた文章をいくつか抜粋




P51
「絶望は幸福への伏線である」



P76
自分のバカバカしい行動に呆れたが、同時に、頭の片隅ではこうすることが正しいような気もしていた。
それはたぶん、人間が本気で変わろうとすることは、ちょっとバカになるということだからだ。



P95
「君はこのことを知っているか?『草食動物だけが角を持つ』。草食動物には他の動物を襲うための牙はない。その代わり、肉食動物から自分の身を守るために、角を進化させたのだ」




P280
本は、もちろん一人で楽しむこともできるけれど、物語に登場する多様な人物に触れることで、人の気持ちを理解する手助けになる。
そう。本は、人を遠ざけるためのものじゃなくて、人を理解するためのものなのだ。
そして、そのことに気づいたとき---視界に映る児童コーナーのすべての本が、いや、それだけじゃない。その向こうに見える図書館の本棚すべての本までもが、こちらに迫ってくるような感覚になった。
私は本が大好きで、これまで本を読んできた。
そのことに、私はもっと自信を持っていい。
本の中で出会い、会話を重ねてきた人物たちは---スタンダールもそのうちの一人と言えるかもしれない---きっと、あの人を理解する手助けをしてくれるはずだ。




P286
「自分の長所に意識を向けることで自信が生まれるのだ」




P318
これまで、私は、本さえあればどんな世界にも旅立つことができると思っていた。
本は、私にとって、すべての世界に通じる扉だった。
でも、恋をすることは-結晶作用は-本当の意味ですべての世界に通じる扉であり、その扉が固く閉ざされているときに鍵の役目を果たしてくれるのが、本なのだ。
そのことを誰よりも深く理解していたからこそ、スタンダールは『恋愛論』の中にこんな言葉を残したのではないだろうか。

「恋愛論第三十一章  情熱を持って恋をしたことのない人間には、人生の半分、それも美しい方の半分が隠されている」





いやぁー何度にもなるが、今作は本当によかった~♪♪

水野先生のこれからの作品も期待せざるを得ませんっ!!!



今回はそんなかんじでーーーす

ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ

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