今年は去年よりもMOをして遊びたいなぁ～と思っとりますぅ～♪
TBSラジオをふと聞いていたらこの著者が出ていて、出演時間は短時間であったものの、喋り方から醸し出す知的さ、洞察力、、、そして著作のタイトルがどストレートで、非常に興味をもったので購入してみました。
以下Amazonの本作の紹介文
内容紹介
夫に別れを告げ家を飛び出し、宿無し生活。どん底人生まっしぐらの書店員・花田菜々子。仕事もうまく行かず、疲れた毎日を送る中、願うは「もっと知らない世界を知りたい。広い世界に出て、新しい自分になって、元気になりたい」。そんな彼女がふと思い立って登録したのが、出会い系サイト「X」。プロフィール欄に個性を出すため、悩みに悩んで書いた一言は、「今のあなたにぴったりな本を一冊選んでおすすめさせていただきます」――。
実際に出会った人達は魑魅魍魎。エロ目的の男、さわやかに虚言癖の男、笑顔がかわいい映像作家……時には自作ポエムを拝見し、かわいい女子に励まされ、優しい女性のコーチングに号泣しながら、今までの日常では絶対に会わなかったような人達に、毎日毎日「その人にぴったりの」本を紹介。え、もしかして、仕事よりもこっちが楽しい？！
サイトの中ではどんどん大人気になる菜々子。だがそこに訪れた転機とは……。
これは修行か？冒険か？「本」を通して笑って泣いた、衝撃の実録私小説！
この著者の花田さんの本への愛情をふんだんに感じる一冊。
この本、本当にタイトル通りに、著者の花田さん(女性)が出会い系で出会う他人にぴったりの一冊をおすすめしまくったことを記録しただけ、、、
しかし、夫との関係も悪く自宅を飛び出し、、、現在の仕事を続けていくことに関して疑問を持ちつつあった、、、そんなどん底の著者が、出会い系で様々な人と会う中で、自分というものを取り戻し、自分が何をしたいのか？何をすべきなのか？を確立していく非常に地味なサクセスストーリーになっているw(褒め言葉)
この著者が女性ということもあり、出会い系で会う男性陣の中で、“エッチ目的”で会いに来る男性の描写は、読んでいて何だか自分のことのように思えて恥ずかしくなってくるのはおいらだけだろうか・・・w？(*´д｀*)
※おいら出会い系サイト使ったことはありませんけど
おいらも過去を振り返ると、自分を成長させてくれたのは、あの恩師だったなぁ～とかあの先輩だったなぁ～っていうよりも、あのタイミングで読んだあの本だったなぁ～って思うくらいに、読書により多分に自己形成をしている人間だという自負があるので、この著者の“初めて出会った人間に対してベストな一冊をすすめる”という行為に強く共感する。
よく考えてみれば、今まで一度も面識の無い他人と会って、短時間のうちにその人の興味・嗜好・願望・・・等々を把握して、その人にベストな一冊を提案するというのは、ある意味究極の人間観察・コミュニケーションのやり方なのかもしれない。
作品の中でも書かれているが、しかも、ある程度読書をしている人間が相手の場合には、その相手の興味を持っている書籍を紹介したところで、当然既読だったりするわけで、あえて好きなジャンルを外したり、好きなジャンルに派生した別のジャンルを紹介したりする必要がある。
そういった失敗を繰り返し、著者も他人に本をすすめる能力が向上したことをよく表した場面があって、非常に印象的なのだが、書店員をしている著者につい先日母を亡くしたという客が訪れて、自分にピッタリの本を紹介して欲しいと訪ねてくるシーンがあるのだが、まず著者はその客に「いつもはどういった本を読んでいるのか？」「つらい心を和らげたいのであればこの本を・・・今の悲しい気持ちと向き合いたいのであればこの本を・・・」と紹介するシーンがある。
しかも著者はその客に本を紹介したあと、あえてその場を離れて客にゆっくりと本を選ばせるのだ、、、こんな書店員おいらもぜひ会いに行きたいよ、、、
会いに行ったらこう言うんだ・・・
「何だか日がな一日ムラムラしていて、妻も相手をしてくれないので、しょうがないオナニーして自己発散しようかなと思っているんですが、妻が子どもの面倒やら次の日の料理の仕込み・子どもの幼稚園の準備で寝るのが遅くて、MOしながら寝るのを待っているんですが、日中の仕事の疲れもあってか途中から眠くなってきてMOにも身が入らないし、嫁が寝たら寝たで急速に眠気が覚めてきて、次の日がだるくて仕事にもMOにも身が入らない・・・そんなおいらが読むべき一冊はなんですか？」と・・・w
違うんです、捕まえないで下さいっwww！！！
(；´Д｀)
(完)
コメント