さーさー、仕事の愚痴ばっかり言ってたって何にも変わらんのだよ~(どの口が、いやむしろ手かw??)
つーわけで、気を取り直して?読書感想文です。
本自体は少し前に読み終わっていたんだけど、今回本屋で気になって購入したのは、『AI vs 教科書が読めない子どもたち』 (東洋経済新報社)です。
最近は新聞読んでいて、ほぼ目にしない日はないくらいに、“AI”って言葉がブームになってますが、この著者は「ロボットは東大に入れるか」という人工知能プロジェクトに取り組んでいた方で、言うならば世界屈指の“AI”の識者。
だからこそ、世間で言うほどAIが万能ではないということも知っているし、AIの弱点を知り尽くしている人間のようだ。
まず前述の「ロボットは東大に入れるか」のプロジェクトを通じて、著者は現時点のAI技術では東大に合格できるほどのAIを作り出すことはできないと断言している。しかし、その代わりにMARCHレベルの大学であれば簡単にAIで合格できるところまで来ているとも明言している。
これは言うならば、、、
センター試験の上位20%にはAI知能がランクインすることから、、、
この先の労働市場において、AI知能に負ける80%の子どもたちに明るい未来を提供できるのか?
という将来にかけての大きな問題でもある。
この作品、個人的に非常に興味深い部分ももちろんたくさんあるんだけど、その一方でAI技術者でもないと関心が湧かなさそうな部分も結構ある・・・(;´д`)
作品の前半は「ロボットは東大に入れるのか」のプロジェクトを通じて、AIはどういった類いの問題が得意で、どういった類いの問題が苦手なのか?とか、どうやってプログラムを変更することで苦手な問題の正答率を上げることができるのか?っていう話になっている・・・正直この辺は、AIに関わる仕事をしている人間でもなければあんまり興味がわかないかなぁ~って感じ。
個人的に興味深いのは、作品の後半部分。
著者が全国の中学生・高校生に対して、読解力の低下を疑って取り組みを始めた、基礎的読解力のテスト問題と、その正答率が紹介されている部分があるんだけど、ここは読んでいて鳥肌もんだった!!
例えばこんな感じ・・・
この問題ちゃんと読めば、正解は当然至極①です。
しかし、この問題の解答の統計を取っている作者のデータによると、中1・中2だと、①と答える人間よりも④と答える人間の方が多くなったというのです。
少し多いだけというわけでもなく、中1だと①と解答したのが全体の23%に対して、④と解答したのが49%。中2だと①が31%に対して④が37%なんだそうです。
どうしてこんなにもAlexandraの愛称は女性であるが正解だと考えてしまう子どもがいるのか?
著者はおそらく子どもたちが「愛称」という言葉を知らないからだと結論づけています。そして知らない単語が出てくると、それを飛ばして読むという読みの習性があるのだとも考えています。
ここからは私の職場での体験なんですが、あるとき結構かわいい女子校生が一人で来て、ある郵便物を窓口に差し出して「これ無料で送ってください」って言うんですわ。もちろん普通に考えて郵便物を送るときには送料がかかるわけじゃないですか?私が「着払いってことですか?」って聞くと、「へっ?着払いってなんですか?」って話になって、“着払い”の説明をすると彼女が考えていたのはそうじゃないみたいなんです。彼女がおもむろにスマホを取り出して「ここに無料って書いてある」って液晶画面をこちらに見せてくれたんですけど、どうやら一定以上の条件を満たした場合にだけ、そのアプリの会社が無料で送ってくれるようになるらしいことが書いてあったんですよ(この辺記述の仕方が難しいんだけど、そのスマホ画面には「無料で送れます!!ただしその条件は・・・」みたいな感じで書いてある)。だから彼女のスマホの画面を読んだ上で、私は「あーお客さん、無料で送るには条件があるみたいですよ?」って伝えてあげたんですけど、それでも納得いかないようで、結構かわいい顔で「けど、ここに無料って書いてありますけど?」ってさも当然のような顔で言ってきた娘がいたんですよね~
それこそ、スマホの画面で大量に映される文章の中から、現代っ子って自分が読みたい部分だったり、都合の良い部分だったり、を部分読み・拾い読みばっかりしてるんじゃないですかね?
個人的にも思い当たるフシがあって、Twitterとかスマホで見ている時に、結構なスピードでスクロールさせながら、気になったワードだったり写真だったりがあったところで止めて読むみたいな、、、自分の好きなとこだけの部分読み・拾い読みしちゃってますね~
さきほど紹介した“Alex”の問題以外にも結構おもしろい問題もあるんだけど、グラフとかが結構使われていたりするもので、この場で紹介するのが困難なので、やめておく・・・
気になる方は読んで見て~♪♪
満足に紹介できてないけど、今日はそんな感じ~
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
つーわけで、気を取り直して?読書感想文です。
本自体は少し前に読み終わっていたんだけど、今回本屋で気になって購入したのは、『AI vs 教科書が読めない子どもたち』 (東洋経済新報社)です。
最近は新聞読んでいて、ほぼ目にしない日はないくらいに、“AI”って言葉がブームになってますが、この著者は「ロボットは東大に入れるか」という人工知能プロジェクトに取り組んでいた方で、言うならば世界屈指の“AI”の識者。
だからこそ、世間で言うほどAIが万能ではないということも知っているし、AIの弱点を知り尽くしている人間のようだ。
まず前述の「ロボットは東大に入れるか」のプロジェクトを通じて、著者は現時点のAI技術では東大に合格できるほどのAIを作り出すことはできないと断言している。しかし、その代わりにMARCHレベルの大学であれば簡単にAIで合格できるところまで来ているとも明言している。
これは言うならば、、、
センター試験の上位20%にはAI知能がランクインすることから、、、
この先の労働市場において、AI知能に負ける80%の子どもたちに明るい未来を提供できるのか?
という将来にかけての大きな問題でもある。
この作品、個人的に非常に興味深い部分ももちろんたくさんあるんだけど、その一方でAI技術者でもないと関心が湧かなさそうな部分も結構ある・・・(;´д`)
作品の前半は「ロボットは東大に入れるのか」のプロジェクトを通じて、AIはどういった類いの問題が得意で、どういった類いの問題が苦手なのか?とか、どうやってプログラムを変更することで苦手な問題の正答率を上げることができるのか?っていう話になっている・・・正直この辺は、AIに関わる仕事をしている人間でもなければあんまり興味がわかないかなぁ~って感じ。
個人的に興味深いのは、作品の後半部分。
著者が全国の中学生・高校生に対して、読解力の低下を疑って取り組みを始めた、基礎的読解力のテスト問題と、その正答率が紹介されている部分があるんだけど、ここは読んでいて鳥肌もんだった!!
例えばこんな感じ・・・
[問い]
次の文を読みなさい。
Alexは男性にも女性にも使われる名前で、女性の名Alexandraの愛称であるが、男性の名Alexanderの愛称でもある。
この文脈において、以下の文中の空欄にあてはまる最も適当なものを選択肢のうちから1つ選びなさい。
Alexandraの愛称は( )である。
①Alex ②Alexander ③男性 ④女性
この問題ちゃんと読めば、正解は当然至極①です。
しかし、この問題の解答の統計を取っている作者のデータによると、中1・中2だと、①と答える人間よりも④と答える人間の方が多くなったというのです。
少し多いだけというわけでもなく、中1だと①と解答したのが全体の23%に対して、④と解答したのが49%。中2だと①が31%に対して④が37%なんだそうです。
どうしてこんなにもAlexandraの愛称は女性であるが正解だと考えてしまう子どもがいるのか?
著者はおそらく子どもたちが「愛称」という言葉を知らないからだと結論づけています。そして知らない単語が出てくると、それを飛ばして読むという読みの習性があるのだとも考えています。
ここからは私の職場での体験なんですが、あるとき結構かわいい女子校生が一人で来て、ある郵便物を窓口に差し出して「これ無料で送ってください」って言うんですわ。もちろん普通に考えて郵便物を送るときには送料がかかるわけじゃないですか?私が「着払いってことですか?」って聞くと、「へっ?着払いってなんですか?」って話になって、“着払い”の説明をすると彼女が考えていたのはそうじゃないみたいなんです。彼女がおもむろにスマホを取り出して「ここに無料って書いてある」って液晶画面をこちらに見せてくれたんですけど、どうやら一定以上の条件を満たした場合にだけ、そのアプリの会社が無料で送ってくれるようになるらしいことが書いてあったんですよ(この辺記述の仕方が難しいんだけど、そのスマホ画面には「無料で送れます!!ただしその条件は・・・」みたいな感じで書いてある)。だから彼女のスマホの画面を読んだ上で、私は「あーお客さん、無料で送るには条件があるみたいですよ?」って伝えてあげたんですけど、それでも納得いかないようで、結構かわいい顔で「けど、ここに無料って書いてありますけど?」ってさも当然のような顔で言ってきた娘がいたんですよね~
それこそ、スマホの画面で大量に映される文章の中から、現代っ子って自分が読みたい部分だったり、都合の良い部分だったり、を部分読み・拾い読みばっかりしてるんじゃないですかね?
個人的にも思い当たるフシがあって、Twitterとかスマホで見ている時に、結構なスピードでスクロールさせながら、気になったワードだったり写真だったりがあったところで止めて読むみたいな、、、自分の好きなとこだけの部分読み・拾い読みしちゃってますね~
さきほど紹介した“Alex”の問題以外にも結構おもしろい問題もあるんだけど、グラフとかが結構使われていたりするもので、この場で紹介するのが困難なので、やめておく・・・
気になる方は読んで見て~♪♪
満足に紹介できてないけど、今日はそんな感じ~
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
コメント
ほほ~けど、もしかしたら、拾い読みで生まれる文化もあっていいのかもしれませんね~
都合の良い部分だけ読んで、内容把握できないのは論外ですが、、、w
面白いイラストだと思って調べたら、リサイクルというこれまたファニーな雰囲気のカード同じ絵師の手による作品でした(支離滅裂な思考・発言)。
ふぁふぁふぁwww!?
ちゃんとこちらの日記本文を読み、読解した上で、ここまで別の話題にシフトしてくるとは・・・ww
ある意味《拾い読み》よりも危険だぜ、、、(´Д`;)www
ネットのニュースなども、興味のない見出しや、自分の好きな人に対して否定的な見出しなどは、どうしてもクリックを避けがちになるので、自然と得る情報も偏ってるんだろうな、という不安はあります。
でも紹介されてる「Alexに関する問いへの回答」の割合はやっぱり驚きですね……
そうなんですよね~昔と比べて得られる情報量が多くなったにもかかわらず、それを処理する人間の能力がそれと比例して上昇していっているわけではないですからね、、、どうしても、取捨選択が昔よりも多くなってしまうわけですね。
結局時代の移り変わりによる、利点もあれば弊害もあるわけで、今回の本においては弊害が大きくクローズアップされているってわけですよね。
もしかしたら、情報の取得能力(はたから見たら都合の良い情報だけなのかもしれないですが)は、かつてに比べて相当以上上昇しているのかもしれませんね。