あいも変わらず新書を読み耽っています。
前回は自分の嗜好には合わない1冊を選んでしまって、久しぶりに苦痛の読書だったということもあって、今回はリスクを抑えて、抑えて、、、、
超絶安牌本、池上彰さんの著書『おとなの教養 ~私たちはどこから来て、どこへ行くのか?~』を読んでみました~♪
Amazonのページ
↓↓↓
https://www.amazon.co.jp/%E3%81%8A%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%81%AE%E6%95%99%E9%A4%8A-%E7%A7%81%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%93%E3%81%8B%E3%82%89%E6%9D%A5%E3%81%A6%E3%80%81%E3%81%A9%E3%81%93%E3%81%B8%E8%A1%8C%E3%81%8F%E3%81%AE%E3%81%8B-NHK%E5%87%BA%E7%89%88%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%B1%A0%E4%B8%8A-%E5%BD%B0/dp/4140884312/ref=pd_bxgy_img_2/378-0286750-6927137?_encoding=UTF8&pd_rd_i=4140884312&pd_rd_r=b42b5a06-069d-4d8f-a660-c8c6913daf5e&pd_rd_w=pgAWE&pd_rd_wg=xlERZ&pf_rd_p=587b16be-0f5e-4017-ba4e-8771a0be2909&pf_rd_r=V9J3M4XD9CC681KNSXJ4&psc=1&refRID=V9J3M4XD9CC681KNSXJ4
池上彰さんの本を読んでおけば、ホームランは無いかもしれないけど、ゲッツーは絶対無い!! ・・・そんな安心感ありますよねw??
この本はタイトルの通り、池上さんが“一般教養”として知っておきたい、7つのテーマに関してわかりやすく解説してくれている良著です。
ちなみに7つというのが、①宗教、②宇宙、③人類の旅路、④人間と病気、⑤経済学、⑥歴史、⑦日本と日本人。
発行は2014年のものですが、近々の時事ネタを扱っているわけではないので、2020年の時点で読んでも全然古いとか、使えない、なんていうものでは無かったですね。
本文の冒頭にも、教養とはすぐに使えるものではないけれど、すぐに使えないからこそ長く使えるものである、、、みたいなことが書かれてます。
じゃあ~いつも通り、個人的要約を書き出していきます。
日本では1991年に「大学設置基準の大綱化」の方針が出た。
これは何かと言うと、大学の設置の自由化、大学での授業内容の自由化のようなもので、これをきっかけに会社から「現場の即戦力が欲しい」という要望もあり、一般教養よりも専門知識を大学で学ばせる傾向が強まった。それにより教養部が解体される・・・
しかし海外では逆、ハーバード大学では4年間しっかりと教養教育をさせて、その後自分のなりたい職業に合わせて専門の大学院へ進学するというのが流れとなっているし、マサチューセッツ工科大学では音楽の授業が充実している。
結論、一般教養こそが至高なのだ!!!
つーわけで、池上さんの解説がスタートしますw
①宗教
この章ではユダヤ教・キリスト教・イスラム教・仏教の起源を超絶わかりやすく解説してくれております。
宗教と言っても、各地の自然条件によっていろんなタイプがあるんだよ~とか、
民族宗教(ユダヤ教のようにユダヤ人しか救われない)というものよりも、世界宗教の方が信者が拡散していくよ~とか、教えてくれています。
ここで池上さんがすごいなぁ~と思うのが、宗教の違いは説明はするけども、その違いをもとにした対立のことは一切言及しないことだと思います。
この著作はあくまで、“教養のハウツー本”なわけですから、宗教の違いは説明するけれど、その違いをもとにした現実世界での面倒くさいイザコザは解説していません。池上さんですから、解説しようと思えば、そりゃーもうー詳細に解説できるんでしょうけども、まったくしておりません。
これを読んで、逆に感動しました。だってこの本は“教養”の本なわけですから、この本を読んだ人間が現実の世界においてニュースを見たときに、この本で学んだ知識をもとに、初めてどう考えればいいのかを思案すればいいわけですからね。
さすが池上さんだよ!!
ここでおいらが“へぇ~”ってなったのが、仏教の解説のところで、仏教の基本的な考え方に「輪廻(りんね)」というものがあり。これは死んだら生まれ変わるという考え方で、これは知っていたんですが、、、
仏教の最終地点って「悟り」とか同じ意味で「解脱(げだつ)」とかっていうものなんですけど、これって「輪廻」の輪の外に出るっていう意味合いなんだそうです。
私はこれまでてっきり、仏教の考え方って、良い人間は生まれ変わったときに「虫とかじゃなくて人間とかの上級生物」に生まれ変われるのだ、なんていう思想なんだと思っていたんですが、決してそうではなくて、正しくは生まれ変わる「輪廻」というものが苦痛の連鎖なわけなので、悟りを開くことでその苦痛の連鎖から断ち切れる、(もう生まれ変わらなくて済む)というものなんだそうです。
仏教においての目指すべき最終到達点が、自身がこの世からおサラバすることってのは実に興味不快ですね~
勉強になりましたね~♪
②宇宙
138億年前にビッグバンってのが起こって、46億年前に地球が誕生したんだそうです。
宇宙や、物理学にもう少しおいらの興味があれば書くんでしょうが、、、w
けどね、へぇ~って思ったのが、
英の物理学者のピーター・ヒッグスって人が、1960年代にヒッグス粒子の仮説を提唱してから、2012年にヒッグス粒子を発見して、2013年にノーベル物理学賞を受賞した話。
ヒッグス粒子というのは、この宇宙がビッグバンで始まったのであれば、その時に無秩序に飛び回っている粒子を動きにくくし、重さを与えるような粒子がなければいけないはずという仮説を打ち立てて、その50年後にその仮説通りにヒッグス粒子を発見することができたというもの。
ピーターヒッグス氏は、現在御年90歳ということ、ご存命中に見つかってほんと良かったですね。
③人類の旅路
宇宙の次は生命誕生の話、46億年前に地球が誕生して、40億年前に生命が誕生したんだそうで。
全ての人間(ホモサピエンス)の起源は、20万前の東アフリカのある女性が由来している・・・といった話や
人間にとって、日差しというものは浴びることによってビタミンDを生み出すメリットと、皮膚がんの発症のもとになる紫外線を浴びすぎることのデメリットがあるが、日差しの強さの違いによって人間の肌の色が突然変異によって変わっていったという話が印象的だった。
④人間と病気
夜勤の多い女性はメラトニンの分泌が抑えられしまうことで、乳がんの発症率が高いといった話。
第一次世界大戦を終わらせてくれた要因は、スペイン風邪にあるということ。スペイン風邪は現代の分析によって鳥インフルエンザだったということ、そもそもなぜ“スペイン”風邪という名称になったのかの意外な事実・・・
なぜ新種のインフルエンザが中国の農村部で生まれるのか?といった話
※その理由は人間と豚が同じ屋根の下で暮らしているから、そこでの科学的メカニズムは本読んで
⑤経済学
経済学の4大巨匠
アダム・スミス
カール・マルクス
ジョン・メイナード・ケインズ
ミルトン・フリードマン
を大雑把に解説しながらの、現在までの資本主義経済の成り立ちを説明。
⑥歴史
私たちは進歩史観(歴史は進歩している)という歴史の法則があると思って、歴史を学んでいる節があるが、本当にそうなのだろうか?と現代の世界情勢に訴求をしつつ、、、
かといって、“歴史”というものの重要性は池上さんも強く訴えていて、文字と紙による記録の蓄積によって、将来の戦争を遠ざけているということも書いていた。
そして歴史は変わるということ
※追加で発見がされることがあるから
歴史は書き換えられるということ
※北朝鮮と韓国の建国神話を引き合いに出しつつ
そんな感じで説明してくれてました。
⑦日本と日本人
国家意識とは、自分とは異質な人との接触があって初めて認識できるものである、というメッセージを冒頭に投げかけつつ、、、
ニッポンとニホンの使い方の違いの説明
本文では日常的な場では「ニホン」、あらたまった場では「ニッポン」である。
日本に初めて国籍というものが認識されたのは、1873年の太政官布告が始まりである・・・といった話が印象的でした。
いやぁー、一応これで要約は全てなんですが、改めて見返して要約になっていませんねww(;´д`)
池上さんがそもそも、様々なテーマを非常にわかりやすく、かつ読者に興味を持ってもらえるように要約しているような本なので、それを要約するということに無理がありました。
この本読んで、本当に池上さんってスゲーなって、改めて認識いたしました。
この本では7つのテーマが書かれていますが、どのテーマにおいても読者にとって簡単にわかりやすく説明をしてありつつ、興味を持てるような意外なエピソードや、へぇ~っとなるエピソードを撒き散らせて、勉強することの楽しみを沸き立たせるような内容になってます。
そしてあくまで、それぞれのテーマのどれもさわりの部分の解説なんで、これを読んで“経済学”の部分に興味を持てば、今後はそっちのジャンルの本を読めばいいわけですし、“宇宙”だったら物理学等の理系の本になるだろうし、、、
何度も繰り返しますけど、本当スゲーなっと・・・
でもって池上さんの、さらにすごいところって、、、
こんだけベストセラーの本を書いたり、TV番組にも引っ張りだこにも関わらず、“ガッポガっポ儲けてやろう”とか、“おれって頭いいんだぜ~♪”っていうオーラが皆無ですよね!!?
いやぁーすげーわw
今日はそんな感じでーーす
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
前回は自分の嗜好には合わない1冊を選んでしまって、久しぶりに苦痛の読書だったということもあって、今回はリスクを抑えて、抑えて、、、、
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ちなみに7つというのが、①宗教、②宇宙、③人類の旅路、④人間と病気、⑤経済学、⑥歴史、⑦日本と日本人。
発行は2014年のものですが、近々の時事ネタを扱っているわけではないので、2020年の時点で読んでも全然古いとか、使えない、なんていうものでは無かったですね。
本文の冒頭にも、教養とはすぐに使えるものではないけれど、すぐに使えないからこそ長く使えるものである、、、みたいなことが書かれてます。
じゃあ~いつも通り、個人的要約を書き出していきます。
日本では1991年に「大学設置基準の大綱化」の方針が出た。
これは何かと言うと、大学の設置の自由化、大学での授業内容の自由化のようなもので、これをきっかけに会社から「現場の即戦力が欲しい」という要望もあり、一般教養よりも専門知識を大学で学ばせる傾向が強まった。それにより教養部が解体される・・・
しかし海外では逆、ハーバード大学では4年間しっかりと教養教育をさせて、その後自分のなりたい職業に合わせて専門の大学院へ進学するというのが流れとなっているし、マサチューセッツ工科大学では音楽の授業が充実している。
結論、一般教養こそが至高なのだ!!!
つーわけで、池上さんの解説がスタートしますw
①宗教
この章ではユダヤ教・キリスト教・イスラム教・仏教の起源を超絶わかりやすく解説してくれております。
宗教と言っても、各地の自然条件によっていろんなタイプがあるんだよ~とか、
民族宗教(ユダヤ教のようにユダヤ人しか救われない)というものよりも、世界宗教の方が信者が拡散していくよ~とか、教えてくれています。
ここで池上さんがすごいなぁ~と思うのが、宗教の違いは説明はするけども、その違いをもとにした対立のことは一切言及しないことだと思います。
この著作はあくまで、“教養のハウツー本”なわけですから、宗教の違いは説明するけれど、その違いをもとにした現実世界での面倒くさいイザコザは解説していません。池上さんですから、解説しようと思えば、そりゃーもうー詳細に解説できるんでしょうけども、まったくしておりません。
これを読んで、逆に感動しました。だってこの本は“教養”の本なわけですから、この本を読んだ人間が現実の世界においてニュースを見たときに、この本で学んだ知識をもとに、初めてどう考えればいいのかを思案すればいいわけですからね。
さすが池上さんだよ!!
ここでおいらが“へぇ~”ってなったのが、仏教の解説のところで、仏教の基本的な考え方に「輪廻(りんね)」というものがあり。これは死んだら生まれ変わるという考え方で、これは知っていたんですが、、、
仏教の最終地点って「悟り」とか同じ意味で「解脱(げだつ)」とかっていうものなんですけど、これって「輪廻」の輪の外に出るっていう意味合いなんだそうです。
私はこれまでてっきり、仏教の考え方って、良い人間は生まれ変わったときに「虫とかじゃなくて人間とかの上級生物」に生まれ変われるのだ、なんていう思想なんだと思っていたんですが、決してそうではなくて、正しくは生まれ変わる「輪廻」というものが苦痛の連鎖なわけなので、悟りを開くことでその苦痛の連鎖から断ち切れる、(もう生まれ変わらなくて済む)というものなんだそうです。
仏教においての目指すべき最終到達点が、自身がこの世からおサラバすることってのは実に興味不快ですね~
勉強になりましたね~♪
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138億年前にビッグバンってのが起こって、46億年前に地球が誕生したんだそうです。
宇宙や、物理学にもう少しおいらの興味があれば書くんでしょうが、、、w
けどね、へぇ~って思ったのが、
英の物理学者のピーター・ヒッグスって人が、1960年代にヒッグス粒子の仮説を提唱してから、2012年にヒッグス粒子を発見して、2013年にノーベル物理学賞を受賞した話。
ヒッグス粒子というのは、この宇宙がビッグバンで始まったのであれば、その時に無秩序に飛び回っている粒子を動きにくくし、重さを与えるような粒子がなければいけないはずという仮説を打ち立てて、その50年後にその仮説通りにヒッグス粒子を発見することができたというもの。
ピーターヒッグス氏は、現在御年90歳ということ、ご存命中に見つかってほんと良かったですね。
③人類の旅路
宇宙の次は生命誕生の話、46億年前に地球が誕生して、40億年前に生命が誕生したんだそうで。
全ての人間(ホモサピエンス)の起源は、20万前の東アフリカのある女性が由来している・・・といった話や
人間にとって、日差しというものは浴びることによってビタミンDを生み出すメリットと、皮膚がんの発症のもとになる紫外線を浴びすぎることのデメリットがあるが、日差しの強さの違いによって人間の肌の色が突然変異によって変わっていったという話が印象的だった。
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夜勤の多い女性はメラトニンの分泌が抑えられしまうことで、乳がんの発症率が高いといった話。
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なぜ新種のインフルエンザが中国の農村部で生まれるのか?といった話
※その理由は人間と豚が同じ屋根の下で暮らしているから、そこでの科学的メカニズムは本読んで
⑤経済学
経済学の4大巨匠
アダム・スミス
カール・マルクス
ジョン・メイナード・ケインズ
ミルトン・フリードマン
を大雑把に解説しながらの、現在までの資本主義経済の成り立ちを説明。
⑥歴史
私たちは進歩史観(歴史は進歩している)という歴史の法則があると思って、歴史を学んでいる節があるが、本当にそうなのだろうか?と現代の世界情勢に訴求をしつつ、、、
かといって、“歴史”というものの重要性は池上さんも強く訴えていて、文字と紙による記録の蓄積によって、将来の戦争を遠ざけているということも書いていた。
そして歴史は変わるということ
※追加で発見がされることがあるから
歴史は書き換えられるということ
※北朝鮮と韓国の建国神話を引き合いに出しつつ
そんな感じで説明してくれてました。
⑦日本と日本人
国家意識とは、自分とは異質な人との接触があって初めて認識できるものである、というメッセージを冒頭に投げかけつつ、、、
ニッポンとニホンの使い方の違いの説明
本文では日常的な場では「ニホン」、あらたまった場では「ニッポン」である。
日本に初めて国籍というものが認識されたのは、1873年の太政官布告が始まりである・・・といった話が印象的でした。
いやぁー、一応これで要約は全てなんですが、改めて見返して要約になっていませんねww(;´д`)
池上さんがそもそも、様々なテーマを非常にわかりやすく、かつ読者に興味を持ってもらえるように要約しているような本なので、それを要約するということに無理がありました。
この本読んで、本当に池上さんってスゲーなって、改めて認識いたしました。
この本では7つのテーマが書かれていますが、どのテーマにおいても読者にとって簡単にわかりやすく説明をしてありつつ、興味を持てるような意外なエピソードや、へぇ~っとなるエピソードを撒き散らせて、勉強することの楽しみを沸き立たせるような内容になってます。
そしてあくまで、それぞれのテーマのどれもさわりの部分の解説なんで、これを読んで“経済学”の部分に興味を持てば、今後はそっちのジャンルの本を読めばいいわけですし、“宇宙”だったら物理学等の理系の本になるだろうし、、、
何度も繰り返しますけど、本当スゲーなっと・・・
でもって池上さんの、さらにすごいところって、、、
こんだけベストセラーの本を書いたり、TV番組にも引っ張りだこにも関わらず、“ガッポガっポ儲けてやろう”とか、“おれって頭いいんだぜ~♪”っていうオーラが皆無ですよね!!?
いやぁーすげーわw
今日はそんな感じでーーす
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
コメント
そのうちの一つが人間道であり、他にも天道などがあります
天道は私達のイメージする天国に近いものですが、実はこれも輪廻のうちの一つで、天道にいてもいつかは死に、輪廻の輪からは逃れられません
唯一輪廻の輪から外れることができるのが「解脱」であり、解脱というのは字の如く輪廻の輪から離れる(脱する)ことを言うんですね
そして、この解脱(悟りを開く)は「出家」することでしか得られないとされており、だから仏教があるのだというのが根本的な考え方です
仏教が他と違って面白い所は、他の宗教は大抵「神」があり、別次元の存在として崇められるわけですが、仏教はあくまでこの「解脱」して仏になることが最終目標なわけですから、誰でも仏になる可能性がある、つまり仏は敬い崇めこそすれ同時に目標でもあるんですね
>仏教においての目指すべき最終到達点が、自身がこの世からおサラバすること
ここは少し誤解があります、仏に成る、つまり成仏は死ぬことが前提ではありません。悟りを開いた仏が肉体的に滅びることを入滅と言います
悟りは生きている時にも開けます
仏教においては死というのは肉体的な滅びと精神的なものが分かれているので、他宗教の死生観とは少し異なるんですね
死んだ人に成仏しろよという言葉をかけますが、ここらへんは死んだ人が仏と呼ぶあたりと関係していて、少しややこしいです
ざっくりいうと、出家して悟りを開く「仏」と
死んだ人を指す「仏」は少し意味合いが変わるという感じです
(歴史が長いので、厳密に定義していくと色々矛盾があるんです)
ハリーさんは、住職かなにかですか(・・;)?
私が興味を持った仏教の部分の詳細な解説ありがとうございます。
あーそう言えば六道って聞いたことがあったような気がします。人間道とか餓鬼道とか阿修羅道とか、、、
悟りを開く、解脱、入滅、、、この辺の用語の違いは知っておいて損はなさそうですね。
ハリーさんに詳細解説していただいた上で、池上さんのすごさを感じます・・・
仏教の難しい教えを、しっかりと理解した上で超絶端折ってこの本では解説してくれていたんでしょうね。
簡易な説明の裏には、膨大な専門知識量があることを感じます。
そしてそれを感じさせてくれたハリーさんのコメント、重ねてありがとうございましたm(_ _)m
私は中高大と仏教系(大学ではほぼ勉強してませんが…)なので自然と知ったレベルです
宗教というものにあまり興味はないんですが、哲学として考えると仏教はなかなか面白いんですよね
仏教系学校出身、そうでしたか〜 納得です。
おいらは熱心に信仰している宗教もなく、平均的な日本人なのでしょう〜
先祖のお墓はお寺にあって、実家には神棚があったり、結婚式はキリスト教的な儀式に則って行い、新年になると神社に初詣に行く……
そんな身近な存在のはずも、これほどに理解していない宗教ってものに、本当に面白みを感じました。