【読書感想文】 『世界一ワクワクするリーダーの教科書』 大嶋啓介
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一応おいら職場では部下がいたりするんで、興味持って買いました。




この本、熱量ハンパないです。


この本の結論はタイトルに書いてある通り、、、





人生ワクワクしたもん勝ちっ‼‼






誤解を恐れずに言えば、本当にこの一点のみですっww






この本、読者をワクワクさせるために、データとか研究とか根拠(エビデンス)なんぞはありません‼‼






けれど、この本を読む前と読んだ後だと、確かに世界観が変わったようになります‼






字も大きいし、行間もたくさん取っているし、1~2時間もあればすぐに読めてしまいます




それでは以下、できる限り筆者の大嶋さんと同程度の熱量で要約していきますねw





リーダーは「やり方」よりも「あり方」。
生き様が重要。

リーダーは部下を「能力」で見る人が多いが、
部下はリーダーを「人間性」で見ている。








ワクワクすれば人生うまくいく!!

そして重要なのは、成功したからワクワクするのではなく、
ワクワクするから成功する。









古事記においての最大のピンチ、天照大神が岩の中に隠れてしまった際に、どうやってピンチを抜け出したか・・・??

その方法は、踊った‼








仕事の目標がキツくて、仕事が嫌だ、、、目標が高すぎて無理、、、なんて思っている人に、ぜひ考えてもらいたい・・・
「目標達成したら1億円もらえます」ってなったらどうです?
絶対ワクワクして、絶対目標達成しちゃいますよね??
そういうことw






予祝
という素晴らしいシステムの存在

⇒これは、夢が叶う前から先に喜び、先に祝うこと、そして結果的に夢を引き寄せる行為

※お花見も元は秋の豊作のための予祝






本気には4つの段階が存在する

①自分の意志で何が何でもやると決める

②あきらめずにやり続ける

③楽しくなる

④本気の人を、人は応援したくなる









スポーツ選手などのイメージトレーニングで、金メダルを“取った瞬間”を想像するよりも、金メダルを“取った後”をイメージするべき。

※周囲の反応や、だれが喜んでくれるのか、それにより自分はだれを喜ばせたいのかなどを考える








人間の脳にはものすごい力ががあるので、「思い込み」を実現してしまう。

※実は普通に分けた2つのクラスを、担任の先生には一つは「優秀なクラス」、もう一方は「成績が良くないクラス」と言って任せると、その後思い込み通りに成績に差が出てくる。








「6歳までに、85%の思い込みが作られる」
⇒母親の「この子は、人見知りなんです」と言うことが、子供を人見知りにさせている要因。


まずは、自分がどんな思い込みを過去に作ってきたのかを知ること。

そして、その思い込みが過去の経験によって自分で勝手に作ってきたものだと理解する。

可能性の扉が開く・・・













ここからは具体的な例をもとに人生をワクワクするQ&A




Q.巨大な台風でりんごが9割も落ちてダメになってしまったリンゴ農家
↓↓↓
A.落ちなかったリンゴを「落ちないリンゴ」という名前で受験生に1個1000円で売った。








Q.先生のことが嫌いだから、学校に行きたくないと子どもが言い出した。
↓↓↓
A.先生の良いところを100個書いてみよう。もし1週間で先生の良いところを100個書けたら〇〇〇をプレゼントするよ‼









Q.大きな取引先から、かなり無茶な値引き要求があった。
※実際にトヨタからカーラジオの発注を受けていた現在のパナソニックの実話
↓↓↓
A.松下幸之助「これは単に値引き要求を受けた、というだけのことではないんや。日本の産業を発展させるための、公の声だと受け止めなければならないんではないか?それにもし20%の値引きに耐えられる製品ができたらどうや?世界中で通用する製品になるんやないか?これは松下最大のチャンスやな‼」










Q.娘が超反抗期。親子関係もギクシャク。そんなときに学校でタバコが見つかり、親として呼び出された。
※ビリギャルのモデルになった娘さんのお母さんの実話
↓↓↓
A.あなたが何をしても、仮に何者になったとしても、私だけはあなたの一番の味方なんだよ、ということを娘に知ってもらえる、わかってもらえる絶好のチャンス!













とまぁーこんな感じです。


基本ポジティブ思考なおいらですが、この本読んでその傾向がさらに強化されましたね。


こういう理屈じゃなくて、情熱が主成分の本もたまに読むのもいいもんですね♪♪


今日はそんな感じでーーす


ではでは( ´Д`)ノ~バイバイ
【読書感想文】 『なんでもホルモン 最強の体内物質が人生を変える』 伊藤裕
コロナの外出自粛で読書がはかどりますなぁ~(泣) (´;ω;`)


今回読んだのは、『なんでもホルモン 最強の体内物質が人生を変える』です。


今回は実際の書店でなくて、Amazonでテーマを検索して購入してみました。


・・・というのも、Amazonの影響でしょうね、、、おいらの自宅の最寄りの本屋が店を閉めるそうで、今後は本屋の店頭に出向く機会が減りそうだったので、今後の読書生活を維持するためにもネット経由で注文してみました・・・(;’∀’)



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ホルモン焼きのホルモンではないですよ~



人間の体調だったり感情だったり、大きく言えば人間の内面すべてを統括するホルモンに興味を持ったもんで。




筆者の伊藤さんは、ホルモンの専門家だけあって、この新書すんごい情報量。

そもそも様々な種類のあるホルモンのうち、世界で一番最初に発見したのは、1901年に日本の化学者、高峰譲吉によって、“アドレナリン”の存在だそうなんです。


それから現在の約100の間に、100種類以上のホルモンが発見されているそうです。


筆者いわく、「ホルモンとは興奮させてくれるもの」であり、極論人は興奮するために生きているとしています。





ここからは本作の中かから、自分の興味を持った部分を箇条書きで書きだしますね。



成長ホルモンが多く出すぎてしまう病、「先端巨大症」になるとゴリラ顔になり高血圧になり、がんになりやすい。

⇒ゴリラが身体が巨大なのは、成長ホルモンが人間よりも多く出ているからなんだろうと納得




逆に成長ホルモンが出なさすぎる病、「ラロン症候群」になると身長が伸びなくて、その名の通り成長しない、その代わりがん発生率は低く、長寿の傾向がある。




「愛情ホルモン」と呼ばれるオキシトシン、母親にとってはこのホルモンがたくさん出ることで、自分の産んだ子どもを何者にも代えがたく思えるようになる。オキシトシンは「抱擁ホルモン」とも呼ばれていて愛する人との抱擁、セックス、キス、授乳・・・等の行為で分泌される。男性にオキシトシンを摂取させることで、「浮気防止ホルモン」としても効果がある。






男性ホルモンの仲間でバソプレッシンというホルモンは、男性的愛情表現の物質であり、これが多いオスは縄張り意識が高まり、攻撃性が高まり、表情がきつくなる。





男性ホルモンの量は薬指の長さで判断することができる。人差し指よりも薬指の方が長い男性は、男性ホルモンが多い証拠。





ここで少し言い訳なのだが、ホルモンは100種類以上あるうえに、男性ホルモンから筋力と関係があるテストステロンが作られたりと、単体である物質が出るというよりも、あるAという物質が分泌されるということは、その結果Bという物質が作られることも促進されたりして、ホルモンとは非常に奥が深い・・・


例えばタバコをやめた男性が、口元が寂しくなって食べることが多くなって太ってしまうという言い訳がよくあるが、、、


筆者のようなホルモンの専門家から言わせれば、、、


①タバコに含まれるニコチンの摂取が無くなる

②男性ホルモンから女性ホルモンは生み出されるのだが、その転換する作業を促進させるアロマターゼの働き自体をニコチンは抑制する作用がある

③結果としてタバコをやめた男性は女性ホルモンを多く分泌するようになる

④女性ホルモンはエネルギーを脂肪として蓄積しようとする働きがある

⑤タバコをやめた結果、太る



こういう流れらしい・・・ホルモン・・・実に奥が深い・・・(;゚д゚)ゴクリ…







男性・女性ともに更年期障害は存在する。しかし、変化の程度が男女別で差がある。
「女性は崖から落とされる感じ、男性は坂道を下る感じ」






女性の更年期で、女性ホルモン分泌が急減すると骨粗しょう症になりやすくなる。これは女性ホルモンがビタミンDの生成が減り、ビタミンDにはカルシウムの吸収を助ける作用があることが要因。
また女性ホルモンの急減により、男性化して“大阪のおばちゃん化”する。







女性ホルモンには血管を丈夫にする作用がある。これが男性よりも女性の平均寿命がずっと6.4歳ほど長い要因と思われる。






ストレスがたまるとたくさん分泌するコルチゾールは、内臓脂肪を蓄積させる効果がある。これはかつての人類のストレスの要因と言えば、その多くが食べ物がないという状態だったことからである。







本書のまとめとして、、、
①昼寝でもいいから、睡眠時間を何とか確保する
②夜はメールをチェックしない
③眠るときは部屋を真っ暗にする
④なるべく多くの人と握手する
⑤ペットを可愛がる
⑥時にはドキドキする勝負事にも挑戦する
⑦時々地図を見るようにする
⑧週末には「自分へのご褒美」スケジュールを入れる
⑨深呼吸をしてみる、大きくため息をついてみる
⑩体がポカポカするまで運動する
⑪ぬるめのお風呂に体ごとつかる
⑫天気の日は必ず一度は外出する
⑬「おなかが空いた」と思える時間を持つ
⑭おかずの品数はなるべく多くする
⑮発酵乳、野菜、ネバネバ食品を取るようにする
⑯困った問題は翌朝に持ち越す
⑰迷ったら周りの人と同じ行動をとってみる
⑱時には愚痴を思いっきり言ってみる
⑲毎日なるべく同じ時間には同じことをする
⑳三日坊主を恐れずにとにかくやってみる










そんな感じですね~

いやぁー本屋無くなるのほんとショック・・・(;’∀’)

ため息を大きくついてホルモンバランスを整えたいと思いますww

そんな感じでーーーす

ではでは( ´Д`)ノ~バイバイ
最近は本の感想分しか書いてなかったので、久しぶりにこういう系のタイピングもしたくなっていたのは確かです、、、w (挨拶)


多いってわけでもありませんが、ここ最近3年以上前の記事にちょこちょことコメントをいただくんですよ。


それがこの日記
↓↓↓
【エロ哲学・なぜエロい気分になるのか??】“真面目に不真面目なことを一生懸命考えてみたので、脳内妄想を文章化してみる”の巻
https://meatbouzu.diarynote.jp/201608312251026202/







中二病患者がその症状を発症させて、一通り悪化させて行き着く先、、、




そこでふと、




「なぜエロい気分になるんだろう?」


と思うんだと、おいらは思うんですよ、、、



そこで困ったときのGoogle先生に、“なぜエロい気分になるのか?”と検索をすると一番トップにおいらの上記の日記が出てきますww
※2020年4月9日現在



何を隠そう、世界最大の検索システムを駆使して“一周まわってエロってなんじゃ?”と思った中二病患者のお悩み相談室が、おいらの3年前の記事になってんですよ・・・w



詳しくは2016年の上記記事を読んでほしんですが、そこでおいらが解き明かしたエロ哲学の方程式を簡単に明記しておくと、、、



Q.なぜエロい気分になるのか?

⇒自身のDNAを持った子孫を増やしたいという人間の本能によって






Q.なぜ、女性よりも男性の方がエロい気分になりやすいのか?

⇒女性は一度妊娠すると、一定期間身体的に拘束されるため、どんな相手と子どもをつくるかが、男性と比較して重要であり、エロい気分になるにも慎重にならざるを得ないから。






Q.なぜ、合意的なSEXよりも乱交的SEXの方が興奮して、それを遥かに凌駕するほどに、背徳的SEXの方が興奮するのか?

⇒男性側から見た種を遺すという本能に働きかける希少性が関係しているのではないか?







この辺の謎を、実に理論的に非の打ち所の無い論法で解き明かしたと言えよう~♪♪





でもって、今回この記事で書きたいのは、ここもとエロ哲学においての最大の謎が浮上してきたってことなんですよっ!!!



それは・・・・







「なぜ、人間はエロいことに恥を感じるのか?」ということっ!!





具体的にどういうことかと言えば、自分の裸体を見られたりだとか、自分がオナニーしているところ、SEXをしているところを見られたりだとか、そういった行為だけにも限定されず、自分が隠し持っているエロ本を他人に発見された際にも、なぜ人間は恥ずかしいと感じるのか??ということ。







なんでか考えたことあります??


前回のエロ哲学の記事の時に、なぜエロい気持ちになるのか?に対して、人間は子どもを作りたいから、と結論を出させてもらったわけですが、子どもをつくること自体は恥ずべきことではないですよね??



妊娠がわかった女性が、「旦那とSEXしたのがバレるのが恥ずかしい」って考えたりはしないですよね?




まず状況を限定した方が議論がしやすいので、仮に「公衆の面前で自分自身の背後から悪友が近づいてきて、勢いよくズボンとパンツを掴んで一気に下げられ、自らの粗チンが第三者にバッチリと目視された」としてみましょう。



おそらくここで即座においらが取る行動は、頬を赤く染めて「イヤン・・・」と言うのではなく、下げられたズボン&パンツを元に戻しながら、オーディエンスから自らの粗チンに注がれる好奇の視線を断ち切る行動を即座に取るはずです。



なぜ前者の行動でなく、後者の行動なのか?

だって前者の行動の方がウケが取れそうなのに!!


なぜ後者の行動を取るのか?? 


“恥ずかしいから”という答えが出てきますが、そもそもなぜ恥ずかしいと感じるのか?が真の問いであるため、さらに妄想を深めていきます・・・



じゃあ、まずここでおいらの粗チンを見ていた第三者が見知った同性の知人だけだった場合と、異性だった場合とでどう感情が変わるのか?を考えてみたいと思います。



おいらの粗チンを見ていたのが同性だった場合、、、


見ていた各々のチンポと脳内で比較されるであろうことに、強い羞恥心を感じると思います。



おいらの粗チンを見ていたのが異性だった場合、、、


見ていた各々の彼氏のチンポと脳内で比較されるであろうことに、強い羞恥心を感じると思います。





・・・・(´Д`;)












そもそもおいらが粗チンであることで、思考実験に特定の補正がかかり過ぎて、求めたい真理を導き出すことができなくなってるやんwww!!!
(;´Д`)










おいらの粗チンを持ち出すと、話がこじれることが分かったわ・・・(;´Д`)



よし、じゃあおいらのチンポが公衆に晒される状況を省いた特定状況として、、、


仮に自宅に隠してあったエロ本やエロDVD等のmyエログッズを第三者に見つけられた場合を考えてみよう。



見つけられてしまったのが、①同性の悪友、②見ず知らずの同性、③親、④好みの異性、⑤別段好みではない異性・・・


色々とシチュエーションを変えながら想像してみましたが、やっぱり一番恥ずかしいのは、上記で言えば④と⑤で異性から見つけられた方が恥ずかしいですよね?


じゃあなぜこの時に恥ずかしいのか?


進化論で有名なチャールズ・ダーウィンはこう言っていたそうです。

「赤面の表情は、もっとも特有で、もっとも人間らしい感情表現である」と




ものすごく恥ずかしい時に人間は顔が赤くなりますが、これは動物の中でも人間特有のもので、他の動物には無い特徴のようなんです。



また調べていくと興味深い人間赤面説が見つかりました。



それは、人間が赤面するのは、相手があなたが反省しているとわかるためだという説です。



これはどういう事かと言うと、人間が何かの失敗をしでかしてしまった際に、相手から許しを得なければなりませんが、失敗をしてしまった人間が赤面していることで、それを見た相手は「この人は本当に恥ずかしがっている」とか「この人は本心から反省している」と判断できるようにするために、人間が独自に赤面するように発達したのではないか、という説です。



この説が科学的に正式に立証されたわけではないのですが、確かに失敗した相手が赤面しながら詫びたり、恥ずかしがっていれば、それは嘘偽りではなく、本心であると思ってしまう気がします。


実験においても、被験者に赤面した人間の写真を見せると、その写真で見た人間に対して「好感」を感じるそうです。


ですから、赤面は人間と人間の対立の回避や、円滑な人間関係を築くために生み出された生理的現象なのかもしれません・・・・




ここで話を戻します・・・・





じゃあこの説を用いて、先ほどのmyエログッズを異性に見つけられた時に、なぜ恥ずかしいという感情が沸くのか?を解き明かすと、こう結論付けられると思います。






(グッズを見つけられてしまった)あなたという異性に対してでなく、(エロ本やエロDVDという)あなた以外の対象に対してエロい気持ちを高ぶらせていた自分が申し訳ない


・・・ということに



この思考実験でふと意外な事実に気づいたのだが、このmyエログッズを見つけたのが、好みの異性であっても、別段好みではない異性であっても、同じくらい恥ずかしいということに。




ということはですよ、恥ずかしい=相手に対しての反省の感情、という方程式が成り立つ場合、好みの異性でも、別段好みでない異性であっても、同じくらい恥ずかしいということは、同じくらい反省を感じている、、、、




ひいては同じくらいその異性とのSEXを願っているのではないか?ということですよ。



これはmyエログッズを見つけられたというギミックによって、特段好みでなかった異性が好みの異性と同じくらいの好みに格上げされたという紛れもない事実なんですっ!!











いやーもう最高でしょ!!このラブコメ的展開ぃ~!!







そもそも、ラブコメでAとBとCの3人の女性に事あるごとに言い寄られる展開の主人公が、Aから言い寄られている時に顔が赤面しているのは、AにとってはBとCからも主人公は言い寄られているのは知りつつも、主人公が赤面しているということはBとCとの関係性に反省をしているという表れでもあって、Aにとっては主人公が赤面していることが自分への愛情であるという非常に高度なメタ認知をしていたわけだぁーーー!!!









ぬおーーーーーーーーーー












そんな展開のラブコメが見たいんですが、何かオススメってありませんか!?









【完w】





P.S.

完全に、書き始めた際に想定していた結論とは、別の場所に着地しちゃいましたw
【読書感想文】 『100の科学的メソッドと40の体験的スキルから編み出した最高の体調』 鈴木祐
【読書感想文】 『100の科学的メソッドと40の体験的スキルから編み出した最高の体調』 鈴木祐
【読書感想文】 『100の科学的メソッドと40の体験的スキルから編み出した最高の体調』 鈴木祐
まとめて読了していたもので、まとめて日記にしております。

その関係で本日2つ目の記事になります。



今回読んだのは、『100の科学的メソッドと40の体験的スキルから編み出した最高の体調』です。


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この手の『〇〇〇個の科学データをもとに編み出された究極の△△△の方法』みたいなタイトルって惹かれてしまいますねw



膨大な科学的根拠をもとに書かれているということは、少なくとも筆者一人の感情論で書かれたものでは無い、という安心感を与えてくれますよね~♪




でもって、また本書を読んでの興味を持った部分を書き出して行くんですが、本書の結論を先に申し上げますと・・・・




「進化とのミスマッチは何か?」を日々考えろ!!


ってことです。





本書、最高の体調を実現させるために一環した主張がなされておりまして・・・
それが何かと言いますと人類の進化の過程において、不都合な部分が生じることで不健康になってしまうので、狩猟採取民のころだった人類の生活を取り戻すべき!!みたいな内容です。


かと言って、「じゃあみんなで仕事を辞めて、槍もって山に狩猟しに行こう~!!」なんてことは言い出しませんw



筆者が言うには、肥満や集中力低下、うつ病、炎症、不安は文明病とのこと。



各章において、一つずつ文明病が起こってしまう、進化の過程においてのミスマッチをあらわにして最高の体調を模索していきます。





①炎症

炎症とは怪我をした時にジクジクと液体が染み出し、赤く腫れ上がるもの。これは体の表面だけでなく内部でも発生する。



内臓脂肪がたまってしまうことで体内の炎症の原因となってしまう。



トランス脂肪酸・・・成分が新しすぎて肝臓の働きを乱してしまうことがわかっている。
⇒上手く消化出来ずに、悪玉コレステロールが発生してしまう。



孤独も毒、毒性としてはタバコと肥満と同じくらい。そもそも古代ならばグループからの離脱は死を意味するものだったので、孤独が問題視されるようになったのは人類史的に見ても最近。

※本著において人類史的に見ても最近とは、ホモ・サピエンスが誕生した20万年前から延々と続く人類史においてということ。





過去において不安とは、猛獣に襲われるとか食べ物が無いなどの「はっきりした不安」だった。それに対して現在は「ぼんやりした不安」に変わった。これは人類の長寿と繁栄を糧に、未来を感じる心理的距離感が遠くなったことと考えられる。






②腸

腸は栄養を体内に送り込むのと同時に、外敵を体内に入り込むのを防ぐ機能がある。


外敵が入り込むのを防ぐためには、食物繊維を摂取した際にそこから生成する酪酸という成分が必要なのだが、現代人は食物繊維の摂取量が減ってしまったことで、腸の細胞に細かな穴が空いてしまう「リーキーガット」という現象になってしまうことが多い。それがひいては“疲れやすさ”にもつながってくる。


食物繊維、ヨーグルト、発酵食品などを意識して摂取した方が良い。






③環境


自然が健康には重要。※偽物でもインパクトがある。例えばPC画面越しに見る森などの自然の風景でも人間は癒される。


自然がなぜいいのか?⇒人間の3大感情システムが①興奮、②満足、③脅威なのだが、どうしても都市部での生活では①と③が刺激され過ぎていて、②が刺激されることは少ない。自然に触れ合うことで、この3つの感情システムがととのう。



健康でいるには友人がいることが重要であるが、1回に築ける友人は5人程度であることがわかっている。





④ストレス


「リアプレイザル」・・・感情を当て込む作業のこと。

⇒具体的には、緊張してきたときに「楽しくなってきた!」「ワクワクしてきた!」と自分に言い聞かせること。 人間の脳内において緊張の感情と興奮の感情は、どちらに解釈するかは脳次第である。




超正常刺激・・・自然界には存在しないものに対して本能が反射的に作動してしまう状態

⇒具体的にはポルノ・ジャンクフード・ブルーライト・・・





デジタル断食で健康体に、、、

⇒現代人はPCやスマホに振り回されすぎている







⑤価値

古代人の生きる意味はシンプルだった。それは「生きる産む育てる」。
しかし現代は価値観が多様化しすぎて生きる価値が見出しづらい・・・



自分の生きる価値を探求する自己問答
「もしすでに使い切れないほどの金を手に入れ、理想の仕事につき、毎日が幸福感に満ち溢れていて、誰からも尊敬されていたとしたら、私はどのように行動するだろうか?自分や他者との関わり方はどう変わるだろうか?」



人間が幸福を感じやすい4つの価値観
①自治・・・自分が人生をコントロールしている
②多様性・・・仕事や人間関係が多彩
③困難・・・人生に適度な難しさ
④貢献・・・他者の役に立つ  ←ここが特に重要!!








⑥死


畏敬の念を数多く体験した人ほど身体の炎症レベルが低い。

畏敬の念の代表的な先、①自然、②アート、③偉人








⑦遊び


遊びがなぜ必要なのか?

⇒人生のストレスに立ち向かい、ポジティブな感情を引き出す最良のリソースだから。 人生のあらゆるものを「遊び化」する必要性がある。




イフゼンプランニング

⇒「もしXが起きたら、Yをする」という形式で実行のタイミングをルール化してしまう。



「抜苦与楽」

⇒仏教用語、万物の苦しみを取り除き、安楽を与えること。簡単に言えば、自分はもちろん自分のために生きながら、他人のためにも生きよ。という意味。










本書の書き出しは以上ですーー




20万年の人類の歴史において、農業が初まったのが2万年前、逆に言えば人類史的に言えば、人類が米を食べ始めたのは最近であり、米を食べてなかった時代の方が圧倒的に長い。じゃあ人類が米を食べ始めたことによる、デメリットが何か?ミスマットとは何か?


こんな問いを理屈で説明してくれるのは、本書くらいなのかもしれませんね~






今日はそんな感じ~

ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ


【読書感想文】 『なぜ、突然妻はキレるのか?』 嶋津良智
新年度になりましたが、コロナ問題で気が滅入りますよね~(;´Д`)


最近はメディアを見てても、コロナの感染拡大の悲惨な状況を目の当たりにして、「心配」「不安」の念を感じさせられて・・・

挙句の果てに、リポーターが夜の繁華街を歩く若者たちに「自粛要請が出ていることは知ってますか?」なんて聞いて、視聴者のヘイトを上げながら視聴率を稼ごうとする姿勢に虫唾が走る・・・



もうね、こうなったら・・・・









活字を読んで気を静めるしかありませんよっ!!
ヽ(´Д`;)ノ









つーわけで、新年度初っ端に読んだ本は、『なぜ、突然妻はキレるのか?』というね・・・(´Д`;)




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世間もコロナで大変ですが、うちの家庭内も家庭内で大変なのですwww




少し前に読んだ『妻のトリセツ』では著者が女性ということもあり、女性側の主張がメインだったのもあり、書かれていることに賛同はしつつも、男性側視点に欠けるのでは?と思うところもあったんですが、今回は著者が男性ということもあり、素直に読めたという点は良かった点ですねw


ではいつも通り、興味深かった部分を書き出していきます。








●妻の怒りを発生させている原因は「不公平感」

⇒共働き世帯が増加しているにも関わらず、調べてみると家事の大半は妻の負担となっている実態がある。






●妻のイライラの要因は「夫との価値観の違い」

⇒夫婦は他人同士である以上、価値観がまったく一緒なんていうことがないことを認識すべき。

ここで筆者の格言、、、

“恋愛はファンタジーだが結婚はリアリティ”






●男性脳と女性脳の違い

⇒女性脳は細かいことによく気づき、感情的になりやすく、古いことをよく覚えているという性質があり、それに対して男性脳は2つ以上の視点から物事を見る力が強い。







●男性は「考えていること」を口にするが、女性は「感じていること」を口にする。








●ストレスを感じた際の男性脳と女性脳の対応の違い

⇒ストレスを感じた際、女性はおしゃべりをすることで共感をしてもらい、それによりストレスを解消しようとする。それに対して男性がストレスを感じた際には、黙り込んで、問題に対して思考を開始し、理論でもってストレス解決をはかる。






●日頃から相手の気持ちや考え方を聞いたり、自分の気持ちや考え方を伝えることで、価値観の擦り合せをすることが重要。

⇒そのために大事な日常でのフレーズが、「今日、どうだった?」と「何かあった?」 それで会話を聞き出して反論や意見をすることなく聴き続けることが肝要





●「〇〇すべき」という思いが多いと感情が乱される。





●怒らないため、感情を乱されないための最強の方法は「寝る」





●褒めるときの主語は「YOU」、叱るときの主語は「I」





●自分の幸せと他人の幸せは、にわとりとたまごの関係。









って感じですかね~



でも結局のところ、この本にしても、妻のトリセツにしても、最終的には「夫が我慢してね」ってところに落ち着くんですよね~~




頑張りまっしょい!!



そんな感じでーーーす

ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
【読書感想文】 『医者が教えるサウナの教科書』 加藤容崇
サウナ好きで、理屈好きのおいらにピッタリの一冊でしょこんなんw


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冒頭結論をお伝えしますが・・・




サウナ好きには必読書です!!



サウナ好きなら悪いことは言いません、これ読んでからサウナ行った方が、絶対サウナ楽しめます!!



サウナってまだまだ科学的な研究がされていない分野で、本作はきっとサウナに関しての最先端の研究結果がかかれている本だと思います。



本作を読めば、自分がサウナに行って気持ちよくなっている時に、自身の身体の中で科学的に何が起こっているのか、理解することができます!!



また、科学的に正しい気持ち良いサウナの入り方も書かれています。



メカニズムに関しては本作を読んでください、としか言えないんですが、こんな内容が書かれていました。





●サウナに入ると、、、

①脳の疲れが取れる

②決断力と集中力がアップする

③アイデアがうかぶ

④深い睡眠ができる

⑤眠気解消できる

⑥美肌効果がある

⑦肩こり・腰痛・眼精疲労に効く

⑧やせやすい体質になる




以上、本作にはすべて上記の内容のなぜそうなるのか?というメカニズムも含めて、わかりやすく詳細に書かれています。



その他にも、気持ちの良いサウナを実現をするために様々な提言をしてくれてもいて、例えば、、、、



●サウナ内では「あぐら」or「体育座り」が望ましい

●脈拍が平常時の2倍になったところでサウナ室を出るべし

●なぜ水風呂が16~17℃がベスト温度なのか?

●真のととのいタイムが発動しているのは水風呂から出てから2分間だけなので、そこで素早く外気浴へと移行しましょう

●ドライサウナよりもウェットサウナの方がととのいやすい理由

●サウナで身体が温まったかどうかは、背中の真ん中が温まった時






こういう提言も、もちろん科学的根拠をもとに書かれています。



いやーもう正直なところ、本作読んでて全ページ、全文字が興味深い内容ばっかりでした。

マーカーをここまでひっぱった本も久しぶりだなって感じですw





本作を読み終わった今思うこと、それは一つっ!!!

早くサウナに行きたい!!!!!



今日はそんな感じですー

ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ



【読書感想文】 『世界史の針が巻き戻るとき 「新しい実在論」は世界をどう見ているか』 マルクス・ガブリエル 大野和基[訳]
今回は、若き哲学者の新書を購入してみました~


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著者は29歳の若さでドイツのボン大学の哲学科正教授となった、マルクス・ガブリエル氏。

「新しい実在論」って言う新しい哲学理論を打ち出した方だとのことで、新進気鋭のいま乗りに乗ってる哲学者らしいですw
※表現が古くてすいませんw


本作はマルクス・ガブリエル氏にインタビューした内容を、日本の出版者が日本人向けに翻訳して出版したものになってます。


おいらはこのマルクス・ガブリエル氏の著作を読むのは本作が初めて、最近読書ばっかりしてるんで「読解するのが困難そうな本を敢えて選んでやろ~」みたいな感覚でこれを選んでみました。




最初言っとく・・・



マルクスはん!!あんたの言ってること、ぶっ飛んでてよく分からんところあるで~~!!





全部が全部ではありませんが、本文の3割くらいは理解が出来ませんでしたっ!!


マルクス・ガブリエル氏の未体験の方には、インタビューを翻訳した本作は向かないのかもしれません・・・



けどけど部分的には理解できる部分があるし、書いてあることが初めて見聞きするような理論だったりするにも関わらず、結構確信はついている内容だったりしておもしろい部分もたくさんありました。




以下、個人的に理解ができて興味深かった箇所を書き出してみたいと思います。






インターネットはすべてにおいて反・民主主義的である。

⇒先人たちが民主主義で獲得してきたものをじわじわと弱体化させているのが証拠







民主主義の最大の危機とは、民主主義に対する人々の理解の誤りである。

⇒現在人々は「民主主義は自分が信じているものを何でも自由に言える権利で成り立っている」と誤認している。
著者の理論では、そもそも民主主義とは自分と相手との妥協点を見つけるための制度なんだと続く







人間の尊厳とは、人間という動物がその正体について考えることができる状況に置かれていること。

※ライオンはライオンであることはどういうことなのか、とは悩まない。そう悩めるのは人間だけ。







グローバル資本主義を成立させる土壌が現在の世界にはないので、今度は倫理資本主義を行っていくべき。
⇒倫理資本主義とは、収益以上にモラルの進歩を重視する制度。現在のグローバル資本主義の問題は多くの貧困層・搾取される側の人間を生み出していることに気づくべき。






すべての学問分野は同じ一つの目標を持つべきである。それは「人間、そして人間の幸福の条件を理解すること」である。

⇒物理学は人類に甚大なダメージを及ぼしたことになる、これはなぜか?それは学問の内部に“行動規範”という概念がないためである。

※著者は「科学の進歩」=「正義」という人類の誤った認識を指摘する。







我々はGAFAにタダ働きさせられている。





表象の危機が現在の世界では起こっている。

⇒自分自身にはすごいと思えなくとも、他人からすごいと思われればよいというような事。
※SNSに他人の羨ましがるようなことを投稿することなど

人生そのものではなく「人生のイメージ」を謳歌するようになってきている









そんな感じですね~


上記にあげた倫理資本主義が今後は必要だ、という部分と、学問にも善悪の行動規範を求めるという部分は非常に興味深い考え方だと思いましたね~



是非ともこの考え方を世界に広めていってほしいものの、もちっとわかりやすい方が良いかなぁ~ww



マルクス・ガブリエル氏の理論の初心者向けの解説本とか出せば、結構売れんじゃないかな~??





今日はそんな感じでーーーす

ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ




【読書感想文】 『見るだけで9割かなう! 魔法の宝地図』 望月俊孝
【読書感想文】 『見るだけで9割かなう! 魔法の宝地図』 望月俊孝
【読書感想文】 『見るだけで9割かなう! 魔法の宝地図』 望月俊孝
そう言えば新書ブームがいつの間にか去っておりました・・・


今回読了したのは『見るだけで9割かなう! 魔法の宝地図』です。


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著書の望月さんの巻末のプロフィールを読んでいたら、“中学時代から無類の読書好きが高じて、イメージトレーニング・瞑想法・成功哲学への独自研究をしてきた”みたいな紹介があって、なんかおいら自身が重なったので今回買ってみました。



元々読書好きではあったんですが、子どもの出産をきっかけにMTGする時間が徐々になくなってきてしまい、その替わりに読書をよくするようになったという、ある意味では不純な暇つぶしとしての読書家であるおいらと重ねるのも失礼かとは思うんですがw


※MTGは完全には辞めておりませんよ、カード資産は一切売らずに温存してますし、最近アリーナではバントランプ使ってスタンダードを楽しんでおります。
ウーロで土地伸ばして、PWニッサからの大量のマナ注ぎ込んでハイドロイドは、雑に強いですよ~♪♪




話を元に戻しまして、、、

今回の著書なんですが、結論からお伝えいたしますと、、、




魔法の宝地図を作って、いつでも見えるところに置いておけ。





これだけっすw



これだけ読んだだけでは、何言ってんのかわからないと思いますので、まずその“魔法の宝地図”とはどんなものなのかを説明しちゃいますね。



『魔法の宝地図』のつくり方

①願望イメージに近い写真を集める
⇒お金もちになりたい人はお金の写真だったり、将来なりたい職業の人の写真だったり、こんなマイホームを買いたいとかって思うならば理想のマイホームの写真とか

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②自分の笑顔の写真を中心に1枚のボードに貼る

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③目に入る位置に置く

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④途中経過の作業として願望実現した過去の写真を貼るのもOK




※ビジュアルで言いますと画像の一番下のようなものになります。





この本、本屋でパラパラ読んでいたときには読書家の著者が、人生成功のウンチクをその膨大な読書量から色々と紹介してくれるものなのかと思っていたんですが、半分合ってて半分間違ってましたね~


こん本簡潔に言えば、著者が思う人生成功のために一番の秘訣である“魔法の宝地図”の紹介があり、それがなぜ人生成功につながるかのウンチクが書かれている本です。



ここで致命的な問題が生じます・・・



おいらにはそもそも魔法の宝地図に貼ることで、日々羨望したくなるような将来の夢なぞ無いっ!!ということです・・・(´Д`;)




いや、そりゃーね、子どもが元気に育ってほしいとか、MTGやりたいとか、読書したいとか、可能な限り気持ちの良いオナニーに興じたいとかw

ゼロってことはないですけど・・・



日々、自身の悟りの境地へと向かう前の、エクスタシーの瞬間の顔写真が貼られたボードを見るのは、誰が得するんですかっwww!!?
(;´Д`)






つーわけで、中高生が是非ともこの本を読んで、将来の自分夢を膨らましていってほしいですね。


チンコでなくってねw!!


いやいや訂正っ(`・ω・´)!!



是非とも中高生には、この本を読んでもらって、自分の将来への夢と、自分のチンコを存分に膨らましてもらって、人生を謳歌して欲しいですねっw!!
( *`ω´)キリッ!


けど間違っても、自分のオナニー写真貼ったり、理想の体位を繰り広げるために、AV男優さんのアクロバティックなSEX写真を貼るんじゃないぞ!!それは夢を叶えるんじゃなくて、夢を壊すことに繋がるからねっ!!
おじさんとの約束なっww!!





今回に至っては、本著の内容はほぼほぼ書いておりませんが、これにて終わりたいと思います。


今日はそんな感じでーーす


ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ


【読書感想文】 『SUPER MTG (スーパーミーティング)』 スティーヴン・G・ロゲルバーグ
いやぁー先に言っとくんだけど、MTGはMTGでもマジック・ザ・ギャザリングのMTGではないんですよ~

ミーティングのMTGなんですよ~


けどね、この本屋で好みの本を物色していたところ、このタイトルが目に入ってきたらMTGプレイヤーとしては、目が行くし、絶対手に取ってしまうわけですよ。


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ありそうでなかった本だと思うんですけど、この本その名のとおり、ミーティング(会議)をサイエンスで研究しつくした一冊です。


それではチャッチャッと以下要約していきます。






まず本著の冒頭ではミーティングがどれほど頻繁に行われているかの研究内容が紹介されます。


米国では1日に5500万回ミーティングが行われている試算。
ミーティングにかかる費用は1兆4000億ドルで、米国のGDPの8.2%にもなる。

しかし、多くの人がミーティングが多すぎると回答していて、その損失コストは2500億ドル相当にもなる。




最初はミーティングをボロカスにこき下ろしつつ、読者の共感を誘いつつw
徐々にミーティングの存在意義を説き始めます・・・



●ミーティングをするメリットは何か?
⇒従業員もリーダーも「組織で働く」ということの微妙なニュアンスをより深く理解して効果的なチームワークを促進できる。





ミーティングをしないという選択肢が、会社という組織においてないのであれば、より有効にするべきであることは否定できない。



著者はまずよくないミーティングの4条件をあげる。それは・・・


①スマホをいじっているメンバーがいる
②雑談しているメンバーがいる
③あなたばかりが発言している
④1人か2人が発言を独占している




これらの4条件が発生しているようであれば、すぐにミーティングのやり方を改めるべきだ。


ここでミーティングの法則をいくつか紹介しておく・・・



●リーダーはメンバー(部下)と比較して、ミーティングが良い内容だったと過大評価をしている傾向がある。
⇒リーダーばかりが発言していることが多いから






●「パーキンソンの法則」
⇒ある作業にかかる時間は、その作業のために使える時間に等しくなる
※ミーティング時間が60分と決まっていれば、ミーティングに60分使ってしまう

↓↓↓
だからこそ、そもそものミーティング時間を短く設定することで時間の節約と、時間内に終わらせようという参加者の集中力がアップして〇







●開始時間が遅れてミーティングが始まると、メンバー同士が「非協力的」になる。




●終了時間をきちんと守ることで集中力が高まる。




スティーブ・ジョブズは、①ミーティングの目的が達成したか、②話し合いが堂々巡りで何も生み出していない。どちらかの状況になっているようだったら、どんなことがあってもミーティングを終わらせた。




またミーティングにおいて意思決定をするような場合に知っておくべき研究結果があり・・・




●意思決定のために集まったグループで、メンバーが7人以上になると、1人増えるごとに効果的な決断力が10%減少するそうだ。





意思決定をしない場合であっても、ミーティングの参加者が不要に多くなるのは考えものである。

それは参加者が多ければ多いほど、社会的手抜きが発生してしまうから。

社会的手抜きとは、人は人がたくさんいると、陰に隠れてこっそりサボろうとする傾向が出ること。




それではミーティングの参加者を肥大させないための方法として、例えば代表者出席ルールというものがある。


これはメンバーをいくつかのグループに分けて、その代表者を決めて、ミーティングには代表者に出席させることで、少人数で集中してミーティングができる方法。



ミーティングの創造性を高めるやり方として、歩きながらミーティングという方法も良い。


歩きながらだと、やる気が8.5%上昇し、仕事での創造性が高まり、メンバー同士が協力的になる効果もある。それから座ってミーティングすると時間が34%も長くなるという研究結果もある。

しかし、歩きながらミーティングの注意点は、2~3人でのミーティングに適している点で、それ以上の人数になると進行が困難になってしまうこと。




かつての企業行動を見て、失敗だったと思われる取り組みを分析していくと、その商品開発のミーティングにおいて大きな欠点がわかってくる。


それは何かと言うと・・・ミーティングにおいてなぜか必要な情報が出てこなかったということ。


ひいては有益なミーティングをする方法は、全員が知っている情報しか出ないミーティングではなく、自分しか知らない情報が出るミーティングということになる。


※全員が知っている情報を出したほうが周囲に賛同してもらえたり、自分しか知らない情報は周囲を驚かして場を乱してしまうため、有益なミーティングを促進できないと考えられる。




この手の失敗をしないためにはどういった方法があるか?



ブレインライティングという方法がある。


これはミーティングの参加者が口頭で意見を言うのではなく、1人で考え「紙」に書き込んで意見を出したり、アイデアを出したりする方法。


研究においても、ブレインライティングの方が口頭でのミーティングよりも、アイデア数が20%増加すること、独創的アイデアが42%も増加したことが分かった。




またブレインライティングの他にも、ミーティングの場においてのメンバーで一斉に資料を黙読した後に、その内容について話し合う方法も効果的とされる。





以上、いろいろとミーティングを行う上での、テクニック的なことが多く書かれた本ではありましたが、個人的にこの本を通じてミーティングを行う上での重要項目は、、、



①ミーティングに参加するメンバーを大事に思い、ないがしろにしないということ。
※自分ばかりが発言をしない

②メンバーに発言させてミーティングに満足させる。

③メンバーに発言させる以外にも考えさせる、それを通じて参加しているという意識を醸成して、主体性を築く。





こういった基本的な部分に結論は落ち着くのかと感じました。




今日はそんな感じ~


以上でーーーす(´∀`*)ノシ バイバイ
【読書感想文】 『193の心理研究でわかったお金に支配されない13の真実』 著:クラウディア・ハモンド 訳:木尾糸巳
いやぁ~こういう本を読むと心が落ち着く~♪ そんなおいらです。


つーわけで今回読んだ本は、『193の心理研究でわかったお金に支配されない13の真実』です。

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https://www.amazon.co.jp/MIND-OVER-MONEY%E2%80%95%E2%80%95%E2%80%95193%E3%81%AE%E5%BF%83%E7%90%86%E7%A0%94%E7%A9%B6%E3%81%A7%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%8A%E9%87%91%E3%81%AB%E6%94%AF%E9%85%8D%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%8413%E3%81%AE%E7%9C%9F%E5%AE%9F-%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%89-ebook/dp/B074K15JJ4


2017年に発行の本で、“お金”にフォーカスした行動経済学の本と言えますね。


つーわけで、いつも通りに個人的におもしろかった部分をちゃっちゃっと書いていきますね~



●お金を実際にもらうのと、お金がもらえるという見込みでは脳の活性化する部位は違う。現金とクーポンでも違う。

⇒人間は資産(お金・クーポン・各種ポイント等)に関して、意識するよりも非常に複雑に認識している。



●子どもと親の間であったり、夫婦間であったりで、お金の話をすることは少なく、通常金銭感覚は家庭では育たない。

⇒親はもっと子どもにお金の話をして、家庭で金銭感覚や理系的思考を奨励すべきではないだろうか?



●人は死を思うとき、お金を使うことよりも持っていることで、慰められる。




●人はクレジットカードやデビッドカードで支払うときには余計なものまで買ってしまうし、買う決心がしやすくなるし、いくら支払ったかわからなくなる。

⇒クレジットカードで何かを買う時は、ATMで同じ金額を引き出すところを想像すべき。そしてキャッシュで支払ってもいいと思える時だけカードで支払うようにすべき。



●人は高い安いを相対思考で考えている。

※例えば、1万円のものが1000円安くなって9000円よりも、2000円のものが1000円安くなって1000円になっている方が安くなっていると感じて買ってしまいやすい。



●人は心理的出納袋をいくつか持っていて。高い安いをその出納袋ごとに判断している。

※日頃の買い物と旅行中のグルメでは払える限度が変わってくる。
松茸は「食料」という出納袋内での勘定ではなく、「貴重品・贅沢品」の出納袋内での勘定で高い安いを判断している。





●得するよりも損をしないことの方が人は重要と感じる。その差は約2倍。

⇒サルも同様にその傾向があることを見ると、人類よりも前までこの特徴は遡るとも考えられる。これは先史時代において人類(類人猿)は今手元にある食料の方が、これから獲得する見込みの食料よりも重要だったからと考えられる。









●授かり効果・・・人は自分の所有物の値打ちを高く見積もってしまう

⇒売りたい品の希望価格を設定する時は、それが自分の持ち物でなかったらと想像してみることが必要だ。





●同じ成分の薬でも高い値段で買った方が、その後効果が高く出る。食べ放題のコースに高い値段を払ったほうが、食べた量は一緒なのに満足度が高くなる。そして安い値段の方では食べ過ぎたと感じた。





●何かを買いに店に入って選択肢が3つある時、高い方の値段を見て中間を選ぶのは間違い。また自分が欲しいものよりサイズが大きくて洒落た品があっても見なかったことにするか、買う前に自宅にそれを置いたところを想像しみるべき。




●オークションで高額商品の直後のオークションは高くなりやすい。






●お金でやる気を出すには工夫が必要。例えば単調作業だったりならば出来高制報酬もうまく機能する。そして出来高制報酬はある水準を超えるとうまく機能しなくなることや、そのシステムによって報酬の対象にならない努力をしようとしなくなることを注意。





●テストで高得点できたことにお金が支払われるよりも、課題(読書をする)をやったことでお金が支払われる方が、テストの成績が伸びた。

⇒特にこの報酬が出る部分は、努力をすることで誰でもできる内容にするべき。





●キャッチコピーを考えるというクリエイティブな仕事に対して、金銭的インセンティブを施行した結果、仕事の質もたいして上がらないし、仕事を終えるまでの時間が長くなり、それに取り組んでいる人が楽しくなくなった。





●金銭的インセンティブよりも褒め言葉の方が効果的。

⇒その際注意をすべきことは、おおげさな褒め言葉を使わないこと。あんまり大げさだと嘘だと見透かされてモチベーションが下がる結果になってしまうし、あんまり褒め方が過剰だと、その後褒められた人は難しい課題に対して挑戦しなくなってしまう。そして結果に対してより、努力や取り組みを褒める方が良い。





●インセンティブが大きすぎると緊張して成績が低下してしまう。

⇒スポーツにおいてはイップスと言われるような状態に、勉強においても思考で頭がいっぱいになってしまって記憶力が低下してしまう。






●金銭感覚に関してひとつだけ確かなことは、みんなに自分なりの考えがあり、みんな自分が正しいと思っていること。





●私たちは貧しい人に対して嫌悪感を抱いている。

⇒自分との差異を感じる存在に不信感を感じる結果。



●貧乏になってしまうのは、本人のせい?それとも社会システムのせい?このアンケートの結果は、昔は後者が優勢だったが、近年は前者の方が優勢になってきている。






●お金のことを意識すると、利己的になってしまう。それと同時に自給自足型になってしまう。






●良性嫉妬と悪性の嫉妬がある。

⇒実験によると、最新のiPhoneを持っているお金持ちのクラスメイトがいる場合に、良性嫉妬(羨望の念)をした人はそのiPhoneを購入するために悪性嫉妬をした人よりも50%近くも余計に支払う意思表示をする。それはそれだけ良性嫉妬をした人の方がそれを手に入れるために努力をするということ。そして悪性嫉妬をした人の興味深い行動として、そのお金持ちのクラスメイトと差別化をしたいという念からiPhoneではなくブラックベリーを購入することを選択したという。





●自分によりも、他人のためにお金を使う方が幸福になる。




●災害の寄付を募るポスターで、そこにうつっている子どもの容姿がかわいいと寄付額が減ってしまう。

⇒妬みなのか、容姿がよいので自分でなんとかやっていけるだろうと判断されたと思われる。




●モノよりも経験を買うことが〇、モノを買うときも良い経験につながるモノならば〇














つーわけで、こんな感じのデータがたくさんまとめられておりまして、本書の最後にはこんな文章で終わります・・・・




人はお金を好きなだけ使っていいし、好きなだけ寄付して、好きなだけギャンブルで勝って、好きなだけ貯めていいけれど、それが充実した生活を送るうえで役に立つのは、わたしたちが扱い方をわきまえて、しかも―――――――これが決定的に重要だ――――――――お金では解決できない問題もあることをわきまえている時だけだ。








つーわけで、本書を読んだ内容をまとめると、、、、




良い経験につながるために買った、かつてのMTGのカード総額云百万円もまったく無駄では無かったし、そもそもあれは自分のためというよりも将来の家族のための投資であったわけで、じゃー換金できないMOやアリーナに課金しているのはなんでかっていうと、それをしないことで得ることのできない楽しい日常を考えれば(損失回避の法則)当然の結果というわけで・・・
間違いなど微塵もないということ!!!




ということになりますねw


今日はそんな感じ~


ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
【読書感想文】 『おとなの教養2 ~私たちはいま、どこにいるのか?~』 池上彰
どもども、一週間の間に読了したものを週末にDNにアウトプットする習慣ができつつある、そんなおいらです。


今回読んだのは、池上彰さんの『おとなの教養2~私たちはいま、どこにいるのか?』です。

ちょっと前にこの作品の第一弾にあたる本も書きました。


【読書感想文】 『おとなの教養 ~私たちはどこから来て、どこへ行くのか?~』 池上彰
↓↓↓
https://meatbouzu.diarynote.jp/202002221937172575/



つーわけで、前作同様今回も池上さんが、大人だったら知っておきたい6つのテーマに関して、超絶わかりやすく解説してくれております。


その6つのテーマというのが、①AIとビッグデータ、②キャッシュレス社会と仮想通貨、③想像の共同体、④地政学、⑤ポピュリズム、⑥日本国憲法、です。



それではいつも通り、この本を読んで興味深かった部分を書き出していきます。





①AIとビッグデータ

まず最初はAIとビッグデータということで、最先端のサイエンスを題材にした項目です。

近年AIが発達していって、将来に駆逐される職業はどれか?みたいな議論が盛んにされていますが、池上さんの解説によると、現在のAIは「特化型人工知能」と言って、チェスをうつAIのように、ある利用用途に特化したAIしかなにのに対して、2045年頃にはシンギュラリティといって「汎用型人工知能」が誕生すると言われているそうです。


この汎用型人工知能というのが画期的なのが、AIが自律的思考できるようになるという部分で、それによってAIが人間を超える時代が来る、現在ある職業の多くがAIによって代替可能になると言われるそうです。



まず最初に言っておくと、池上さんはAIやビッグデータに関しては、否定的です。


ビッグデータの活用に関しては、企業がビッグデータを活用して採用試験をすると、これまでの社員とほぼ同じような経歴の人ばかりを採用しちゃうことになるとか、警察がビッグデータを活用して犯罪防止に利用すると、犯罪頻度の高い地域・時間帯にパトロールをして、今までだったら職質しないような人にまで疑いをかけ、そこで何かしらの摘発する事案が重なれば、ビッグデータの中にその地域・時間帯での犯罪頻度がさらに高いと記録されて、さらにパトロール人数が増えるという悪循環になりかねない、と切り捨てます。


まぁー確かにそうで、ビッグデータに任せておけば自分の判断よりも、正しい判断ができると考えるのは早計なんだろうなと思いました。


そこで本書では、ビッグデータでの分析にはもとになるデータに偏ったベクトルが入っていないことが重要だとしています。


そして①AIの分析力、②ビッグデータ、③キャッシュレス社会の、3つのサイエンスが発達していくことにより、国民全ての行動を監視することができる世界が来ると読者を引きつけて、第一章を終わります。

掴みはオッケーって感じですw




②キャッシュレス社会と仮想通貨

お次の項目はキャッシュレス社会と仮想通貨ということで、冒頭お金とは何か?という問いを投げかけ、その答えとしてお金とは「共同幻想」であると定義しています。


みんながお金を信頼しているから、お金はお金なんだよね~ってことです。


キャッシュレス社会の話は早々に、仮想通貨の話になって、仮想通貨のブロックチェーンだったり、マイニングという用語の解説を本書内でわかりやすく説明してくれてますので、知りたい人は買って読んでください。

私がへぇ~っと思ったのは、2017年9月に中国は仮想通貨の使用を禁止にしているってこと、確かに新聞で中国はデジタル人民元の発行に向けて動いているみたいな記事をよく目にするので、中国にとって自国の通貨「元」以外の仮想通貨は排除すべきことなんでしょう。




③想像の共同体


第一章と第二章は、最先端のテクノロジーで自分たちの生活がどう変わるか?という主眼でしたが、第三章からは池上さんお得意の“政治”や“国際情勢”に関してのテーマになってきます。


第三章の想像の共同体というのは、人間のもつ民族意識とは何か?ということです。


池上さんはこの民族意識もお金と同様「共同幻想」だと定義します。

この民族意識というのは、言語、国家、宗教、民族固有の物語・・・などをきっかけにして形成されるとしています。

正直私たち日本人には一番ピンと来ないものだと思います。日本で生まれて日本で生活して、周りも日本人ばかり・・・


本書では第一次対戦下において、イギリスの三枚舌外交によって振り回され、期待を裏切られたことをきっかけに民族意識が加熱して、現在においても争いが絶えなくなってしまっている中東情勢を理解しやすくまとめています。




④地政学


ここでは中国の一帯一路構想のやり口だったり、国際情勢を知る上での「敵の敵は味方」理論を説明してくれています。


「敵の敵は味方」というのは、例えばAという国とBという国が対立をしているときに、Cという別の国にとってはBの国は敵対視をしている場合、それほど友好的でないAの国とCが手を組むようになるという動きをいいます。

わかりにくいと思うんで、本書であげている例を挙げると、北方領土問題で日本とロシアは対立をしていますが、中国は対ロシアのために北方領土問題に関しては日本の味方をしているという事例が書かれています。

仲が悪そうに見える日中関係ですが、そんな中においてもロシアに対抗するために中国は北方領土を日本の領土と認めているという事実は、池上さんの解説がなければ理解ができませんでしたね~


⑤ポピュリズム

最近話題のポピュリズムです。

まずポピュリズムって、議論を尽くすよりも、体臭が喜びそうなメッセージを発信して、支持を集めていく政治スタイルのことです。


ポピュリズムの動きの代表として、イギリスのEU離脱であるブレグジットが2016年に現実になってしまったこと、翌年トランプ大統領が誕生したことがあげられます。


ブレグジットが決まった要因を池上流に解説し、それによっての今後の期待アイルランド問題等、今後の課題を併せて解説されています。


アメリカのオピオイド問題から見た、トランプ大統領誕生の理由なんてのも興味深かったですね。

※オピオイドは医者で処方される麻酔、アメリカではこのオピオイドを覚せい剤のように使用して、多量に服用することで突然死する人が年間で3万人存在している。その多くがラストベルトの失業中の白人。



⑥日本国憲法

これが池上さんが読者に伝えたかったことなんでしょう~

最先端のテクノロジーから始まり、それが国際情勢へとかわり、最終的には私たち日本人の一番考えないといけない“日本国憲法”へと議論が行き着きます。

なぜ安倍政権が日本国憲法を改憲したがっているのか?だったり、自衛隊の成り立ち、、、

あまりに込み入った議題ではありますので、ここでは書き出すことも面倒なんで、これにて終わりたいと思いますwww









複雑な問題を池上さんがわかりやすく噛み砕きながら解説する、、、
本当にこの世の中に必要なことだと思いますね。



しかし、そこで読者であるこちらが、全てわかった気になってしまうのもダメなんだろうなぁ~とも感じましたね。

池上さんはめっちゃ複雑な部分まで理解した上で、本書のような入門書の部類に入るものでは、表面だけを説明して、“気になるようだったらもっと難しい専門書もあるから読んでね”とも言ってます。


つーわけで、専門的な文献読破へと漕ぎ出すおいらなのであった・・・


今日はそんな感じでーーーす

ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ

【読書感想文】 『イノセント・デイズ』 早見和真
【読書感想文】 『イノセント・デイズ』 早見和真
なんかすげー久しぶりだよ、フィクションの本を読むのは(冒頭挨拶)


今回読んだ『イノセントデイズ』の表紙は、本屋によく行く人は見たことがあると思うんだよね。

人気あってwowowでドラマ化されるっぽいです。


Amazonのページ
↓↓↓
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%A4%E3%83%8E%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%87%E3%82%A4%E3%82%BA-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%97%A9%E8%A6%8B-%E5%92%8C%E7%9C%9F/dp/4101206910



この本を読むきっかけになったのは、いま本屋行くと専用のコーナーが設置されていたりすると思うんだけど、毎年やっている「書店員が選ぶ本屋大賞」の今年のノミネート作品にこの本の著者である早見和真さんの本、『店長がバカすぎて』というのがあったのを見たため。

ちなみにこの著者の作品は、今回の『イノセント・デイズ』が初めて読む作品となります。

本屋で『店長がバカすぎて』に興味をもって手に持ってパラパラとめくっていたところ、自分の記憶の片隅にあった同著者の『イノセント・デイズ』が思い出されてきて、「自分の中でこの著者を認識するようになったのは、かつて文庫コーナーで平積みされていた『イノセント・デイズ』なわけで、まずはそっちを読もう!」と今回判断に至りました・・・


人間の判断って本当に複雑ですよねw

別にここで、興味持った『店長がバカすぎて』を読めばいいじゃん!って思う方も人も多数いると思うんですが、私の中ではこういうその本を購入して読むことになった、自分の中での心の経緯を、自分自身で分析することにも価値を感じているので、まわりくどい書き始めをお許しください。


でもって、こっから読書感想文を書いていくんですが、以下壮絶にネタバレしますので、読む予定の方はご注意ください。




つーても、個人的にはこの作品は謎解きを楽しむ系の作品ではなくて、物語の主人公である死刑判決をくだされる田中幸乃の育ってきた環境とその都度の心境に寄り添うことで、その壮絶な運命をきっかけに“生きる意味”とか“死刑制度の賛否”とか“世の中の不条理”などの問題に対して、読者がどう考えるのか?を楽しむ作品だと思っているので、ネタバレしたところで読む楽しみを減らすとは感じておりません。






つーわけでのっけからネタバレしますが、この主人公の田中幸乃が死刑判決を受ける事件なんですが、冤罪なんです。


けど、判決を下された田中幸乃は法廷で罪を認め、自分が生まれてきたことを謝罪し、控訴もしません。


その田中幸乃の心境に思いを馳せるってのが、この本の一番の醍醐味なのでしょう。



この作品は冒頭、法廷の場で田中幸乃が死刑判決を下される場面から始まります。そこから田中幸乃の出生~幼少期の幸せな家庭時代~母親の死をきっかけとした絶望の学生時代~絶望の中での自分を必要としてくれる彼氏との出会い~彼氏の裏切りからの再度絶望~最後に死刑執行・・・で幕が下ります。



この作品をきっかけに、日本の司法の場において「被告を死刑にするかどうか?」の判断というものが過去の永山基準
という判例をもとに考えられるということを初めて知った。


永山基準とは1968年に起きた事件で、当時19歳の永山則夫が4人を射殺したことで死刑判決を下された裁判だ。


その際に死刑判決を下されるまでに至った9つの基準が法廷では示された。

1.犯罪の性質
2.犯行の動機
3.犯行態様、特に殺害方法の執拗性、残虐性
4.結果の重大性、特に殺害された被害者の数
5.遺族の被害感情
6.社会的影響
7.犯人の年齢
8.前科
9.犯行後の情状


ということらしい、それ以降、過去1人の殺人でも死刑宣告の例はあるようだが、通例では1人殺害では死刑判決は簡単にはでなくて、2人殺害では死刑判決の確率がぐんと上がり、3人殺害では死刑判決が出るのが普通、みたいな大雑把な判断の基準があるらしいです。


本作で、田中幸乃が殺害したとされるのが3人で、内訳は26歳の母親と1歳の女児の双子、そして母親のお腹には8ヶ月の胎児もいたとされる。


個人的にはストーリーの展開上、死刑判決を出さなければいけないため、ここで1歳の双子にして、世論において被告の死刑判決へのダメ押し要因となるように、お腹に8ヶ月の胎児もいることにしているんだろうけど、、、


双子生まれてすぐに第三子をつくろうとするほど、双子の育児って楽なもんじゃねえぞって、思ってしまって腑に落ちなかった・・・

※体験者談w




この作品、“人生に絶望して死にたがっていたけれど、自分で死ねるほどの勇気がない人のもとに、死刑判決が下されるチャンスが転がり込んできた”ってのが全貌なんです。


読んでいる途中は楽しくて、先を先を読みたいって気持ちになったんだけど、読み終わった今となっては、“なんだそんなものか・・・”みたいな感情になってしまっている自分がいる、、、


やっぱり自分には、フィクションよりもノンフィクションが合っていると認識させてくれる良いきっかけになったと思いますw



つーわけで、『店長がバカすぎて』はすぐは読まないかなぁ~



ノンフィクションの作品10冊読んだら、フィクション作品1冊読むくらいのペースが自分にはあってるのかもしれない。





今日はそんな感じでーーーっす


ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ


【読書感想文】 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』 ブレイディみかこ
【読書感想文】 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』 ブレイディみかこ
今回も単行本を読んでみました


以前より平積みされたコーナーでこの本をよく見かけていたんですが、あんまり自分には合う本ではないのかなぁ~って思って、手に取ることがなかったんですが、今回広告用の帯が新調してさらに熱烈プッシュされながら平積みされていたんで買ってみました。


Amazonのページ
↓↓↓
https://www.amazon.co.jp/%E3%81%BC%E3%81%8F%E3%81%AF%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%81%A7%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%88%E3%81%A7%E3%80%81%E3%81%A1%E3%82%87%E3%81%A3%E3%81%A8%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC-%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%87%E3%82%A3-%E3%81%BF%E3%81%8B%E3%81%93/dp/4103526815/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E3%81%BC%E3%81%8F%E3%81%AF%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%81%A7%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%88%E3%81%A7&qid=1583534744&sr=8-1




まずこの著者の名前“ブレイディみかこ”に目がいきますが、これは芸名ではないようなんです。この方福岡県出身の日本人で、英国在住で英国人と結婚してるんです。

そんで中学生になる息子さんが一人いて、その半分東洋人の血を引いた息子さんが、英国の地で“多様性”に富む社会の中で悩む姿を通して書いたエッセイが本作です。


本作で言う“多様性”とは、貧富の差、人種の差、文化の差、、、この辺りの問題です。




本作で書かれている時代背景が2017~2018年辺りで、2016年に英国でEU離脱投票があったことから、私がこの本を読んで一番新鮮に感じることができたことは、
イギリスがEU離脱に傾いた理由を新聞や報道で聞くような理屈ではなく、実際に英国での中学校生活の息子さんを通しての現場での空気感だと思いました。



この本を読んであと強く感じたことは、日本という国は多様性を理解するには圧倒的に不利な土地柄であるということです。


この本で書かれている問題が先ほど、①貧富の差、②人種の差、③文化の差、と書きましたが、これって日本に住んでいると、かろうじて①の貧富の差を感じられるかどうかで、②と③ってほとんど肌身で感じることはないんじゃないですかね?

少なくとも、埼玉県の田舎出身の私には、学生時代に教室内で感じたことは①の貧富の差がちょっと感じただけで、②と③ってほぼないです。中学校時代に同じクラスに日本人と中国人のハーフの同級生はいましたが、その経験から人種の差や文化の差を感じるほどのことはありませんでしたね。


そういう意味では、この本が日本という多様性を理解するには非常に困難な場所において、売れているということは必然なのかもしれません。



そしてこのタイトルの『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ですが、これは著者のブレイディみかこさんが、多様性に悩む息子さんのノートに書いてあった走り書きから引用したものです。


イエローというのが黄色人種、ホワイトというのが白人、著者の息子さんが日本人と英国人のハーフということで悩む中で、ちょっとおセンチになったときに書いたものという位置づけです。



いつも私が読んでいるような、ウンチク系の本ではないのでw まとめるのが非常に難しいのですが、この著者がこの本を通して言いたい部分を私なりに要約するとこんな感じです。






多様性が良いと世間では言うけれど、それは平等な横型社会に置いての意味であって、縦型に多様性(貧富の差だったり、白人の方が黒人より優れていると考えるような意)が富むことは歓迎すべきではない。

そして注意をしないといけないことは、多様性が富む社会の中において、その多様性を差別するようなことがあってはならない。

例えば、富者が貧者を馬鹿にする、白人が黒人を馬鹿にする、同じ白人でも生まれた国の違いで差別が起こったりがあると、
差別された側の人間に貧者である、黒人である、相手と生まれた国が違う、、、という帰属意識が強く芽生えることになる。

そこで生まれた強い帰属意識は、ひいては社会の分断に繋がってしまう。。。





ということなんだと思う。


つーわけで、多様性への理解を高めつつ、多様性の富まない社会での生活を円滑にしていくことに苦心していきたいと思いますw



今日はそんな感じでーーーす


ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ

【読書感想文】 『「幸せ」をつかむ戦略』 富永朋信(聞く人)&ダン・アリエリー(答える人)
【読書感想文】 『「幸せ」をつかむ戦略』 富永朋信(聞く人)&ダン・アリエリー(答える人)
【読書感想文】 『「幸せ」をつかむ戦略』 富永朋信(聞く人)&ダン・アリエリー(答える人)
今回はやっと非新書を読みました~

新刊コーナーに、私の好きな行動経済学の第一人者のダン・アリエリー氏の新刊があったので購入してきましたー


Amazonのページ
↓↓↓
https://www.amazon.co.jp/%E3%80%8C%E5%B9%B8%E3%81%9B%E3%80%8D%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%8B%E3%82%80%E6%88%A6%E7%95%A5-%E5%AF%8C%E6%B0%B8%E6%9C%8B%E4%BF%A1/dp/4296105647/ref=sr_1_1?adgrpid=71547467419&gclid=Cj0KCQiAhojzBRC3ARIsAGtNtHVqMCmRlAvbnAmyPxBnkMyrjt0hvoIebSd6-k1D2DNoTwprZ36HqUkaAjjwEALw_wcB&hvadid=353032344231&hvdev=c&hvlocphy=9053270&hvnetw=g&hvqmt=e&hvrand=9791436455378722299&hvtargid=kwd-868017138401&hydadcr=20496_10883701&jp-ad-ap=0&keywords=%E5%B9%B8%E3%81%9B%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%8B%E3%82%80%E6%88%A6%E7%95%A5&qid=1583500139&sr=8-1


本作は、日本コカ・コーラや西友でマーケティングの仕事をずっとされてきていたという富永朋信さんが、ダン・アリエリー氏の著作を読んだのをきっかけに行動経済学にどハマリし、それがきっかけに今回の対談に至り、それが出版されたというもの。



つーわけで、どうなんだろう?行動経済学の知識が一切無い人が読んでも、あんまりおもしろくないのかな~?



対談形式ということなんで、本書の結論をまとめるのは至難の業・・・
※各章において、「消費」だったり「幸せ観」や「人間関係」、富永氏とアリエリー氏が会話をするのが展開されるので、章ごとの結論はまだしも、全体を通しての結論というものは無いと感じられるため



しかしっ!!


このミートボウズ、ここまで読書通ですから、その不可能を可能にしてみせますッ!!!



この本をまとめての結論を端的に表すとすればっ・・・









「人間は合理的な判断を下すにも、それには限界がある」という行動経済学の大前提を、ダン・アリエリー氏が離婚をすることで証明してくれているっ!!!


・・・ということだ!?






本作中にアリエリー氏(52歳)が、数ヶ月前に離婚をしたということをカミングアウトしている・・・


もちろん、離婚をすることで幸せをつかむことになった人も世の中に大勢いるだろうし、離婚=悪だなんてことを言うつもりなんぞサラサラない。


しかし、タイトルの通りこの本は、行動経済学を基に「幸せ」になるためには、どうしたらよいのか?という初志貫徹のテーマがある中で、“答える人”としての教師役のアリエリー氏が、あーしたほうが良い・こーした方が良いという指針を示してくれながらも、自分の離婚に対して、自分もあの時はもっとこーすれば良かったという反省とも後悔とも取れるような会話が出てくるのだ。


極端に言えば「人間は判断ミスをする」というメカニズムを解き明かす学問である、行動経済学の権威のダン・アリエリー氏が行動経済学の真髄を体現しているところに不謹慎にも好感を持ってしまった。





それじゃいつものように、本作の中で興味深かった部分を、以下書き出していきます。








●Q.本を買うのに、アマゾンでなく本屋に行くのはなぜか?

⇒A.アマゾンでAIがすすめてくれる自分が好きそうな本を選ぶよりも、本屋で吟味して自分が選んだ一冊の方が幸福を感じられるから
オートノミー(自主性)
それ以外にも本屋で実際の本の匂いや、重さも含めて実経験をすることによるマルチセンサリー・エクスペリエンス(多感覚体験)が得られるということがあるから






●消費には自分にパワーがあることを感じられる。

“自分がそのお店を支えている”という実感も幸福感につながる

ここでアリエリー氏があげた実際の話が興味深かったので引用する

アリエリーがいつも利用していたキッチンカー(野菜や食べ物などの移動販売)の女性が、トラックが故障したので銀行に5000ドルの融資をお願いしに行ったところ断られたことを知る。アリエリーはその女性に5000ドルを無利息で融資をして、そのお金の返済は今後その女性から食べ物を買った売上から差し引きしてもらえれば良いと提案した。
これにより、キッチンカーの女性も無利息でお金が借りられて、仕事を続けられて幸せになったし、アリエリーにとっても今後も美味しい食材を購入できるようになった上に、そのお店を支えているという実感が持てて幸せになったという話。






●Q.パートナーとの関係が年々悪くなるのはなぜ?

A.人はモノには“順応”できるが、モノでないパートナーは日々働きかけてくるため、“適応”できない


じゃあ~そんな中でパートナーとうまくやっていくにはどうすれば良いのか?という問いに対して、アリエリー氏は「自分の期待値を下げなさい」と言っている。





●SNS上では「すべての人が自分よりも幸せ」と考えるバイアスが存在する、だからこそSNSは偽の世界観なのだと気づくべき。
SNSからは様々な基準が提示されてくるが、どんな基準を自分が持つのか、SNSからの提示に振り回されることなく、自分で選んでいくことが重要。
そして、ネットの知識よりも実際の経験を重視すべき。









●自分の幸福は、他人の幸福を良い意味で、自分自身の効用に組み込むことで生じる






●自分の力が及ぶことと、及ばないことを区別して、自分の力が及ぶことだけに集中し、それだけを心配すること




●過程にだけ意識して結果は考えないこと、なぜならば結果はランダムな要素があるから




●職場において官僚主義のチェック体制ではモチベーションが下がる、なぜならば信頼されていないと感じるから






●Q.企業が人のように愛されるには?

A.顧客に耳を傾けること、そしてそれを顧客に知ってもらうこと。そして顧客の利益のために、自分が何かを失う覚悟を持つ必要があること。









そんな感じですね~


ここ数年でブームとなった行動経済学ですが、人間の“不合理な部分”は全部解き明かしたとは言い切れないと思います。

ぜひダン・アリエリー氏には、今後も人間の新たな“不合理な部分”を見つけていただき、新刊を出して欲しいものです。




今日はそんな感じ~♪


ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
【読書感想文】 『日本が売られる』 堤未果
【読書感想文】 『日本が売られる』 堤未果
【読書感想文】 『日本が売られる』 堤未果
引き続き新書を読みふけっております・・・(この書き出し何度目だろうw)


今回読んだのは、国際ジャーナリストの堤未果さんの著書『日本が売られる』(幻冬舎新書)です。


いやー実に内容が濃かった!!!


いつも興味深いところや、重要だな、って思った箇所にはピンクのローターじゃなくって、ピンクのマーカーを引きながら読書をしているんですが、引くところが多すぎて、今回の読書感想文は書く前からドキドキしています・・・(;´д`)



でもって、冒頭にこの著書の結論を書きますと・・・



強欲な資本主義の理論でもって、グローバルな大企業が日本を食べようとしている。そのやり口は何にでも値札をつける方法で、私たちの健康もお金も安全も脅かされている!!


って感じの内容


この結論だけ聞くと、へぇ~とかそういう陰謀論とかってよくあるよねぇ~って感じだけだと思うんだけど、これをこの著書では事細かに説明してくれるので、実に胸糞悪くなってくる(褒め言葉)


外資の農薬会社が、日本の農業を農薬漬けにしている・・・みたいな部分読んだ直後の自宅での食事は、食べ物を喉に通すのが不快でした(´Д`;)




とりあえず、この本で自分が興味深いと思った部分をどんどん書き出して行ってみますね、、、、


あまりに量が多いので、若干書く前から躊躇をしているけれど、、、、(;´д`)



水が売られる

水道水が飲めるということは世界的に見て、非常に恵まれている。
※水道水が飲めるのは、世界196カ国中において15カ国のみ



●水道事業の民営化がブーム
その際には、「民間企業のノウハウを活かし、効率の良い運営と安価な水道料金を!」なんて宣伝文句を言ってくるが、民営化後に大概やるのは水道料金の値上げ

実際、海外で水道事業を民営化した後に、水道料金がどんどん高額になった結果が多数存在。

民営化によって、事業運営が地域住民のためではなく、株主のためになるから

日本の水道事業の9割は黒字だが、人口が5万人を切る自治体では赤字になっている。

そもそも、水道会社は電力会社と違って、1つの地域に1つのみしかないので、民営化による競争の原理は働くわけがない



海外では水道事業を民営化した後に、料金の高騰、サービスの低下に不満をかかえ、国営事業へ戻す動きが出てきている中、、、
2018年5月に日本では水道事業の民営化を促進する法律が作られる。





タネが売られる

2017年4月14日、森友報道の裏でひっそりと種子法が廃止。


種子法とは?
⇒作物の種を開発したり作ったりするのは、手間もかかるし、お金もかかる、そのためこれまでは都道府県が負担をするように取り決めをしていた法律。

種子法廃止により、外資から種子を買わざるを得なくなる、、、

そんな中で米国では、遺伝子組み換え作物がメジャーになってきている。大豆・綿・トウモロコシでは9割以上


遺伝子組み換え作物とはどんなものか?
⇒いくつか種類はあるが、主に自社製品の農薬のみに耐性を持つように遺伝子組み換えをされた作物。

その結果、遺伝子組み換え作物のタネと農薬をセットで買うようになる。

その後農薬を長期間使用すると、雑草にその農薬の耐性ができてきて効果が減少してくる、、、

その結果、農薬を増やしていくことになる負のスパイラル

※タネと農薬を作っている会社にとってはウハウハ









ミツバチの命が売られる

1998年頃から「蜂群崩壊症候群」という蜂の巣から蜂が突如としていなくなってしまう現象が報告されるようになる。

原因は、農薬として使われていたネオニコチノイドと思われる。
これには虫の神経を狂わせて、方向感覚をおかしくしてしまう作用があり、それにより巣に戻れなくなってしまっていると考えられる。


海外ではこの系統の農薬を使用中止にしている流れの中、日本は同タイプの農薬の新規利用登録を決めたり、農薬の基準の引き下げを決めている。




食の選択肢が売られる

2018年3月、遺伝子組み換え食品表示制度の今後の方針公表される。

そこで決まったこととして、今までは“遺伝子組み換え食品”の混入率が5%未満だったら「遺伝子組み換えでない」と表示できていたのを、0%(不検出)の場合のみしか表示できないようになった。

⇒これにより、これまでの食品原料の分別管理の意味がなくなってきてしまい、苦労して「遺伝子組み換えでない」という表示をするよりも、分別の作業を簡単にして「遺伝子組み換えでない」という表示を諦める傾向が強くなってくるだろう~



そして、遺伝子組み換えの次にゲノム編集という方法も出てきている。

これは遺伝子そのものを手に入れることで、組み替えるではなくデザインすること。

そしてゲノム編集は最近の技術のため、これまでの利用してきたデータ無いためリスクに関して未知数。

そんな中において、日本はゲノム編集を規制しない方針である。






牛乳が売られる

生乳は夏は足りずに冬は余る傾向があるので、
余った分はバターと脱脂粉乳の製造に回す。

⇒そんな中で関税を無くして安いバターが輸入されてくることは、冬に余った生乳が行き場をなくしてしまう!!




労働者が売られる

2018年5月31日「働き方改革法案」可決

その中にある「高度プロフェッショナル制度(高プロ)」がサラリーマンには必読の書となっていて、何がかというと、、、

これにより、労働時間が事実上なくなる。
※労働時間の規制は4週間で4日間休ませれば、残り24日間は24時間働かせても合法






日本人の仕事が売られる

2018年、『骨太の方針』により、2025年までに50万人の外国人労働者を受け入れるようにする





ブラック企業対策が売られる

2018年7月1日、政府は労基署の一部民営化開始を決定。人手をどんどん減らす傾向。

そして、人手が少なくなったところで、企業とベッタリの関係の社労士に対して、労基の調査をしてもらえるようにアウトソーシングする。

※要するに、企業が見知った社労士の調査なので、なあなあの調査のなるであろうということ







ギャンブルが売られる

2018年7月20日、IR実施法、またの名をカジノ法が可決。


政府はしきりに、「この取り組みをすることで、税収として外貨を取り込む」という内容を言ってはいるが、、、

ここで私たちが知らない事実がある、それは試算では8割が国内からの客になると出ているのだ。


併せて、カジノ業者に、客のギャンブル資金の貸付許可も与えられるように変わった。

しかも、この貸付は“年収の3分の1以上の貸付はできない”としている「貸金業法」が不適用という合わせ技も法整備されているという。。。





医療が売られる

「医療費40兆円」と言われている原因は、高齢化だけではない。
そこにはアメリカから法外な値で医療機器・新薬を買わされているから。



2012年の民主党政権時代に、それまで1年間だった国保加入条件が、3ヶ月に短縮された。


国保に入ると、出産で42万円の一時金が出るが、中国人でこの申請が急増している。出生証明書さえあれば申請ができて、偽造されているのではないか?という疑いがある。






老後が売られる

政府は介護士として、外国人労働者を大量に受け入れるように法整備を進めている。

そのための施策として、介護士に必要な日本語能力のハードルを下げる決定をした。

現在、介護の現場での最大の問題は、介護士と利用者のコミュニケーションになっている。








(;´Д`)ハァハァ・・・

まとまってないけど、これがおいらの個人的まとめですw

「〇〇〇が売られる」という切り口で、たくさん本書では書かれておりますが、上記に挙げた以外にもあります。上記に上げたのはあくまで、個人的に興味深かったものだけです。

そして、著書の後半部分は、海外での水道事業民営化後に、努力して再度公営化を実現した事例や、遺伝子組み換え作物の危険性を訴える市民団体の活動の紹介、要するに上記にあげたような改悪の流れに対して、市民が実際に動いて、自分たちの健康・生活・権利を守ろうとしている事例をあげてます。そっちはこの説明をもって、ザックリと割愛させていただきます。



そして本著の最後に書かれていた、この著書の内容を通して著者が言いたかったことが、この部分になると思います。



国民はいつの間にか、何もかも〈経済〉という物差しでしか判断しなくなってきている。だから与えられるサービスに文句だけを言う〈消費者〉に成り下がって、自分たちの住む社会に責任をもって関わるべき〈市民〉であることを忘れてしまっているのだ。


四半期利益ではなく、100年先も皆が共に健やかで幸福に暮らせることの方に価値を置き、ユネスコが無形文化遺産に登録した「協同組合」の思想こそが、強欲資本主義からの脱却になる。

故宇沢弘文が言っていたように、「人間を大切にしない経済学に価値など無い」




つー感じです。

今回は内容が本当に濃かったので、本を読むのもいつも以上に手こずりましたし、内容をまとめるのも手こずりました。
※正直、本を読んでない方がこれを読んでも「なんのこっちゃ」状態に陥りますよねw いつも言ってますが、読書感想文という名の、この場はおいらの本を読んだ後に、自分の知識習得のためのアウトプットの場所なので、ご了承ください~



今回はとりあえずこんな感じっす。

ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
【読書感想文】 『おとなの教養 ~私たちはどこから来て、どこへ行くのか?~』 池上彰
あいも変わらず新書を読み耽っています。

前回は自分の嗜好には合わない1冊を選んでしまって、久しぶりに苦痛の読書だったということもあって、今回はリスクを抑えて、抑えて、、、、

超絶安牌本、池上彰さんの著書『おとなの教養 ~私たちはどこから来て、どこへ行くのか?~』を読んでみました~♪


Amazonのページ
↓↓↓
https://www.amazon.co.jp/%E3%81%8A%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%81%AE%E6%95%99%E9%A4%8A-%E7%A7%81%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%93%E3%81%8B%E3%82%89%E6%9D%A5%E3%81%A6%E3%80%81%E3%81%A9%E3%81%93%E3%81%B8%E8%A1%8C%E3%81%8F%E3%81%AE%E3%81%8B-NHK%E5%87%BA%E7%89%88%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%B1%A0%E4%B8%8A-%E5%BD%B0/dp/4140884312/ref=pd_bxgy_img_2/378-0286750-6927137?_encoding=UTF8&pd_rd_i=4140884312&pd_rd_r=b42b5a06-069d-4d8f-a660-c8c6913daf5e&pd_rd_w=pgAWE&pd_rd_wg=xlERZ&pf_rd_p=587b16be-0f5e-4017-ba4e-8771a0be2909&pf_rd_r=V9J3M4XD9CC681KNSXJ4&psc=1&refRID=V9J3M4XD9CC681KNSXJ4



池上彰さんの本を読んでおけば、ホームランは無いかもしれないけど、ゲッツーは絶対無い!! ・・・そんな安心感ありますよねw??


この本はタイトルの通り、池上さんが“一般教養”として知っておきたい、7つのテーマに関してわかりやすく解説してくれている良著です。


ちなみに7つというのが、①宗教、②宇宙、③人類の旅路、④人間と病気、⑤経済学、⑥歴史、⑦日本と日本人。


発行は2014年のものですが、近々の時事ネタを扱っているわけではないので、2020年の時点で読んでも全然古いとか、使えない、なんていうものでは無かったですね。


本文の冒頭にも、教養とはすぐに使えるものではないけれど、すぐに使えないからこそ長く使えるものである、、、みたいなことが書かれてます。



じゃあ~いつも通り、個人的要約を書き出していきます。



日本では1991年に「大学設置基準の大綱化」の方針が出た。

これは何かと言うと、大学の設置の自由化、大学での授業内容の自由化のようなもので、これをきっかけに会社から「現場の即戦力が欲しい」という要望もあり、一般教養よりも専門知識を大学で学ばせる傾向が強まった。それにより教養部が解体される・・・


しかし海外では逆、ハーバード大学では4年間しっかりと教養教育をさせて、その後自分のなりたい職業に合わせて専門の大学院へ進学するというのが流れとなっているし、マサチューセッツ工科大学では音楽の授業が充実している。




結論、一般教養こそが至高なのだ!!!



つーわけで、池上さんの解説がスタートしますw




①宗教

この章ではユダヤ教・キリスト教・イスラム教・仏教の起源を超絶わかりやすく解説してくれております。

宗教と言っても、各地の自然条件によっていろんなタイプがあるんだよ~とか、

民族宗教(ユダヤ教のようにユダヤ人しか救われない)というものよりも、世界宗教の方が信者が拡散していくよ~とか、教えてくれています。


ここで池上さんがすごいなぁ~と思うのが、宗教の違いは説明はするけども、その違いをもとにした対立のことは一切言及しないことだと思います。


この著作はあくまで、“教養のハウツー本”なわけですから、宗教の違いは説明するけれど、その違いをもとにした現実世界での面倒くさいイザコザは解説していません。池上さんですから、解説しようと思えば、そりゃーもうー詳細に解説できるんでしょうけども、まったくしておりません。



これを読んで、逆に感動しました。だってこの本は“教養”の本なわけですから、この本を読んだ人間が現実の世界においてニュースを見たときに、この本で学んだ知識をもとに、初めてどう考えればいいのかを思案すればいいわけですからね。


さすが池上さんだよ!!



ここでおいらが“へぇ~”ってなったのが、仏教の解説のところで、仏教の基本的な考え方に「輪廻(りんね)」というものがあり。これは死んだら生まれ変わるという考え方で、これは知っていたんですが、、、

仏教の最終地点って「悟り」とか同じ意味で「解脱(げだつ)」とかっていうものなんですけど、これって「輪廻」の輪の外に出るっていう意味合いなんだそうです。


私はこれまでてっきり、仏教の考え方って、良い人間は生まれ変わったときに「虫とかじゃなくて人間とかの上級生物」に生まれ変われるのだ、なんていう思想なんだと思っていたんですが、決してそうではなくて、正しくは生まれ変わる「輪廻」というものが苦痛の連鎖なわけなので、悟りを開くことでその苦痛の連鎖から断ち切れる、(もう生まれ変わらなくて済む)というものなんだそうです。


仏教においての目指すべき最終到達点が、自身がこの世からおサラバすることってのは実に興味不快ですね~


勉強になりましたね~♪









②宇宙

138億年前にビッグバンってのが起こって、46億年前に地球が誕生したんだそうです。

宇宙や、物理学にもう少しおいらの興味があれば書くんでしょうが、、、w




けどね、へぇ~って思ったのが、

英の物理学者のピーター・ヒッグスって人が、1960年代にヒッグス粒子の仮説を提唱してから、2012年にヒッグス粒子を発見して、2013年にノーベル物理学賞を受賞した話。

ヒッグス粒子というのは、この宇宙がビッグバンで始まったのであれば、その時に無秩序に飛び回っている粒子を動きにくくし、重さを与えるような粒子がなければいけないはずという仮説を打ち立てて、その50年後にその仮説通りにヒッグス粒子を発見することができたというもの。

ピーターヒッグス氏は、現在御年90歳ということ、ご存命中に見つかってほんと良かったですね。




③人類の旅路


宇宙の次は生命誕生の話、46億年前に地球が誕生して、40億年前に生命が誕生したんだそうで。


全ての人間(ホモサピエンス)の起源は、20万前の東アフリカのある女性が由来している・・・といった話や

人間にとって、日差しというものは浴びることによってビタミンDを生み出すメリットと、皮膚がんの発症のもとになる紫外線を浴びすぎることのデメリットがあるが、日差しの強さの違いによって人間の肌の色が突然変異によって変わっていったという話が印象的だった。




④人間と病気


夜勤の多い女性はメラトニンの分泌が抑えられしまうことで、乳がんの発症率が高いといった話。


第一次世界大戦を終わらせてくれた要因は、スペイン風邪にあるということ。スペイン風邪は現代の分析によって鳥インフルエンザだったということ、そもそもなぜ“スペイン”風邪という名称になったのかの意外な事実・・・


なぜ新種のインフルエンザが中国の農村部で生まれるのか?といった話
※その理由は人間と豚が同じ屋根の下で暮らしているから、そこでの科学的メカニズムは本読んで




⑤経済学


経済学の4大巨匠
アダム・スミス
カール・マルクス
ジョン・メイナード・ケインズ
ミルトン・フリードマン


を大雑把に解説しながらの、現在までの資本主義経済の成り立ちを説明。



⑥歴史


私たちは進歩史観(歴史は進歩している)という歴史の法則があると思って、歴史を学んでいる節があるが、本当にそうなのだろうか?と現代の世界情勢に訴求をしつつ、、、


かといって、“歴史”というものの重要性は池上さんも強く訴えていて、文字と紙による記録の蓄積によって、将来の戦争を遠ざけているということも書いていた。


そして歴史は変わるということ
※追加で発見がされることがあるから

歴史は書き換えられるということ
※北朝鮮と韓国の建国神話を引き合いに出しつつ


そんな感じで説明してくれてました。




⑦日本と日本人


国家意識とは、自分とは異質な人との接触があって初めて認識できるものである、というメッセージを冒頭に投げかけつつ、、、



ニッポンとニホンの使い方の違いの説明

本文では日常的な場では「ニホン」、あらたまった場では「ニッポン」である。


日本に初めて国籍というものが認識されたのは、1873年の太政官布告が始まりである・・・といった話が印象的でした。







いやぁー、一応これで要約は全てなんですが、改めて見返して要約になっていませんねww(;´д`)

池上さんがそもそも、様々なテーマを非常にわかりやすく、かつ読者に興味を持ってもらえるように要約しているような本なので、それを要約するということに無理がありました。


この本読んで、本当に池上さんってスゲーなって、改めて認識いたしました。


この本では7つのテーマが書かれていますが、どのテーマにおいても読者にとって簡単にわかりやすく説明をしてありつつ、興味を持てるような意外なエピソードや、へぇ~っとなるエピソードを撒き散らせて、勉強することの楽しみを沸き立たせるような内容になってます。


そしてあくまで、それぞれのテーマのどれもさわりの部分の解説なんで、これを読んで“経済学”の部分に興味を持てば、今後はそっちのジャンルの本を読めばいいわけですし、“宇宙”だったら物理学等の理系の本になるだろうし、、、


何度も繰り返しますけど、本当スゲーなっと・・・



でもって池上さんの、さらにすごいところって、、、


こんだけベストセラーの本を書いたり、TV番組にも引っ張りだこにも関わらず、“ガッポガっポ儲けてやろう”とか、“おれって頭いいんだぜ~♪”っていうオーラが皆無ですよね!!?


いやぁーすげーわw



今日はそんな感じでーーす


ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ

【読書感想文】 『ケーキの切れない非行少年たち』 宮口幸治
引き続き、新書読み漁ってます。

さすがにここ最近新書ばかりを読み続けていたことで、自分の興味のある1冊を見つける作業が大変になってきました、、、(;´∀`)


ということで、こういうときには“ランキング”で選ばせてもらおう~ということで、新書大賞なるもので最新の新書大賞2020のランキングで第2位となった『ケーキの切れない非行少年たち』を読んでみました。


※ちなみに新書大賞のサイト
↓↓↓
https://www.chuko.co.jp/special/shinsho_award/




まずこの著者の宮口さん、本文内に詳細に書かれておりませんが、変わった経歴をされていますw

こんな感じ、、、京都大学工学部⇒建設コンサルタント⇒神戸大学医学部⇒児童精神科医として精神病院や医療少年院に勤務⇒立命館大学産業社会学教授(現在)
という経歴の持ち主、、、


建設コンサルタントしている時に何を思ったんでしょうか?


まっ、その謎は置いといてw


現在、発達障害の専門外来は申し込んでから初心の順番が来るのが4年待ちという状態で、病院としての機能が果たせないくらいの状況だとのこと。


そんな状況下で、児童精神科医として著者が犯罪を犯した非行少年たちとのやり取りから、学んだことが本書では書かれています。


最初に結論から申し上げますと、、、





非行少年たちは見ること、読むこと、聞くこと、認識する能力がそもそも正常とは言い難く、歪んでいるため、反省しようにも反省できない状態でいることが問題である。



ということです。


この本の帯に、非行少年がケーキを三等分するようにと言われて書いた図が載っていますが、犯罪を犯した非行少年の一部には、私たちには予想の範疇を越えるほどの誤った認識能力しか持たない少年たちがいるということです。


以下、本文の個人的要約です。



犯行の理由を尋ねても、難しすぎて理由が答えられなかったり、更生のためには自分のやったことと向き合うことや、被害者の気持ちを考えて内省すること、自己洞察することなどが必要ですが、そもそもその力が無いため、
つまり反省以前の問題なのです。



そういう少年たちに共通することとして、自分の感情を表す言葉があまりに少ないということが挙げられる。嫌なことや都合の悪いことがあればイライラするという表現しか言えない。


なにかを盗んだりを平気でするのは、その品物を買うためにどれだけ労働をしなければいけないか?などの努力の結晶の部分の想像をまったくできないから。


被害者の手記を読ませようにも、文字を読むこと、内容を理解することができなければ、そもそも被害者の気持ちを推し量れない。



非行少年たちの多くは、自己評価が非常に低く、その評価を上げてあげようという取り組みをする場合も見受けられるが、著者の宮口さんはそうではなく、無理に上げる必要もなく、低いままでもいいので、ありもままの現実の自分を受けいれる強さを持って欲しいと考えている。




世間では少年犯罪が起きた時に、「なぜ事件を起こしたのか?」にしか興味を示さない、それよりも著者の立場からは「そんなことをした少年をどう支援するか?」「同じようなリスクの少年はいないか?」にも興味を示してほしい、と考えている。




とまぁーこんな感じです。





正直、私にはあんまり合わない1冊でしたw

ケーキを3等分できない程の認識能力を持った人間にどう反省させますか?という導入部分以降、新たな議論の切り口も出てこないし、へぇ~と思わせるような実験もデータもウンチクも出てこなかったし、途中からは筆者の世間への不満や意見ばかりになってきて退屈でした、、、


新書大賞に踊らされずに、今後は読みたい1冊を見つけていこうと決意する意味では良い1冊でした(;´д`)




今日はそんな感じ~

ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ





【読書感想文】 『爆発的進化論 ~1%の奇跡がヒトを作った~』 更科功
新書読み漁ってます。


今回読んだのは、以前に『残酷な進化論』『絶滅の人類史』という著書を読んで、非常におもしろかった同著者の更科功さんの別の新書です。


※かつて書いた『残酷な進化論』の読書感想文
↓↓↓
https://meatbouzu.diarynote.jp/202001191033014235/

※同じくかつて書いた『絶滅の人類史』の読書感想文
↓↓↓
https://meatbouzu.diarynote.jp/202001282258345956/



あいにく更科さんの最新の著書が、一番最初に私が読んだ『残酷な進化論』なので、遡りながら読んでます。

そして今回読んだのは『爆発的進化論』は、生命の進化の歴史の中においてのそれぞれの器官にターゲットを絞って書かれています。


構成は全十章で、第一章が「膜」、次が「口」、「骨」、「眼」、「肺」、「脚」、「羽」、「脳」、「性」、「命」で全十章となります。


これまで私が読んだ2冊に比べると、まだ進化の過程においても明確に分かっていない部分が多くて、推論が多かったのが気になったかなぁ~



そんな中でも自分が興味が持ったのが、「カンブリア爆発」に関しての筆者の推論部。以下要約します。


まずそもそもの「カンブリア紀」に関しての説明ですが、約5億2900万年前~5億1400万年前の時期を指した言葉で、この時期頃の地層から徐々に化石が発見される頻度が一気に多くなる。


化石が発見されるようになるということは、裏を返して言えば、このカンブリア紀を境目にして、生物の骨格が進化をはじめ、生命としての「ボディプラン」が決まってきたと言える。
※それ以前は線虫のような、細長い生物が多かったと考えられている。


生命が誕生したのが40億年前と言われている中、この限られたカンブリア紀に一気に生物の進化が進んだと言える。


それは何があったからなのか?


明確な解答はわからないまでも、更科さんはこの時の生物の大きな進化は、「動物を食べる動物の出現が引き金だったのではないか?」と推察する。


動物を食べるにしても、自分を食べようとする動物から身を守るにしても、骨格を丈夫に進化させること等の、生命としての進化がその名のとおり爆発的に推し進められたのだと結論づけている。



ここまで書いておいて、じゃあ~あと数百万年後に人間が食糧難になったりして、周囲の人間を食べるような、“ウォーキングデッド”のような世界になったら、人間は今とは違う超人的な進化を遂げることになったりするのだろうか?と考えて、その答えを私は見ることも知ることもできないことに、寂しさと安堵を覚えつつ、読書感想文としましょう~♪




今回はそんな感じ~

ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ

【読書感想文】 『死に至る病 ~あなたを蝕む愛着障害の脅威~』 岡田尊司
引き続き新書読んだります。

もう最近は本屋に行ったら、ビジネス書の新刊のコーナーを軽く見てから、すぐに新書コーナーへ行って、延々と好きそうな1冊を見つける作業です。


つーわけで今回読んだのは、『死に至る病 ~あなたを蝕む愛着障害の脅威~』 岡田尊司著です。

Amazonのページ
↓↓↓
https://www.amazon.co.jp/%E6%AD%BB%E3%81%AB%E8%87%B3%E3%82%8B%E7%97%85-%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%82%92%E8%9D%95%E3%82%80%E6%84%9B%E7%9D%80%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E3%81%AE%E8%84%85%E5%A8%81-%E5%85%89%E6%96%87%E7%A4%BE%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E5%B2%A1%E7%94%B0-%E5%B0%8A%E5%8F%B8/dp/4334044360/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E6%AD%BB%E3%81%AB%E8%87%B3%E3%82%8B%E7%97%85&qid=1581808765&sr=8-1



この本は“愛着障害”に関して書かれた本で、かつて哲学者キルケゴールが書いた著作『死に至る病』をモジって書かれた本。

モジってと書いたけど、正確に言えば同名なんですけどね。


キルケゴールはその著作の中で「死に至る病とは絶望のことである」ということで、絶望に関して書いたのに対して、この本では「愛着障害とは絶望のように神を信じられなくなったどころか、親の愛さえも信じられないこと」と、愛着障害のリスクを警鐘して始まる。


以下、内容を自分なりに要約していく~



●境界性パーソナリティ障害という精神病とも、神経症とも言える病気が1950年代より目立ち始める。子どものうつを調べていくと、家庭環境、とりわけ両親の仲が影響がしていることがわかってきた。




●ADHDは遺伝要因が7~8割程度ある症状で、米国でも1950~60年代に突如として目立ち始める。調査していくと虐待・養育者の交代により発症リスクは高まっている。




●みよりの無い子どもが預けられる養護施設と、刑務所内にある乳児院(母親が服役中ということ)で、子どもの発達状況や健康状態を調査をした結果、刑務所内の子どもの方が断然発達状態・健康状態ともに良好に育っていた。これにより、育て方云々よりも母親の存在の有無の方が、子どもを育てる上において重要だと言える。






●子育てにおいて重要な脳内物質がオキシトシン。オキシトシンが正常に稼働することにより、2つの効果が認められる。

①育児や世話だけでなく、絆(つがい関係、他人関係)にも重要な作用
②ストレス・不安の軽減効果


虐待やネグレクトの経験のある子どもはオキシトシンの働きが悪く、オキシトシン受容体が少ない

※オキシトシンのメチル化






●子育てにおいて母親が意識すべきことは、子どもにとって安全基地のような存在になること。



安全基地になるための条件は2つ
応答性・・・子どもが助けを求めたらすぐに駆けつける。


共感性・・・気持ちを共有し同調することと、相手の気持ちを正確に理解する。



安全基地があることにより、子どもの①情緒的安定、②外界への好奇心、の育成に繋がる。





●オキシトシン濃度はどういった時に高まるのか?
①親子で遊んだあと、そしてそれ以上に重要なタイミングが、②親子間の感情が同期する時。

気持ちの共有が大事

オキシトシンがうまく働かないと、免疫系の発達障害が起こり、病気にもなりやすいし、ちょっとした病気が重症化しやすい、愛着障害の母親は陣痛の際にオキシトシンが足らなくて痛みに耐えきれず麻酔が必要になったりする傾向があるのでは?






●愛着障害になった子どもの特徴

回避型・・・失感情症に見られる、無関心、無気力な状態。相手の気持ちにも、自分の気持ちにも共感できない。
※自分の感情を言い表せない。辛い状況だけど辛いと感じない、ストレスはどんどんと溜め込んでいっている。



不安型・・・なにかに依存する傾向。依存先としてはパートナーだったり、酒、タバコ、覚せい剤・・・等々、パートナーに極度に依存する一方嫌なことがあると、裏切られたという思いからストレスを撒き散らす傾向。撒き散らす分、回避型よりも健康的。




両価型・・・例としては、親が受験等で子どもに期待しすぎている家庭環境で育つことで、親の期待通りの子どもになろうとするタイプ。期待に沿うことが子どもの中で全てとなるので、学業についていけなくなったり、目標の大学に進学できなくなったり、もし目標の大学へ進学できたとしてもそれ以降何をすればいいかよくわからなくなってしまう等。





人間が幸福を感じることが出来るのは3つのみ

※この3つの脳内物質のどれかによってしか、人間は幸福と感じられない

①エンドルフィン・・・お腹いっぱいにご飯を食べたり、セックスしたりするときに出る。


②ドーパミン・・・困難な目標を達成した時に出る。
※希望の大学に合格した時、麻雀でロンした時、マラソンを完走した時とか。
これを悪用したのが麻薬。


③オキシトシン・・・愛する者の顔を見たり、ふれ合ったりした時。他人とのふれあいを通じて出る。
※上記2つと大きく違うのは、興奮というよりも安らぎの感覚。そして唯一努力・行為がいらないし、結果もいらない幸福。無条件で与えられる満足




だから愛着障害になると(オキシトシン不足)、過食症(エンドルフィン追求)や、麻薬中毒(ドーパミン追求)になるリスクが上がる。






Q.なぜ近年になって愛着障害がよく目に付くことになっているのか?


A.かつては愛着障害になると、成人になるまで生き延びることができなかった。それが1940年代にペニシリンが発見されたことによって、乳幼児の死亡率が減少した。

※19世紀の乳幼児の死亡率は、イギリス25%、フランス30%、イタリア・スペイン40%だった。

その他にも、米国では1950年代以降、女性の職場進出が進んだことや、米国の離婚率が1960年代から急増し、1980年代以降高止まりしたことも要因と考えられる。


そしてもう一つ、無宗教の人が増加しているということも要因だと考えられる。かつては宗教は親のいない子、愛されない子にも等しく神や仏の愛を注ぐという安全装置としての機能があったのではないか?

※無宗教の人のデータ(米国)、1950-60年代2%、1970年代3%、1980年7%、2010年14%、2018年20%






●ADHDは過去30年以上に渡って、遺伝要因があるものであり、養育要因は無関係とされてきたが、今後その常識が崩れる可能性もあるかもしれない。

オキシトシンは落ち着きを高める作用があるが、ADHDに無関係と言えるだろうか?





愛着とは世話をする仕組みである。

愛着の希薄化が進行すると、人は誰の世話もせず、誰の世話にもならず、自分のためだけに生きる。そこには生きる喜びも得られない。



結論として、愛着障害によって、社会から生きる意味が失われるという根源的な破綻が発生する。







とまぁーこんな感じです。


人間の幸福は3種類しかないってのが、へぇ~ってなったなぁ~

作者の岡田さんは、障害者には国の支援があるにも関わらず、愛着障害者には一切の支援がないということに異を唱えていらっしゃいましたが、実に根が深い問題でどうすればいいんでしょうかね?



今回はそんな感じでーーす


ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ













【読書感想文】 『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』 山口周
【読書感想文】 『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』 山口周
引き続き新書を読み読みしております~♪♪

新書って色んな出版社から出ているけど、作者は違えど各出版社によって“新書の色”ってものが何となく分かってきたような気がする今日この頃・・・いかがお過ごしでしょうかw?


今回読んだ、光文社新書は結構好きな“新書の色”のような気がする。


つーわけで、今回読んだ本のAmazonのページ
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓


https://www.amazon.co.jp/%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%80%8C%E7%BE%8E%E6%84%8F%E8%AD%98%E3%80%8D%E3%82%92%E9%8D%9B%E3%81%88%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B-%E7%B5%8C%E5%96%B6%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E3%80%8C%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%80%8C%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%80%8D-%E5%85%89%E6%96%87%E7%A4%BE%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E5%B1%B1%E5%8F%A3-%E5%91%A8/dp/4334039960/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=3JG85WF36RDMA&keywords=%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%9C+%E7%BE%8E%E6%84%8F%E8%AD%98+%E3%82%92%E9%8D%9B%E3%81%88%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B&qid=1581604319&sprefix=%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%AF%2Caps%2C296&sr=8-1



今回この本を読もうと思ったのも、Amazonでレビューが200件以上あるという部分。こりゃ、相当人気のある本に違いないと思い購入~~




以下、内容の要約しながらの感想



●正しく論理的・理性的に情報処理をすると「他人と同じ解答」になってしまうはず。⇔正解のコモディティ化
そこには経営上のパラドックスが存在する、なぜならば経営というのは基本的に「差別化」を追求するものだから。




●日本の企業が美意識に欠け、計測可能な目標だけを伸ばすだけに特化してしまったため、コンプライアンス違反の元凶になってしまう。




●かつては需給関係において、今よりも科学進歩がされていなかったため、“解”を出すことが難しく、希少性があったが、科学の進んだ現在においては“解”はありふれたもの・・・
そんな中で日本企業が勝ち残るための方法は大きく2つ
「スピード」&「コスト」

※特に1985年のプラザ合意までは為替面の有利もあり、コスト〇

「人と同じ答え」を「より早くより安く」市場への精神だった・・・





●経営とは「アート」と「サイエンス」と「クラフト」が混じりあったもの

アート:理念やビジョン
サイエンス:アートに分析や評価を通し裏付けをする
クラフト:実行力、製造力

この3者の主張を戦わせると、必ず「サイエンス」と「クラフト」が勝つ。
※この2者は言語化が容易く、再現性があるため


理想の会社像・・・
トップに「アート」を据え、「サイエンス」と「クラフト」のブレインで左右の両翼を固める





●日本の大企業においてのコンプライアンス問題

経営陣が最も重要な仕事をしてこなかった。それは経営というゲームの戦略を考えることと、もう一つはゲームのルールを変えること。

経営側のビジョンが足りない、それは具体的にはこれから向かう場所を視覚的にイメージをするということ。そしてそこにはワクワク感がなければならない。





●イノベーションは優れているものほど「パクられてしまう」

過去にノートパソコンを初めて発明したのは東芝、、、それが今では?

このことより、イノベーションによるデザインやテクノロジーはすぐにパクられてしまうことで、陳腐化が早い。

それに対して、世界観やストーリー形成(サイエンスでもクラフトでもないアートの要素)はパクられにくい

特に、今後アート要素が重要になる世界において日本はフランスと同じくらい、アートに関して素養があり有利な国である。




●正しい「誠実性」という柔軟なモノサシ

ただ単に違法でないという理由だけだと、後で違法だとされる可能性がある。

※例えば、グレーゾーン金利
(利息制限法の定める金利以上だが、出資法の定める上限金利には満たない金利)

法律に従う、法律を守るということだけでなく、自分自身の倫理観へのモノサシを持つ必要がある、そして途中でそのモノサシの尺度を修正していくこと。





●じゃあ、どうやって「美意識」をあげるか?

①絵画を見る

その際、1.何が描かれているか? 2.何が起きていて、これから何が起こるのか? 3.自分の中にどんな感情・感覚が起きているのか?を考える。


②哲学を学ぶ

過去の偉大な哲学者の有名な理論を知るというよりも、それに至るプロセスを学ぶ
⇒そこには無批判にシステムを受け入れない姿勢が内在している


③文学を読む











とまぁーこんな感じでした。


最近の日本企業には「美意識」が欠けていることにより、コンプライアンス問題が頻発しているという事実には大きく頷きました。

そうならないためにも、会社の経営陣には「ゲームチェンジャー」として「美意識」を積んでって欲しいと思ったし、経営陣でもない自分にとっては、今後の移りゆく世界の中で確固たる自分の中の柔軟な倫理観を持っていきたいと感じました。

時代の変化を先読みさせるような、良書だったと思います。


今日はそんか感じでーす

ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ

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