【読書感想文】 『絶滅の人類史』 更科功
2020年1月28日 読書
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こないだこの著者の最新刊『残酷な進化論』を読んでおもしろかったので、以前に書かれた作品を購入して読んでみました。
いやぁーーー実に知的好奇心を刺激されました!!!
自分たちって学校の歴史の授業で、縄文時代から勉強するじゃないですかぁ~
だから一番古い時代が縄文時代、くらいの認識で考えてしまっていることに、この本を読んで気づかされました・・・
縄文時代って大体1万年前くらいの話で、その次に習う弥生時代が紀元前400年前から西暦0年をまたぐくらいの感じ・・・
自分たちって日頃、西暦2020とかって使っていることもあって、人類の歴史=西暦くらいに思ったりしちゃってませんか??
自分だけですか??
この本読んで、人類の歴史ってそんな最近のことだけじゃないんだよってことを認識させられたんですけど、、、
ちなみに人類の歴史って、今から700万年前から始まったそうです。
私たちホモ・サピエンスだけで言っても、30万年前からだそうですので、人類史的に言えば私たちは新参者も新参者なので、絶滅していった諸先輩方に敬意を持たねばいけないんじゃないかって思いましたwww
でもって、この本はその700万年前から始まった人類史を振り返りつつ、、、
自分が考えるに、大きく3つの謎
①直立二足歩行をなぜ人類はしたのか?
②チンパンジーなどに比べて、人類の犬歯が縮小していったのはなぜか?
③ホモ・サピエンスの繁栄ができていることはなぜか?
これらの謎を順序建てて、非常にわかりやすく解説してくれている良著だと感じました。
興味がある方は、この著書をぜひ読んでもらった方がいいのですが、個人的にこの本の論点を書き出していきたいと思います。
●なぜ人類は直立二足歩行をしたのか?
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●四足歩行に比べて二足歩行は、走るスピードは遅くなるので肉食動物に食べられる危険性をはらんでいた
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●しかし人類の祖先は直立二足歩行をせざるを得なかった、それは木登りが下手だったため森林での生活を追いやれて、草原に居住場所を移すしかなかったから
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●森林に比べて食べ物のすくない草原においては、食べ物を獲得するためには遠方まで遠征することも多かった
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●直立二足歩行は、自分の妻や子供に食べ物を持ち帰るために発達したのではないか?(著者推奨の食料運搬仮説)
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●そもそも多くの猿には、自分の家族のために食料を持って帰るという行動は無いにも関わらず、人類ではなぜそれができたのか?
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●人類の繁殖形態に根ざしているのではないか?
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●多くの猿においては多夫多妻的な群れをなしているものが多い、そういった猿の集団においてはメスの発情期には複数のオスが一匹のメスをめぐって争いを繰り広げる。
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●オス同士の争いで重要になってくるのが、犬歯
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●オス同士の争いの少ないボノボなどでは、犬歯は小さい
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●人間のメスには発情期がない分、猿のように1匹のメスをめぐってオス同士の血眼の争いは起きにくい
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●だから人間のオスはボノボ以上に犬歯が小さい
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●人類は集団生活の中においてオスとメスとで、1:1のペアをつくるようになった初めての種
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●人類は生まれながらにして、一夫一婦制の種だと言える
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●一夫一婦制であることで、どれが自分の子供かが、多夫多妻制の猿たちよりもすぐにわかる
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●自分の遺伝子を遺すために、食べ物を自分の家族へともって帰ってくる必要性が人類にはあった(食料運搬仮説の立証)
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●そもそもヒトがこんなにも繁栄したのはなぜなのか?
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●著者が考えるに、①ヒトが多産だから。②脳が大きくなったから。
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●まずは①ヒトが多産だからから、チンパンジーは生まれたばかりの赤ん坊の授乳期間が4-5年あり、その間は子供を作らない。しかしヒトは授乳期間は2-3年で、なおかつすぐに第二子の妊娠出産が可能である。
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●ヒトは共同生活をしていることで、赤ん坊の母親以外からも世話を見てもらえるから
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●進化の歴史において、“強いから生き残る”という法則はない。あるとすれば“減るスピードよりも子供が増えるスピードが早いから生き残る”という法則のみ。
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●ヒトの妊娠→出産のスピードが早かったから絶滅していないという単純なこたえ
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●②脳が大きくなったのが繁栄の要因とは?
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●人類は260万年前に初めて石器を使うようになった。それ以降人類の脳の容量が拡大していく・・・
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●そもそも石器を使用し始めることで、人類の狩猟の成功度が飛躍的に上昇したと思われる
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●狩猟によって肉をこれまで以上に多く食べられるようになったとすると、高カロリーな肉を食べることでエネルギーがたくさん摂取できるようになったし、肉は草等の食べ物に比べると消化がしやすいので、腸を短くすることができて、その分のエネルギーが脳の拡大に充てられたと考えられる
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●脳の拡大により、人類繁栄~!!!
長くなりましたが、話の流れとしてはこんな感じです。
上記以外にも、6600万年前の天体衝突がなければ、今となっては恐竜が知的生命体になっていたのではないか??
とかだったり、ホモ・サピエンスの脳よりも絶滅したネアンデルタール人の方が脳の容量が大きいことはなぜなのか?(著者の推論はあったが、明確な理由はわかっていない)
ホモ・サピエンスの脳の容量が1万年前から比較して縮小しているのはなぜか?平均1450cc(1万年前)→平均1350cc(現在)
等々の謎には、知的好奇心をくすぐられます。
そして何より、本書で人類史を知ったことで、究極の問い・・・
我々ホモ・サピエンスの次に現れる人類はどんなヒトなのか?
という疑問を個人的には持ってしまいました・・・
まぁー自分が生きている間に分かることはないですからね、考えても仕方ないですけども。
タイムマシーンでも出来たら、今から数十万年後、数百万年後に行って、見てみたい気持ちはありますけどね~
いやぁー非常におもしろかった!!
今回はそんな感じ~~♪♪
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こないだこの著者の最新刊『残酷な進化論』を読んでおもしろかったので、以前に書かれた作品を購入して読んでみました。
いやぁーーー実に知的好奇心を刺激されました!!!
自分たちって学校の歴史の授業で、縄文時代から勉強するじゃないですかぁ~
だから一番古い時代が縄文時代、くらいの認識で考えてしまっていることに、この本を読んで気づかされました・・・
縄文時代って大体1万年前くらいの話で、その次に習う弥生時代が紀元前400年前から西暦0年をまたぐくらいの感じ・・・
自分たちって日頃、西暦2020とかって使っていることもあって、人類の歴史=西暦くらいに思ったりしちゃってませんか??
自分だけですか??
この本読んで、人類の歴史ってそんな最近のことだけじゃないんだよってことを認識させられたんですけど、、、
ちなみに人類の歴史って、今から700万年前から始まったそうです。
私たちホモ・サピエンスだけで言っても、30万年前からだそうですので、人類史的に言えば私たちは新参者も新参者なので、絶滅していった諸先輩方に敬意を持たねばいけないんじゃないかって思いましたwww
でもって、この本はその700万年前から始まった人類史を振り返りつつ、、、
自分が考えるに、大きく3つの謎
①直立二足歩行をなぜ人類はしたのか?
②チンパンジーなどに比べて、人類の犬歯が縮小していったのはなぜか?
③ホモ・サピエンスの繁栄ができていることはなぜか?
これらの謎を順序建てて、非常にわかりやすく解説してくれている良著だと感じました。
興味がある方は、この著書をぜひ読んでもらった方がいいのですが、個人的にこの本の論点を書き出していきたいと思います。
●なぜ人類は直立二足歩行をしたのか?
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●四足歩行に比べて二足歩行は、走るスピードは遅くなるので肉食動物に食べられる危険性をはらんでいた
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●しかし人類の祖先は直立二足歩行をせざるを得なかった、それは木登りが下手だったため森林での生活を追いやれて、草原に居住場所を移すしかなかったから
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●森林に比べて食べ物のすくない草原においては、食べ物を獲得するためには遠方まで遠征することも多かった
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●直立二足歩行は、自分の妻や子供に食べ物を持ち帰るために発達したのではないか?(著者推奨の食料運搬仮説)
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●そもそも多くの猿には、自分の家族のために食料を持って帰るという行動は無いにも関わらず、人類ではなぜそれができたのか?
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●人類の繁殖形態に根ざしているのではないか?
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●多くの猿においては多夫多妻的な群れをなしているものが多い、そういった猿の集団においてはメスの発情期には複数のオスが一匹のメスをめぐって争いを繰り広げる。
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●オス同士の争いで重要になってくるのが、犬歯
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●オス同士の争いの少ないボノボなどでは、犬歯は小さい
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●人間のメスには発情期がない分、猿のように1匹のメスをめぐってオス同士の血眼の争いは起きにくい
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●だから人間のオスはボノボ以上に犬歯が小さい
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●人類は集団生活の中においてオスとメスとで、1:1のペアをつくるようになった初めての種
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●人類は生まれながらにして、一夫一婦制の種だと言える
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●一夫一婦制であることで、どれが自分の子供かが、多夫多妻制の猿たちよりもすぐにわかる
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●自分の遺伝子を遺すために、食べ物を自分の家族へともって帰ってくる必要性が人類にはあった(食料運搬仮説の立証)
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●そもそもヒトがこんなにも繁栄したのはなぜなのか?
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●著者が考えるに、①ヒトが多産だから。②脳が大きくなったから。
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●まずは①ヒトが多産だからから、チンパンジーは生まれたばかりの赤ん坊の授乳期間が4-5年あり、その間は子供を作らない。しかしヒトは授乳期間は2-3年で、なおかつすぐに第二子の妊娠出産が可能である。
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●ヒトは共同生活をしていることで、赤ん坊の母親以外からも世話を見てもらえるから
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●進化の歴史において、“強いから生き残る”という法則はない。あるとすれば“減るスピードよりも子供が増えるスピードが早いから生き残る”という法則のみ。
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●ヒトの妊娠→出産のスピードが早かったから絶滅していないという単純なこたえ
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●②脳が大きくなったのが繁栄の要因とは?
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●人類は260万年前に初めて石器を使うようになった。それ以降人類の脳の容量が拡大していく・・・
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●そもそも石器を使用し始めることで、人類の狩猟の成功度が飛躍的に上昇したと思われる
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●狩猟によって肉をこれまで以上に多く食べられるようになったとすると、高カロリーな肉を食べることでエネルギーがたくさん摂取できるようになったし、肉は草等の食べ物に比べると消化がしやすいので、腸を短くすることができて、その分のエネルギーが脳の拡大に充てられたと考えられる
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●脳の拡大により、人類繁栄~!!!
長くなりましたが、話の流れとしてはこんな感じです。
上記以外にも、6600万年前の天体衝突がなければ、今となっては恐竜が知的生命体になっていたのではないか??
とかだったり、ホモ・サピエンスの脳よりも絶滅したネアンデルタール人の方が脳の容量が大きいことはなぜなのか?(著者の推論はあったが、明確な理由はわかっていない)
ホモ・サピエンスの脳の容量が1万年前から比較して縮小しているのはなぜか?平均1450cc(1万年前)→平均1350cc(現在)
等々の謎には、知的好奇心をくすぐられます。
そして何より、本書で人類史を知ったことで、究極の問い・・・
我々ホモ・サピエンスの次に現れる人類はどんなヒトなのか?
という疑問を個人的には持ってしまいました・・・
まぁー自分が生きている間に分かることはないですからね、考えても仕方ないですけども。
タイムマシーンでも出来たら、今から数十万年後、数百万年後に行って、見てみたい気持ちはありますけどね~
いやぁー非常におもしろかった!!
今回はそんな感じ~~♪♪
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