【読書感想文】 『すごい心理学』 著:内藤誼人
心理学系の本をとんでもない冊数出している内藤誼人さんの結構新しめの著作


今回の著作は簡単に言えば、これまでの内藤さんの著作の総まとめ作品みたいになっている。


心理学に関する意外な事実を88例上げている、一応5章に分けて紹介されているものの、88のそれぞれが独立していて、よく言えば心理学の本の中でも群を抜いて多くの意外な事実(プラシーボ効果:高いと言われてから飲むと、同じビールなのに美味しく感じるみたいなやつ)を載せているが、悪く言えば一つ一つの研究結果を非常に浅く紹介している。




心理学にちょっと興味あるけど、心理学って敷居高いんじゃないの?って思っている人とかが読めばいいかもしれませんね~


個人的にはそれぞれ挙げられている“意外な事実”がなぜ起こるのか?まで検証してあった方がワクワクするので、ちょっと物足りなかったかなぁ~とは感じちゃったかも、淡々と“意外な事実”が書かれているのですごい読みやすく感じはしましたが




つーわけで、88ある心理学に関する“意外な事実”の中で、自分がへぇ~って思ったものを厳選して以下記載してみます。



●効果的なジョギングコースは、なるべくほかの人がたくさんいるコースを選ぶべき。

⇒ほかの人に見られていると感じられている分、手抜きをしなくなるから



●得意なことをやるときには、他人に見られているときのほうがパフォーマンスがあがり、苦手なことをやるときにはあまり人に見られない状況のほうが良い。
しかしスポーツの世界で「ホーム戦が有利」という定説があるが、これはプレッシャーのかかってくる大舞台だと状況が変わってくる、メジャーリーグのワールドシリーズは先に4勝した方が勝ちになるシステムで、最大で7試合が行われますが、1・2試合目のホーム戦はデータで明確に勝率が上がっているのですが、プレッシャーのかかる後半に差し掛かるに連れて、勝率がどんどんと下がっていくのがわかった。7戦までもつれ込んだ場合のホーム戦での勝率は38.5%にまで落ち込んでいました。





●クラスの中で一番人気がないのは一人っ子で、逆に人気があるのは兄弟がいる人、その中でも人気があるのは兄弟の中で遅く生まれた人

⇒兄弟喧嘩から小さいときから「仲直りの練習」が出来ることが要因なのでは?





●悲観的なことを口にしている方が選挙で落選する。



●当選する人はじゃあポジティブな政策を言っているから当選しているのか?と言うと決してそうではなくて、当選している候補者を検証してみると「何となく誠実そう」とう候補者のイメージが有権者が感じていたという結果が出た。



●両手を組み合わせてどちらの親指が上に来るかで、その人が右脳型なのか、左脳型なのかがわかる。右手の親指が上にきていた人は左脳型。左脳型は頭脳派で言語能力に優れていて分析的、物事を緻密に考えるのが好きなタイプ。その分理屈っぽくて学者やエンジニア向けの性格。左手の親指が上にきていた人は右脳型で、右脳型は創造性に優れていて、芸術家タイプ。物事を直感的に考えるのが好きで、理詰めでの思考を好まない。作家や詩人、画家に向いている。



●ネーム・レター効果:人間は自分の名前を意識せずとも好きになってしまうので、同じ名前の人や似た名前の人には無意識に好感や親密さを感じてしまう。



●いじめは集団やグループを維持するために行われている。

⇒一部のいけにえがいることで、メンバーの一体感が増す。



●夜になるほど、男性から見た女性は魅力的に映るように変化していく。



●女性が浮気したくなる時期は、一ヶ月の中でも最も妊娠しやすい時期に集中している。

⇒月経周期の9~14日が妊娠しやすい時期でありピークが12日、そのころが一番浮気をする割合が増えていた。




●くすぐったがりほど、笑い上戸である。





●新しいコミュニティにおいての友達作りは、最初の3ヶ月が勝負。







改めて言いますが、あくまでここで上げたのは、88例の中で個人的にヒットした項目ということです。


特にへぇ~って思ったのが、両手を組んで親指のどっちが上に来るかで、その人が右脳型か左脳型か?というのがわかるというもの、ちなみに自分はそれでは右脳型ということで結果が出たんですが、個人的には結果に疑問を持っていますw

自分ほど理屈っぽい人もいないと思うんですが・・・・(^_^;)


みなさんはしっくりくる結果でしたか?





今日はそんな感じー


ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ

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