この著書が最初に発行されたのが2019年7月10日で、消費税が8%から10%にあがったのが2019年10月・・・
もし、もし、、、この本があと数年早く出版されていたら未来は変わっていなかっただろうか?とつい思ってしまう。
今回は読書感想文と言えど、マンガ。
内容は女子高生の高橋あさみちゃんが「消費税」について学びながら、各界の一癖も二癖もある消費税増賛成のキャラクター達と舌戦を繰り広げるという、コミカル消費税賛成反対弁論バトルもの。
マンガと言えど、各種統計データが豊富に掲載され、消費税に関して深く考えさせられる内容となっている。
正直に言えば、今年の10月の消費税増税に関しては、個人的なスタンスは「上げては欲しくないけれど、もう決まってしまったから変えられないんでしょ?」といった何とも他人行儀な第三者目線で冷ややかに見ていたらと思う・・・
そんな私がこの本を読んで感じた率直な感想は、
自分の住んでいる国の消費税の変更のことに関して、もっと考えなければならなかった。
です。
安倍さんが総理大臣の間は、もう消費税増に関しての議論はないでしょうが、近い将来に別の総理大臣になった時に、きっと再増税に関しての議論がなされるでしょう・・・
その時にどういった意見をもつべきなのか?どういう風にこの事項に関して考えるのか?それを支える一助になるでしょう、、、
それでは以下は本の中から、主人公高橋あさみちゃんと様々な消費税増税論者達との論戦を簡単に要約していきたいと思います。
この後に最後の章があって、財務省高官とあさみちゃんの壮絶な舌戦が繰り広げられるのですが、タイピングに疲れてきたのと、最後の章は内容が濃すぎて要約が面倒なのでやめます・・・(;・∀・)
いやーすごい本でした、もちろん意見が消費税減税に偏りすぎているのを加味して読まないといけないなぁ~とは思ったものの、一つ一つあさみちゃんが消費税増税反対への理論を展開するのを見て、納得させられた部分も多かったのは事実です。
でもって、この本を通じて悪の権化として書かれているのが『財務省』なんです。。。
財務省の方がこれを読んでどう思ったのかを是非知りたいものですね~
最後に、これを読んで今から「消費税増税反対」だと声をあげることも無意味だと感じてはいるのですが、将来の10%とからの更なる増税時には確固たる自分の意見を醸成していきたいと思った。
そして、今回の消費税増税と併せてキャッシュレス決済を政府が推進しており、これにより現金ではらうよりも安易に出費してしまうようなおバカな消費者にはなるまいと思いつつ、アリーナでのクレカ決済を決断するスピードが日増しに上がっていっていることに懸念を覚えつつ、終わりにしようと思います、、、、(^_^;)
今日はそんな感じでーーーす
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
もし、もし、、、この本があと数年早く出版されていたら未来は変わっていなかっただろうか?とつい思ってしまう。
今回は読書感想文と言えど、マンガ。
内容は女子高生の高橋あさみちゃんが「消費税」について学びながら、各界の一癖も二癖もある消費税増賛成のキャラクター達と舌戦を繰り広げるという、コミカル消費税賛成反対弁論バトルもの。
マンガと言えど、各種統計データが豊富に掲載され、消費税に関して深く考えさせられる内容となっている。
正直に言えば、今年の10月の消費税増税に関しては、個人的なスタンスは「上げては欲しくないけれど、もう決まってしまったから変えられないんでしょ?」といった何とも他人行儀な第三者目線で冷ややかに見ていたらと思う・・・
そんな私がこの本を読んで感じた率直な感想は、
自分の住んでいる国の消費税の変更のことに関して、もっと考えなければならなかった。
です。
安倍さんが総理大臣の間は、もう消費税増に関しての議論はないでしょうが、近い将来に別の総理大臣になった時に、きっと再増税に関しての議論がなされるでしょう・・・
その時にどういった意見をもつべきなのか?どういう風にこの事項に関して考えるのか?それを支える一助になるでしょう、、、
それでは以下は本の中から、主人公高橋あさみちゃんと様々な消費税増税論者達との論戦を簡単に要約していきたいと思います。
①日本の借金編
消費税増税派「日本には借金(国債残高)がたくさんあって、その額今や1000兆円超え、日本人一人当たりになおすと900万円という借金の計算になる。だから消費税をあげて国の財政を立て直すのだ!!」
あさみちゃん「そんなものは消費増税をするためのプロバガンダよ!!日本には借金がたくさんあるというけど、日本の資産額は知っているかしら?・・・その額約1000兆円。なんと日本は世界一の対外純資産の保有国なのです!しかも、政府が借りている先のトップは日本銀行だけど、日銀ってそもそも政府の子会社なわけで、日銀と政府が一体のものだとするとこれは借金にあたらない。しかも日銀以外の借りては民間の銀行から借金しているのがほとんど、民間銀行のお金というのはそもそも国民のお金であって、政府の借金は言うならば国民から借りているお金であるの!だから国民一人あたりの借金なんていう表現自体が真っ赤な嘘なのよ!!」
②アベノミクス大成功&軽減税率編
消費税増税派「アベノミクスによって株価も3倍に上がり、GDPも50兆円増え、雇用も250万人拡大した、外国人旅行者も3倍の3000万人になった、国の税収も20兆円以上も増加した・・・しかも、今回の消費増税に関しては増税後に消費が減退しないように、生活必需品には軽減税率を適用するという対策もとって、景気を悪化させない取り組みもしている・・・よって消費税を増税しない意味などあるわけあるまい!!」
あさみちゃん「かつて消費増税したのは3回、、、最初に増税(3%⇒5%)した1997年をメドに1世帯当たりの平均所得金額は現在にいたるまでずっと減り続け、消費税増税後私たちの年収は130万円も減っていることは知っての発言なの!?2014年に8%に増税してからなんて、家計消費が1世帯当たり34万円も減っているのよ!!マスコミも財務省とべったりで、これではあたかも財務省のコマの一つとして世論操作をしているロボットのようなものじゃない!!しかも軽減税率の項目としてちゃっかりと新聞が入っている・・・新聞なんて生活必需品じゃないわよ!!」
③社会保障編
消費税増税派「日本は高齢化社会で社会保障費が30年前の2.4倍にまで膨れ上がっている。そもそも社会保障費とは、①介護・福祉、②医療費、③年金、の大きくわけて3種類。これらの額は毎年右肩上がりで上がっていっている。だからこそ消費税を2%上げて税収を安定的に5.6兆円増やすべきなのだよ!!これは2013年の60名の有識者会議でも多くの賛同があったことなのだよ。」
あさみちゃん「その有識者会議とやらでほとんどの人間が増税賛成と言っているけれど、ここで賛成している立派な肩書きの経済学者、金融機関のエコノミストって、みんな政府や役所の「御用学者」「御用エコノミスト」でしょ??政府や役所の仕事を受けまくり、財務省の意向通りの研究成果を発表し、それが評価され権力・権威・地位・名声を得ていく・・・日本の経済学者って信念ってものがないの!?
そして、社会保障の話だけどね、2014年の消費増税のときに「増えた税収は全額社会保障に使う」と公約に掲げたにも関わらず、実際にそれらに使われたのは2割りだったじゃない、そもそも社会保障のために税収をあげるのであれば経済成長をさせるべきじゃないの!?経済成長のためにやるべきなのは消費税減税なんじゃないの!?そもそも日本の経済学者が優秀であるならば、1997年以降のデフレをすぐにでも直せたはずでしょ!?」
④経団連も消費税増税を認めている編
経団連関係者の消費税増税派「私たちのような大企業が売上を増やし、下請け企業の仕事を増やすことで国家を豊かにしているんだ!!そんな私たちが消費税で国家に安定財源ができるこを重要だと考えているんだから間違いないんだよ!!」
あさみちゃん「かつて1989年に初めて消費税が導入される前、消費税に大反対した皆さんの先輩は立派でした。だって日本の景気に悪影響が出ることはわかっていたわけですから、しかしいつの間にか経団連が消費増税を条件付きで認め始めたことで消費税は導入された・・・なぜあなた方は認めたのか??
それは消費税の代わりに法人税を減らすという裏約束があったからのよ!!消費税が導入される前の法人税率が40%に対して、段階的に減ってきていて現在の法人税率は23.4%。消費増税によって増えた税収が累計327兆円に対して、法人減税で減った税収が272兆円もあるのよ!!しかも中小企業と比較しても大企業の方が法人税の負担が軽くなっているし、海外でモノを売る輸出企業は“輸出戻し税”があることで消費税がいくら上がっても痛くも痒くない仕組みになっている。経団連には言いたいことが他にも山ほどあるのよ、「非正規社員を増やした罪」に「働き方改革で残業代カットの罪」、それに「低賃金で働く外国人労働者を増やした罪」よっ!!
そもそもデフレ不況を解決することが消費税増税よりも先に必要なのよっ!!!」
⑤ハイパーインフレ対策編
消費税増税派「アベノミクスにより異次元の金融緩和が行われている、これによって日本の借金の残高をGDPとの比較で見たらダントツで世界一なんだ。これではいつ破綻してもおかしくない状態だ!!ギリシャは財政破綻が明らかになった2010年に国債の金利が10%を超え、その2年後には40%を越えた。国の信用がなくなると金利は高まっていってしまうのだ。それを阻止するためにも安易に借金をせず、消費増税で財源を確保する、そしてハイパーインフレを未然に防ぐことが重要に決まっているじゃないか!?」
あさみちゃん「そうね、ハイパーインフレを阻止しなければならないことはよーくわかったわ。けれど、今の日本の金利を知って言っているの!?今の日本の金利は0.1%です。すごーく利率が低いですよね??
日本の場合、借金を増やし続けているにも関わらず金利は下がり続けている、これだけ借金が増えてなぜ金利が上がらないのは、日本の財政破綻する恐れが低いという証明よね!?世界の先進国の中でも群を抜いて一番金利が低いのに、何が危険だと言うの!?
過去を振り返れば2008年にリーマンショックが行った時に、世界のお金が日本の国債に大量に集まってきて大きな円高になりました。リーマンショックという非常事態に、一番資産を安全な場所に移さないといけない時にも関わらず、お金が日本に集まってきたという事実が何を示しているかわからないわけじゃないでしょ!?」
⑥IMFによるプライマリーバランス問題編
IMF(国際通貨基金)高官の消費税増税派「私たちは世界各国が困ったときにお金を貸すことのできる唯一の国連組織。最後のお金の貸し手と言われる国家のための最終避難所なんです。だからこそ私たちは国のお金が赤字にならないようにチェックをしているんです、そのための目標がプライマリーバランス。支出よりも収入が多い方がいいのは当然でしょう??
今の日本は20年以上も国家予算が赤字続きでしょ?だったら消費税増税で支出と収入のバランスを健全化させるべきに決まっているでしょ!?」
あさみちゃん「私が知る限りプライマリーバランス黒字化目標をやった国は2カ国のみ・・・それはアルゼンチンとギリシャ・・・
この2カ国はIMFの言ったとおりにまじめに財政再建に取り組んだ・・・
その結果財政破綻したのよ。
それもそのはず、結局国家の黒字体質というのは、政府が支出するお金より国民から取る税金の方が多くなるってことで、国内経済をガタガタにし国家が死に至るという最悪のシナリオなのよ!!」
この後に最後の章があって、財務省高官とあさみちゃんの壮絶な舌戦が繰り広げられるのですが、タイピングに疲れてきたのと、最後の章は内容が濃すぎて要約が面倒なのでやめます・・・(;・∀・)
いやーすごい本でした、もちろん意見が消費税減税に偏りすぎているのを加味して読まないといけないなぁ~とは思ったものの、一つ一つあさみちゃんが消費税増税反対への理論を展開するのを見て、納得させられた部分も多かったのは事実です。
でもって、この本を通じて悪の権化として書かれているのが『財務省』なんです。。。
財務省の方がこれを読んでどう思ったのかを是非知りたいものですね~
最後に、これを読んで今から「消費税増税反対」だと声をあげることも無意味だと感じてはいるのですが、将来の10%とからの更なる増税時には確固たる自分の意見を醸成していきたいと思った。
そして、今回の消費税増税と併せてキャッシュレス決済を政府が推進しており、これにより現金ではらうよりも安易に出費してしまうようなおバカな消費者にはなるまいと思いつつ、アリーナでのクレカ決済を決断するスピードが日増しに上がっていっていることに懸念を覚えつつ、終わりにしようと思います、、、、(^_^;)
今日はそんな感じでーーーす
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
コメント
例えば今回のあさみちゃんの③の反論なんて「有識者のありかたを批判」してる一方「社会保障が必要なことの妥当性」に対して反論してないんで割と議題そらしの側面が強くて感情的になってしまっているし
そういうズレをお互いに補正していくにはディスカッションがいるのに、双方向的なディスカッションって政治分野だといまいち見られないんですよね。一方公的な言い分のたたきつけあいが多いというか
だからいろいろ読まないといけないとは思うんですけど、なかなか難しい
(分かったとは言っていない…)
確かにそうですよね~、今回消費税増税に関してこの本であるような議論って国会答弁とかでやってないですよね?
何だか知らないうちに決まっているって感じでね~
正直、今の“桜を見る会”みたいな足の引っ張り合いで、税金が使われていることに本当にウンザリです・・・(´Д`;)
>>シグさん
ありがとうございます~(人◕ω◕)♬
この本の中では、最初にあさみちゃんの敵が増税賛成の議論を展開し、それに対してあさみちゃんが反論するって形なので、逆を言えばあさみちゃんの様な減税賛成理論を最初に展開して、それに対抗する増税賛成理論を展開させれば、真逆の理屈展開をした本が出せるはずです。それを念頭に消費増税賛成理論と反対理論を上手に対比して考えたいところです。
問題の本質をとらえていない
例えば②は増税派の言ってることもおかしく、そもそも増税と関係ない話であるし、それに対する反論もおかしく、消費税と家計消費の減少には類似が見られるという例を出しただけで相関を出していない
極端な話、スマホの普及率が上がった結果、日本人の平均寿命が延びました!って言ってるようなもんで、その二つが偶々同じ形の伸び率を示しただけであり、その二つに相関があるかどうかを見ていない
恣意的なもの?それはこの本にですか、それとも要約をしたおいらの文章にでしょうか?
もしそう感じるのであれば謝罪させていただくしかありません・・・
そもそもこの本は消費税増税を反対する内容で書かれているわけなので、議論は一方通行になるのが普通です。
補足的にお伝えをさせていただくと、おいらは増税賛成でも増税反対でもありません。だからこそこの本で議論されている内容を増税賛成派と増税反対派とを、双方の訴える内容をできるだけどちらか一方の意見に偏らせることなく、書き出したつもりです。(とは言っても、書き出しているこの本自体が増税反対なんで、どうしても増税反対には傾くだろうけど)
理論の展開に関してつっこまれましても、あくまでここにある内容は本を読んでおいらが感じたことを書いた“読書感想文”なので、本が稚拙なのか?内容を書き出す際においらが稚拙だったのかの2者択一なわけなんです・・・(^_^;)
だから、このコメント欄で討論をすることは避けさせていただきたく思います。
ご容赦くださいませ。
これが漫画じゃなければいいんですが
漫画だと簡単に読めてしまうので、こういったとても偏ったことを言っているものをそのまま100%真に受けてしまうような人がいないか心配です
という話です
気を悪くさせたのならすみません
いえいえ、直前にハリーさんの記事で消費増税に賛成する記事があったので、意に反する本著に関しての読書感想文で感情的になってしまわれたのでは?と思ってしまいました。
気にしておりません、いいんですよ~♪♪
今や数少ないDN利用勢として仲良くしていきましょう~♪♪♪