【読書感想文】 『暗幕のゲルニカ』 著:原田マハ
仕事に疲労困憊で家庭では育児に奔走、たまのMOも次期環境へに向けてのスポイラーが連日出ている中でそこまで気乗りしないタイミング・・・


そうだっ!!本を読もうっ!!!


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     と_______ノ_ノ




つーわけで本読みました~

本屋で文庫版になったこの本があったものでーー


今回読んだのは、原田マハさんの『暗幕のゲルニカ』です。


原田マハさんの作品はこれまで5~10タイトルくらい読んだと思うんだけど、そのきっかけとなったのが、今作品と同様に絵画をテーマにしたシリーズの一番最初の作品である『楽園のカンヴァス』だったんですよ。


それがおもしろくてね~一気に何作品か読んだんだけど、結論どれもよかったけど『楽園のカンヴァス』以上はなかったな。





※【読書感想文】 『楽園のカンヴァス (新潮文庫)』 著:原田マハ
↓↓↓
http://meatbouzu.diarynote.jp/201505101203027214/




個人的に絵画に関しての知識も乏しいし、さほど興味を持っているわけではないんだけど、実際に存在する絵画と実際に存在した有名画家の話とシンクロさせながら物語が進行していくのは、フィクションだとわかっているにも関わらず、なんだか壮大な大河ドラマを見ているかのよう・・・(言いすぎかなw?)



前作『楽園のカンヴァス』は画家ルソーが物語のキーパーソンであり、今作『暗幕のゲルニカ』はピカソが物語のキーパーソン。


ひとまずAmazonに書いてあるあらすじを以下コピペ




暗幕の下にこそ、決して目を逸らすことのできない真実がある

ゲルニカを消したのは誰だ――? 衝撃の名画を巡る陰謀に、ピカソを愛する者たちが立ち向かう。現代と過去が交錯する怒濤のアートサスペンス!

ニューヨーク、国連本部。イラク攻撃を宣言する米国務長官の背後から、「ゲルニカ」のタペストリーが消えた。MoMAのキュレータ ー八神瑤子はピカソの名画を巡る陰謀に巻き込まれていく。故国スペイン内戦下に創造した衝撃作に、世紀の画家は何を託したか。ピカソの恋人で写真家のドラ・マールが生きた過去と、瑤子が生きる現代との交錯の中で辿り着く一つの真実。怒濤のアートサスペンス!






なんつーか、原田マハさんの文章は読みやすいね。

ちょうど500pくらいの作品なので、結構文量があるにも関わらず、今回もストレスなくスっと読まされてしまいました~♪




前回の『楽園のカンヴァス』を読んだ時の感想として、、、


特段殺人事件が起こるでもなく!
生死の危機に瀕するようなスリルがあるわけでもなく!!
何より最後に大きな謎が解明されずに終わるにも関わらず!!!
・・・なのにも関わらず、読後感も良く、まったくフラストレーションを感じない、、、
しかも、途中読み手を飽きさせることもない展開力も持ち合わせた、ハートフルミステリーだっ!!!



って書いたんだけど、今回は“反戦”という大きなテーマがあって、ピカソの時代の回想部分はナチスドイツの侵攻、現在世界においては9・11をきっかけとしたアメリカのイラク攻撃、、、この2つの時代をシンクロさせつつ物語が進んでいくので、血なまぐさい部分もあったりするわな。


筆者が書きたかった部分が大きく2点あって、一つはラストの部分・・・


別に大きなどんでん返しというものでもないけれど、ここは知った上で読んでしまうと読後感に悪影響を与えてしまう部分なので、ネタバレ防止で書かないでおくけれど、


もう一つはピカソが戦争の悲惨さを書いた大作『ゲルニカ』を完成させた後、披露会場に視察に来たドイツ人武官がピカソに向かって「この絵を描いたのは、貴様か」という問いに対して、「いいや。この絵の作者は・・・あんたたちだ」という場面。

重要な部分なので、このやりとりは複数回出てきてたな





この原田さんの一連のストーリー、、、かつての有名巨匠と現代のキュレーターとの2つの時代が交錯しつつ、結末へと向かっていく感じ、絵画シリーズということで世間が飽きるまでどんどんやってほしいなww


前回の『楽園のカンヴァス』の楽しさほどではなかったような気がするが、今作だって全然おもしろかったww!!(ひっどい感想w)


どんくらいおもしろかったかと言うと、絵画に全然関心無かったおいらが、たまには上野あたりまでいって絵画展とかに行ってみたいなぁ~って思ったくらい。



とりあえず言えることは『楽園のカンヴァス』が一押しで、そっち読んでおもしろかったら今作も読んだ方がいいわw




今回はそんな感じ~



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