【読書感想文】 『地元がヤバい・・・と思ったら読む 凡人のための地域再生入門』 著:木下斉
2019年10月13日 読書
著者の木下さんは、高校在学中に早稲田商店会の活動に参画したのを発端に全国商店街共同出資会社・商店街ネットワーク取締役社長に就任。その後現在に至るまで事業開発だけでなく地方政策に関する提言も活発に続けていらっしゃる方だとのこと。
本書は小説形式に書かれていて、話自体はフィクションであるものの、木下さんの経験をもとに書かれたかなり現実に即した、ほぼノンフィクションに近いテイストになっている本なんだと思う。
物語のあらすじはこうだ、主人公の瀬戸淳は高校卒業とともに上京し、大学卒業後中堅メーカーに就職。実家が地元で商売をしているが、父が他界したことをきっかけに、母が一人でやっていた店を閉じることになる。瀬戸がその手続きのために地元に戻った際に、地元で飲食店を経営する同級生佐田と出会う。そこでひょんなことから瀬戸の実家の店を再利用して、お店を出すことに。地元に戻った瀬戸を取り巻く、市役所勤務の同級生の森本、官僚の鹿内、、、現在の地方問題を現場目線からぶった切った地方ビジネス小説。
人口が減ってきたから・・・
後継者もいないし・・・
近くにイオンが出来たし・・・
道の駅が出来たし・・・
地方の商店街がシャッター通りになっているのは、こういった理由からだと思っていましたが、それ以外にももっと根深い問題があることをこの作品では書かれています。
それは地方の不動産事情だったり、地方においての人的ネットワークだったり、そして一番の問題としてこの作品で書かれているのは、国の補助金だとしています。
また国が行っている地方政策がどれだけ非効率で、地方のためになっていないのかを力説した内容となっています。
おいらはこの本をなんで購入したかというと、今度地元を代表して町議会議員の方と意見交換会をすることになったもんで、手にしたんです。
おいらからすると、この本は実にもったいない・・・
何がもったいないかって、このタイトルだと地方で事業を興そうと思っている方や、過疎が進んだ市町村の役場のその中でも地元愛に溢れた人くらいしか読まないと思うんですよ。
自分から言わせたら、この本を読んだほうが良い人は、日本国民全員です。
これを読んで、自分たちの市町村にとっての最善な方法をみんなで模索することが重要だと感じました。
そして学歴社会によって偏重してしまった社会の問題点を、改めて考える必要があるとも感じました。
自分もきっかけが無ければ、一生読むことのないようなジャンルの本ではあったので、非常に惜しいと感じました。
以上です~(´∀`*)ノシ バイバイ
本書は小説形式に書かれていて、話自体はフィクションであるものの、木下さんの経験をもとに書かれたかなり現実に即した、ほぼノンフィクションに近いテイストになっている本なんだと思う。
物語のあらすじはこうだ、主人公の瀬戸淳は高校卒業とともに上京し、大学卒業後中堅メーカーに就職。実家が地元で商売をしているが、父が他界したことをきっかけに、母が一人でやっていた店を閉じることになる。瀬戸がその手続きのために地元に戻った際に、地元で飲食店を経営する同級生佐田と出会う。そこでひょんなことから瀬戸の実家の店を再利用して、お店を出すことに。地元に戻った瀬戸を取り巻く、市役所勤務の同級生の森本、官僚の鹿内、、、現在の地方問題を現場目線からぶった切った地方ビジネス小説。
人口が減ってきたから・・・
後継者もいないし・・・
近くにイオンが出来たし・・・
道の駅が出来たし・・・
地方の商店街がシャッター通りになっているのは、こういった理由からだと思っていましたが、それ以外にももっと根深い問題があることをこの作品では書かれています。
それは地方の不動産事情だったり、地方においての人的ネットワークだったり、そして一番の問題としてこの作品で書かれているのは、国の補助金だとしています。
また国が行っている地方政策がどれだけ非効率で、地方のためになっていないのかを力説した内容となっています。
おいらはこの本をなんで購入したかというと、今度地元を代表して町議会議員の方と意見交換会をすることになったもんで、手にしたんです。
おいらからすると、この本は実にもったいない・・・
何がもったいないかって、このタイトルだと地方で事業を興そうと思っている方や、過疎が進んだ市町村の役場のその中でも地元愛に溢れた人くらいしか読まないと思うんですよ。
自分から言わせたら、この本を読んだほうが良い人は、日本国民全員です。
これを読んで、自分たちの市町村にとっての最善な方法をみんなで模索することが重要だと感じました。
そして学歴社会によって偏重してしまった社会の問題点を、改めて考える必要があるとも感じました。
自分もきっかけが無ければ、一生読むことのないようなジャンルの本ではあったので、非常に惜しいと感じました。
以上です~(´∀`*)ノシ バイバイ
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