【読書感想文】 『Think clearly』 著:ロルフ・ドベリ 訳:安原実津
引き続き読書漬けです。


今回読んだのは、 『Think clearly』(シンク・クリアリー)、著者はスイスの作家さんの様子。


表紙に書かれていた、“最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法”っていうウリ文句に飛びついてみました。



作者が人生をよりよく送るための52の方法ということで書かれている。


書かれている内容は、決して未知の内容だったり、突拍子もない内容ではないけれど、この本で読むことで現実の生活内において気づくことができることが多くある。



例えば、52の思考法の中で堂々の最初に紹介されている内容が、“考えるより、行動しよう”だったりする。

これだけ読むだけだと、そんな当たり前のこと本など読まんでもわかるわい~ってなきもするけど、作者のこの教えを伝える上での“例え話”だったり、話のもって行き方は非常にうまいと感じた。



この本は400ページを超す大作となっているので、私が勉強になった部分を書き出していくと、日が暮れてしまうので、ひとまず私が注目すべきこの本で初めて知った知識を抽出して箇条書きしていく。







「ピーク・エンドの法則」

アメリカの心理学者でノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンが提唱した法則。私たちが一連の行動をする中において、記憶に残るのはその行動の「ピーク」と「終わり」だけで、残りは忘れられてしまう、という法則。

例えば、旅行に行った場合には、旅行中の一番感情が高まった部分と、最後の部分しか記憶に残らないというのである。

この法則により、「長時間のハイキング」よりも「バンジージャンプ」のほうが、「パートナーとの定期的なセックス」よりも「ぞくぞくするような一夜限りの関係」のほうが得られる喜びが大きいのに説明がつくということらしい。

これにより、料金は後払いよりも先払いのほうが、記憶には楽しい経験として残りやすいということが書かれていた。








「イースターリンのパラドックス」

この現象は、基本的な需要が満たされてさえいれば、生活がより豊かになっても幸福度は変わらないということを説明してくれる。どういうことかと言うと、現在を生きている人間の幸福度と、50年前の今よりも不便な時代に生きていた人間の幸福度では対して変化がないということを発見した現象である。

このことから、豊かさとは「絶対的な価値」ではなく、「相対的な価値」であると言える。








「感情ヒューリステック」

アメリカの心理学者ジョナサン・ハイトによると、私たちは、質問が複雑な場合には特にそうなのだが、「即座に直感で答えを出す傾向」がある。そして意見を表明した後になってようやく頭で理性的に考え、自分の立場をお裏付ける理由を探し出す。この思考過程を心理学で「感情ヒューリスティック」と呼ぶ。








「フォーカシング・イリュージョン」

ダニエル・カーネマンの提唱している理論。「特定のことについて集中して考えているあいだはそれが人生の重要な要素のように思えても、実際にはあなたが思うほど重要なことでもなんでもない」という錯覚を表す言葉。

つまり人生における「特定の要素」だけに意識を集中させると、その要素が人生に与える影響を大きく見積もり過ぎてしまうのだという。





上にあげたのは、ただたんに理屈っぽい私が「へぇーそうなんだー(鼻ほじほじ)」って思ったやつを記述しただけなので、この本の本質ではないということは書いておきます。


まぁーこういう本を読むのが好きなおいらですが、日常生活でこういう本で知り得た知識を他人に対して、教えてあげようとしたり、ましてや諭したように話すことだけは注意したいですね・・・


こないだも妻に、、、
「本に書いてあることが全てじゃねーーだろうがっ!!」

ってブチギレられましたwww




ご利用は計画的にって感じですねw



今日はそんな感じデース(´∀`*)ノシ バイバイ


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