【読書感想文】 『ししりばの家』 著:澤村伊智
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引き続き読んでます、澤村伊智さんの作品。

今回は比嘉姉妹シリーズの第三作目でいいのかな?『ししりばの家』


澤村伊智さんの作品としては初めて文庫でなくて、単行本で読む本となりました。


もともと2017年の6月に刊行された本だったんですが、品薄にも関わらず増刷されておらず、ほんの数ヶ月前はAmazonのこの本のページは、定価の役2倍の値段が設定されているという状況だったんです!!


それがやっと増刷されて本屋に出回るようになったところで、定価で購入したという経緯がございます~



今回もネタバレ満載で書いていこうと思いますので、今後読む可能性があると思われる方はここで戻られることをおすすめいたします・・・・(;^ω^)












・・・大丈夫ですかね??















・・・それじゃ~書いていこうと思います。








今回の作品まず怖いのが、常軌を逸した人間が複数出てくるところですね。


それも初めから、「こいつヤベー奴だな」っていう雰囲気でなくて、いたってフツーの人畜無害そうな身近な人間がとんでもねー頭のネジぶっ飛んでる奴だったということが、ジワジワと解き明かされていきます・・・



超絶ネタバレを書いちゃうと、タイトルにもある『ししりば』というお化け?霊?がある家に住み着いていて、そこに住んでいる人間を洗脳しちゃうんです。


“ししりば”のある目的達成のために、正気のように思われる人間が常軌を逸した行為を事も無げにし始める感じ・・・と言えばいいんですかね~?




文量も結構ある作品ですが、今回も一気読みでしたね~~♪♪



実におもしろい作品でしたが、個人的にデビュー作の『ぼぎわんが、来る』その次の作品の『ずうのめ人形』よりもは、パンチが弱かったかなぁ~とは感じてしまいました。


まっ、それだけ一作目、二作目が完成度が高かったということなんですけどもね。



『ぼぎわんが、来る』が昨年度末に映画化されて、売れっ子作家の仲間入りと言っても過言ではなくなってきているんでしょうが、執筆スケジュールに追われて『ぼぎわんが、来る』『ずうのめ人形』を越える作品が出てこなくなってしまうのだけは何とか避けて欲しいと思うのが、個人的な一番の願いです。。。




ちなみに個人的に澤村さんの作品に点数をつけるとすれば、、、


『ぼぎわんが、来る』・・・95点

『ずうのめ人形』・・・92点

『などらきの首』・・・82点
※短編集なので、一番怖かった表題作の『などらきの首』の点数とする

『ししりばの家』・・・81点




今振り返るとこんな感じですかね~?



『ぼぎわんが、来る』を100点にしたい気持ちもあるんですが、これを越える作品を読んでみたいという思いも込めて、あえて95点にしてみました。



もし今後もコンスタントに個人的に80点オーバーの作品が出続けるようでも、もちろん購入はしていくと思うんですけどねw 全然おもしろいんで





ちなみに澤村さんの作品、購入済みだけどまだ未読の作品があと一冊あるので、そっちも読んでいきますよ~♪♪




今日はそんな感じでーーーす


ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ

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