まぁ~最近MOばっかりしておりましたからね、久しぶりに一冊読み終えました~♪♪
この本結構分量多くて、ページは350ページ超で、文字もそれなりに小さめ。
読みきるのに時間がかかってしまいました。
この本の副題としては、“9割まちがえる「その常識」を科学する”というのが付いていて、私たちが常識として人生を成功する上での必要なセオリーが、実際には間違っているということを、根拠をあげながら書いている。
第一章から第六章まであり、振り返る上でも章ごとに要約していく。
第一章・・・成功するにはエリートコースを目指すべき?
この章では、私たちが当たり前に思っている。「世間で成功している人間はエリートコースを歩んできた人間である」という常識を否定することで始まる。
調査によると、学校で優秀な成績をおさめる資質そのものが、一般社会でホームランバッターになる資質と相反するのだという。それはなぜかというと、第一に学校とは、言われたことをきちんとする能力に報いる場所だからであり、そういった教育システムに順応しようとしる人間はビジネスの場面や、スポーツ、芸術の分野において有利な性質でないこと。第二に、教育現場ではすべての科目において良い点を取るゼネラリストに報いるものであり、ひとつのことにとことん追求する人間は学校の首席とはなりえないからと書いている。
「あなたの息子さんは上体が長すぎるし、脚が短すぎるうえ、両手両足も大きすぎて、腕がひょろ長いですね」
こう言われて小躍りする親はいないだろう。どこをとっても魅力的とは言い難い。ところが経験豊かな水泳コーチがこれを聞いたら、オリンピックの金メダルが頭に浮かぶに違いない。なぜならこの体型こそ水泳界の天才、マイケル・フェルプスのものを表現したものであるからだ。
私たちは、とかくものごとに「良い」「悪い」のレッテルを貼る。しかし実際には、それらはたんに「異なる」だけなのだ。
私たちは「最良」になろうとしてあまりに多くの時間を費やすが、多くの場合「最良」とはたんに世間並みということだ。卓越した人になるには、一風変わった人間になるべきだ。
ジョン・スチュアート・ミルはかつて「変わり者になることを厭わない者があまりにも少ないこと、それこそがわれらの時代の根本的な危機なのだ」と嘆いたという。
以上のことを踏まえ、自分が人生において成功するうえでのやるべきことを2つ上げている。それは①「自分自身のことを知ること」②「自分にあった環境を選べ」ということである。
第二章・・・「いい人」は成功できない?
この章でも「いい人間」こそが人生で成功し得るのではないか?という私たちが思っているセオリーを否定するところから始まる。
まず初対面において「優しい性格の人間」は、「有能な人間」とは思われにくいという傾向があるという。
その優しさは、弱さのあらわれなのではないか?と人間は思ってしまうようだ。
「悪い人間」の成功例として、「海賊」をあげている。海賊は極悪非道な野蛮人だというイメージがあるが、それはいわゆる「マーケティング」だからなのである。いちいち交戦するより、人々を震え上がらせて即降参させるほうが手っ取り早く、経費もかからず、安全にことを運べるからだ。そこで彼らは聡明にも、野蛮で残忍なイメージをつくり出したというわけだ。
本書ではここで人生の成功には、性格の善し悪しよりも「他人への信頼」こそが成功へ関係してくると始まる。
面白いのが、他人への信頼が強ければ強いほど、成功に近いと言えるわけではないということがわかってくるところ、、、
実験によって「他人をどの程度信頼しているか?」という質問に対して、10段階中「8」と答えた被験者たちが一番所得水準が高かったことだ。
他人を信頼しない人間がビジネスにおいて成功しないということは、想像に難しくないが、この実験において「9」「10」と答えた人間は、他人のことを信頼しすぎて搾取されてしまって、「8」と答えた被験者たちよりも所得水準が低かったようだった。
人生(ビジネス)においては数多の人間関係が発生するが、本書においてその場合の理想の関係性としては、①相手を妬まない(相手方がどのくらい利益をあげているかを気にする必要はない。ただ自分が善い行いをしているどうかだけ気にかければいい)、②自分から先に裏切らない、③協調であれ裏切りであれ、そっくりそのまま相手に返す(相手が協力するならこちも協力、相手が裏切るならこちらも裏切る)、というシンプルな構図であると締めくくっている。
第三章・・・勝者は決して諦めず、切り替えの早い者は勝てないのか?
この章では私たちの考えている、「粘り強くやり続けた人間こそ人生で成功する」という常識が決してそうではないということを冒頭に書き始めている。
まずその粘り強くやり続けていることが、「自分に向いていることなのか?自分がやりがいを感じていることなのか?」をよく考えたほうがよい。
そして自分が楽観主義なのか悲観主義なのか?を踏まえて、どうせやり続けるのであれば、「ゲーム要素」を取り入れているのか?も意識するべきだと書いている・・・
・・・正直この章めっちゃ長い、、、w
もうまとめるの諦めた、、、無理ぽw
このあと第六章までこんな感じで続くんだけど、私が個人的に重要だと思う部分を総括して書くと、、、、
人生で成功するためには、「自分で自分を思いやる」ことが重要だということ。
何事もポジティブに前向きにやる人間は、自分に嘘をついて無理をしてやっていることで、うまくいかなかった時にショックを大きく受ける可能性があり、、、、
悲観的に物事をとらえる人間は、将来の見通しに関しては楽観主義者よりも正確な傾向があるが、それ以上の成長は見込めない、、、
ポジティブ・ネガティブの性格の良い面・悪い面を理解しつつ、自分への思いやり・自分への理解が、成功へ欠かせない要素だと言う。
正直いろんな要素がすごい分量で書かれているため、要約するのが非常に困難、、、、(;´Д`)
極端な例も多々あって、そんな特異な例が参考になるとは思えないという事例も出てくるが、人生の成功要素を考えるうえにおいて、無駄なことなんてないということなんだろう。
なかなかにおもしろい本であった!!(言いっぱなしジャーマンスープレックスw)
今回はそんな感じ~~♪♪
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
この本結構分量多くて、ページは350ページ超で、文字もそれなりに小さめ。
読みきるのに時間がかかってしまいました。
この本の副題としては、“9割まちがえる「その常識」を科学する”というのが付いていて、私たちが常識として人生を成功する上での必要なセオリーが、実際には間違っているということを、根拠をあげながら書いている。
第一章から第六章まであり、振り返る上でも章ごとに要約していく。
第一章・・・成功するにはエリートコースを目指すべき?
この章では、私たちが当たり前に思っている。「世間で成功している人間はエリートコースを歩んできた人間である」という常識を否定することで始まる。
調査によると、学校で優秀な成績をおさめる資質そのものが、一般社会でホームランバッターになる資質と相反するのだという。それはなぜかというと、第一に学校とは、言われたことをきちんとする能力に報いる場所だからであり、そういった教育システムに順応しようとしる人間はビジネスの場面や、スポーツ、芸術の分野において有利な性質でないこと。第二に、教育現場ではすべての科目において良い点を取るゼネラリストに報いるものであり、ひとつのことにとことん追求する人間は学校の首席とはなりえないからと書いている。
「あなたの息子さんは上体が長すぎるし、脚が短すぎるうえ、両手両足も大きすぎて、腕がひょろ長いですね」
こう言われて小躍りする親はいないだろう。どこをとっても魅力的とは言い難い。ところが経験豊かな水泳コーチがこれを聞いたら、オリンピックの金メダルが頭に浮かぶに違いない。なぜならこの体型こそ水泳界の天才、マイケル・フェルプスのものを表現したものであるからだ。
私たちは、とかくものごとに「良い」「悪い」のレッテルを貼る。しかし実際には、それらはたんに「異なる」だけなのだ。
私たちは「最良」になろうとしてあまりに多くの時間を費やすが、多くの場合「最良」とはたんに世間並みということだ。卓越した人になるには、一風変わった人間になるべきだ。
ジョン・スチュアート・ミルはかつて「変わり者になることを厭わない者があまりにも少ないこと、それこそがわれらの時代の根本的な危機なのだ」と嘆いたという。
以上のことを踏まえ、自分が人生において成功するうえでのやるべきことを2つ上げている。それは①「自分自身のことを知ること」②「自分にあった環境を選べ」ということである。
第二章・・・「いい人」は成功できない?
この章でも「いい人間」こそが人生で成功し得るのではないか?という私たちが思っているセオリーを否定するところから始まる。
まず初対面において「優しい性格の人間」は、「有能な人間」とは思われにくいという傾向があるという。
その優しさは、弱さのあらわれなのではないか?と人間は思ってしまうようだ。
「悪い人間」の成功例として、「海賊」をあげている。海賊は極悪非道な野蛮人だというイメージがあるが、それはいわゆる「マーケティング」だからなのである。いちいち交戦するより、人々を震え上がらせて即降参させるほうが手っ取り早く、経費もかからず、安全にことを運べるからだ。そこで彼らは聡明にも、野蛮で残忍なイメージをつくり出したというわけだ。
本書ではここで人生の成功には、性格の善し悪しよりも「他人への信頼」こそが成功へ関係してくると始まる。
面白いのが、他人への信頼が強ければ強いほど、成功に近いと言えるわけではないということがわかってくるところ、、、
実験によって「他人をどの程度信頼しているか?」という質問に対して、10段階中「8」と答えた被験者たちが一番所得水準が高かったことだ。
他人を信頼しない人間がビジネスにおいて成功しないということは、想像に難しくないが、この実験において「9」「10」と答えた人間は、他人のことを信頼しすぎて搾取されてしまって、「8」と答えた被験者たちよりも所得水準が低かったようだった。
人生(ビジネス)においては数多の人間関係が発生するが、本書においてその場合の理想の関係性としては、①相手を妬まない(相手方がどのくらい利益をあげているかを気にする必要はない。ただ自分が善い行いをしているどうかだけ気にかければいい)、②自分から先に裏切らない、③協調であれ裏切りであれ、そっくりそのまま相手に返す(相手が協力するならこちも協力、相手が裏切るならこちらも裏切る)、というシンプルな構図であると締めくくっている。
第三章・・・勝者は決して諦めず、切り替えの早い者は勝てないのか?
この章では私たちの考えている、「粘り強くやり続けた人間こそ人生で成功する」という常識が決してそうではないということを冒頭に書き始めている。
まずその粘り強くやり続けていることが、「自分に向いていることなのか?自分がやりがいを感じていることなのか?」をよく考えたほうがよい。
そして自分が楽観主義なのか悲観主義なのか?を踏まえて、どうせやり続けるのであれば、「ゲーム要素」を取り入れているのか?も意識するべきだと書いている・・・
・・・正直この章めっちゃ長い、、、w
もうまとめるの諦めた、、、無理ぽw
このあと第六章までこんな感じで続くんだけど、私が個人的に重要だと思う部分を総括して書くと、、、、
人生で成功するためには、「自分で自分を思いやる」ことが重要だということ。
何事もポジティブに前向きにやる人間は、自分に嘘をついて無理をしてやっていることで、うまくいかなかった時にショックを大きく受ける可能性があり、、、、
悲観的に物事をとらえる人間は、将来の見通しに関しては楽観主義者よりも正確な傾向があるが、それ以上の成長は見込めない、、、
ポジティブ・ネガティブの性格の良い面・悪い面を理解しつつ、自分への思いやり・自分への理解が、成功へ欠かせない要素だと言う。
正直いろんな要素がすごい分量で書かれているため、要約するのが非常に困難、、、、(;´Д`)
極端な例も多々あって、そんな特異な例が参考になるとは思えないという事例も出てくるが、人生の成功要素を考えるうえにおいて、無駄なことなんてないということなんだろう。
なかなかにおもしろい本であった!!(言いっぱなしジャーマンスープレックスw)
今回はそんな感じ~~♪♪
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
【読書感想文】 『超一流の雑談力「超・実践編」』 著:安田正
2018年2月21日 読書 コメント (1)
水曜日にMOがメンテのときはMOが出来なくて寂しい感情になると同時に、なんだかホッとする・・・w この気持ちわかってくれる人いるよね??(挨拶)
というわけで真面目に読書感想文です~
前回読んだ『超一流の雑談力』の続編である、今回の作品
※前回の読書感想文
↓↓↓
http://meatbouzu.diarynote.jp/201802122253415768/
またいつものとおりに、本文中から興味深かったところ、面白かったところを抜粋。
話にオチをつけるには2つの型がある
①「ちょっとした自虐」
例文「今日家に財布を忘れちゃいまして、駅に着いてから気づいたんですよ。ただ絶対に遅刻できないんで、ここは覚悟を決めようと陸上部時代を思い出して全力ダッシュしたら・・・足がつりまして(笑)。青春がとっくに失われていることを痛感しました(笑)」
②「その経験から学んだことを話す」
例文:「今日家に財布を忘れちゃいまして、走って汗だくになるわ遅刻しそうになるわ大変だったんですが、一ついいことがありまして・・・自分もまだこんなに走れるんだということに気づけました(笑)」
オチをつける際には、わかりきった結論に達するのではなく、相手が予想していないところに着地できると理想的です。
声の大きさは、相手について話をしているときや、相手の話を聞いているときは、ボリュームを大きく。逆に自分の話や主張をするときには、ボリュームは小さくする。
相手が何気なく言った一言を折にふれて出す。
相手の好きなワードを使う。
というのも、特徴的なキーワードには相手の「信念」が込められていることが多く、キーワードを共有することで思いも共有できます。
この会話術の最終地点として、相手が好きなキーワードを会話から察して、「先回り」して使うことにある。
相手の会話の中で効果的な相づち
「え~、本当ですか!」
ふいに出る方言は「本心を言っている」ように感じさせる力がある
たとえ話をするときには、
①身近なものでたとえる
②メジャーなものでたとえる
③タイムリーなものでたとえる
人を説得するときに使えるフレーズ
「惜しいなぁ」
相手に考え直してほしいときのフレーズ
「ふと思いついてしまったのですが・・・」
例文「そのA案素晴らしいですね。ただ、ふと思い浮かんでしまったのですが・・・一方でB案のような考え方もあるのではないでしょうか?」
ポイントは、「せっかくご意見をいただいたのに、ふとこんなアイデアが急に浮かんでしまってすみません・・・」といった感じの困り顔で伝えること。
心の距離を縮める方法
【共感】「さぞかし・・・だったでしょうね。」
【提案】「〇〇しましょうか?」
例:夏場にはるばる訪ねてきた人が汗だくになっている。
「さぞかし暑かったでしょうねぇ~(共感)」
「部屋の温度を下げましょうか?(提案)」
と、まぁーそんな感じーーー
まぁ、基本この読書感想文というものは、おいらが後になって「あの本ってどんな内容だったっけ?」って思ったときに、この記事を読み直して、「あ~そうだった!そうだった!!」って思い出すためのものなので、こんな感じですわ。
結論は雑談は超重要!!!以上っ~!!!!
そんな感じですーーー
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
というわけで真面目に読書感想文です~
前回読んだ『超一流の雑談力』の続編である、今回の作品
※前回の読書感想文
↓↓↓
http://meatbouzu.diarynote.jp/201802122253415768/
またいつものとおりに、本文中から興味深かったところ、面白かったところを抜粋。
話にオチをつけるには2つの型がある
①「ちょっとした自虐」
例文「今日家に財布を忘れちゃいまして、駅に着いてから気づいたんですよ。ただ絶対に遅刻できないんで、ここは覚悟を決めようと陸上部時代を思い出して全力ダッシュしたら・・・足がつりまして(笑)。青春がとっくに失われていることを痛感しました(笑)」
②「その経験から学んだことを話す」
例文:「今日家に財布を忘れちゃいまして、走って汗だくになるわ遅刻しそうになるわ大変だったんですが、一ついいことがありまして・・・自分もまだこんなに走れるんだということに気づけました(笑)」
オチをつける際には、わかりきった結論に達するのではなく、相手が予想していないところに着地できると理想的です。
声の大きさは、相手について話をしているときや、相手の話を聞いているときは、ボリュームを大きく。逆に自分の話や主張をするときには、ボリュームは小さくする。
相手が何気なく言った一言を折にふれて出す。
相手の好きなワードを使う。
というのも、特徴的なキーワードには相手の「信念」が込められていることが多く、キーワードを共有することで思いも共有できます。
この会話術の最終地点として、相手が好きなキーワードを会話から察して、「先回り」して使うことにある。
相手の会話の中で効果的な相づち
「え~、本当ですか!」
ふいに出る方言は「本心を言っている」ように感じさせる力がある
たとえ話をするときには、
①身近なものでたとえる
②メジャーなものでたとえる
③タイムリーなものでたとえる
人を説得するときに使えるフレーズ
「惜しいなぁ」
相手に考え直してほしいときのフレーズ
「ふと思いついてしまったのですが・・・」
例文「そのA案素晴らしいですね。ただ、ふと思い浮かんでしまったのですが・・・一方でB案のような考え方もあるのではないでしょうか?」
ポイントは、「せっかくご意見をいただいたのに、ふとこんなアイデアが急に浮かんでしまってすみません・・・」といった感じの困り顔で伝えること。
心の距離を縮める方法
【共感】「さぞかし・・・だったでしょうね。」
【提案】「〇〇しましょうか?」
例:夏場にはるばる訪ねてきた人が汗だくになっている。
「さぞかし暑かったでしょうねぇ~(共感)」
「部屋の温度を下げましょうか?(提案)」
と、まぁーそんな感じーーー
まぁ、基本この読書感想文というものは、おいらが後になって「あの本ってどんな内容だったっけ?」って思ったときに、この記事を読み直して、「あ~そうだった!そうだった!!」って思い出すためのものなので、こんな感じですわ。
結論は雑談は超重要!!!以上っ~!!!!
そんな感じですーーー
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
【読書感想文】 『超一流の雑談力』 著:安田正
2018年2月12日 読書
仕事とMOとオナニーの繰り返しの毎日の中に、読書の時間までも確保しているなんて、おいらは真人間中の真人間やでーーw(挨拶)
はっ(;゚Д゚)!
読書感想文のときは基本ふざけないでやる方針だった!!
というわけで、、、久しぶりに読書感想文をw
今回購入したのは、地元の本屋のビジネス書のコーナーで平積みされててて、だいぶ売れている気な内容の帯があったこの本。
あと、自分の仕事って客商売で、いつも特定の顧客のところを回る的な仕事でなくて、基本は毎日毎日不特定多数の初見のお客さんを相手にする仕事なので、初めましての最初のトーク力を磨きたいと思っていたところだったんですよぉ~
というわけでいつもの通り、本文中で興味深かったところや、為になりそうだったところを箇条書きで列挙していく~~
初めましての挨拶の時には、自己開示をしていくことで距離を縮めるスピードを早くする。
具体的な話法としては、「自慢話はしない」「軽い失敗談を話す」が基本。
話す時間は、短くおさえる、30秒~1分以内。
意外性・ギャップを感じてもらえると相手に好感。
ひきつける話をするためには「オノマトペ」。
オノマトペとはフランス語で、音や感情の様子などを表す擬声語。
※バーー!とか、グチャ!とか、そういう音での表現
テッパン話は3回は練習しておく。
高い声は、話す人のキャラクターを社交的に感じさせる効果がある。
話すときにちょうどいい声の高さの目安としては、「ファ」か「ソ」の音。
最初の挨拶では開口一番「よろしくお願いします!」がテッパン!
君によろしくお願いされたくない、と人は言わない。
初対面の相手との雑談、適したテーマは「誰にでもあてはまるようなあたりさわりのない話題が良い」。
気候・相手の会社情報・趣味・出身地・・・等々
適さないテーマは、政治の話や宗教の話。
話のテーマが重いと「雑談」ではなく「議論」になってしまう。
あいづちの「さ・し・す・せ・そ」
さ・・・さすがですね
し・・・知らなかったです
す・・・素敵ですね
せ・・・センスがいいですね
そ・・・それはすごいですね
会話を広げる、相手に気持ちよくなってもらう、そのためにオススメの質問フレーズが、、、
「なにか特別なことをされているんですか?」
「なぜですか?」は愚問
こういった理由を問うのが何故良くないかと言えば、会話の流れが止まってしまう危険性があること。
「なぜか?」を考えるのは人間にとって大きな負担になるし、された側にとって非常に圧迫感のあるものだから。
雑談でこちらの質問を相手にしたことで、相手が答えてくれた時には、自分なりの要約を伝えて話すこと。
「つまり例えるならば、〇〇〇のようなものでしょうか?」
「ということは、〇〇〇ということですか?
「私の業界で言う〇〇〇のようなものですか?」」
※たとえや置き換えなどを使い、自分の理解の度合いを相手に伝える。
アメリカの心理学者、ティモシー・ウィルソンは「人は初めて出会った相手を、最初の2秒で値踏みする」と研究で発表
相手と意見が違うときには、「うかつでした!!」を使用して、相手の反論を受け流す。
雑談をぶつ切りにしてしまう、「ところで本日は~」なんて出だしは最悪!!あくまで雑談からヒントを得た上で営業の話にスムーズに移行。
「今の話で思い出したのですが・・・」
「お話を伺っていて、お力になれると思ったのですが・・・」
「実は私どもも同じことを考えておりまして・・・」」
こんなところ~
さすがに売れているだけあって、内容が非常に優れている!!
この本の続編が出ていたので、そちらも購入してある~~♪♪♪
続編の読書感想文も近日中に書く予定ーー!!
今日はそんな感じでーーーす
ではでは( ´・ω・`)ノ~バイバイ
はっ(;゚Д゚)!
読書感想文のときは基本ふざけないでやる方針だった!!
というわけで、、、久しぶりに読書感想文をw
今回購入したのは、地元の本屋のビジネス書のコーナーで平積みされててて、だいぶ売れている気な内容の帯があったこの本。
あと、自分の仕事って客商売で、いつも特定の顧客のところを回る的な仕事でなくて、基本は毎日毎日不特定多数の初見のお客さんを相手にする仕事なので、初めましての最初のトーク力を磨きたいと思っていたところだったんですよぉ~
というわけでいつもの通り、本文中で興味深かったところや、為になりそうだったところを箇条書きで列挙していく~~
初めましての挨拶の時には、自己開示をしていくことで距離を縮めるスピードを早くする。
具体的な話法としては、「自慢話はしない」「軽い失敗談を話す」が基本。
話す時間は、短くおさえる、30秒~1分以内。
意外性・ギャップを感じてもらえると相手に好感。
ひきつける話をするためには「オノマトペ」。
オノマトペとはフランス語で、音や感情の様子などを表す擬声語。
※バーー!とか、グチャ!とか、そういう音での表現
テッパン話は3回は練習しておく。
高い声は、話す人のキャラクターを社交的に感じさせる効果がある。
話すときにちょうどいい声の高さの目安としては、「ファ」か「ソ」の音。
最初の挨拶では開口一番「よろしくお願いします!」がテッパン!
君によろしくお願いされたくない、と人は言わない。
初対面の相手との雑談、適したテーマは「誰にでもあてはまるようなあたりさわりのない話題が良い」。
気候・相手の会社情報・趣味・出身地・・・等々
適さないテーマは、政治の話や宗教の話。
話のテーマが重いと「雑談」ではなく「議論」になってしまう。
あいづちの「さ・し・す・せ・そ」
さ・・・さすがですね
し・・・知らなかったです
す・・・素敵ですね
せ・・・センスがいいですね
そ・・・それはすごいですね
会話を広げる、相手に気持ちよくなってもらう、そのためにオススメの質問フレーズが、、、
「なにか特別なことをされているんですか?」
「なぜですか?」は愚問
こういった理由を問うのが何故良くないかと言えば、会話の流れが止まってしまう危険性があること。
「なぜか?」を考えるのは人間にとって大きな負担になるし、された側にとって非常に圧迫感のあるものだから。
雑談でこちらの質問を相手にしたことで、相手が答えてくれた時には、自分なりの要約を伝えて話すこと。
「つまり例えるならば、〇〇〇のようなものでしょうか?」
「ということは、〇〇〇ということですか?
「私の業界で言う〇〇〇のようなものですか?」」
※たとえや置き換えなどを使い、自分の理解の度合いを相手に伝える。
アメリカの心理学者、ティモシー・ウィルソンは「人は初めて出会った相手を、最初の2秒で値踏みする」と研究で発表
相手と意見が違うときには、「うかつでした!!」を使用して、相手の反論を受け流す。
雑談をぶつ切りにしてしまう、「ところで本日は~」なんて出だしは最悪!!あくまで雑談からヒントを得た上で営業の話にスムーズに移行。
「今の話で思い出したのですが・・・」
「お話を伺っていて、お力になれると思ったのですが・・・」
「実は私どもも同じことを考えておりまして・・・」」
こんなところ~
さすがに売れているだけあって、内容が非常に優れている!!
この本の続編が出ていたので、そちらも購入してある~~♪♪♪
続編の読書感想文も近日中に書く予定ーー!!
今日はそんな感じでーーーす
ではでは( ´・ω・`)ノ~バイバイ
【読書感想文】 『伝わっているか?』 著:小西利行(コピーライター)
2018年1月13日 読書 コメント (2)
世間はプレリだって??こちとら3歳児2人抱えてんじゃーーーいい!!!(挨拶)
育児の格言があって、『魔の2歳児、悪魔の3歳児、天使の4歳児』というのがあるらしいです。
魔の2歳児っていうのが、イヤイヤってのが口癖みたいになっている状態で、、、
悪魔の3歳児っていうのが、引き続きイヤイヤ言い続けつつ、2歳児の時よりも体力的にできることが増えていって、例えとして悪魔と化すというわけ、、、
天使の4歳児ってのが、やっと親ともまともに意思疎通ができるようになってくることで、それまでほどは親の手がかからなくなって天使と感じる・・・ってなるそうな、、、
そう、、、、
ひとまずこの一年を通過さえ出来ればプレリくらいは行けるようになるんじゃなかろうか!?
ひとまず、そんな年明け最初の思いなわけですわ~
でもって、今回は読書感想文なんですんで、MTGの話では無いんですけども、、、
最寄りの本屋で吟味して選んだ一冊、タイトル通りで『伝える』ということに着目して、日々の話し方のブラッシュアップを目指した内容。
さびれたスナックのママのところに、言葉をしゃべる“いるか”がやって来て、ママを中心に伝え方に苦戦している周囲のみんなをお助けしていく・・・ってなストーリー展開。
口語文のやり取りで話は進んでいくので、非常に読みやすい!!かつ、内容も充実してて、日常の職場・家庭・友人・夫婦・・・等々、いろんなところで使えそうな汎用性の高いものとなっている。
伝え方を極めるための全部で20個のメソッド紹介されており、巻末にその20個のまとめも載っているので、一度読んだ後に思い出すにも適している感じぃ~
そんなこんなで気になった内容を書き出していくと・・・・
盲目の老人が路上に出していたボードの言葉を変えるだけで、ものすごく寄付が集まるという話があります。「目が見えません。どうかお恵みを」という言葉を「今日もいい天気だね。でも、僕にはそれが見えないんだ」という言葉に変えただけ。
伝えるメソッド⑪「プラス新しい」
考えることが100倍カンタンになる画期的な方法。使い方もカンタン。「新しい」ってつけるだけ。例えば、新しいデート。新しい口説き文句。新しいチョコレート。新しいクルマ。新しいビール。新しい便利。新しい安全。「新しい」をつけるだけで、今までのモノとは違う「新しい価値」を考えるきっかけになる。そうなれば、新しいアイデアも生まれやすくなるんだ。
未来が過去を作るんだ・・・どれだけ過去が辛かったとしても、未来で成功すれば、その過去はすべて、成功のための道筋になる。つまり、未来が良くなれば、どんな過去でもいい思い出になるわけだ。だから、過去についてくよくよするより、未来をよくするために努力する方がいい。未来を変えることで過去が変わるから。
なんだから禁止。
何もアイデアを出さずに、部下に命令する上司に限って、よく「なんだから」を使う。例えば、、、時間がないんだから、、、君ももう課長なんだから、、、、いい給料払ってるんだから、、、、等々、、、
「〇〇なんだから」という言葉は、人に注意を促すけど、相手にとって嬉しくない。
3・11の時、ほとんどのテレビや新聞が「2万人が亡くなった大きな事件」として報道していた時に、「2万人が亡くなった1つの事件じゃなく、1人が亡くなった事件が2万件もあった」と考えよう・・・と言った人がいる。
・・・今回は少ないが、とまぁこんな感じ
全部で20個ある伝えるメソッドは、「なるほどそんな考え方があったのかっ!?」って思うものがあったりもするけど、ほとんどが確かに言われてみればそうだなぁ~ってものがほとんど、かと言ってつまらない本では無いし、非常にためになったので、同作者の別の本をおもわずAmazonでポチっちゃいました。
とりま、そんな感じデース(´∀`*)ノシ バイバイ
育児の格言があって、『魔の2歳児、悪魔の3歳児、天使の4歳児』というのがあるらしいです。
魔の2歳児っていうのが、イヤイヤってのが口癖みたいになっている状態で、、、
悪魔の3歳児っていうのが、引き続きイヤイヤ言い続けつつ、2歳児の時よりも体力的にできることが増えていって、例えとして悪魔と化すというわけ、、、
天使の4歳児ってのが、やっと親ともまともに意思疎通ができるようになってくることで、それまでほどは親の手がかからなくなって天使と感じる・・・ってなるそうな、、、
そう、、、、
ひとまずこの一年を通過さえ出来ればプレリくらいは行けるようになるんじゃなかろうか!?
ひとまず、そんな年明け最初の思いなわけですわ~
でもって、今回は読書感想文なんですんで、MTGの話では無いんですけども、、、
最寄りの本屋で吟味して選んだ一冊、タイトル通りで『伝える』ということに着目して、日々の話し方のブラッシュアップを目指した内容。
さびれたスナックのママのところに、言葉をしゃべる“いるか”がやって来て、ママを中心に伝え方に苦戦している周囲のみんなをお助けしていく・・・ってなストーリー展開。
口語文のやり取りで話は進んでいくので、非常に読みやすい!!かつ、内容も充実してて、日常の職場・家庭・友人・夫婦・・・等々、いろんなところで使えそうな汎用性の高いものとなっている。
伝え方を極めるための全部で20個のメソッド紹介されており、巻末にその20個のまとめも載っているので、一度読んだ後に思い出すにも適している感じぃ~
そんなこんなで気になった内容を書き出していくと・・・・
盲目の老人が路上に出していたボードの言葉を変えるだけで、ものすごく寄付が集まるという話があります。「目が見えません。どうかお恵みを」という言葉を「今日もいい天気だね。でも、僕にはそれが見えないんだ」という言葉に変えただけ。
伝えるメソッド⑪「プラス新しい」
考えることが100倍カンタンになる画期的な方法。使い方もカンタン。「新しい」ってつけるだけ。例えば、新しいデート。新しい口説き文句。新しいチョコレート。新しいクルマ。新しいビール。新しい便利。新しい安全。「新しい」をつけるだけで、今までのモノとは違う「新しい価値」を考えるきっかけになる。そうなれば、新しいアイデアも生まれやすくなるんだ。
未来が過去を作るんだ・・・どれだけ過去が辛かったとしても、未来で成功すれば、その過去はすべて、成功のための道筋になる。つまり、未来が良くなれば、どんな過去でもいい思い出になるわけだ。だから、過去についてくよくよするより、未来をよくするために努力する方がいい。未来を変えることで過去が変わるから。
なんだから禁止。
何もアイデアを出さずに、部下に命令する上司に限って、よく「なんだから」を使う。例えば、、、時間がないんだから、、、君ももう課長なんだから、、、、いい給料払ってるんだから、、、、等々、、、
「〇〇なんだから」という言葉は、人に注意を促すけど、相手にとって嬉しくない。
3・11の時、ほとんどのテレビや新聞が「2万人が亡くなった大きな事件」として報道していた時に、「2万人が亡くなった1つの事件じゃなく、1人が亡くなった事件が2万件もあった」と考えよう・・・と言った人がいる。
・・・今回は少ないが、とまぁこんな感じ
全部で20個ある伝えるメソッドは、「なるほどそんな考え方があったのかっ!?」って思うものがあったりもするけど、ほとんどが確かに言われてみればそうだなぁ~ってものがほとんど、かと言ってつまらない本では無いし、非常にためになったので、同作者の別の本をおもわずAmazonでポチっちゃいました。
とりま、そんな感じデース(´∀`*)ノシ バイバイ
【読書感想文】 『さりげなく人を動かす スゴイ! 話し方』 著:山﨑拓巳
2017年12月31日 読書
とりあえず仕事納めしましたのでね、、、
と言っても、おいらの仕事はカレンダー通りなので、仕事納めが29日(金)で仕事初めが4日(木)というね、、、(^_^;)
積み本の小説を読んでたんだけど、やっぱりこういうノンフィクション系の本でないと最近は読むのが進まなくてねぇ~
おいら“人間はこういう時にこう思いやすい”とか、“人間はこういう傾向にある”、みたいな本が好きでさ、、、
仕事とか家庭でも、あんまり前面に出してはいけないと思いつつも、、、
嫁の悩みだったり愚痴だったりすることに共感をしつつも、最後に「どうしても人間というものはそういう傾向にあるわけで、そういう時には・・・」とか、
仕事で部下に対して、「苦戦しているその〇〇の方法なんだけど、人間はどうしても△△の傾向にあるので、あえて・・・」とかって言ってしまうんだよねw
これはもう自分自身でもわかっている短所だと思っているんだけど・・・(´ε`;)
こないだなんて嫁から、
「人間言うなぁっ~!!」
ヾ(`Д´*)ノ
って怒られてしまった・・・(・・;)
ということで、またその系統の本を読んでみたwww!!!!
また興味深いと思った部分を抜粋していく~
女性と話をしている時は、女性脳は「答えではなく同意を求めている」ことを忘れないようにするべき。逆に女性から男性を見るときには「とにかく5歳児だと思え」。相手がイイ歳のオジサンでも、何か自慢してきたら「スゴイです~!!よくできましたね(笑)」って。
仕事の場で年下と接するときは、「この人といると面白いけど、それだけではなくて成長できるな」と感じてもらうようなあなたになれるといいですね。
自分よりもスゴイ人、目上の人との初対面の挨拶の時のマジックフレーズ
「今、〇〇歳なんですが、その年齢のときに何をされていましたか?」
「目の前に、私と同じ歳のご自分がいらっしゃったら、何を入れ知恵されますか?」
コミュニケーションはカード合わせ
※初対面の相手との挨拶では「どこの出身ですか?」とか「趣味は?」とかって話になり、相手の手持ちのカードと自分の手持ちのカードとで、合致するカードを合わせるようなものだから。
その人が一番興味を持っているのは・・・「その人自身」
初対面の相手との距離を縮めるマジックフレーズ
「あなたのご両親はどういうご両親ですか?」
「あなたはどういう地域で生まれたのですか?」
※どちらも褒められると人間嬉しいから
相手との距離をグッと縮めるマジックフレーズ
「過去のどんな経験が、今の〇〇さんをこんなに素敵にしてくれているんでしょうか?」
「そのとき学んだ最大の法則があるとしたら、なんでしょうか?」
「人生で一番頑張ったのはいつですか?そのとき、何を学びましたか?」
「自分偉くなっちゃた」と思ったら、人間はそこで止まりますよね。
大ピンチのときに口ずさむ唄
「ピンチ♪ピンチ♪ チャンス♪チャンス♪ ランランラン♪♪」
自分の「日常」を「事件」と捉えることで、面白い話はいくらでも出てくる。
長所と短所は表裏一体、短所を長所に変えるのは「利他の気持ちがあるかどうか」
相手のモチベーションをあげたい時のマジックフレーズ
「チカラ、貸してね」
夢を叶える自信がもてない人の背中を押す時のマジックフレーズ
「そうなったとき、友だちだって言っていい?」
会議で沈黙に陥った時に使うマジックフレーズ
「ぶっちゃけ、どうですか?」
大家族だと、人間関係を素肌感覚で幼少の頃からたくさん練習することができます。でも、今は人間関係の経験をたくさん積んでいない人たちで世の中は覆われているのです。「基礎練習なしに試合に出ている」状態なのです。
・・・とまぁ~こんな感じ
個人的には非常に凝縮された内容だったけど、スッっと短時間で読むことができた(おそらく1時間~2時間)
おいら仕事が客商売なので、やっぱり会話の質を上げていきたい、そんなニーズを満たしてくれる良著でした!!
それにしても最後に書き出した文が非常に納得なんだけど、人間・文明・科学は進化しているにも関わらず、かつてと比較して人間の会話って下手になってきてやしませんか??もしくは、かつてのままで上手にはなっていないような気がする・・・
コミュニケーション術をこの本を読んで、今一度考える必要があると感じました。
今回はそんな感じでーーーす(´∀`*)ノシ バイバイ
と言っても、おいらの仕事はカレンダー通りなので、仕事納めが29日(金)で仕事初めが4日(木)というね、、、(^_^;)
積み本の小説を読んでたんだけど、やっぱりこういうノンフィクション系の本でないと最近は読むのが進まなくてねぇ~
おいら“人間はこういう時にこう思いやすい”とか、“人間はこういう傾向にある”、みたいな本が好きでさ、、、
仕事とか家庭でも、あんまり前面に出してはいけないと思いつつも、、、
嫁の悩みだったり愚痴だったりすることに共感をしつつも、最後に「どうしても人間というものはそういう傾向にあるわけで、そういう時には・・・」とか、
仕事で部下に対して、「苦戦しているその〇〇の方法なんだけど、人間はどうしても△△の傾向にあるので、あえて・・・」とかって言ってしまうんだよねw
これはもう自分自身でもわかっている短所だと思っているんだけど・・・(´ε`;)
こないだなんて嫁から、
「人間言うなぁっ~!!」
ヾ(`Д´*)ノ
って怒られてしまった・・・(・・;)
ということで、またその系統の本を読んでみたwww!!!!
また興味深いと思った部分を抜粋していく~
女性と話をしている時は、女性脳は「答えではなく同意を求めている」ことを忘れないようにするべき。逆に女性から男性を見るときには「とにかく5歳児だと思え」。相手がイイ歳のオジサンでも、何か自慢してきたら「スゴイです~!!よくできましたね(笑)」って。
仕事の場で年下と接するときは、「この人といると面白いけど、それだけではなくて成長できるな」と感じてもらうようなあなたになれるといいですね。
自分よりもスゴイ人、目上の人との初対面の挨拶の時のマジックフレーズ
「今、〇〇歳なんですが、その年齢のときに何をされていましたか?」
「目の前に、私と同じ歳のご自分がいらっしゃったら、何を入れ知恵されますか?」
コミュニケーションはカード合わせ
※初対面の相手との挨拶では「どこの出身ですか?」とか「趣味は?」とかって話になり、相手の手持ちのカードと自分の手持ちのカードとで、合致するカードを合わせるようなものだから。
その人が一番興味を持っているのは・・・「その人自身」
初対面の相手との距離を縮めるマジックフレーズ
「あなたのご両親はどういうご両親ですか?」
「あなたはどういう地域で生まれたのですか?」
※どちらも褒められると人間嬉しいから
相手との距離をグッと縮めるマジックフレーズ
「過去のどんな経験が、今の〇〇さんをこんなに素敵にしてくれているんでしょうか?」
「そのとき学んだ最大の法則があるとしたら、なんでしょうか?」
「人生で一番頑張ったのはいつですか?そのとき、何を学びましたか?」
「自分偉くなっちゃた」と思ったら、人間はそこで止まりますよね。
大ピンチのときに口ずさむ唄
「ピンチ♪ピンチ♪ チャンス♪チャンス♪ ランランラン♪♪」
自分の「日常」を「事件」と捉えることで、面白い話はいくらでも出てくる。
長所と短所は表裏一体、短所を長所に変えるのは「利他の気持ちがあるかどうか」
相手のモチベーションをあげたい時のマジックフレーズ
「チカラ、貸してね」
夢を叶える自信がもてない人の背中を押す時のマジックフレーズ
「そうなったとき、友だちだって言っていい?」
会議で沈黙に陥った時に使うマジックフレーズ
「ぶっちゃけ、どうですか?」
大家族だと、人間関係を素肌感覚で幼少の頃からたくさん練習することができます。でも、今は人間関係の経験をたくさん積んでいない人たちで世の中は覆われているのです。「基礎練習なしに試合に出ている」状態なのです。
・・・とまぁ~こんな感じ
個人的には非常に凝縮された内容だったけど、スッっと短時間で読むことができた(おそらく1時間~2時間)
おいら仕事が客商売なので、やっぱり会話の質を上げていきたい、そんなニーズを満たしてくれる良著でした!!
それにしても最後に書き出した文が非常に納得なんだけど、人間・文明・科学は進化しているにも関わらず、かつてと比較して人間の会話って下手になってきてやしませんか??もしくは、かつてのままで上手にはなっていないような気がする・・・
コミュニケーション術をこの本を読んで、今一度考える必要があると感じました。
今回はそんな感じでーーーす(´∀`*)ノシ バイバイ
最後3冊目はこれ
世界を代表する有名CEOたちのこれまでの行動を見習って、すごいすごいって言われている企業は何がすごいのか?ってのをしっかりと理屈ありきで書かれた一冊。
どうしてもユニクロや、Amazonなんて企業がもう非常に身近に存在するからこそ、それらの企業の何がすごいのか?なんてことは、こういった本でも読まない限り、みんなわからないまま付き合い続けているんだろうね~
この本のタイトルにもある「ひらめき力」ということは一筋縄では身につくものではないけれど、この本を読んだ上で今言えることは、、、
詰め込み教育が「ひらめき力」を阻害しているなんていうことが言われるが、過去の歴史を振り返って未来を考える力になるし、詰め込んだ知識同士が思わぬ化学反応を起こすことで「ひらめき」が生まれることもある。また物事の捉え方をより柔軟にすることで「ひらめき」が生まれる。
まぁ、おいらが偉そうなこと言っても何も始らん、、、いつも通り気になった部分を抜粋していく・・・・
Googleの使命はホームページにも書かれている通り、「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」である。
情報革命により、インターネット上の情報が爆発的に膨張したことで、もはや自分ひとりで情報を収集し、整理し、記憶することが困難になってきている。Googleはその作業を自動化したのだ。
イノベーションを起こすのは人間だけだ。それは脳の構造に原因がある。人間の脳は動物に比べると圧倒的に脳細胞の数が多い。このため、ひとつの経験に対して多くの「タグ」を付けられる。その結果、無意識の世界が検索をしたとき、一見関係のない記憶まで引っかかってきてしまうことがある。人間がダジャレをいったり、比喩を使ったりするのはここに原因があるのだ。
部長になったところぐらいから、自分の力だけでは解決できない問題に直面するようになる。というのは部長クラスになると、解決しなければならない問題の性質が変わっていくからだ。それまでは問題の枠組みが比較的明確で、専門知識があれば解決できる現場レベルの問題が多い。ところが、部長以上になると、「企業価値をどう高めるか」といった問題に直面するようになる。そもそも企業価値をどう定義するかといったところから、さまざまな解釈の余地があり、問題の枠組み自体が混沌としたものになっていくからだ。
「ある事業の売上を大きく伸ばす」といった問題を解こうとすると、すぐに頓挫する。なぜならすでに頭の中にあるアイデアを取り出してきて売上が大きく伸びるぐらいなら、もうすでに伸びていなければおかしいからだ。これまでよほど怠慢してきたのでない限り、こうした問題の答えは頭の中には存在しない。
アップルにとっての売上高とは、「売上高=熱狂的ユーザーの数×顧客当たり購買額」と定義できる。
ファーストリテイリングの柳井さんはかつての服屋には買いたい服がないと言い切っている。なぜ買いたい服がないのか?当時アパレル業界では商品を企画してから店頭の棚に並べるまでに、6ヶ月近い時間をかけていた。6ヶ月も前に企画した服が売れるか売れないかは、ほとんどクジを引くのと同じようなものだ。そのため、たまたま流行った服は、すぐに売り切れてしまう。追加で生産しようにも、すぐにはできないので欠品状態になる。逆に流行らなかった服はいつまでも棚を占領し続ける。その結果「買いたくない服が並ぶ店」になってしまうのだ。
「我々の競争相手は同業他社でなく、めまぐるしく変化する顧客ニーズである」 セブンイレブン鈴木敏文氏
起業家にとって最も重要なのは仮設設定・検証力だということだ。・・・愚かなリーダーのよくやってしまう誤りは、エビデンスが取れていないにも関わらず部隊を動かしてしまうというパターンだ。何かをしていないと不安だから、成算もなく部隊を動かしてしまう人がいる。勝ち残るビジネスリーダーは、これとは逆のことをやる。つまり、エビデンスが得られなければ部隊を動かさないのだ。そうすると、何もしていないと思われる恐怖と対峙しなければならなくなる。
とりあえずこんなところ・・・
会社の売上を上げるには、まず“会社の売上”とは何か?を考えるべきってところも面白かったな~
会社の売上を、総売上高-コストと定義することもできるし、、、
会社の売上とは、製品の売上個数×一個辺りの利益と定義したりとか、、、
じゃあだとすると会社の売上を上げるには、売上の個数を伸ばすのが得策か?一個辺りの利益率を上げるべきなのか?とか考えるってのは面白い捉え方だった。
ひとまずこの本を読んでわかったことは、ビジネスにおいての「ひらめき」というのは決して偶然的に発生するものではなく、過去と現在を過不足なく的確にとらえることで手に入れられるものなんだなぁ~ということがわかった。
今日はそんな感じ~(´∀`*)ノシ バイバイ
世界を代表する有名CEOたちのこれまでの行動を見習って、すごいすごいって言われている企業は何がすごいのか?ってのをしっかりと理屈ありきで書かれた一冊。
どうしてもユニクロや、Amazonなんて企業がもう非常に身近に存在するからこそ、それらの企業の何がすごいのか?なんてことは、こういった本でも読まない限り、みんなわからないまま付き合い続けているんだろうね~
この本のタイトルにもある「ひらめき力」ということは一筋縄では身につくものではないけれど、この本を読んだ上で今言えることは、、、
詰め込み教育が「ひらめき力」を阻害しているなんていうことが言われるが、過去の歴史を振り返って未来を考える力になるし、詰め込んだ知識同士が思わぬ化学反応を起こすことで「ひらめき」が生まれることもある。また物事の捉え方をより柔軟にすることで「ひらめき」が生まれる。
まぁ、おいらが偉そうなこと言っても何も始らん、、、いつも通り気になった部分を抜粋していく・・・・
Googleの使命はホームページにも書かれている通り、「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」である。
情報革命により、インターネット上の情報が爆発的に膨張したことで、もはや自分ひとりで情報を収集し、整理し、記憶することが困難になってきている。Googleはその作業を自動化したのだ。
イノベーションを起こすのは人間だけだ。それは脳の構造に原因がある。人間の脳は動物に比べると圧倒的に脳細胞の数が多い。このため、ひとつの経験に対して多くの「タグ」を付けられる。その結果、無意識の世界が検索をしたとき、一見関係のない記憶まで引っかかってきてしまうことがある。人間がダジャレをいったり、比喩を使ったりするのはここに原因があるのだ。
部長になったところぐらいから、自分の力だけでは解決できない問題に直面するようになる。というのは部長クラスになると、解決しなければならない問題の性質が変わっていくからだ。それまでは問題の枠組みが比較的明確で、専門知識があれば解決できる現場レベルの問題が多い。ところが、部長以上になると、「企業価値をどう高めるか」といった問題に直面するようになる。そもそも企業価値をどう定義するかといったところから、さまざまな解釈の余地があり、問題の枠組み自体が混沌としたものになっていくからだ。
「ある事業の売上を大きく伸ばす」といった問題を解こうとすると、すぐに頓挫する。なぜならすでに頭の中にあるアイデアを取り出してきて売上が大きく伸びるぐらいなら、もうすでに伸びていなければおかしいからだ。これまでよほど怠慢してきたのでない限り、こうした問題の答えは頭の中には存在しない。
アップルにとっての売上高とは、「売上高=熱狂的ユーザーの数×顧客当たり購買額」と定義できる。
ファーストリテイリングの柳井さんはかつての服屋には買いたい服がないと言い切っている。なぜ買いたい服がないのか?当時アパレル業界では商品を企画してから店頭の棚に並べるまでに、6ヶ月近い時間をかけていた。6ヶ月も前に企画した服が売れるか売れないかは、ほとんどクジを引くのと同じようなものだ。そのため、たまたま流行った服は、すぐに売り切れてしまう。追加で生産しようにも、すぐにはできないので欠品状態になる。逆に流行らなかった服はいつまでも棚を占領し続ける。その結果「買いたくない服が並ぶ店」になってしまうのだ。
「我々の競争相手は同業他社でなく、めまぐるしく変化する顧客ニーズである」 セブンイレブン鈴木敏文氏
起業家にとって最も重要なのは仮設設定・検証力だということだ。・・・愚かなリーダーのよくやってしまう誤りは、エビデンスが取れていないにも関わらず部隊を動かしてしまうというパターンだ。何かをしていないと不安だから、成算もなく部隊を動かしてしまう人がいる。勝ち残るビジネスリーダーは、これとは逆のことをやる。つまり、エビデンスが得られなければ部隊を動かさないのだ。そうすると、何もしていないと思われる恐怖と対峙しなければならなくなる。
とりあえずこんなところ・・・
会社の売上を上げるには、まず“会社の売上”とは何か?を考えるべきってところも面白かったな~
会社の売上を、総売上高-コストと定義することもできるし、、、
会社の売上とは、製品の売上個数×一個辺りの利益と定義したりとか、、、
じゃあだとすると会社の売上を上げるには、売上の個数を伸ばすのが得策か?一個辺りの利益率を上げるべきなのか?とか考えるってのは面白い捉え方だった。
ひとまずこの本を読んでわかったことは、ビジネスにおいての「ひらめき」というのは決して偶然的に発生するものではなく、過去と現在を過不足なく的確にとらえることで手に入れられるものなんだなぁ~ということがわかった。
今日はそんな感じ~(´∀`*)ノシ バイバイ
【読書感想文】 『鬼速PDCA』 著:冨田和成
2017年11月30日 読書 コメント (2)
今度手にとったのは営業のハウツー本、手にとった理由がなんと言っても著者の経歴がすごいこと。
一橋大在学中に起業して、卒業後には日本屈指の営業最強カンパニーの野村證券に入社、そこで数々の営業記録を樹立して、その後独立して起業、現在は時価総額100兆円企業になるべく邁進中・・・ってな具合である。
おいらも腐ってもかつては証券会社の営業マンだったこともあり、業界トップの野村證券で営業マンの中でトップになるというのがどれほどすごいことかはわかっているつもり。
この本のタイトルは、『鬼速PDCA』ということもあり、この本の中身が営業の行動基本であるPDCAのことを言っているんだろうなぁ~ってことはわかった上で読んだんだけど、、、この著者の考えの深さに恐れ入った!!!
決して専門的な用語を並べて書かれた本でもないのに、、、難しい数式なり公式が出てくるわけでもないのに、、、、全部わかりやすい日本語で書かれている内容にも関わらず、この本の全てを理解するには生半可な意識では出来ないし、理解できたところで到底実際の行動には移せない、、、、この本は営業のハウツー本なのだろうか?もはや哲学の本なのではないだろうか??・・・そうだっ!この著者は「営業」ということに関して真摯に、、、真面目に、、、情熱を持って接し続けたことで、もはや営業哲学の開祖になられたんだなっ!?
・・・この本、そんな代物でしたww
繰り返しになるが、到底理解できたとは言い難いものの、一応全部読んだ上で、この本を要約するとなると・・・・
営業の基本のPlan(計画)⇒Do(行動)⇒Check(検証)⇒Adjust(調整)を軽んずることなく、鬼の様なスピードで回し続けろっ!!!!
・・・以上であるww
※通常、世間一般的にPDCAと言うと、Aの部分はAct(改善)と言われるが、この本ではPDCAで振り返るサイクルの中で、良い部分があればさらにそれを伸長させることが重要だと考えているため、改善よりも調整という言葉が妥当だということでActではなくAdjustに言い換えているのだそうだ。
まっ、それじゃ~あまりにもそのまんまなんで、以下気になった部分を抜粋していく~
PDCAは、そのPDCA自体も成長していくものであって終わりなどない。さらに言えば、PDCAに慣れてくると同時に回すPDCAサイクルも増える。
「仕事を進めるにあたって計画は誰でも立てるし、実行もできる。ただ、定期的な振り返りをしないからやりっぱなしになって、結果的に同じ失敗を繰り返したりするんだよね」・・・なんて言っている人たちの話をよくよく聞いてみると、実は計画の段階で曖昧な計画しか立てておらず、その結果、振り返りがしたくても大雑把な検証しかできていないというケースがほとんどなのだ。・・・PDCAの5割は計画で決まるといってもいい。
PDCAに不慣れな人や組織の場合、大きな課題や目標をまず分解してみて、そのなかでも重要で効果が大きい指標に絞って、小さなPDCAをいくつか回したほうが、断然扱いやすくなり、結果的に早くなる。
人が不安を感じ、歩みを止めてしまう原因は3つしかない。
「自分はどこへ向かおうとしているのか?」(ゴールが見えない)
「果たしていまの努力は意味があるのだろうか?」(道が見えない)
「この方法のまま続けていていいのだろうか?」(手段が見えない)
PDCAを回すと自信が湧き、自信が湧くからPDCAを続けられるのである。
PDCAを回す人や組織に必要なのは、慎重さと大胆さの中間あたりなのだ。
まず最初にゴールを決める、、、期日の理想としては1~3ヶ月後くらい、、、ゴールが決まったら次は現状とのギャップを確認する、、、、ゴールと現状のギャップが見えたら、そのギャップを埋めるための課題を考える、、、、課題が出たら優先度をつける、このとき優先度を決めるための基準は3つ「インパクト(効果)」・「時間」・「気軽さ」である。
流れ星理論をご存知だろうか・・・流れ星が消え去る前に夢を唱えると夢が叶うと言われているのは、ほんの1秒の間に夢を言葉に出せる段階で、それくらい夢が意識づけされている証拠だという話である。
とてつもないゴールを設定したほうがうまくいく、というのもとてつもないゴール設定をするとその手前くらいまでは余裕で行けてしまうからだ。
タイムマネジメントの手法として、時間が足りないと感じる場合は①捨てる、②入れかえる、③圧縮する、この順番で時間を作っていく方法がある。
検証の段階で絶対にやってはいけないことがある、、、それは「今回はがんばりが足りませんでした」「気合が足りませんでした」「今回はついていませんでした」・・・といった、要因を精神に求めることだ。そうすると、なんとなくひと段落した感じがして思考が止まってしまうから厄介だ。
一般の会社の定例ミーティングは週に1回、1時間程度のケースが多いと思うが、当社ではそれを週に2回、各30分で分けて行う。そうすることで、延べ時間は同じでも、サイクルが2倍速いのである。
こんなところだ・・・正直これらの文章以外にも気になる部分はあったのだが、解説なしで箇条書きするとあまりにも意味がわからな過ぎてしまう文章もあったので省かせてもらったw
いやーこの本を読ませてもらったことで、営業でうまくいかないことがあっても「冨田和成氏のようにはおいらは出来ないし、しょうがあるまい」と思ってあきらめがつけられるようになったと思いますwww
人間としての格の違いを感じさせられる一冊でしたね~
そんな感じっすーー(´∀`*)ノシ バイバイ
一橋大在学中に起業して、卒業後には日本屈指の営業最強カンパニーの野村證券に入社、そこで数々の営業記録を樹立して、その後独立して起業、現在は時価総額100兆円企業になるべく邁進中・・・ってな具合である。
おいらも腐ってもかつては証券会社の営業マンだったこともあり、業界トップの野村證券で営業マンの中でトップになるというのがどれほどすごいことかはわかっているつもり。
この本のタイトルは、『鬼速PDCA』ということもあり、この本の中身が営業の行動基本であるPDCAのことを言っているんだろうなぁ~ってことはわかった上で読んだんだけど、、、この著者の考えの深さに恐れ入った!!!
決して専門的な用語を並べて書かれた本でもないのに、、、難しい数式なり公式が出てくるわけでもないのに、、、、全部わかりやすい日本語で書かれている内容にも関わらず、この本の全てを理解するには生半可な意識では出来ないし、理解できたところで到底実際の行動には移せない、、、、この本は営業のハウツー本なのだろうか?もはや哲学の本なのではないだろうか??・・・そうだっ!この著者は「営業」ということに関して真摯に、、、真面目に、、、情熱を持って接し続けたことで、もはや営業哲学の開祖になられたんだなっ!?
・・・この本、そんな代物でしたww
繰り返しになるが、到底理解できたとは言い難いものの、一応全部読んだ上で、この本を要約するとなると・・・・
営業の基本のPlan(計画)⇒Do(行動)⇒Check(検証)⇒Adjust(調整)を軽んずることなく、鬼の様なスピードで回し続けろっ!!!!
・・・以上であるww
※通常、世間一般的にPDCAと言うと、Aの部分はAct(改善)と言われるが、この本ではPDCAで振り返るサイクルの中で、良い部分があればさらにそれを伸長させることが重要だと考えているため、改善よりも調整という言葉が妥当だということでActではなくAdjustに言い換えているのだそうだ。
まっ、それじゃ~あまりにもそのまんまなんで、以下気になった部分を抜粋していく~
PDCAは、そのPDCA自体も成長していくものであって終わりなどない。さらに言えば、PDCAに慣れてくると同時に回すPDCAサイクルも増える。
「仕事を進めるにあたって計画は誰でも立てるし、実行もできる。ただ、定期的な振り返りをしないからやりっぱなしになって、結果的に同じ失敗を繰り返したりするんだよね」・・・なんて言っている人たちの話をよくよく聞いてみると、実は計画の段階で曖昧な計画しか立てておらず、その結果、振り返りがしたくても大雑把な検証しかできていないというケースがほとんどなのだ。・・・PDCAの5割は計画で決まるといってもいい。
PDCAに不慣れな人や組織の場合、大きな課題や目標をまず分解してみて、そのなかでも重要で効果が大きい指標に絞って、小さなPDCAをいくつか回したほうが、断然扱いやすくなり、結果的に早くなる。
人が不安を感じ、歩みを止めてしまう原因は3つしかない。
「自分はどこへ向かおうとしているのか?」(ゴールが見えない)
「果たしていまの努力は意味があるのだろうか?」(道が見えない)
「この方法のまま続けていていいのだろうか?」(手段が見えない)
PDCAを回すと自信が湧き、自信が湧くからPDCAを続けられるのである。
PDCAを回す人や組織に必要なのは、慎重さと大胆さの中間あたりなのだ。
まず最初にゴールを決める、、、期日の理想としては1~3ヶ月後くらい、、、ゴールが決まったら次は現状とのギャップを確認する、、、、ゴールと現状のギャップが見えたら、そのギャップを埋めるための課題を考える、、、、課題が出たら優先度をつける、このとき優先度を決めるための基準は3つ「インパクト(効果)」・「時間」・「気軽さ」である。
流れ星理論をご存知だろうか・・・流れ星が消え去る前に夢を唱えると夢が叶うと言われているのは、ほんの1秒の間に夢を言葉に出せる段階で、それくらい夢が意識づけされている証拠だという話である。
とてつもないゴールを設定したほうがうまくいく、というのもとてつもないゴール設定をするとその手前くらいまでは余裕で行けてしまうからだ。
タイムマネジメントの手法として、時間が足りないと感じる場合は①捨てる、②入れかえる、③圧縮する、この順番で時間を作っていく方法がある。
検証の段階で絶対にやってはいけないことがある、、、それは「今回はがんばりが足りませんでした」「気合が足りませんでした」「今回はついていませんでした」・・・といった、要因を精神に求めることだ。そうすると、なんとなくひと段落した感じがして思考が止まってしまうから厄介だ。
一般の会社の定例ミーティングは週に1回、1時間程度のケースが多いと思うが、当社ではそれを週に2回、各30分で分けて行う。そうすることで、延べ時間は同じでも、サイクルが2倍速いのである。
こんなところだ・・・正直これらの文章以外にも気になる部分はあったのだが、解説なしで箇条書きするとあまりにも意味がわからな過ぎてしまう文章もあったので省かせてもらったw
いやーこの本を読ませてもらったことで、営業でうまくいかないことがあっても「冨田和成氏のようにはおいらは出来ないし、しょうがあるまい」と思ってあきらめがつけられるようになったと思いますwww
人間としての格の違いを感じさせられる一冊でしたね~
そんな感じっすーー(´∀`*)ノシ バイバイ
【読書感想文】 『小さな習慣』 著:スティーヴン・ガイズ
2017年11月30日 読書
最近MOもお休み気味になっているところだったので、仕事から帰って読書に勤しむことが多かったもので、読了したものを総ざらいして振り返り~
・・・けど先に言っとくが、そこまで感銘を受けたものは無かったなぁ(^_^;)
まず一冊目はこれ
最寄りの本屋のビジネス書の売上ランキングで上位に置いてあったもので購入
※・・・と言っても田舎の本屋の、コミックでもなく、ましてやビジネス書となると買う人間が非常に少ないのは当たり前でして・・・おいらが買ったビジネス書が次の日行くとビジネス書売上ランキングの上位にちゃっかり入ってたりして置いてあるので、アテにならんのですわww
とりあえずこの本の著者の言わんとしたいことは非常にシンプル
簡単に言えば・・・
挫折しない程度の小さな習慣こそが最強っ!!!
・・・以上であるw
著者はあるとき“腕立て伏せ1回チャレンジ”と称して、必ず毎日腕立て伏せを1回はするようにしたそうで、そこからみるみると健康的になっていったという経緯があるそうです。
もちろん、毎日腕立て伏せを1回づつやったわけではなく、最低1回なのでそれ以上やるのが普通だったと思うのですが、自分に“1日30分の運動”といった大きな課題を与えるよりも、バカバカしいほどの小さな習慣の方が身になるということでした。
以下本文の中から気になった部分を抜粋します・・・
ストレスを抱えると、習慣化された行動をとることが(良くも悪くも)多くなる。
行動が習慣になるまでにかかる日数は平均66日
※最短18日で最長254日かかるものもあったので一概には言えないが
モチベーションに頼っても習慣は身につかない、モチベーションが信頼できないのは、それが感情に基づいたものだから。
習慣的行動は無意識におこなわれるだけではない。感情から切り離されている。・・・習慣的行動は不思議なほど無感情におこなわれる。
強い感情を引き起こさないことが、習慣化の利点のひとつ。
小さな習慣は、自分を信じるためのトレーニングでもある。
そんなところでしょうか・・・・
なんと言ってもこの本を読み終わってから、自分自身に新しい“小さな習慣”も身についてませんし、、、そもそも何よりも身につけたいとも思うものがないというのが問題ですねw
今振り返って考えると、そもそもこの本を買って読んだことが、自分自身で定期的に読書をするという小さな習慣の一部だったわけですしね、、、w(;´Д`)
そんな感じっすー(´∀`*)ノシ バイバイ
・・・けど先に言っとくが、そこまで感銘を受けたものは無かったなぁ(^_^;)
まず一冊目はこれ
最寄りの本屋のビジネス書の売上ランキングで上位に置いてあったもので購入
※・・・と言っても田舎の本屋の、コミックでもなく、ましてやビジネス書となると買う人間が非常に少ないのは当たり前でして・・・おいらが買ったビジネス書が次の日行くとビジネス書売上ランキングの上位にちゃっかり入ってたりして置いてあるので、アテにならんのですわww
とりあえずこの本の著者の言わんとしたいことは非常にシンプル
簡単に言えば・・・
挫折しない程度の小さな習慣こそが最強っ!!!
・・・以上であるw
著者はあるとき“腕立て伏せ1回チャレンジ”と称して、必ず毎日腕立て伏せを1回はするようにしたそうで、そこからみるみると健康的になっていったという経緯があるそうです。
もちろん、毎日腕立て伏せを1回づつやったわけではなく、最低1回なのでそれ以上やるのが普通だったと思うのですが、自分に“1日30分の運動”といった大きな課題を与えるよりも、バカバカしいほどの小さな習慣の方が身になるということでした。
以下本文の中から気になった部分を抜粋します・・・
ストレスを抱えると、習慣化された行動をとることが(良くも悪くも)多くなる。
行動が習慣になるまでにかかる日数は平均66日
※最短18日で最長254日かかるものもあったので一概には言えないが
モチベーションに頼っても習慣は身につかない、モチベーションが信頼できないのは、それが感情に基づいたものだから。
習慣的行動は無意識におこなわれるだけではない。感情から切り離されている。・・・習慣的行動は不思議なほど無感情におこなわれる。
強い感情を引き起こさないことが、習慣化の利点のひとつ。
小さな習慣は、自分を信じるためのトレーニングでもある。
そんなところでしょうか・・・・
なんと言ってもこの本を読み終わってから、自分自身に新しい“小さな習慣”も身についてませんし、、、そもそも何よりも身につけたいとも思うものがないというのが問題ですねw
今振り返って考えると、そもそもこの本を買って読んだことが、自分自身で定期的に読書をするという小さな習慣の一部だったわけですしね、、、w(;´Д`)
そんな感じっすー(´∀`*)ノシ バイバイ
今回読んだのは都内に出張で外出した時に、大型書店をブラブラして選んだ一冊。
パラパラ立ち読みした時点で、非常に心に響くパワーワードが満載だったので購入。その期待には十二分に答えてくれた内容だった!
本作のアマゾンにおいての商品説明の部分を抜粋
400ページ弱のそれなりに厚い一冊だが、内容を要約するとこんな感じ。。。
まず最初に自分のやりたいことをはっきりさせて、それをいつまでにやるかを決めて、他人からなんと言われようともやり遂げる強い意思を持ち、自分しか自分の責任は取れないと自覚し、目標達成が自分には必ずできると言い聞かせ、諦めずに何度も何度も挑戦し、絶対にあきらめなければ目標は達成できるぜ!!はい、簡単だねっ( ’ω’)b!!!
そんな感じの本w
まっ、いつものように本文の中から印象に残った部分を列挙していく~
・目標を手書きした時の達成率と、キーボードでタイプしたときの達成率を比べたのである。すると、手書きするだけで、達成率は42%もあがることがわかったという。
・「お金なんかもらえなくても、喜んでやるけど、それでもお金に出来ることはなんだろうか?」と、あなた自身に問いかけてみよう。
この質問に対する答えがわかったとき、あなたのこの世の使命は見つかる。
・好きだと思えることが一時の気まぐれで終わることはない。
・「仕事」は、無一文になるよりましだからやる「金稼ぎ」ではない。
・人生で成功を遂げた人たちは、たいてい自分の望みや考えを紙に書き、優先順位をつけている。
・人がやる気になるのは、何かが手に入ると思った時か、つらい思いをしたくないと思ったとき。
・目標を肯定的に書くと、脳にイメージが湧いてやる気が起こるが、何かを否定する書き方で書くと、イメージが全く浮かばないので、やる気も起こらない。
・頭のなかでイメージできることなら、あなたにはそれを達成できる何かがある。
・目標を達成しつつある自分をイメージすること。どうすれば達成できるかと考えることではない。
・人生を振り返ったとき、「あんなことをしなければよかった」と思う方がいい。「あんなこともしてみたかった」と思うよりは。
・「計画A」がうまくいかなくても気にすることはない。アルファベットはあと25文字も残っている。
・勝者とは、決して失敗しない人ではない。決してあきらめない人のことをいう。
・JKローリングが出版社に作品を持ち込んだとき、最初の10社で諦めていれば、ハリーポッターシリーズはこの世に生まれてこなかった。
ハワード・シュルツが事業への出資を依頼してまわったとき、242社の銀行や融資会社に断られた時点で諦めていれば、現在のスターバックスは存在しなかった。
ウォルト・ディズニーがテーマパークへの出資を300社以上から断られたとき、そこで諦めていればディズニーランドはできなかった。
・体が麻痺する前の私には、できることが1万あった。今は9千ある。
失った1千を嘆くこともできるが、残された9千に全力投球することもできる。
・人差し指を前につき出して誰かを責めるとき、残りの3本が指差しているのは自分である。
・人生では誰のことも責めるな。いい人々は幸福をもたらしてくれるし、ありがたくない人々は経験をもたらしてくれる。もっとも始末に負えない人々はレッスンを授けてくれるし、最高の人々は思い出をくれる。
・貧困な家に生まれたとしても、それはあなた自身の落ち度ではない。
だが、貧困なうちに死ぬとすれば、それはあなた自身の落ち度だ。
Byビル・ゲイツ
・人の一生は、その人が自分に言い聞かせた言葉の集大成にすぎない。
・「できない」と言ったとき、脳でどういったことが起こっているかというと、脳はその分のエネルギーを節約する指示を出し、全身のエネルギーが低下するという。
・人の行動のうち80%以上は「習慣」によるものである。
・サーカスのゾウは、脚に巻き付けられた一本の細い鎖かロープで、地面に刺さった長い釘に繋がれているだけだ。その気になればなんの苦もなく、釘を引き抜くなり、鎖を切るなりできるはずなのに、立派に大きく成長したゾウが、まったく逃げようともしない。なぜだろうか?
サーカスのゾウは、赤ん坊のころ、脚の一本に足かせをはめられ、頑丈な鎖で大きなコンクリートのブロックに何時間も繋がれる。どんなに鎖から逃れようとしても、引っ張っても、悲鳴をあげても、甲高い声を張り上げても、鎖は切れない・・・
ゾウはやがて成長するにつれて、どんなに逃げようとしても逃げられないのだと悟るようになっていき、それが「習慣」となる。
・木の枝にとまる鳥は、決して枝が折れることをおそれたりしない。
枝を信頼しているからでなく、自分の翼を信頼しているからだ。
・「何をやってもうまくいく人」には、どこの国の人であろうと一つの共通点がある。困ったことが起こっても、おもしろおかしい面を見つけだすコツを身につけているのだ。
・生物学的には、危険が去ったあとの安心感を仲間同士で伝えあうための表情が、笑いの起源だと言われている。
・病気で治療されている病気の80%がストレスが原因だと考えられている。
・大笑いを10分間続けると、体の痛みが薬を飲まなくても2時間治まる。
・恐怖にとらわれていても、死の妨げにはならない。生きる妨げになるだけだ。
・・・とまぁこんな感じ
本作の最後の方は、筆者たちの自叙伝になっていて、ベストセラーになった『話を聞かない男、地図が読めない女』の成功までの苦労話になっている・・・
まぁ簡単に言えばあんまりおもしろくない・・・(^_^;)
それ以外は非常に読んでいて前向きなるし、人生を明るくしてくれる良著だと思いますよ。
今日はそんな感じ~~
ではでは~~(´∀`*)ノシ バイバイ
パラパラ立ち読みした時点で、非常に心に響くパワーワードが満載だったので購入。その期待には十二分に答えてくれた内容だった!
本作のアマゾンにおいての商品説明の部分を抜粋
内容紹介
★世界累計2700万部を叩きだし、
「大きな夢」をかなえた
『話を聞かない男、地図が読めない女』の著者
アラン&バーバラ・ピーズによる最新作が、ついに日本上陸!
★いま、最強の「願望達成の本」が誕生!
著者アランとバーバラが人生最大の危機におちいったとき、
二人が頼ったのは脳科学だった。
どうすればこの苦境を乗りこえて、
成功への道を切りひらくことができるのか。
最新の脳科学を学んだ二人が見つけ出したのは、
危機をチャンスに変えるため、
脳をプログラミングしなおす方法だった。
そう、脳には、自分でプログラミングできるシステムがあり、
これをうまく操作すれば、人生は驚くほど思いどおりになる。
本書では、著者夫妻が自らの体験を
赤裸々にユーモアたっぷりに語りつくし、
人生を望みのままに形づくる技を伝授する。
本書に書かれていること:
●脳科学の最新研究をどう利用すれば、
人生を成功に導くことができるのか?
●人生を変えるには、まず何をすればいいのか?
どうしたら自分の望みを知ることができるのか?
●信念を持って目標を貫きとおし、
仕事も人間関係もバラ色の人生を手に入れるには?
「今の状況から抜け出したいのに、
どうしたら最初の一歩を踏み出せるのかがわからない」
そんな悩みも本書を読めば解決する。
この本を読めば、
あなたが心から望むことが何なのかがはっきりし、
それを手に入れるための方法がわかるだろう。
そして、これからの人生で、
どこへでも行きたいところへ行けるようになるには、
どうしたらいいのかを知ることができるだろう。
400ページ弱のそれなりに厚い一冊だが、内容を要約するとこんな感じ。。。
まず最初に自分のやりたいことをはっきりさせて、それをいつまでにやるかを決めて、他人からなんと言われようともやり遂げる強い意思を持ち、自分しか自分の責任は取れないと自覚し、目標達成が自分には必ずできると言い聞かせ、諦めずに何度も何度も挑戦し、絶対にあきらめなければ目標は達成できるぜ!!はい、簡単だねっ( ’ω’)b!!!
そんな感じの本w
まっ、いつものように本文の中から印象に残った部分を列挙していく~
・目標を手書きした時の達成率と、キーボードでタイプしたときの達成率を比べたのである。すると、手書きするだけで、達成率は42%もあがることがわかったという。
・「お金なんかもらえなくても、喜んでやるけど、それでもお金に出来ることはなんだろうか?」と、あなた自身に問いかけてみよう。
この質問に対する答えがわかったとき、あなたのこの世の使命は見つかる。
・好きだと思えることが一時の気まぐれで終わることはない。
・「仕事」は、無一文になるよりましだからやる「金稼ぎ」ではない。
・人生で成功を遂げた人たちは、たいてい自分の望みや考えを紙に書き、優先順位をつけている。
・人がやる気になるのは、何かが手に入ると思った時か、つらい思いをしたくないと思ったとき。
・目標を肯定的に書くと、脳にイメージが湧いてやる気が起こるが、何かを否定する書き方で書くと、イメージが全く浮かばないので、やる気も起こらない。
・頭のなかでイメージできることなら、あなたにはそれを達成できる何かがある。
・目標を達成しつつある自分をイメージすること。どうすれば達成できるかと考えることではない。
・人生を振り返ったとき、「あんなことをしなければよかった」と思う方がいい。「あんなこともしてみたかった」と思うよりは。
・「計画A」がうまくいかなくても気にすることはない。アルファベットはあと25文字も残っている。
・勝者とは、決して失敗しない人ではない。決してあきらめない人のことをいう。
・JKローリングが出版社に作品を持ち込んだとき、最初の10社で諦めていれば、ハリーポッターシリーズはこの世に生まれてこなかった。
ハワード・シュルツが事業への出資を依頼してまわったとき、242社の銀行や融資会社に断られた時点で諦めていれば、現在のスターバックスは存在しなかった。
ウォルト・ディズニーがテーマパークへの出資を300社以上から断られたとき、そこで諦めていればディズニーランドはできなかった。
・体が麻痺する前の私には、できることが1万あった。今は9千ある。
失った1千を嘆くこともできるが、残された9千に全力投球することもできる。
・人差し指を前につき出して誰かを責めるとき、残りの3本が指差しているのは自分である。
・人生では誰のことも責めるな。いい人々は幸福をもたらしてくれるし、ありがたくない人々は経験をもたらしてくれる。もっとも始末に負えない人々はレッスンを授けてくれるし、最高の人々は思い出をくれる。
・貧困な家に生まれたとしても、それはあなた自身の落ち度ではない。
だが、貧困なうちに死ぬとすれば、それはあなた自身の落ち度だ。
Byビル・ゲイツ
・人の一生は、その人が自分に言い聞かせた言葉の集大成にすぎない。
・「できない」と言ったとき、脳でどういったことが起こっているかというと、脳はその分のエネルギーを節約する指示を出し、全身のエネルギーが低下するという。
・人の行動のうち80%以上は「習慣」によるものである。
・サーカスのゾウは、脚に巻き付けられた一本の細い鎖かロープで、地面に刺さった長い釘に繋がれているだけだ。その気になればなんの苦もなく、釘を引き抜くなり、鎖を切るなりできるはずなのに、立派に大きく成長したゾウが、まったく逃げようともしない。なぜだろうか?
サーカスのゾウは、赤ん坊のころ、脚の一本に足かせをはめられ、頑丈な鎖で大きなコンクリートのブロックに何時間も繋がれる。どんなに鎖から逃れようとしても、引っ張っても、悲鳴をあげても、甲高い声を張り上げても、鎖は切れない・・・
ゾウはやがて成長するにつれて、どんなに逃げようとしても逃げられないのだと悟るようになっていき、それが「習慣」となる。
・木の枝にとまる鳥は、決して枝が折れることをおそれたりしない。
枝を信頼しているからでなく、自分の翼を信頼しているからだ。
・「何をやってもうまくいく人」には、どこの国の人であろうと一つの共通点がある。困ったことが起こっても、おもしろおかしい面を見つけだすコツを身につけているのだ。
・生物学的には、危険が去ったあとの安心感を仲間同士で伝えあうための表情が、笑いの起源だと言われている。
・病気で治療されている病気の80%がストレスが原因だと考えられている。
・大笑いを10分間続けると、体の痛みが薬を飲まなくても2時間治まる。
・恐怖にとらわれていても、死の妨げにはならない。生きる妨げになるだけだ。
・・・とまぁこんな感じ
本作の最後の方は、筆者たちの自叙伝になっていて、ベストセラーになった『話を聞かない男、地図が読めない女』の成功までの苦労話になっている・・・
まぁ簡単に言えばあんまりおもしろくない・・・(^_^;)
それ以外は非常に読んでいて前向きなるし、人生を明るくしてくれる良著だと思いますよ。
今日はそんな感じ~~
ではでは~~(´∀`*)ノシ バイバイ
【読書感想文】 『満願』 著:米澤穂信
2017年9月19日 読書 コメント (2)
いつか読もう読もうと思っていた単行本が、本屋に行ったら文庫版になってコンパクトかつ安価になって平積みされていたら、そりゃー買いますよ!!
っということで、今回は米澤穂信さんの『満願』を購入&即読破しました~!!
この作品色んな賞を取っているそうでして・・・
「このミステリーがすごい!2015年版」1位(宝島社)
「週刊文春ミステリーベスト10 2014年」1位(文藝春秋)
「ミステリが読みたい!2015年版」1位(早川書房)
第27回山本周五郎賞受賞作
・・・だそうでして、なんかおいらが「おもしろい」っていう必要は無いようですwww
この本は短編集になっていて、全部で6編の話が載っているんですけど、全部が全部なんていうか“気味が悪い”感じの話なんですよ。
どんな話なのかっていうのを書いちゃうと、これから読もうとされる方の楽しみを半減させてしまうので、どんな感じの作品かっていうと個人的にはミステリーというよりもホラーです。
人間の清くも、どす黒い部分をうま~く書き上げているって感じかなぁ~?
著者の米澤さんはいろんな作風のミステリーを書かれる方ですが、同じ著者の『儚い羊たちの祝宴』と作風は似てますね。
米澤さんはアニメ化にもなった『氷菓』の古典部シリーズも人気シリーズでありますが、そちらの作風よりもこっちの不気味な感じの方が個人的には好み。
不気味なんだけど、グロテスクというわけではなく、、、“小気味よい不気味さ”と表現したい感じかな~?
私の好きな著者の小林泰三さんの初期の作風っていうか、今邑 彩さんみたいな作風っていう感じ。
この作品読んでて、確か小林泰三さんの短編集に書いてあったと思う作品を思い出したんけど、こんなやつ・・・
なんつーか、こういう感じよ。
オチの解説しないけど、意味わかるよね??
なんか切ないというか、読み終わった時に、「なるほど、そういうことだったのかー」みたいな感覚。
推理小説とかだったら、最後犯人のトリックを暴いて「なるほどーそういうことだったのかー」ってなってすっきりとモヤモヤが解けて良い読後感を得られるんだろうけど、この手の作品の「なるほどーそういうことだったのかー」のあとに「うわっ、なんか切ない、、、救えねぇ~」ってなる感じが超絶好きですwww
そして何より、文章も超絶美しいし、何より文章に無駄がないのが良い~~こんだけオチがしっかりしているのであれば、もう少し脱線させたり膨らませたりして、ページ数を水増しできるだろうに、、、w
興味をもたれた方は是非ともご一読を~~♪♪
今日はそんな感じです~
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
っということで、今回は米澤穂信さんの『満願』を購入&即読破しました~!!
この作品色んな賞を取っているそうでして・・・
「このミステリーがすごい!2015年版」1位(宝島社)
「週刊文春ミステリーベスト10 2014年」1位(文藝春秋)
「ミステリが読みたい!2015年版」1位(早川書房)
第27回山本周五郎賞受賞作
・・・だそうでして、なんかおいらが「おもしろい」っていう必要は無いようですwww
この本は短編集になっていて、全部で6編の話が載っているんですけど、全部が全部なんていうか“気味が悪い”感じの話なんですよ。
どんな話なのかっていうのを書いちゃうと、これから読もうとされる方の楽しみを半減させてしまうので、どんな感じの作品かっていうと個人的にはミステリーというよりもホラーです。
人間の清くも、どす黒い部分をうま~く書き上げているって感じかなぁ~?
著者の米澤さんはいろんな作風のミステリーを書かれる方ですが、同じ著者の『儚い羊たちの祝宴』と作風は似てますね。
米澤さんはアニメ化にもなった『氷菓』の古典部シリーズも人気シリーズでありますが、そちらの作風よりもこっちの不気味な感じの方が個人的には好み。
不気味なんだけど、グロテスクというわけではなく、、、“小気味よい不気味さ”と表現したい感じかな~?
私の好きな著者の小林泰三さんの初期の作風っていうか、今邑 彩さんみたいな作風っていう感じ。
この作品読んでて、確か小林泰三さんの短編集に書いてあったと思う作品を思い出したんけど、こんなやつ・・・
ある日、泣き声がしゃくに障ったので妹を殺した、死体は井戸に捨てた。
次の日見に行くと死体は消えていた。
5年後、些細なけんかで友達を殺した、死体は井戸に捨てた。
次の日見に行くと死体は消えていた。
10年後、酔った勢いで孕ませてしまった女を殺した、死体は井戸に捨てた。
次の日見に行くと死体は消えていた。
15年後、嫌な上司を殺した、死体は井戸に捨てた。
次の日見に行くと死体は消えていた。
20年後、介護が必要になった母が邪魔なので殺した、死体は井戸に捨てた。
次の日見に行くと死体は消えていなかった。
次の日も、次の日も死体はそのままだった。
なんつーか、こういう感じよ。
オチの解説しないけど、意味わかるよね??
なんか切ないというか、読み終わった時に、「なるほど、そういうことだったのかー」みたいな感覚。
推理小説とかだったら、最後犯人のトリックを暴いて「なるほどーそういうことだったのかー」ってなってすっきりとモヤモヤが解けて良い読後感を得られるんだろうけど、この手の作品の「なるほどーそういうことだったのかー」のあとに「うわっ、なんか切ない、、、救えねぇ~」ってなる感じが超絶好きですwww
そして何より、文章も超絶美しいし、何より文章に無駄がないのが良い~~こんだけオチがしっかりしているのであれば、もう少し脱線させたり膨らませたりして、ページ数を水増しできるだろうに、、、w
興味をもたれた方は是非ともご一読を~~♪♪
今日はそんな感じです~
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
【読書感想文】 『論理的思考力を鍛える33の思考実験』 著:北村良子
2017年9月5日 読書 コメント (5)
理論バカとはおいらのことじゃーーい!!
おいらね~すんごい理屈バカというか理論バカというか・・・理屈でこねくり回されるとすんごい気持ちよくなっちゃうんですわwww
感情は嫌だと感じているけど、理屈では納得しているので、ある事柄について率先して行動するみたいなね??
この本は行動経済学では有名な『トロッコ問題』だったり、ゲーム理論でいうところの『囚人のジレンマ』だったりの様々な理詰めの思考問題が、そのタイトルの通り33つ載っている本、、、
この本でおいらが初めて知った理論ですんごい面白いのがあった!!
その名は『モンティ・ホール』問題!!
この問題はある番組の司会者であるモンティ・ホール氏の名前を取ってつけられたもので、内容はこんな感じ・・・・
A,B,Cの3つのドアがあります。
プレイヤーはこのうち1つのドアを選択し、それによって景品をもらうというゲームです。
3つのドアのうちの1つのドアの先には豪華な車があり、このドアを選択すれば車を手にすることができます。
残りの2つは外れで、いずれもヤギが配置されています。車=アタリ、ヤギ=ハズレ、という単純な選択ゲームです。
ただし途中、司会者のモンティ・ホールが、ある駆け引きを持ちかけます。駆け引きでプレイヤーを揺さぶる、それがこのゲームの見どころというわけです。
実際にこのゲームを紹介します。お楽しみください・・・
ゲームスタートです。プレイヤーはあなたです。3つのうち1つのドアを選びましょう。1つのドアには車が、他の2つのドアの向こう側にはヤギが配置されています。
仮にあなたはAのドアを選んだとします。
次に、モンティは演出として残りの2つのドア(BとC)のうち1つを選んでドアを開けます。
このときモンティは正解を知っており、必ず不正解の扉を開きます。もしAのドアが正解の場合、不正解の2つのドアからランダムに1つを開きます。
仮に今回はCのドアを開いたとしましょう。もちろんハズレなのでヤギが見えます。
これで、車があるドアはAかBとなりました。選択肢が3つから2つに減ったわけです。
そして、モンティはあなたに語りかけます。
「選ぶ扉を変えてもいいですよ」
今ならBのドアに選択を帰ることができるというのです。さて、選ぶドアを変えたほうがいいのでしょうか?
思考を巡らせてください・・・
Cがヤギとわかったので、残るドアはAとBです。
AのドアとBのドア、どちらを選択したほうが車を当てる可能性が高まるでしょうか。あるいは確率は同じでしょうか。それなら最初の選択のままでいいような気もしますが・・・
どうです??
私はこの問題文を読んだ段階で、その時点で悩むなんてナンセンスだ!!なぜならば、AのままでもBに変えても当たる確率は変わらないからだ!!!と思っていたんですけど、、、
この問題数学的な観点から言って、“Bのドアに選択を変えたほうがAのドアのままよりも2倍も車が当たる可能性が高まるんだそうです”。
確率で言えばAのままだと車の当選確率は1/3で、Bに変えると2/3になるだそうで・・・・
一応、本の中にもなぜそうなるのかが非常に詳細に載ってはいたんですけど、、、全然理解できませんでした、、、(´ε`;)w
ご興味あるかたは調べてみてください・・・
この「モンティ・ホール」問題は、私のように種明かしをされたとしても、感覚的に納得できない人が大勢出てくるというものだそうで、人間の脳が感じる感覚というものがどれほどアテにできないかがよーくわかりますね。
基本どこかで読んだことのあるようなものが多かったですが、こういうまだ知りえないオモシロイ事象が世の中には転がっているというのがわかって、何だか利口になった気分になっていいですなぁーーー♪♪♪(気持ちだけの問題だがw)
今日はそんな感じ~
MOスタンは継続して参加しているけど、まだDNに書くほどの発見も愚痴も無くてなぁ~
こっちはこっちで、オモシロイのはオモシロイんだけどね~
今日はそんな感じですーーー
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
おいらね~すんごい理屈バカというか理論バカというか・・・理屈でこねくり回されるとすんごい気持ちよくなっちゃうんですわwww
感情は嫌だと感じているけど、理屈では納得しているので、ある事柄について率先して行動するみたいなね??
この本は行動経済学では有名な『トロッコ問題』だったり、ゲーム理論でいうところの『囚人のジレンマ』だったりの様々な理詰めの思考問題が、そのタイトルの通り33つ載っている本、、、
この本でおいらが初めて知った理論ですんごい面白いのがあった!!
その名は『モンティ・ホール』問題!!
この問題はある番組の司会者であるモンティ・ホール氏の名前を取ってつけられたもので、内容はこんな感じ・・・・
A,B,Cの3つのドアがあります。
プレイヤーはこのうち1つのドアを選択し、それによって景品をもらうというゲームです。
3つのドアのうちの1つのドアの先には豪華な車があり、このドアを選択すれば車を手にすることができます。
残りの2つは外れで、いずれもヤギが配置されています。車=アタリ、ヤギ=ハズレ、という単純な選択ゲームです。
ただし途中、司会者のモンティ・ホールが、ある駆け引きを持ちかけます。駆け引きでプレイヤーを揺さぶる、それがこのゲームの見どころというわけです。
実際にこのゲームを紹介します。お楽しみください・・・
ゲームスタートです。プレイヤーはあなたです。3つのうち1つのドアを選びましょう。1つのドアには車が、他の2つのドアの向こう側にはヤギが配置されています。
仮にあなたはAのドアを選んだとします。
次に、モンティは演出として残りの2つのドア(BとC)のうち1つを選んでドアを開けます。
このときモンティは正解を知っており、必ず不正解の扉を開きます。もしAのドアが正解の場合、不正解の2つのドアからランダムに1つを開きます。
仮に今回はCのドアを開いたとしましょう。もちろんハズレなのでヤギが見えます。
これで、車があるドアはAかBとなりました。選択肢が3つから2つに減ったわけです。
そして、モンティはあなたに語りかけます。
「選ぶ扉を変えてもいいですよ」
今ならBのドアに選択を帰ることができるというのです。さて、選ぶドアを変えたほうがいいのでしょうか?
思考を巡らせてください・・・
Cがヤギとわかったので、残るドアはAとBです。
AのドアとBのドア、どちらを選択したほうが車を当てる可能性が高まるでしょうか。あるいは確率は同じでしょうか。それなら最初の選択のままでいいような気もしますが・・・
どうです??
私はこの問題文を読んだ段階で、その時点で悩むなんてナンセンスだ!!なぜならば、AのままでもBに変えても当たる確率は変わらないからだ!!!と思っていたんですけど、、、
この問題数学的な観点から言って、“Bのドアに選択を変えたほうがAのドアのままよりも2倍も車が当たる可能性が高まるんだそうです”。
確率で言えばAのままだと車の当選確率は1/3で、Bに変えると2/3になるだそうで・・・・
一応、本の中にもなぜそうなるのかが非常に詳細に載ってはいたんですけど、、、全然理解できませんでした、、、(´ε`;)w
ご興味あるかたは調べてみてください・・・
この「モンティ・ホール」問題は、私のように種明かしをされたとしても、感覚的に納得できない人が大勢出てくるというものだそうで、人間の脳が感じる感覚というものがどれほどアテにできないかがよーくわかりますね。
基本どこかで読んだことのあるようなものが多かったですが、こういうまだ知りえないオモシロイ事象が世の中には転がっているというのがわかって、何だか利口になった気分になっていいですなぁーーー♪♪♪(気持ちだけの問題だがw)
今日はそんな感じ~
MOスタンは継続して参加しているけど、まだDNに書くほどの発見も愚痴も無くてなぁ~
こっちはこっちで、オモシロイのはオモシロイんだけどね~
今日はそんな感じですーーー
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
【読書感想文】 『運命の恋をかなえるスタンダール』 著:水野敬也
2017年8月25日 読書
私の人生の指針ともなる『ウケる技術』をはじめ、『LOVE理論』『スパルタ婚活術』『夢をかなえるゾウ』シリーズの作者の最新作!!!
まず端的に感想を言うと、、、
超絶おもしろい!!!
・・・以上だw
いやーだけど、私がこれまで読んだ小説の中でナンバーワンにしても良いと思うくらいにおもしろい作品であることは確か!!!
水野敬也さんのかつての『夢をかなえるゾウ』とストーリー展開は同じと言えば同じだが、全ての面においてかつての『夢をかなえるゾウ』のガネーシャとは一線を画している!!!
なんと言っても、ギャク満載でなおかつためになる~ってのはかつて作品と同じであるものの、かつての作品と決定的に違う点が“泣ける!!”ってことだ!!
それは私の事前予想になかったからこそ、泣ける展開になったところでの私の感受性が剥けたての亀頭みたいになっていたからこその産物なのかもしれないが・・・ww 不覚にも?ボロボロ泣いてしまったよ゚(゚´Д`゚)゚
まずは今作品のamazonでの内容紹介を引用
もう少し肉付けすると・・・
三十路を過ぎた主人公の万平聡子は、本が好きな超奥手の図書館司書。
かつてのトラウマから普通に人と話すこともままならない・・・
そんな聡子がある日男性に一目惚れをする。
どうやっても恋の成就は無理だと思われた聡子のもとに現れた、『恋愛論』の著者フランスの文豪スタンダール。
恋愛論のノウハウを駆使して聡子は奮闘する・・・みたいな感じの話。
いやぁーほんと、この作品をタイムワープして、童貞を超絶こじらせていた大学生のおいらに渡してあげたい!!!
物語は女性である主人公の恋愛のサクセスストーリーだが、この作品の中でのスタンダールからの恋愛のノウハウは男性にも非常にためになるものばかりだ。
この作品の恋愛ノウハウの中でも一番重要な位置を占める「結晶作用※」はもちろんのこと・・・
※詳しくは書きません、興味を持った方は是非一読を
男を虜にする悪女のみが持ち合わせる武器とは、、、『期待と不安を与えるコミュニケーション』であるということ・・・
恋愛論第三十八章 若者が軍隊に入ると真っ先に聞かされる古い金言がある。二人姉妹のいる家の宿泊券をもらい、その一人に愛されたいと思ったら、もう一人の方に言い寄ればいい・・・とか
これから恋愛したい!!したいけど、うまくいかないって人にはうってつけの内容だと思う。
※まぁーゆうて私が既婚者ですし、新しい恋愛(=不倫)の願望があるわけではありませんけどもw
とりあえず、多くは語るまい・・・
感想は以上~♪♪
こっから先はこの作品の中でおいらが感銘を受けた文章をいくつか抜粋
P51
P76
P95
P280
P286
P318
いやぁー何度にもなるが、今作は本当によかった~♪♪
水野先生のこれからの作品も期待せざるを得ませんっ!!!
今回はそんなかんじでーーーす
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
まず端的に感想を言うと、、、
超絶おもしろい!!!
・・・以上だw
いやーだけど、私がこれまで読んだ小説の中でナンバーワンにしても良いと思うくらいにおもしろい作品であることは確か!!!
水野敬也さんのかつての『夢をかなえるゾウ』とストーリー展開は同じと言えば同じだが、全ての面においてかつての『夢をかなえるゾウ』のガネーシャとは一線を画している!!!
なんと言っても、ギャク満載でなおかつためになる~ってのはかつて作品と同じであるものの、かつての作品と決定的に違う点が“泣ける!!”ってことだ!!
それは私の事前予想になかったからこそ、泣ける展開になったところでの私の感受性が剥けたての亀頭みたいになっていたからこその産物なのかもしれないが・・・ww 不覚にも?ボロボロ泣いてしまったよ゚(゚´Д`゚)゚
まずは今作品のamazonでの内容紹介を引用
「恋は甘い花のようなものだ。しかしその花を摘むには、恐ろしい断崖絶壁の縁まで行かねばならない」
誰にでも恋愛の奇跡は起こる―。「夢をかなえるゾウ」「スパルタ婚活塾」の著者水野敬也が贈る愛と笑いの長編恋愛小説。
☆自分を最高に輝かせる『結晶作用』
☆男を虜にする『悪女の振る舞い』
文豪スタンダールの名著「恋愛論」のノウハウを現代に超訳。愛の国フランスの恋愛エッセンスが自然と学べます。
もう少し肉付けすると・・・
三十路を過ぎた主人公の万平聡子は、本が好きな超奥手の図書館司書。
かつてのトラウマから普通に人と話すこともままならない・・・
そんな聡子がある日男性に一目惚れをする。
どうやっても恋の成就は無理だと思われた聡子のもとに現れた、『恋愛論』の著者フランスの文豪スタンダール。
恋愛論のノウハウを駆使して聡子は奮闘する・・・みたいな感じの話。
いやぁーほんと、この作品をタイムワープして、童貞を超絶こじらせていた大学生のおいらに渡してあげたい!!!
物語は女性である主人公の恋愛のサクセスストーリーだが、この作品の中でのスタンダールからの恋愛のノウハウは男性にも非常にためになるものばかりだ。
この作品の恋愛ノウハウの中でも一番重要な位置を占める「結晶作用※」はもちろんのこと・・・
※詳しくは書きません、興味を持った方は是非一読を
男を虜にする悪女のみが持ち合わせる武器とは、、、『期待と不安を与えるコミュニケーション』であるということ・・・
恋愛論第三十八章 若者が軍隊に入ると真っ先に聞かされる古い金言がある。二人姉妹のいる家の宿泊券をもらい、その一人に愛されたいと思ったら、もう一人の方に言い寄ればいい・・・とか
これから恋愛したい!!したいけど、うまくいかないって人にはうってつけの内容だと思う。
※まぁーゆうて私が既婚者ですし、新しい恋愛(=不倫)の願望があるわけではありませんけどもw
とりあえず、多くは語るまい・・・
感想は以上~♪♪
こっから先はこの作品の中でおいらが感銘を受けた文章をいくつか抜粋
P51
「絶望は幸福への伏線である」
P76
自分のバカバカしい行動に呆れたが、同時に、頭の片隅ではこうすることが正しいような気もしていた。
それはたぶん、人間が本気で変わろうとすることは、ちょっとバカになるということだからだ。
P95
「君はこのことを知っているか?『草食動物だけが角を持つ』。草食動物には他の動物を襲うための牙はない。その代わり、肉食動物から自分の身を守るために、角を進化させたのだ」
P280
本は、もちろん一人で楽しむこともできるけれど、物語に登場する多様な人物に触れることで、人の気持ちを理解する手助けになる。
そう。本は、人を遠ざけるためのものじゃなくて、人を理解するためのものなのだ。
そして、そのことに気づいたとき---視界に映る児童コーナーのすべての本が、いや、それだけじゃない。その向こうに見える図書館の本棚すべての本までもが、こちらに迫ってくるような感覚になった。
私は本が大好きで、これまで本を読んできた。
そのことに、私はもっと自信を持っていい。
本の中で出会い、会話を重ねてきた人物たちは---スタンダールもそのうちの一人と言えるかもしれない---きっと、あの人を理解する手助けをしてくれるはずだ。
P286
「自分の長所に意識を向けることで自信が生まれるのだ」
P318
これまで、私は、本さえあればどんな世界にも旅立つことができると思っていた。
本は、私にとって、すべての世界に通じる扉だった。
でも、恋をすることは-結晶作用は-本当の意味ですべての世界に通じる扉であり、その扉が固く閉ざされているときに鍵の役目を果たしてくれるのが、本なのだ。
そのことを誰よりも深く理解していたからこそ、スタンダールは『恋愛論』の中にこんな言葉を残したのではないだろうか。
「恋愛論第三十一章 情熱を持って恋をしたことのない人間には、人生の半分、それも美しい方の半分が隠されている」
いやぁー何度にもなるが、今作は本当によかった~♪♪
水野先生のこれからの作品も期待せざるを得ませんっ!!!
今回はそんなかんじでーーーす
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
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【読書感想文】 『植物図鑑 (幻冬舎文庫)』 著:有川浩
2017年8月21日 読書 コメント (2)
久しぶりに小説を読みました~
というのも、今回は私が読もうと思って買ったんじゃなくて、職場で有川浩さんの作品の話になったところ、私がまだこの作品を読んでいないという話になり、職場のお姉さま(私のふた回り年上の方ですけど)が貸してあげるので読んでおきなさいっ!!って言われたのがきっかけ。
amazonの作品紹介を引用すると・・・
作者もあとがきで書いてますが、落ち物女の子ストーリー(※)の男の子バージョンですw
※いつか空からかわいい女の子が降ってきて・・・みたいな話のこと。
主人公は女性で、ひょんとしたことでイケメンかつ料理のできる男の子を拾っちゃうわけですよ、、、
この作品はその男女の出会いから、道端の植物を二人で採ってきて料理して食べるというのがストーリーの基本です。ってか、それがほぼ全てですw
なんかそれだけ言うと、何ともつまらない作品かと感じてきてしまうますが・・・(´ε`;)
そうじゃーないんですよw!!
ささやかながら、恋のライバルが男性側にも女性側にも出てきますし、、、
作品の半分すぎるくらいまで、くっつきそうでくっつかないじれったい展開が続いたかと思うと、ちょっとした事件をきっかけですぐにビッタンコとくっついてそれからというもの、ことあるごとにキスしたりヤンヤしたり(死語w?)してるくせに、SEX描写は書かないでおいて(まぁ作者は女性ですし、読者の多くが女性でしょうから)、突然の別れが訪れたかと思ったら、突然復縁してハッピーエンドというね・・・そんな感じの作品です。
有川さんって人物の感情描写がわかりやすくて、読者にストレートに読んでいて入ってくるので、登場人物に感情移入がしやすいんですよね~
だからでしょうね~ストーリー自体はありきたりなものですが、登場人物たちが生き生きとしていることから読んでいて飽きなく、楽しめるんだと思いますね。
あと後半、主人公が彼と別れて失意のどん底に落ちている箇所でのこの文章が非常に好き♪♪
うーん、読ませますね~♪♪
少女マンガとか失恋しただけで、主人公が死にたいとかもう生きていけないとか泣き喚くシーンって結構あると思うんですけど、逆にあれはリアルじゃないですよね!?
どんなに悲しくてもどんなに辛くても、、、逆にそれがきっかけで滑稽さを感じてしまうという感情表現こそがリアルですよねぇ~♪♪
なんか最近はやたらと読書欲も出てきて、まだ読みたい積み本が結構あるんですよね~
MOと同時並行で消化していこうと思います~~
今回はそんな感じですー
ばいばい(´∀`*)ノシ バイバイ
というのも、今回は私が読もうと思って買ったんじゃなくて、職場で有川浩さんの作品の話になったところ、私がまだこの作品を読んでいないという話になり、職場のお姉さま(私のふた回り年上の方ですけど)が貸してあげるので読んでおきなさいっ!!って言われたのがきっかけ。
amazonの作品紹介を引用すると・・・
お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか。噛みません。躾のできた良い子です――。思わず拾ってしまったイケメンは、家事万能のスーパー家政夫のうえ、重度の植物オタクだった。樹(イツキ)という名前しか知らされぬまま、週末ごとにご近所を「狩り」する、風変わりな同棲生活が始まった。とびきり美味しい(ちょっぴりほろ苦)“道草"恋愛小説。レシピ付き。
作者もあとがきで書いてますが、落ち物女の子ストーリー(※)の男の子バージョンですw
※いつか空からかわいい女の子が降ってきて・・・みたいな話のこと。
主人公は女性で、ひょんとしたことでイケメンかつ料理のできる男の子を拾っちゃうわけですよ、、、
この作品はその男女の出会いから、道端の植物を二人で採ってきて料理して食べるというのがストーリーの基本です。ってか、それがほぼ全てですw
なんかそれだけ言うと、何ともつまらない作品かと感じてきてしまうますが・・・(´ε`;)
そうじゃーないんですよw!!
ささやかながら、恋のライバルが男性側にも女性側にも出てきますし、、、
作品の半分すぎるくらいまで、くっつきそうでくっつかないじれったい展開が続いたかと思うと、ちょっとした事件をきっかけですぐにビッタンコとくっついてそれからというもの、ことあるごとにキスしたりヤンヤしたり(死語w?)してるくせに、SEX描写は書かないでおいて(まぁ作者は女性ですし、読者の多くが女性でしょうから)、突然の別れが訪れたかと思ったら、突然復縁してハッピーエンドというね・・・そんな感じの作品です。
有川さんって人物の感情描写がわかりやすくて、読者にストレートに読んでいて入ってくるので、登場人物に感情移入がしやすいんですよね~
だからでしょうね~ストーリー自体はありきたりなものですが、登場人物たちが生き生きとしていることから読んでいて飽きなく、楽しめるんだと思いますね。
あと後半、主人公が彼と別れて失意のどん底に落ちている箇所でのこの文章が非常に好き♪♪
どんなに悲しくても人間は悲しさで死なない。寂しさでも死なない。
泣き疲れて死んでしまいたいと思ってもいつか泣きやむしお腹も空くし、トイレにも行きたくなるのだ。
失恋なんかじゃ人は死なない。悲しいくらい滑稽に体は生きている。
うーん、読ませますね~♪♪
少女マンガとか失恋しただけで、主人公が死にたいとかもう生きていけないとか泣き喚くシーンって結構あると思うんですけど、逆にあれはリアルじゃないですよね!?
どんなに悲しくてもどんなに辛くても、、、逆にそれがきっかけで滑稽さを感じてしまうという感情表現こそがリアルですよねぇ~♪♪
なんか最近はやたらと読書欲も出てきて、まだ読みたい積み本が結構あるんですよね~
MOと同時並行で消化していこうと思います~~
今回はそんな感じですー
ばいばい(´∀`*)ノシ バイバイ
【読書感想文】 『スタンフォード式 最高の睡眠』 著:西野精治
2017年8月6日 読書 コメント (2)
ここ最近読書欲も結構ありましてね、、、
前回のサピエンス全史に続いてすぐに読破!まぁーサピエンス全史に比べればラノベみたいなもんですwww
この本は地元の本屋さんで平積みされていて、興味を持って購入~
最近MOのしすぎで、自分自身の睡眠時間削ってしまっている節がありまして、、、もしこの本を読んで、睡眠時間削ってもぐっすり寝れる良い方法があればなぁ~~っと思いまして
※MOを控えて睡眠時間を確保する気は毛頭ないwww
あと、うちの2歳半の子供たちが夜に寝付かなくてね~なんか良い寝付かせ方法とかあればなぁ~なんて気持ちも
まず、この作品の冒頭に書いてあるのは、スタンフォード大学には「スタンフォード大学睡眠研究所」というものがあり、睡眠の研究においては世界トップレベルの機関であるということ、著者は日本人でありながら同機関で睡眠に関しての研究調査を行ってきたということが書かれている。
その筆者が最高の睡眠を行うための結論はこう書いている・・・
「寝付いてすぐの90分の睡眠をしっかり取る!!!」
睡眠にはレム睡眠(簡単に言えば浅い眠り)とノンレム睡眠(簡単に言えば深い眠り)があって、寝付いてからの90分は一度の睡眠のなかで最高に深いノンレム睡眠の時間なのだという。
この90分でより深いノンレム睡眠を取れれば、疲れもスッキリと取れて、翌日の調子も良くなる最高の睡眠を取ることが出来るのだそうだ。
なので、この理論から言えばどれだけ長い時間睡眠時間が取れたところで、その睡眠の質が良かったということは言えないのだそうだ。
この本の中では、その寝付いてすぐの90分を最高のノンレム睡眠にするための様々な方法が紹介されているが、自分自身が一番興味深いと感じたのは、睡眠と体温の関係の話だ。
※以下抜粋
でもって、上記の睡眠に入るときの人間の体内で起こっているメカニズムを知った上で、筆者が提唱しているのが、「就寝90分前の入浴」だ。
これは40℃のお風呂に15分入った後の人間の深部体温は0.5℃上がっているらしく、深部体温が上がった分だけ大きく下がろうとする傾向が出るのを活用して深い睡眠に突入するというやり方である。
お風呂に入って深部体温が上がった分だけ下がろうとするタイミングで、皮膚温度と深部体温の差が2℃を下回る瞬間が、だいたい入浴後90分後ほどあとらしく、入浴後90分後に無理なく深い眠りにつけるのだと言う。
それ以外に目からウロコだったのが、お酒で眠りにつくっていう方法。
これまで寝酒は睡眠の質を下げる悪いものだということは聞いていたんですが、どうやらそれは程度の問題らしく、、、日本酒1合程度であれば睡眠の質を下げることにはならないとのこと!※要するに飲む量が多すぎないということ
その際重要なのは量であって、アルコールの度数ではないらしので、ウォッカを一口飲んで寝るというのは、非常に理にかなった寝酒なんだということらしい。
あと、起きる時間がいつもと違っても、就寝時間はいつも同じ時間で寝ることを心がけたほうがいいとか・・・
目覚ましは時間をずらして2種類セット、その際スヌーズ機能はつけないほうが良いとか・・・・
昼寝は非常に健康にも良いことだが、一時間以上しては逆に健康にとって悪影響を及ぼすとか・・・
朝ベッドから起きたら、朝の光を浴びることが非常に重要だとか・・・
スマホ・PCのブルーライトの入眠を妨げる効果はほとんど無いとのこと、むしろそのスマホ・PCで頭を使ったりして、興奮させてしまっていることが入眠に際しての一番の悪影響であることだとか・・・
見たい夢を見る方法は無いだとか・・・
世界トップレベルの睡眠の知識を得たことで、有意義に睡眠を取っていけるような気になってきますよね~~♪♪
そこまで睡眠に気にするのであれば、今使っているニトリで買った敷布団をエアウィーブとかに変えたほうがいいのだろうか・・・(;゚д゚)??
※ちなみにこの著者は「エアウィーブ」の開発研究にも携わったとのこと。
まぁ、今回の読書感想文はそんな感じデース
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
前回のサピエンス全史に続いてすぐに読破!まぁーサピエンス全史に比べればラノベみたいなもんですwww
この本は地元の本屋さんで平積みされていて、興味を持って購入~
最近MOのしすぎで、自分自身の睡眠時間削ってしまっている節がありまして、、、もしこの本を読んで、睡眠時間削ってもぐっすり寝れる良い方法があればなぁ~~っと思いまして
※MOを控えて睡眠時間を確保する気は毛頭ないwww
あと、うちの2歳半の子供たちが夜に寝付かなくてね~なんか良い寝付かせ方法とかあればなぁ~なんて気持ちも
まず、この作品の冒頭に書いてあるのは、スタンフォード大学には「スタンフォード大学睡眠研究所」というものがあり、睡眠の研究においては世界トップレベルの機関であるということ、著者は日本人でありながら同機関で睡眠に関しての研究調査を行ってきたということが書かれている。
その筆者が最高の睡眠を行うための結論はこう書いている・・・
「寝付いてすぐの90分の睡眠をしっかり取る!!!」
睡眠にはレム睡眠(簡単に言えば浅い眠り)とノンレム睡眠(簡単に言えば深い眠り)があって、寝付いてからの90分は一度の睡眠のなかで最高に深いノンレム睡眠の時間なのだという。
この90分でより深いノンレム睡眠を取れれば、疲れもスッキリと取れて、翌日の調子も良くなる最高の睡眠を取ることが出来るのだそうだ。
なので、この理論から言えばどれだけ長い時間睡眠時間が取れたところで、その睡眠の質が良かったということは言えないのだそうだ。
この本の中では、その寝付いてすぐの90分を最高のノンレム睡眠にするための様々な方法が紹介されているが、自分自身が一番興味深いと感じたのは、睡眠と体温の関係の話だ。
※以下抜粋
人間の体温は、睡眠時よりも覚醒時の方が高い。睡眠中は温度を下げて臓器や筋肉、脳を休ませ、覚醒時は温度を上げて体の活動を維持する。ただし、これはあくまで、体の内部の体温(深部体温)の変化の話だ。
体温は、「筋肉や内臓による熱産生」と、「手足からの熱放散」によって調節されている。深部体温は日中高くて夜間低いが、手足の温度(※以下、皮膚温度)はまったく逆で、昼に低くて夜間高い。
覚醒時には、通常深部体温のほうが皮膚体温よりも2℃ほど高い。皮膚体温が34.5℃の人であれば、起きている時の深部体温は36.5℃ということだ。
健康な人の場合、入眠前には手足が温かくなる。皮膚温度が上がって熱を放散し、深部体温を下げているのだ。
このとき、皮膚温度と深部体温の差は2℃以下に縮まっている。
つまり、スムーズな入眠に際しては深部体温と皮膚体温の差が縮まっていることが鍵なのだ。
でもって、上記の睡眠に入るときの人間の体内で起こっているメカニズムを知った上で、筆者が提唱しているのが、「就寝90分前の入浴」だ。
これは40℃のお風呂に15分入った後の人間の深部体温は0.5℃上がっているらしく、深部体温が上がった分だけ大きく下がろうとする傾向が出るのを活用して深い睡眠に突入するというやり方である。
お風呂に入って深部体温が上がった分だけ下がろうとするタイミングで、皮膚温度と深部体温の差が2℃を下回る瞬間が、だいたい入浴後90分後ほどあとらしく、入浴後90分後に無理なく深い眠りにつけるのだと言う。
それ以外に目からウロコだったのが、お酒で眠りにつくっていう方法。
これまで寝酒は睡眠の質を下げる悪いものだということは聞いていたんですが、どうやらそれは程度の問題らしく、、、日本酒1合程度であれば睡眠の質を下げることにはならないとのこと!※要するに飲む量が多すぎないということ
その際重要なのは量であって、アルコールの度数ではないらしので、ウォッカを一口飲んで寝るというのは、非常に理にかなった寝酒なんだということらしい。
あと、起きる時間がいつもと違っても、就寝時間はいつも同じ時間で寝ることを心がけたほうがいいとか・・・
目覚ましは時間をずらして2種類セット、その際スヌーズ機能はつけないほうが良いとか・・・・
昼寝は非常に健康にも良いことだが、一時間以上しては逆に健康にとって悪影響を及ぼすとか・・・
朝ベッドから起きたら、朝の光を浴びることが非常に重要だとか・・・
スマホ・PCのブルーライトの入眠を妨げる効果はほとんど無いとのこと、むしろそのスマホ・PCで頭を使ったりして、興奮させてしまっていることが入眠に際しての一番の悪影響であることだとか・・・
見たい夢を見る方法は無いだとか・・・
世界トップレベルの睡眠の知識を得たことで、有意義に睡眠を取っていけるような気になってきますよね~~♪♪
そこまで睡眠に気にするのであれば、今使っているニトリで買った敷布団をエアウィーブとかに変えたほうがいいのだろうか・・・(;゚д゚)??
※ちなみにこの著者は「エアウィーブ」の開発研究にも携わったとのこと。
まぁ、今回の読書感想文はそんな感じデース
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
どっかに電車で出かけた時に電車の中で広告を見て気になったので、今回購入&読了~
正直学者さんでもない限り、この作品名だけ見ただけだと購入する気持ちにならないですよね!?
そんなお堅い作品名でありながら、しかも上下巻で結構な文量でありながら、売れているらしいので、これは本物だなぁ・・・と思い購入。
最近は便利な世の中で、事前にAmazonのレビューを見たりして、他の人の評価を参考にしてから購入するかどうかを選んだりするわけなんだけど、、、
今回の作品は総じて評価が高いなかで、「下巻は間延びしてつまらない」という感想がたびたび散見されたため、今回の上巻だけの購入&読破という若干邪道な読み方w
とりあえず、表紙に書かれているあらすじは以下
というわけで今回も個人的に知的好奇心をくすぐられた箇所を箇条書きにて列挙していく~♪♪
列挙した文章の個人的な感想を文章の下に⇒として書いたり書かなかったり~♪♪
動物界広しといえども、ホモ属だけがこれほど大きな思考装置を持つに至ったのはなぜなのか?じつのところ、大きな脳は、体に大きな消耗を強いる。そもそも、持ち歩くのが大変で、しかも頭蓋骨という大きなケースに収めておかなければならないのだからなおさらだ。そのうえ燃費も悪い。ホモ・サピエンスでは脳は体重の2~3%を占めるだけだが、持ち主がじっとしている時には、体の消費エネルギーの25%を使う。
⇒むしろ頭をうんうん使うことでエネルギー消費してダイエットとかできないかね~??できればエロいことをうんうんと考えながらダイエットできればいいのに・・・www
直立歩行には欠点もある。私たちの祖先の霊長類の骨格は、頭が比較的小さい四足歩行の生き物を支えるために何百万年にもわたって進化した。したがって、直立の姿勢に順応するのは大変な難題だった。その骨格が、特大の頭骨を支えなければならないのだから、なおさらだ。ヒトは卓越した視野と勤勉な手を獲得する代償として、腰痛と肩凝りに苦しむことになった。
女性はさらに代償が大きかった。直立歩行するには腰回りを細める必要があったので、産道が狭まった・・・よりによって、赤ん坊の頭がしだいに大きくなっているときに。女性は出産にあたって命の危険にさらされる羽目になった。赤ん坊の脳と頭がまだ比較的小さく柔軟な、早い段階で出産した女性のほうが、無事に生きながらえてさらに子供を産む率が高かった。その結果、自然選択によって早期の出産が優遇された。そして実際、他の動物と比べて人間は、声明の維持に必要なシステムの多くが未発達な、未熟な段階で生まれる。・・・中略・・・人間が子供を育てるには、仲間が力を合わせなければならないのだ。
⇒そんな宿命を背負った人間・・・腰痛と肩凝りはむしろ“人間の証”だと思って誇りに思うことはあっても、苦痛に思わないように思ったねww
そして、後半はリアル子育てをしている身からしても考えさせられる・・・人間は生まれながらに“協力”が必要なんだと・・・
火の最大の恩恵は、調理が可能になったことだ。小麦、米、ジャガイモといった、そのままでは人類には消化できない食べ物も、調理のおかげで主要な食料となった。
長い腸と大きな脳は、ともに大量のエネルギーを消費するので、両方を維持するのは難しい。調理によって腸を短くし、そのエネルギー消費を減らせたので、図らずもネアンデルタール人とサピエンスの前には、脳を巨大化させる道が開けた。
⇒こういう「風が吹くと桶屋が儲かる」的な話は好き。人類が火を発見→腸が短くなる→その分脳が大きくなれる・・・なるほどね~♪
私たちの言語は、噂話のために発達したのだそうだ。・・・中略・・・陰口を利くというのは、ひどく忌み嫌われる行為だが、大人数で協力するにはじつは不可欠なのだ。新世代のサピエンスは、およそ7万年前に獲得した新しい言語技能のおかげで、何時間も続けて噂話ができるようになった。誰が信頼できるのかについての確かな情報があれば、小さな集団は大きな集団へと拡張でき、サピエンスは、より緊密でより精緻な種類の協力関係を築き上げられた。
ホモ・サピエンスは噂話の助けを得て、より大きくて安定した集団を形成した。だが、噂話にも自ずと限界がある。社会学の研究からは、噂話によってまとまったいる集団の「自然な」大きさの上限がおよそ150人であることがわかっている。
ホモ・サピエンスはどうやってこの重大な限界を乗り越え、何万もの住民から成る都市や、何億もの民を支配する帝国を最終的に築いたのだろう?その秘密はおそらく、虚構の登場にある。膨大な数の見知らぬ人どうしも、共通の神話を信じることによって、首尾よく協力できるのだ。
・・・一対一で喧嘩をしたら、ネアンデルタール人はおそらくサピエンスを打ち負かしただろう。だが、何百人という規模の争いになったら、ネアンデルタール人にはまったく勝ち目がなかったはずだ。彼らはライオンの居場所についての情報は共有できたが、部族の精霊についての物語を語ったり、改訂したりすることは、おそらくできなかった。彼らは虚構を創作する能力を持たなかったので、大人数が効果的に協力できず、急速に変化していく問題に社会的行動を適応させることもできなかった。
サピエンスが発明した想像上の現実の計り知れない多様性と、そこから生じた行動パターンの多様性はともに、私たちが「文化」と呼ぶもの主要な構成要素だ。いったん登場した文化は、けっして変化と発展をやめなかった。そして、こうした止めようのない変化のことを、私たちは「歴史」と呼ぶ。
⇒筆者の本作での大きな主張である、ホモ・サピエンスがここまで地球上で支配的な立場になり得たのか?解答であるところの、“虚構”が論じられる箇所。
言われてみればそうかもしれないが、自分自身が日頃から様々な虚構を信じて生きているということは意識はしていない・・・ホモ・サピエンスに虚構する術が備わっているということは、ホモ・サピエンス同士が協力するためにあったということは、生まれながらにして、、、いや生まれる前の遺伝子レベル、細胞レベルでホモ・サピエンスは他社との協力をするべく生まれてくる種ということだ、、、う~む、実に興味深い・・・
自分の狭い専門分野については多くを知らなければならないが、生活必需品の大多数に関しては、何も考えずに他の専門家たちを頼っており、そうした専門家たちの知識も、狭い専門分野のものに限られている。人類全体としては、今日のほうが古代の集団よりもはるかに多くを知っている。だが個人のレベルでは、古代の狩猟採集民は、知識と技能の点で歴史上最も優れていたのだ。
平均的なサピエンスの脳の大きさは、狩猟採集時代以降、じつは縮小したという証拠がある。狩猟採集時代に生き延びるためには、誰もが素晴らしい能力を持っている必要があった。農業や工業が始まると、人々は生き延びるためにしだいに他者の技能に頼れるようになり、「愚か者のニッチ」が新たに開けた。
何が狩猟採集民を飢えや栄養不良から守ってくれていたかといえば、その秘密は食物の多様性にあった。農民は非常に限られた、バランスの悪い食事をする傾向にある。とくに近代以前は、農業に従事する人々が摂取するカロリーの大半は、小麦、ジャガイモあるいは稲といった単一の作物に由来し、それらは人間が必要とするビタミン・ミネラルなどの栄養素の一部を欠いている。
農耕社会は、かんばつや火災、地震などでその年の稲やジャガイモなどの作物が台無しになれば、飢饉で散々な目にあった。狩猟採集社会も自然災害と無縁とはおよそ言い難く、ときおり食物の不足や飢えに苦しめられたが、たいていはそうした災難にも農耕社会よりは楽に対処できた。
古代の狩猟採集民は、感染症の被害も少なかった。天然痘やはしか、結核など、農耕社会や工業社会を苦しめてきた感染症のほとんどは家畜に由来し、農業革命以後になって初めて人類も感染し始めた。犬しか飼い慣らしていなかった古代の狩猟採集民は、そうした疫病を免れた。また、農耕社会や工業社会の人の大多数は、人口が密集した不潔な永続的永住地で暮らしていた。病気にとって、まさに理想の温床だ。一方狩猟採集民は小さな集団で動き回っていたので、感染症は蔓延のしようがなかった。
⇒ここも筆者の大きな主張の1つ、人類は狩猟採集時代から、農耕社会へと移行するにあたって非常に大きなマイナス要素を背負うことになったんだという理論。定住して計画的に食物を生産することで、人類の数を爆発的に増加させる要因になったということは認めつつも、農耕社会への移行は未来のことを考えなければ、その当時の人類にとっては百害あっても一利なしという苦行だったというのだ・・・なるほど、、、今私たちの世界はかつての狩猟採集民が農耕社会へと移行しようという大きな決意あってのことなんだと認識。
サピエンスは認知革命後、アフロ・ユーラシア大陸から抜け出して「外界」に移住するのに必要な技術や組織力、ことによると先見の明さえも獲得した。彼らの最初の成果は、約4万5000年前のオーストラリア大陸への移住だ。
そして人類は、約3万5000年前に日本に、約3万年前に台湾に、それぞれ初めて到達している。
狩猟採集民が初めてオーストラリア大陸に足を踏み入れた瞬間は、ホモ・サピエンスが特定の陸塊で食物連鎖の頂点に立った瞬間であり、それ以降、人類は地球という惑星の歴史上で最も危険な種となった。
人類がオーストラリア大陸へ移住して数千年のうちに、それまで住んでいた巨大な生き物は事実上すべて姿を消した。体重が50キログラム以上あるオーストラリア大陸の動物24種のうち、23種が絶滅したのだ。
私たちの祖先は自然と調和して暮らしていたと主張する環境保護運動家を信じてはならない。産業革命のはるか以前に、ホモ・サピエンスはあらゆる生物のうちで、最も多くの動植物種を絶滅に追い込んだ記録を保持していた。
⇒昨今環境の変化によって絶滅寸前の動物たちがたくさんいるという話はよく聞くし、それを人間が保護しているということは分かってはいるが、これまでその人間があらゆる生物の中で多くの種を絶滅に追い込んだという事実はあまり耳にしなかった・・・確かに言われて見られて初めて気がつかされた。
ひとまず人類のこれまで行ってきた凄惨な所業に思いを馳せつつ・・・今後もおいしくうなぎの蒲焼を食べようと思いますよwww しょうがないよねw!?
とまぁ~そんな感じ・・・(^_^;)
ここまででこの上巻の半分くらいまでの気になった部分を列挙しただけであって、まだまだアンダーラインを引いたところがこのあともあるんだけど、あんまりにも長いのでこの辺で終わりにしておくよwww
確かにこの上巻の最後のほうは、若干間延びした感じというか、それまでの箇所と比較しても個人的に気になってアンダーラインを引く部分が極端に減ってきたところだったので、下巻を今後買って読む予定はありません。
この作品は確かに非常に専門性の高い知識でありながら、人類の歴史ということで、我々人類がこれまでどういった経緯を経て生きてきたのか?が具体的かつ詳細に、そして「私たち人類の知らなかった・・・いやあまりに当たり前過ぎて知っていると思っていて全然知らなかった知識」を教えてくれる非常に良い名著だと思いましたねー
うむ!!ひとまず今回の読書感想文はこれまでーーー
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
正直学者さんでもない限り、この作品名だけ見ただけだと購入する気持ちにならないですよね!?
そんなお堅い作品名でありながら、しかも上下巻で結構な文量でありながら、売れているらしいので、これは本物だなぁ・・・と思い購入。
最近は便利な世の中で、事前にAmazonのレビューを見たりして、他の人の評価を参考にしてから購入するかどうかを選んだりするわけなんだけど、、、
今回の作品は総じて評価が高いなかで、「下巻は間延びしてつまらない」という感想がたびたび散見されたため、今回の上巻だけの購入&読破という若干邪道な読み方w
とりあえず、表紙に書かれているあらすじは以下
アフリカでほそぼそくと暮らしていたホモ・サピエンスが、食物連鎖の頂点に立ち、文明を築いたのはなぜか。
その答えを解く鍵は「虚構」にある。
我々が当たり前のように信じている国家や国民、企業や法律、さらには人権や平等といった考えまでもが虚構であり、虚構こそが見知らぬ人同士が協力することを可能にしたのだ。
やがて人類は農耕を始めたが、農業革命は狩猟採集社会よりも過酷な生活を人類に強いた、史上最大の詐欺だった。
そして歴史は統一へと向かう。その原動力の一つが、究極の虚構であり、最も効率的な相互信頼の制度である貨幣だった。なぜ我々はこのような世界に生きているのかを読み解く、記念碑的名著!
というわけで今回も個人的に知的好奇心をくすぐられた箇所を箇条書きにて列挙していく~♪♪
列挙した文章の個人的な感想を文章の下に⇒として書いたり書かなかったり~♪♪
動物界広しといえども、ホモ属だけがこれほど大きな思考装置を持つに至ったのはなぜなのか?じつのところ、大きな脳は、体に大きな消耗を強いる。そもそも、持ち歩くのが大変で、しかも頭蓋骨という大きなケースに収めておかなければならないのだからなおさらだ。そのうえ燃費も悪い。ホモ・サピエンスでは脳は体重の2~3%を占めるだけだが、持ち主がじっとしている時には、体の消費エネルギーの25%を使う。
⇒むしろ頭をうんうん使うことでエネルギー消費してダイエットとかできないかね~??できればエロいことをうんうんと考えながらダイエットできればいいのに・・・www
直立歩行には欠点もある。私たちの祖先の霊長類の骨格は、頭が比較的小さい四足歩行の生き物を支えるために何百万年にもわたって進化した。したがって、直立の姿勢に順応するのは大変な難題だった。その骨格が、特大の頭骨を支えなければならないのだから、なおさらだ。ヒトは卓越した視野と勤勉な手を獲得する代償として、腰痛と肩凝りに苦しむことになった。
女性はさらに代償が大きかった。直立歩行するには腰回りを細める必要があったので、産道が狭まった・・・よりによって、赤ん坊の頭がしだいに大きくなっているときに。女性は出産にあたって命の危険にさらされる羽目になった。赤ん坊の脳と頭がまだ比較的小さく柔軟な、早い段階で出産した女性のほうが、無事に生きながらえてさらに子供を産む率が高かった。その結果、自然選択によって早期の出産が優遇された。そして実際、他の動物と比べて人間は、声明の維持に必要なシステムの多くが未発達な、未熟な段階で生まれる。・・・中略・・・人間が子供を育てるには、仲間が力を合わせなければならないのだ。
⇒そんな宿命を背負った人間・・・腰痛と肩凝りはむしろ“人間の証”だと思って誇りに思うことはあっても、苦痛に思わないように思ったねww
そして、後半はリアル子育てをしている身からしても考えさせられる・・・人間は生まれながらに“協力”が必要なんだと・・・
火の最大の恩恵は、調理が可能になったことだ。小麦、米、ジャガイモといった、そのままでは人類には消化できない食べ物も、調理のおかげで主要な食料となった。
長い腸と大きな脳は、ともに大量のエネルギーを消費するので、両方を維持するのは難しい。調理によって腸を短くし、そのエネルギー消費を減らせたので、図らずもネアンデルタール人とサピエンスの前には、脳を巨大化させる道が開けた。
⇒こういう「風が吹くと桶屋が儲かる」的な話は好き。人類が火を発見→腸が短くなる→その分脳が大きくなれる・・・なるほどね~♪
私たちの言語は、噂話のために発達したのだそうだ。・・・中略・・・陰口を利くというのは、ひどく忌み嫌われる行為だが、大人数で協力するにはじつは不可欠なのだ。新世代のサピエンスは、およそ7万年前に獲得した新しい言語技能のおかげで、何時間も続けて噂話ができるようになった。誰が信頼できるのかについての確かな情報があれば、小さな集団は大きな集団へと拡張でき、サピエンスは、より緊密でより精緻な種類の協力関係を築き上げられた。
ホモ・サピエンスは噂話の助けを得て、より大きくて安定した集団を形成した。だが、噂話にも自ずと限界がある。社会学の研究からは、噂話によってまとまったいる集団の「自然な」大きさの上限がおよそ150人であることがわかっている。
ホモ・サピエンスはどうやってこの重大な限界を乗り越え、何万もの住民から成る都市や、何億もの民を支配する帝国を最終的に築いたのだろう?その秘密はおそらく、虚構の登場にある。膨大な数の見知らぬ人どうしも、共通の神話を信じることによって、首尾よく協力できるのだ。
・・・一対一で喧嘩をしたら、ネアンデルタール人はおそらくサピエンスを打ち負かしただろう。だが、何百人という規模の争いになったら、ネアンデルタール人にはまったく勝ち目がなかったはずだ。彼らはライオンの居場所についての情報は共有できたが、部族の精霊についての物語を語ったり、改訂したりすることは、おそらくできなかった。彼らは虚構を創作する能力を持たなかったので、大人数が効果的に協力できず、急速に変化していく問題に社会的行動を適応させることもできなかった。
サピエンスが発明した想像上の現実の計り知れない多様性と、そこから生じた行動パターンの多様性はともに、私たちが「文化」と呼ぶもの主要な構成要素だ。いったん登場した文化は、けっして変化と発展をやめなかった。そして、こうした止めようのない変化のことを、私たちは「歴史」と呼ぶ。
⇒筆者の本作での大きな主張である、ホモ・サピエンスがここまで地球上で支配的な立場になり得たのか?解答であるところの、“虚構”が論じられる箇所。
言われてみればそうかもしれないが、自分自身が日頃から様々な虚構を信じて生きているということは意識はしていない・・・ホモ・サピエンスに虚構する術が備わっているということは、ホモ・サピエンス同士が協力するためにあったということは、生まれながらにして、、、いや生まれる前の遺伝子レベル、細胞レベルでホモ・サピエンスは他社との協力をするべく生まれてくる種ということだ、、、う~む、実に興味深い・・・
自分の狭い専門分野については多くを知らなければならないが、生活必需品の大多数に関しては、何も考えずに他の専門家たちを頼っており、そうした専門家たちの知識も、狭い専門分野のものに限られている。人類全体としては、今日のほうが古代の集団よりもはるかに多くを知っている。だが個人のレベルでは、古代の狩猟採集民は、知識と技能の点で歴史上最も優れていたのだ。
平均的なサピエンスの脳の大きさは、狩猟採集時代以降、じつは縮小したという証拠がある。狩猟採集時代に生き延びるためには、誰もが素晴らしい能力を持っている必要があった。農業や工業が始まると、人々は生き延びるためにしだいに他者の技能に頼れるようになり、「愚か者のニッチ」が新たに開けた。
何が狩猟採集民を飢えや栄養不良から守ってくれていたかといえば、その秘密は食物の多様性にあった。農民は非常に限られた、バランスの悪い食事をする傾向にある。とくに近代以前は、農業に従事する人々が摂取するカロリーの大半は、小麦、ジャガイモあるいは稲といった単一の作物に由来し、それらは人間が必要とするビタミン・ミネラルなどの栄養素の一部を欠いている。
農耕社会は、かんばつや火災、地震などでその年の稲やジャガイモなどの作物が台無しになれば、飢饉で散々な目にあった。狩猟採集社会も自然災害と無縁とはおよそ言い難く、ときおり食物の不足や飢えに苦しめられたが、たいていはそうした災難にも農耕社会よりは楽に対処できた。
古代の狩猟採集民は、感染症の被害も少なかった。天然痘やはしか、結核など、農耕社会や工業社会を苦しめてきた感染症のほとんどは家畜に由来し、農業革命以後になって初めて人類も感染し始めた。犬しか飼い慣らしていなかった古代の狩猟採集民は、そうした疫病を免れた。また、農耕社会や工業社会の人の大多数は、人口が密集した不潔な永続的永住地で暮らしていた。病気にとって、まさに理想の温床だ。一方狩猟採集民は小さな集団で動き回っていたので、感染症は蔓延のしようがなかった。
⇒ここも筆者の大きな主張の1つ、人類は狩猟採集時代から、農耕社会へと移行するにあたって非常に大きなマイナス要素を背負うことになったんだという理論。定住して計画的に食物を生産することで、人類の数を爆発的に増加させる要因になったということは認めつつも、農耕社会への移行は未来のことを考えなければ、その当時の人類にとっては百害あっても一利なしという苦行だったというのだ・・・なるほど、、、今私たちの世界はかつての狩猟採集民が農耕社会へと移行しようという大きな決意あってのことなんだと認識。
サピエンスは認知革命後、アフロ・ユーラシア大陸から抜け出して「外界」に移住するのに必要な技術や組織力、ことによると先見の明さえも獲得した。彼らの最初の成果は、約4万5000年前のオーストラリア大陸への移住だ。
そして人類は、約3万5000年前に日本に、約3万年前に台湾に、それぞれ初めて到達している。
狩猟採集民が初めてオーストラリア大陸に足を踏み入れた瞬間は、ホモ・サピエンスが特定の陸塊で食物連鎖の頂点に立った瞬間であり、それ以降、人類は地球という惑星の歴史上で最も危険な種となった。
人類がオーストラリア大陸へ移住して数千年のうちに、それまで住んでいた巨大な生き物は事実上すべて姿を消した。体重が50キログラム以上あるオーストラリア大陸の動物24種のうち、23種が絶滅したのだ。
私たちの祖先は自然と調和して暮らしていたと主張する環境保護運動家を信じてはならない。産業革命のはるか以前に、ホモ・サピエンスはあらゆる生物のうちで、最も多くの動植物種を絶滅に追い込んだ記録を保持していた。
⇒昨今環境の変化によって絶滅寸前の動物たちがたくさんいるという話はよく聞くし、それを人間が保護しているということは分かってはいるが、これまでその人間があらゆる生物の中で多くの種を絶滅に追い込んだという事実はあまり耳にしなかった・・・確かに言われて見られて初めて気がつかされた。
ひとまず人類のこれまで行ってきた凄惨な所業に思いを馳せつつ・・・今後もおいしくうなぎの蒲焼を食べようと思いますよwww しょうがないよねw!?
とまぁ~そんな感じ・・・(^_^;)
ここまででこの上巻の半分くらいまでの気になった部分を列挙しただけであって、まだまだアンダーラインを引いたところがこのあともあるんだけど、あんまりにも長いのでこの辺で終わりにしておくよwww
確かにこの上巻の最後のほうは、若干間延びした感じというか、それまでの箇所と比較しても個人的に気になってアンダーラインを引く部分が極端に減ってきたところだったので、下巻を今後買って読む予定はありません。
この作品は確かに非常に専門性の高い知識でありながら、人類の歴史ということで、我々人類がこれまでどういった経緯を経て生きてきたのか?が具体的かつ詳細に、そして「私たち人類の知らなかった・・・いやあまりに当たり前過ぎて知っていると思っていて全然知らなかった知識」を教えてくれる非常に良い名著だと思いましたねー
うむ!!ひとまず今回の読書感想文はこれまでーーー
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
行動経済学の本を見かけるとついつい買ってしまうんですよね~(挨拶)
というわけでいつも通りに本文のなかで、面白い!!興味深い!!と思ったところを抜粋していく・・・
●最後通牒ゲームと呼ばれる単純な実験を行った・・・
※このゲームでは、ふたりのプレイヤーが一定の金額例えば100ドルを、次のようなルールに従って分け合う。第一のプレイヤーが第二のプレイヤーに、その100ドルから分け与える額を提案する(0ドルから100ドルまでの何ドルを提案しても構わない)。第二のプレイヤーが提案を受諾したら、100ドルはその提案通りに分配される。提案が拒絶されたら、100ドルを実験者が没収し、どちらのプレイヤーも1ドルももらえない。
この最後通牒ゲームをドイツで多数の参加者を募っておこなったところ、ほとんどの場合で金が折半されるという結果になった。さらに言えば、第一のプレイヤーの提案が35ドル以下だと、第二のプレイヤーの大半が拒絶した。
●集団が外部の脅威にさらされているとき、人々は同じ集団の成員に対して利己的になりにくく、寛大になりやすいように思える。われわれはそうした行動を「団結」と呼び、それは社会の存続に欠かせない。
●ティーンエイジャーの少女が、ジャスティン・ビーバーのようなアイドルを前にして気絶するのは、ほかのファンも一緒にいるときのみにほぼ限られる。
●スポーツビジネスは、それに参加する個々人のよりどころとなる集合的感情を作り出すことに重点を置いている。スポーツのファンクラブは明確な目的を持たない。
●研究の結果、アディショナルタイムがホーム側に有利となるように与えられやすいことを発見した。
●なぜ女は男に比べ、スポーツのチームの応援に興味を示さないのだろうか。これまで述べてきたとおり、人間の集合的感情の主たる源は、生命の維持に欠かせない資源を確保するためには集団の支援が必要だということにあり、それはとりわけ集団での狩りにあてはまる。狩りはもっぱら男の仕事であるため、集合的感情は女よりも男で必要となる。だから男は女よりもスポーツのファンになりやすく、愛国者にもなりやすいと言えるのかもしれない。
●募金活動を高校の必須参加行事として行っている生徒たちの行動を研究してみた。A郡とB郡の2グループに分け、A郡は通常通り寄付金は全て慈善財団に渡され、困っている人たちに分け与えられると教えるグループと、B郡の生徒には募金活動に費やす時間と労力の対価として、各自が集めた寄付金の20%を報酬として与えられると教えた・・・・結果は報酬を約束された生徒たちが集めた平均額は、対照郡の生徒たちが集めた平均額よりも、有意に少なかったのである。
・・・理由としてB郡の生徒たちは、見返りがあると教えられたために、困っている人を助けるという善行から得られる精神的な報酬や満足感が、取り返しのつかないほど少なくなってしまったことが考えられる。
●人間の子供が大人の世話や監督を離れて完全に自立するまでには、現代人の寿命の約20%を要する。200年ほど前なら、寿命の30%だ。寿命に比べてこれほど長い幼少期を送る動物は類を見ない。
●平均的な男性は右手の人差し指の長さと薬指の長さを比較し、人差し指の長さを薬指の長さで割ると、ほとんどの場合人差し指が薬指よりも短いため、この比の値は1未満になる。比の値が小さいほど(薬指の長さが人差し指に比べて長ければ長いほど)、体内のテストステロンの量が多い。テストステロンの量が多い人は喫煙や飲酒に過度にふけりやすい性格になる傾向があり、その他にも性衝動や集中力や筋肉量が多くなる傾向にある。そして暴力行動や危険を好む傾向も見られる。・・・・・薬指に比べて人差し指が短いほど、デイトレードーは株の売買でリスクを冒しやすく、平均収益も高かった。
●健康な子供を最もたくさん持てる夫婦の年齢差は、正確には夫が妻より16.4歳上の場合だった。・・・(中略)・・・最新医学の恩恵を受けられているはずの現代スウェーデンの夫婦を対象にした追跡研究では、最適な年齢差は6歳まで縮まった。
●男女関係において女は変化を求め、男は現状維持を好む傾向にある。
●みずから子作りをするのを避ける進化上の利点として、消極的な個体は自分の子を育てる重荷から解放され、弟や姪といった似た遺伝形質を持つ子を育てるのに資源を投資でき、そこ子らの生存確率を高められる。
●われわれはよく知っている構造の楽節を聞くと快く感じるが、よく知っているだけでは足らず、いずれ飽きてしまう。よく知っている予想通りの音のなかに以外な音が混じる短い瞬間に、最大の喜びを味わう。言い換えれば、よく知らないものを楽しむためには、よく知っているものをよりどころにする必要がある。
●一般に男の方が、自分の能力にかかわる確率をアップデートするのに長けている。ポジティブな材料もネガティブな材料も充分に重視し、当初の評価を変えるのに抵抗が少ない。これに対して女は、(低い評価でも高い評価でも)自己評価をあまり変えない。成功や失敗は自己評価にさほど影響を与えない。
●インターンたちは、患者が最初にガンだと診断されてから、5年以内に死亡する率を示した本物のデータを与えられた。データは、手術か放射線治療かの治療法別に示してあった。インターンたちはふたつのグループに分けられ、まったく同じデータを与えられたが、表現は違っていた。一方のグループはガン患者の5年間の死亡率を教えられたが、他方のグループでは同じ期間の生存率を教えられた(例えば、一方のグループは、手術をおこなった時の5年間の死亡率が60%だと教えられ、他方のグループでは手術をおこなった時の5年間の死亡率が40%だと教えられる)。言うまでもなく、このデータが伝えているのはまったく同じ内容だ。にもかかわらず、インターンたちのふたつのグループは、データの表現の違いに基づいて、大きく異なる治療法をすすめた。
●正しいインセンティブを用いることで企業の業績が奇跡の回復を遂げた好例として、コンチエンンタル航空があげられる。・・・(中略)・・・会社の再建に決定的な役割果たした金銭的インセンティブは、個人に対するものでなく集団に対するものだった。個人のめざましい業績ではなく、チームワークに対して報酬が与えられたものである。
●死にゆく人たちが人生最後の数週間に語った後悔のうち、最も多かった痛切な後悔をまとめている。男はおもに、人生で仕事に打ち込みすぎたことと、昔の友人と疎遠になってしまったことを後悔し、女は自分を幸せにしようとしなかったことを後悔し、他人を喜ばせようと気を遣ってばかりだったと告白した。男女ともに、他人に対して自分の感情を表現しようとしなかったことを後悔していた。
・・・・とまぁ、こんな感じでしたね。
本書の冒頭の著者の論理がどうにも個人的には納得できない部分があって、読むペースがはかどらず、途中で読むのを断念しようかと思ったが、中盤・後半になるにつれ、著者の自論というよりも最新の行動経済学の研究結果をまとめたような内容になるにつれ面白くなっていった。こういったノンフィクション本においては最初おもしろくて、後半はなし崩しになっていくパターンは多いので、そういった点では諦めずに最後まで読んで良かったなぁ~っとw
次は、厚い本で話題の『サピエンス全史』の上巻を買ってきたので、読もうと思います。
はてさて、いつ読み終えるやら・・・・
今日もこれからMOスタンをやらねばならぬというのに・・・・www
今回はこんな感じでーす
バイバイ~(´∀`*)ノシ
というわけでいつも通りに本文のなかで、面白い!!興味深い!!と思ったところを抜粋していく・・・
●最後通牒ゲームと呼ばれる単純な実験を行った・・・
※このゲームでは、ふたりのプレイヤーが一定の金額例えば100ドルを、次のようなルールに従って分け合う。第一のプレイヤーが第二のプレイヤーに、その100ドルから分け与える額を提案する(0ドルから100ドルまでの何ドルを提案しても構わない)。第二のプレイヤーが提案を受諾したら、100ドルはその提案通りに分配される。提案が拒絶されたら、100ドルを実験者が没収し、どちらのプレイヤーも1ドルももらえない。
この最後通牒ゲームをドイツで多数の参加者を募っておこなったところ、ほとんどの場合で金が折半されるという結果になった。さらに言えば、第一のプレイヤーの提案が35ドル以下だと、第二のプレイヤーの大半が拒絶した。
●集団が外部の脅威にさらされているとき、人々は同じ集団の成員に対して利己的になりにくく、寛大になりやすいように思える。われわれはそうした行動を「団結」と呼び、それは社会の存続に欠かせない。
●ティーンエイジャーの少女が、ジャスティン・ビーバーのようなアイドルを前にして気絶するのは、ほかのファンも一緒にいるときのみにほぼ限られる。
●スポーツビジネスは、それに参加する個々人のよりどころとなる集合的感情を作り出すことに重点を置いている。スポーツのファンクラブは明確な目的を持たない。
●研究の結果、アディショナルタイムがホーム側に有利となるように与えられやすいことを発見した。
●なぜ女は男に比べ、スポーツのチームの応援に興味を示さないのだろうか。これまで述べてきたとおり、人間の集合的感情の主たる源は、生命の維持に欠かせない資源を確保するためには集団の支援が必要だということにあり、それはとりわけ集団での狩りにあてはまる。狩りはもっぱら男の仕事であるため、集合的感情は女よりも男で必要となる。だから男は女よりもスポーツのファンになりやすく、愛国者にもなりやすいと言えるのかもしれない。
●募金活動を高校の必須参加行事として行っている生徒たちの行動を研究してみた。A郡とB郡の2グループに分け、A郡は通常通り寄付金は全て慈善財団に渡され、困っている人たちに分け与えられると教えるグループと、B郡の生徒には募金活動に費やす時間と労力の対価として、各自が集めた寄付金の20%を報酬として与えられると教えた・・・・結果は報酬を約束された生徒たちが集めた平均額は、対照郡の生徒たちが集めた平均額よりも、有意に少なかったのである。
・・・理由としてB郡の生徒たちは、見返りがあると教えられたために、困っている人を助けるという善行から得られる精神的な報酬や満足感が、取り返しのつかないほど少なくなってしまったことが考えられる。
●人間の子供が大人の世話や監督を離れて完全に自立するまでには、現代人の寿命の約20%を要する。200年ほど前なら、寿命の30%だ。寿命に比べてこれほど長い幼少期を送る動物は類を見ない。
●平均的な男性は右手の人差し指の長さと薬指の長さを比較し、人差し指の長さを薬指の長さで割ると、ほとんどの場合人差し指が薬指よりも短いため、この比の値は1未満になる。比の値が小さいほど(薬指の長さが人差し指に比べて長ければ長いほど)、体内のテストステロンの量が多い。テストステロンの量が多い人は喫煙や飲酒に過度にふけりやすい性格になる傾向があり、その他にも性衝動や集中力や筋肉量が多くなる傾向にある。そして暴力行動や危険を好む傾向も見られる。・・・・・薬指に比べて人差し指が短いほど、デイトレードーは株の売買でリスクを冒しやすく、平均収益も高かった。
●健康な子供を最もたくさん持てる夫婦の年齢差は、正確には夫が妻より16.4歳上の場合だった。・・・(中略)・・・最新医学の恩恵を受けられているはずの現代スウェーデンの夫婦を対象にした追跡研究では、最適な年齢差は6歳まで縮まった。
●男女関係において女は変化を求め、男は現状維持を好む傾向にある。
●みずから子作りをするのを避ける進化上の利点として、消極的な個体は自分の子を育てる重荷から解放され、弟や姪といった似た遺伝形質を持つ子を育てるのに資源を投資でき、そこ子らの生存確率を高められる。
●われわれはよく知っている構造の楽節を聞くと快く感じるが、よく知っているだけでは足らず、いずれ飽きてしまう。よく知っている予想通りの音のなかに以外な音が混じる短い瞬間に、最大の喜びを味わう。言い換えれば、よく知らないものを楽しむためには、よく知っているものをよりどころにする必要がある。
●一般に男の方が、自分の能力にかかわる確率をアップデートするのに長けている。ポジティブな材料もネガティブな材料も充分に重視し、当初の評価を変えるのに抵抗が少ない。これに対して女は、(低い評価でも高い評価でも)自己評価をあまり変えない。成功や失敗は自己評価にさほど影響を与えない。
●インターンたちは、患者が最初にガンだと診断されてから、5年以内に死亡する率を示した本物のデータを与えられた。データは、手術か放射線治療かの治療法別に示してあった。インターンたちはふたつのグループに分けられ、まったく同じデータを与えられたが、表現は違っていた。一方のグループはガン患者の5年間の死亡率を教えられたが、他方のグループでは同じ期間の生存率を教えられた(例えば、一方のグループは、手術をおこなった時の5年間の死亡率が60%だと教えられ、他方のグループでは手術をおこなった時の5年間の死亡率が40%だと教えられる)。言うまでもなく、このデータが伝えているのはまったく同じ内容だ。にもかかわらず、インターンたちのふたつのグループは、データの表現の違いに基づいて、大きく異なる治療法をすすめた。
●正しいインセンティブを用いることで企業の業績が奇跡の回復を遂げた好例として、コンチエンンタル航空があげられる。・・・(中略)・・・会社の再建に決定的な役割果たした金銭的インセンティブは、個人に対するものでなく集団に対するものだった。個人のめざましい業績ではなく、チームワークに対して報酬が与えられたものである。
●死にゆく人たちが人生最後の数週間に語った後悔のうち、最も多かった痛切な後悔をまとめている。男はおもに、人生で仕事に打ち込みすぎたことと、昔の友人と疎遠になってしまったことを後悔し、女は自分を幸せにしようとしなかったことを後悔し、他人を喜ばせようと気を遣ってばかりだったと告白した。男女ともに、他人に対して自分の感情を表現しようとしなかったことを後悔していた。
・・・・とまぁ、こんな感じでしたね。
本書の冒頭の著者の論理がどうにも個人的には納得できない部分があって、読むペースがはかどらず、途中で読むのを断念しようかと思ったが、中盤・後半になるにつれ、著者の自論というよりも最新の行動経済学の研究結果をまとめたような内容になるにつれ面白くなっていった。こういったノンフィクション本においては最初おもしろくて、後半はなし崩しになっていくパターンは多いので、そういった点では諦めずに最後まで読んで良かったなぁ~っとw
次は、厚い本で話題の『サピエンス全史』の上巻を買ってきたので、読もうと思います。
はてさて、いつ読み終えるやら・・・・
今日もこれからMOスタンをやらねばならぬというのに・・・・www
今回はこんな感じでーす
バイバイ~(´∀`*)ノシ
いやぁーーー非常によい本だった!!!
けれどその分、何かもったいない気がしてしょうがない!!!!
おいらが著者だったり、出版社だったりしたら、もうちょっと売れるアプローチを取ると思うんだ!!!
本作の内容に入る前に何がもったいないかって、本のタイトルの副題として“上司一年生の教科書”って書いてあること、、、
これだと、上司としての立場を数年やってきている人間はなかなか手に取りにくいんじゃなかろうか??
内容としては、上司として十年以上のベテランの人間にだってためになるような内容ばかりだと思っている。
そして、もったいないと思う点の2点目として著者の篠原信さんの略歴を読む限りで、あまりにこういったタイトルの本からかけ離れた経歴のお持ちの方で、薄い知識・経験から本作を書いたのではないか??と勘ぐってしまうのだ!!
※ちなみに著者の略歴として、本に書かれていることとしては、、、、
すごい方なんだろうが、経歴に企業で揉まれた感が一切しないし、理系で研究肌の方の様子、、、一民間企業の中で上司になった時に円滑に進めていきたいという自分の思いからは、この人に教わってもいいのだろうか?と心配になってしまう気持ちはわかるのではないだろうかw??
・・・とまぁ、延々とダメだしを書いてきたが、内容に関しては非常に感銘を受けました!!!
まず冒頭の掴みの部分でガッチリと心を捉えられました。
例え話として「三国志」を出してきて、蜀が滅亡してしまった理由として諸葛亮孔明が上司として不適格だったからと書き出してあります。
三国志を知っている自分としても、あれだけの功績を残した孔明が上司として不適格だったとは考えにくいと思ったんですが、確かに説明をされてみれば納得で、孔明は能力が高い分、部下に任せれば良いような仕事も全部自分でやってしまっていた。それによって部下は自分で考えることをやめてしまい、結果、孔明の指示だけを待ちそれに従いさえすればよいという「他人事」の姿勢になってしまったのではないか?というのだ。
特に象徴的なのが、“孔明の指示とは逆のことをして首を斬られた馬謖の一件”があげられる。
※孔明が部下である馬謖に、丘の上に自軍の陣を作ったらいけないと指示していたにも関わらず、馬謖は自分の才能を見せつけたいこともあり、指示とは逆に丘の上に軍を構えて、その結果敗戦してしまった。
上司は部下に対して、あまり細かに指示せずに、信頼してある程度任せるべきなのだと著者は考えている。もしどうしても心配ならば「この丘の上に陣を作ったら、どんな問題があると思う?」と投げかけることで、部下に考えさせることが必要だったと書かれている。
続けて、上司に求められる人物像は三国志で言えば、諸葛亮孔明でなく劉備玄徳だと書かれている。
劉備玄徳は部下の張飛・関羽に比べれば、武力にも長けてないし、孔明のような戦略家でもない、、、しかし、人に恵まれていたのは確かだ。
劉備の圧倒的な力は、部下の承認欲求を満たす力なのだと書かれている。
象徴的な例として、劉備は趙雲が命懸けで息子を助けてくれた時、息子の無事を喜ぶ前に「もしお前を死なせてしまったら、私はどうすればよかっただろう。危険な目にあわせてすまなかった」と詫びたという、、、その後息子よりも自分のことを心配してくれたことに趙雲は感激し、以後獅子奮迅の働きを続けることになる。
このことから、上司にとって大切なのは、部下の高い能力を認め、伸ばしてあげること。パフォーマンスを向上させるほどうれしくなるような「場」を整えること。上司と部下が張り合っても良いことはない。それよりも部下の能力発揮をどうやったら最大化できるかに意を砕くことが重要と述べている。
まず本作では、「指示待ち人間」というのをこう定義している。「指示待ち人間」は自分の頭で考えられないのではない。自分の頭で考えて行動したことが、上司の気に入らない結果になって叱られることがあんまり多いものだから、全部指示してもらうことに決めただけの人なのだということだ。
著者は自身の経験から、新しい知識に関して受動的に説明を聞くよりも、自分で調べて自学した方が深く理解できると感じていた。
それを部下への指導にも活用できないか?と思案する中で、「教えない教え方」を編み出した。部下に上司から教えるのではなくて、上司に対して部下から説明をしてもらうという指導方法だ。
上司としては部下に何を教えるのか?よりも、むしろ何を教えないか?を意識したほうが良いとのこと。
要するに、事前に部下に答えを教えてしまうと、部下にとって面白みがないのだということ。答えを部下自らが見つけられる環境を整える必要があるのだという。
部下に自分で答えに行き着いたという快感を感じてもらうためにも、部下にどんどん意見を求めていくべき。※注意するべきはそのときの質問内容があんまりにも抽象的だと答える側もなんと答えていいかわからなくなってしまうので、内容を限定したりして答えやすいように。
もし、部下がトンチンカンな答えを言ってきたとしても「そうじゃなくて、、、」と否定的な表現をせずに、「おお、面白いね!!他にもある?」という感じでどんどん意見を促すべき。
上司部下の関係だけでなくて、日常生活でも使える、、、というか、この本で知ってからというもの、嫁に対して有効活用させてもらっている非常に良い励まし方がある。それはがんばってほしい人間に対して、真に有効な励まし方は「がんばってね」よりも、「がんばっているね」よりも、「がんばりすぎないでね」とか「無理しないでね」と言ったほうが良いということだ。
とまぁこんな感じで本作の内容は続いていく、、、
正直読んでいて、感銘を受けつつ、、、前職時代にタイムマシンで戻っていって、この本を上司の座っているデスクに叩きつけて、読ませてやりたい!!!と心底思ったよ、、、(´ε`;)
これだよ、、、こんな上司がいて欲しかったんだ、、、涙が出てくるくらいに痛切に感銘を受けた、、、
前職をやめてもうかれこれ3年半の歳月は経つけれど、この本に書かれている理想の上司像のことごとく真逆の行動を取られていたなぁ~と、逆の意味で感心してしまう、、、
自分自身が会社で今後上司的な立場になる中で、本当にタメになる一冊だった。
願わくば、この本で書かれている理想の上司が世間の常識になっていき、以前の自分のような悲惨な部下が出てしまうことがなくなることを切に願う、、、
そのためにも、この本を読むのに躊躇している方は読んだほうがいいということと、上司自らが「最近部下のやる気が亡くなっているように感じる」なんてことがあれば、是非読んだほうがいいと思います。
うむ、良い作品に出会うことができたっ!!!!
この出会いに感謝!!!
今日はそんな感じっすーーー
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
けれどその分、何かもったいない気がしてしょうがない!!!!
おいらが著者だったり、出版社だったりしたら、もうちょっと売れるアプローチを取ると思うんだ!!!
本作の内容に入る前に何がもったいないかって、本のタイトルの副題として“上司一年生の教科書”って書いてあること、、、
これだと、上司としての立場を数年やってきている人間はなかなか手に取りにくいんじゃなかろうか??
内容としては、上司として十年以上のベテランの人間にだってためになるような内容ばかりだと思っている。
そして、もったいないと思う点の2点目として著者の篠原信さんの略歴を読む限りで、あまりにこういったタイトルの本からかけ離れた経歴のお持ちの方で、薄い知識・経験から本作を書いたのではないか??と勘ぐってしまうのだ!!
※ちなみに著者の略歴として、本に書かれていることとしては、、、、
国立研究開発法人「農業・食品産業技術総合研究機構」上級研究員。「有機質肥料活用型養液栽培研究会」会長。京都大学農学部卒。農学博士。、、、、うんぬんかんぬんと続く
すごい方なんだろうが、経歴に企業で揉まれた感が一切しないし、理系で研究肌の方の様子、、、一民間企業の中で上司になった時に円滑に進めていきたいという自分の思いからは、この人に教わってもいいのだろうか?と心配になってしまう気持ちはわかるのではないだろうかw??
・・・とまぁ、延々とダメだしを書いてきたが、内容に関しては非常に感銘を受けました!!!
まず冒頭の掴みの部分でガッチリと心を捉えられました。
例え話として「三国志」を出してきて、蜀が滅亡してしまった理由として諸葛亮孔明が上司として不適格だったからと書き出してあります。
三国志を知っている自分としても、あれだけの功績を残した孔明が上司として不適格だったとは考えにくいと思ったんですが、確かに説明をされてみれば納得で、孔明は能力が高い分、部下に任せれば良いような仕事も全部自分でやってしまっていた。それによって部下は自分で考えることをやめてしまい、結果、孔明の指示だけを待ちそれに従いさえすればよいという「他人事」の姿勢になってしまったのではないか?というのだ。
特に象徴的なのが、“孔明の指示とは逆のことをして首を斬られた馬謖の一件”があげられる。
※孔明が部下である馬謖に、丘の上に自軍の陣を作ったらいけないと指示していたにも関わらず、馬謖は自分の才能を見せつけたいこともあり、指示とは逆に丘の上に軍を構えて、その結果敗戦してしまった。
上司は部下に対して、あまり細かに指示せずに、信頼してある程度任せるべきなのだと著者は考えている。もしどうしても心配ならば「この丘の上に陣を作ったら、どんな問題があると思う?」と投げかけることで、部下に考えさせることが必要だったと書かれている。
続けて、上司に求められる人物像は三国志で言えば、諸葛亮孔明でなく劉備玄徳だと書かれている。
劉備玄徳は部下の張飛・関羽に比べれば、武力にも長けてないし、孔明のような戦略家でもない、、、しかし、人に恵まれていたのは確かだ。
劉備の圧倒的な力は、部下の承認欲求を満たす力なのだと書かれている。
象徴的な例として、劉備は趙雲が命懸けで息子を助けてくれた時、息子の無事を喜ぶ前に「もしお前を死なせてしまったら、私はどうすればよかっただろう。危険な目にあわせてすまなかった」と詫びたという、、、その後息子よりも自分のことを心配してくれたことに趙雲は感激し、以後獅子奮迅の働きを続けることになる。
このことから、上司にとって大切なのは、部下の高い能力を認め、伸ばしてあげること。パフォーマンスを向上させるほどうれしくなるような「場」を整えること。上司と部下が張り合っても良いことはない。それよりも部下の能力発揮をどうやったら最大化できるかに意を砕くことが重要と述べている。
まず本作では、「指示待ち人間」というのをこう定義している。「指示待ち人間」は自分の頭で考えられないのではない。自分の頭で考えて行動したことが、上司の気に入らない結果になって叱られることがあんまり多いものだから、全部指示してもらうことに決めただけの人なのだということだ。
著者は自身の経験から、新しい知識に関して受動的に説明を聞くよりも、自分で調べて自学した方が深く理解できると感じていた。
それを部下への指導にも活用できないか?と思案する中で、「教えない教え方」を編み出した。部下に上司から教えるのではなくて、上司に対して部下から説明をしてもらうという指導方法だ。
上司としては部下に何を教えるのか?よりも、むしろ何を教えないか?を意識したほうが良いとのこと。
要するに、事前に部下に答えを教えてしまうと、部下にとって面白みがないのだということ。答えを部下自らが見つけられる環境を整える必要があるのだという。
部下に自分で答えに行き着いたという快感を感じてもらうためにも、部下にどんどん意見を求めていくべき。※注意するべきはそのときの質問内容があんまりにも抽象的だと答える側もなんと答えていいかわからなくなってしまうので、内容を限定したりして答えやすいように。
もし、部下がトンチンカンな答えを言ってきたとしても「そうじゃなくて、、、」と否定的な表現をせずに、「おお、面白いね!!他にもある?」という感じでどんどん意見を促すべき。
上司部下の関係だけでなくて、日常生活でも使える、、、というか、この本で知ってからというもの、嫁に対して有効活用させてもらっている非常に良い励まし方がある。それはがんばってほしい人間に対して、真に有効な励まし方は「がんばってね」よりも、「がんばっているね」よりも、「がんばりすぎないでね」とか「無理しないでね」と言ったほうが良いということだ。
とまぁこんな感じで本作の内容は続いていく、、、
正直読んでいて、感銘を受けつつ、、、前職時代にタイムマシンで戻っていって、この本を上司の座っているデスクに叩きつけて、読ませてやりたい!!!と心底思ったよ、、、(´ε`;)
これだよ、、、こんな上司がいて欲しかったんだ、、、涙が出てくるくらいに痛切に感銘を受けた、、、
前職をやめてもうかれこれ3年半の歳月は経つけれど、この本に書かれている理想の上司像のことごとく真逆の行動を取られていたなぁ~と、逆の意味で感心してしまう、、、
自分自身が会社で今後上司的な立場になる中で、本当にタメになる一冊だった。
願わくば、この本で書かれている理想の上司が世間の常識になっていき、以前の自分のような悲惨な部下が出てしまうことがなくなることを切に願う、、、
そのためにも、この本を読むのに躊躇している方は読んだほうがいいということと、上司自らが「最近部下のやる気が亡くなっているように感じる」なんてことがあれば、是非読んだほうがいいと思います。
うむ、良い作品に出会うことができたっ!!!!
この出会いに感謝!!!
今日はそんな感じっすーーー
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
MOでのスタンの調整もほぼ終わったような感じなので、最近は読書欲の方もだいぶ強くなってきたんので、貪るように活字とAVを血眼になって眺める日々ww(まえがき)
今回読んだのは、『LIFE SHIFT(ライフ・シフト) ~100年時代の人生戦略~』
共著になっていて、著者の一人であるリンダ・グラットンはロンドン・ビジネススクルール教授で、2年に1度発表される世界で最も権威ある経営思想家ランキング「Thinkers50」で2003年以降毎回ランキング入りを果たしている人物とのこと。
本作はページ数も400ほどあり、結構な厚みの超大作っぽい感じ、、、
本屋で冒頭立ち読みしておもしろそうだったので購入~
いつもどおり、個人的に興味深かった点を振り返りながら紹介させていただく、、、
まず、タイトルの通りこれまでの生活スタイルを変更する時期に差し掛かっている。というのが大まかな本作の主張。
その大きな理由として、人間の長寿化を上げている。
いま先進国で生まれる子どもは50%を上回る確率で105歳以上生きるというのだ!!
というのも、過去200年間、平均寿命は10年に2~3歳のペースでずっと伸びてきており、現在に至ってもそのペースが落ちる気配が無いという、、、
現在20歳の人は100歳以上、40歳の人は95歳以上、60歳の人は90歳以上生きる確率が50%以上ある。
長寿化だけ聞けば非常に結構なことだが、もちろんそれによって生じる大きな問題も同時に抱えていることを忘れてはいけない。老後の資金確保の問題だ。
この問題を回避するために、人間は引退年齢を引き上げるか?少ない老後資金で妥協をするか?を迫られていて、文字通りライフシフトが必要と著者は考えている。
第一の提言として、著者は休日を娯楽(レクリエーション)で過ごすばかりでなく、自己投資・再創造(レクリエーション)の比重をあげることを上げている。
※まぁダジャレが言いたかっただけですわなw
長寿化の歴史としては段階があって、第一段階では乳幼児の死亡率の低下→第二段階では中高年の慢性疾患・癌対策の進歩→第三段階(現在)高齢にまつわる病気の克服と進んでいる。
これまでは現在の自分の仕事ぶりを「若い頃の自分が見たらどう思うだろう?」と思いを馳せればよいとされてきたが、これからは「将来の80過ぎたときの自分が現在の自分を見たらどう思うだろう?」と考えたほうがよい、という発想は面白い。
結婚は食費を節約する上でも、非常に有効だとのこと。人生での食費25%を経費削減してくれるものだという。
※一人身での食費が100だとすると、二人で150になるとのこと(一人辺り75に減る)
教育は重要だということが改めて指摘されている、米国では大卒と非大卒とで所得格差が約2倍ひらくとされている。ということは、今後長寿化して働く年数が長くなっていくとすると、さらにその格差は広がってくると考えられるからだ。
今後コンピュータがさらに進化していくことで、人間の仕事がどんどん奪われていくことが考えられる。将来設計を考える上で将来AIに代替されない職業を選択することが重要だと考えられる。
そして、長寿化が進むなかにおいては、お金や不動産等の有形資産の重要性も増す中で、無形資産(人脈・健康・スキル・知性)がそれ以上に重要になってくると考えられるということ。
・・・とまぁそんな感じで、内容自体は非常に面白いテーマだったんだけど、本作の後半に書いてある、様々なライフスタイル例みたいなのはあんまり意味が無いように感じた。。。
正直文庫本サイズで、ページ数もこの半分以下でまとめることができそうな内容だと感じた、、、
まぁ、そういう時もあるよね~
そんな感じっす~~~
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
今回読んだのは、『LIFE SHIFT(ライフ・シフト) ~100年時代の人生戦略~』
共著になっていて、著者の一人であるリンダ・グラットンはロンドン・ビジネススクルール教授で、2年に1度発表される世界で最も権威ある経営思想家ランキング「Thinkers50」で2003年以降毎回ランキング入りを果たしている人物とのこと。
本作はページ数も400ほどあり、結構な厚みの超大作っぽい感じ、、、
本屋で冒頭立ち読みしておもしろそうだったので購入~
いつもどおり、個人的に興味深かった点を振り返りながら紹介させていただく、、、
まず、タイトルの通りこれまでの生活スタイルを変更する時期に差し掛かっている。というのが大まかな本作の主張。
その大きな理由として、人間の長寿化を上げている。
いま先進国で生まれる子どもは50%を上回る確率で105歳以上生きるというのだ!!
というのも、過去200年間、平均寿命は10年に2~3歳のペースでずっと伸びてきており、現在に至ってもそのペースが落ちる気配が無いという、、、
現在20歳の人は100歳以上、40歳の人は95歳以上、60歳の人は90歳以上生きる確率が50%以上ある。
長寿化だけ聞けば非常に結構なことだが、もちろんそれによって生じる大きな問題も同時に抱えていることを忘れてはいけない。老後の資金確保の問題だ。
この問題を回避するために、人間は引退年齢を引き上げるか?少ない老後資金で妥協をするか?を迫られていて、文字通りライフシフトが必要と著者は考えている。
第一の提言として、著者は休日を娯楽(レクリエーション)で過ごすばかりでなく、自己投資・再創造(レクリエーション)の比重をあげることを上げている。
※まぁダジャレが言いたかっただけですわなw
長寿化の歴史としては段階があって、第一段階では乳幼児の死亡率の低下→第二段階では中高年の慢性疾患・癌対策の進歩→第三段階(現在)高齢にまつわる病気の克服と進んでいる。
これまでは現在の自分の仕事ぶりを「若い頃の自分が見たらどう思うだろう?」と思いを馳せればよいとされてきたが、これからは「将来の80過ぎたときの自分が現在の自分を見たらどう思うだろう?」と考えたほうがよい、という発想は面白い。
結婚は食費を節約する上でも、非常に有効だとのこと。人生での食費25%を経費削減してくれるものだという。
※一人身での食費が100だとすると、二人で150になるとのこと(一人辺り75に減る)
教育は重要だということが改めて指摘されている、米国では大卒と非大卒とで所得格差が約2倍ひらくとされている。ということは、今後長寿化して働く年数が長くなっていくとすると、さらにその格差は広がってくると考えられるからだ。
今後コンピュータがさらに進化していくことで、人間の仕事がどんどん奪われていくことが考えられる。将来設計を考える上で将来AIに代替されない職業を選択することが重要だと考えられる。
そして、長寿化が進むなかにおいては、お金や不動産等の有形資産の重要性も増す中で、無形資産(人脈・健康・スキル・知性)がそれ以上に重要になってくると考えられるということ。
・・・とまぁそんな感じで、内容自体は非常に面白いテーマだったんだけど、本作の後半に書いてある、様々なライフスタイル例みたいなのはあんまり意味が無いように感じた。。。
正直文庫本サイズで、ページ数もこの半分以下でまとめることができそうな内容だと感じた、、、
まぁ、そういう時もあるよね~
そんな感じっす~~~
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
前回の上巻の読書感想文に引き続き、下巻の読書感想文~♪
前回
↓↓↓
http://meatbouzu.diarynote.jp/201703122215484916/
今回も本を読んでの、自分自身が興味深いと思った部分をほんの一部ではあるが、書き出していく~~
まず、脳の判断を下すシステムというのは、“非常に自己都合的な解釈によって判断を下している”ということを冒頭の章で展開させる。
これは東北地震の際の東京電力の現在の対応だったり、、、豊洲新市場をめぐっての東京都の動きなどを見ても、よくよくわかることだが、、、
人間は、ある仕事上でのプロジェクトだったり、物事を進めていく前の段階で、そのプロジェクトが一体どの程度の期間が必要とするのか?だったり、どの程度の予算で完了するのか?ということを、限りなく前向きに考えてしまっているということである。
この本の中でも具体的なその事柄を証明させてくれるような実験・事象が紹介されているが、一番わかりやすいのがこの質問ではないだろうか??
「あなたは平均以上に運転が上手ですか?」
この質問を日常的に運転をするドライバーに質問したところ、90%の人間が自分は平均以上だと答えたと言う。。。
最近はマイカーを持つ人間も少ないだろうし、これを読んでいる人は比較的MTGプレイヤーが多いだろうから、こういう質問に置き換えてもいいかもしれない、、、
「あなたは平均以上にMTGが上手ですか?」
この質問をGPに集まるプレイヤーに聞いて回ったら、何パーセントのプレイヤーが「Yes」と答えるだろうか?? たぶん相当の割合になるんだろう、、、
当たり前だが、人間が全員自分のことをよくわかっていて、合理的に判断ができているとすれば、上記の質問の「Yes」と「No」の回答率は50:50になるはずだ。
このことから、人間もっともっと謙虚になってしかるべしなんだろうなぁ~と思ったよ。
それから次の章では、ギャンブルにおいての損得に関わる人間の不思議な心理の動きを解説している。
この上下巻通して、一番面白いのはこの章だと思う!!
この問題あなたならどう思うか考えてみてほしい、、、
問題:あなたはコイン投げのギャンブルに誘われました。
表が出たら1万円払います。
裏が出たら1万5千円もらえます。
このギャンブルは魅力的ですか?あなたはやりますか?
期待値的に考えれば、プラスのギャンブルではあるので得のように思えなくもないが、1万円の損と1万円5千円の得の両天秤をして、1万円5千円もらえるかもしれないけれど、そのために1万円の損をする可能性を請負いたくは無いと判断する人もいるかも知れない。
・・・何度も言うが、確率的には得であるのがわかっているのにだっ!!
著者は実験を通じて、人間が1万円もらえる時の効用が+10だとすると、1万円損するときの効用が-10だと考えられるが、実際はそうでは無い!ということを見つけることができたと書いている。
たとえば、上記のギャンブルを読んで魅力的だからやってもいいと考えた人は、損する金額を変わらず1万円で、得する金額が1万1千円だったらどうだろうか?
逆に上記のギャンブルで、魅力的で無いからやらないと考え人は、損する額が1万円に対して、得する金額が2万円だったらどうだろうか?
これが1万円でなくて、100万円だったりして金額が大きくなると、慎重になることもありギャンブルをしない方に考える傾向が強くなるのもわかっているが、だいたい平均して2倍くらいの金額をもらえる条件でないと、上記のギャンブルを魅力的に感じることがないという実験結果も出ているとのこと。
人間は得する幸福よりも、損する不幸の方をより避けることに、重きを置いていることを知っておいたほうがよい。
また人間は合理的に考えているように思えて、決してそうでは無いというのがわかる質問がある、この問題を読んでどちらが選択するか考えて欲しい。
①61%の確率で52万円もらえる、または、63%の確率で50万円もらえる。
②98%の確率で52万円もらえる、または、100%の確率で50万円もらえる。
あなたが大勢の人間と感覚が同じだとすると、①では前の選択肢を、②では後の選択肢を選んだはずだ。
合理的に考えれば、同じだけの確率が変更して、同じだけの金額がそれによって変わったので、①で前の選択肢ならば②でも前の選択肢になるはずだが、そうはならない、、、、
人間100%というものには、特別な感覚を持っていると言わざるを得ないと書かれている。
また人間のモノの価値を捉えるということも、非常に自己都合的で感情的であることもこの本で示されている。
それは「保有効果」と呼ばれるもので、簡単に言えば「自分が持っているものに必要以上に価値があると感じてしまう」ことだ。
これは、前述の人間は得することよりも、損する方を避ける傾向にあることからも説明できて、例えば市場価格では1万円のレアカードを売って欲しいと言われたら、対価としてもらうお金よりも、自分の手元から無くなってしまうという損失の気持ちが大きくなってしまって、1万円以上の金額を要求してしまうとでも説明すればわかりやすいだろうか??
この「保有効果」&「得よりも損に対して強い感情」ということから説明できる事象として、「ほどほどに働いて年収400万円」のサラリーマンと、「たくさん働いて年収800万円」のサラリーマン、、、この2人に対して「今ならばもう片方の仕事に転職できますがしますか?」と聞いたとしても、どちらのサラリーマンも転職しないという結論を出すことになる、、、、
ふむふむ、なるほどー言われてみれば、、、確かにそうなのかもなぁ~
転職経験がある身としては、転職するタイミングの時には「転職することで現在の状況から失うものはあれとこれと、、、」と、損することの方にばかり目がいって「転職することで得るもの」の方にはあまり関心がいかなかったと思い出します。
今回も全部に関しては書ききれないし、内容が高度なこともあって、うまく書けないということもあって、このぐらいにしておきます~~♪
今日はそんな感じっす~
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
前回
↓↓↓
http://meatbouzu.diarynote.jp/201703122215484916/
今回も本を読んでの、自分自身が興味深いと思った部分をほんの一部ではあるが、書き出していく~~
まず、脳の判断を下すシステムというのは、“非常に自己都合的な解釈によって判断を下している”ということを冒頭の章で展開させる。
これは東北地震の際の東京電力の現在の対応だったり、、、豊洲新市場をめぐっての東京都の動きなどを見ても、よくよくわかることだが、、、
人間は、ある仕事上でのプロジェクトだったり、物事を進めていく前の段階で、そのプロジェクトが一体どの程度の期間が必要とするのか?だったり、どの程度の予算で完了するのか?ということを、限りなく前向きに考えてしまっているということである。
この本の中でも具体的なその事柄を証明させてくれるような実験・事象が紹介されているが、一番わかりやすいのがこの質問ではないだろうか??
「あなたは平均以上に運転が上手ですか?」
この質問を日常的に運転をするドライバーに質問したところ、90%の人間が自分は平均以上だと答えたと言う。。。
最近はマイカーを持つ人間も少ないだろうし、これを読んでいる人は比較的MTGプレイヤーが多いだろうから、こういう質問に置き換えてもいいかもしれない、、、
「あなたは平均以上にMTGが上手ですか?」
この質問をGPに集まるプレイヤーに聞いて回ったら、何パーセントのプレイヤーが「Yes」と答えるだろうか?? たぶん相当の割合になるんだろう、、、
当たり前だが、人間が全員自分のことをよくわかっていて、合理的に判断ができているとすれば、上記の質問の「Yes」と「No」の回答率は50:50になるはずだ。
このことから、人間もっともっと謙虚になってしかるべしなんだろうなぁ~と思ったよ。
それから次の章では、ギャンブルにおいての損得に関わる人間の不思議な心理の動きを解説している。
この上下巻通して、一番面白いのはこの章だと思う!!
この問題あなたならどう思うか考えてみてほしい、、、
問題:あなたはコイン投げのギャンブルに誘われました。
表が出たら1万円払います。
裏が出たら1万5千円もらえます。
このギャンブルは魅力的ですか?あなたはやりますか?
期待値的に考えれば、プラスのギャンブルではあるので得のように思えなくもないが、1万円の損と1万円5千円の得の両天秤をして、1万円5千円もらえるかもしれないけれど、そのために1万円の損をする可能性を請負いたくは無いと判断する人もいるかも知れない。
・・・何度も言うが、確率的には得であるのがわかっているのにだっ!!
著者は実験を通じて、人間が1万円もらえる時の効用が+10だとすると、1万円損するときの効用が-10だと考えられるが、実際はそうでは無い!ということを見つけることができたと書いている。
たとえば、上記のギャンブルを読んで魅力的だからやってもいいと考えた人は、損する金額を変わらず1万円で、得する金額が1万1千円だったらどうだろうか?
逆に上記のギャンブルで、魅力的で無いからやらないと考え人は、損する額が1万円に対して、得する金額が2万円だったらどうだろうか?
これが1万円でなくて、100万円だったりして金額が大きくなると、慎重になることもありギャンブルをしない方に考える傾向が強くなるのもわかっているが、だいたい平均して2倍くらいの金額をもらえる条件でないと、上記のギャンブルを魅力的に感じることがないという実験結果も出ているとのこと。
人間は得する幸福よりも、損する不幸の方をより避けることに、重きを置いていることを知っておいたほうがよい。
また人間は合理的に考えているように思えて、決してそうでは無いというのがわかる質問がある、この問題を読んでどちらが選択するか考えて欲しい。
①61%の確率で52万円もらえる、または、63%の確率で50万円もらえる。
②98%の確率で52万円もらえる、または、100%の確率で50万円もらえる。
あなたが大勢の人間と感覚が同じだとすると、①では前の選択肢を、②では後の選択肢を選んだはずだ。
合理的に考えれば、同じだけの確率が変更して、同じだけの金額がそれによって変わったので、①で前の選択肢ならば②でも前の選択肢になるはずだが、そうはならない、、、、
人間100%というものには、特別な感覚を持っていると言わざるを得ないと書かれている。
また人間のモノの価値を捉えるということも、非常に自己都合的で感情的であることもこの本で示されている。
それは「保有効果」と呼ばれるもので、簡単に言えば「自分が持っているものに必要以上に価値があると感じてしまう」ことだ。
これは、前述の人間は得することよりも、損する方を避ける傾向にあることからも説明できて、例えば市場価格では1万円のレアカードを売って欲しいと言われたら、対価としてもらうお金よりも、自分の手元から無くなってしまうという損失の気持ちが大きくなってしまって、1万円以上の金額を要求してしまうとでも説明すればわかりやすいだろうか??
この「保有効果」&「得よりも損に対して強い感情」ということから説明できる事象として、「ほどほどに働いて年収400万円」のサラリーマンと、「たくさん働いて年収800万円」のサラリーマン、、、この2人に対して「今ならばもう片方の仕事に転職できますがしますか?」と聞いたとしても、どちらのサラリーマンも転職しないという結論を出すことになる、、、、
ふむふむ、なるほどー言われてみれば、、、確かにそうなのかもなぁ~
転職経験がある身としては、転職するタイミングの時には「転職することで現在の状況から失うものはあれとこれと、、、」と、損することの方にばかり目がいって「転職することで得るもの」の方にはあまり関心がいかなかったと思い出します。
今回も全部に関しては書ききれないし、内容が高度なこともあって、うまく書けないということもあって、このぐらいにしておきます~~♪
今日はそんな感じっす~
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
【読書感想文】『ファスト&スロー(上) あなたの意思はどのように決まるか? (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)』 著:ダニエル・カーネマン 訳:村井章子 解説:友野典男
2017年3月12日 読書 コメント (3)
いやぁ~久しぶりの読書感想文だわぁ~
というのも、ここもと会社の中での資格試験があったりしてそのテスト勉強だったり、日々のMOでのスタンの調整で時間が取られてしまっていてね~
そして今回読んだのが、2002年にノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンの著書『ファスト&スロー』。副題として“あなたの意思はどのように決まるのか?”と書かれていて、個人的な知的好奇心対象である“人間の判断”に関して非常に深く研究をされた一冊。
この記事を読む需要は無いのはわかっているが、読了後にこうやって記事に書くことで、おいらの理解度習熟に繋がるので今回も書く!!誰に言われるでも書く!!
まず本書の冒頭にはこういった質問から始まる・・・
「スティーブはとても内気で引っ込み思案だ。いつも頼りにはなるが、基本的に他人には関心がなく、現実の世界にも興味がないらしい。物静かで優しく、秩序や整理整頓を好み、こまかいことにこだわる。」さてスティーブは図書館司書でしょうか?それとも農家でしょうか?
これを読んで、だれもがスティーブの性格が図書館司書にピッタリであると思うはずだ、しかしこの質問に答える際に重要な統計学データを誰しもが忘れてしまう、、、それは米国では男性の図書館司書1人に対して農業従事者は20人以上いるという事実だ。
この質問からわかるように、人間には直感から非常に影響を受ける。
人間は判断をするときに、その物事を考える上で2つの方法をとっていることを著者は重要視している。
その2つとは本書では便宜上、“システム1”と“システム2”といい分けている。
“システム1”はいわゆる上記のような質問をされた瞬間に、反射的にかつ自動的に脳で答えを出してしまう脳のシステムのことをいう。
例えば、、、赤い野菜と言えばなんですか?とか、2+2はなんですか?とか、日々の歩いたり、空いている直線の道で自動車を運転したりすることも、このシステム1が関係している。
要するに自動的に、なんの苦労もせずとも答えが分かってしまう(答えを出してしまう)事柄だ。
それに対して“システム2”は、すぐには答えは出ない質問だったり、すこし注意力が必要な行動だったりをするときに使っている脳のシステムである。
具体的には、381×526は?だったり、狭い駐車場に車を停めるときの行動だったり(ベテランドライバーでは無いとする)、、本のあるページの中にいくつ“あ”という文字が存在するかを調べたりする時だったりする、、、
だから若干は人によって、同じ問題でもシステム1になったり、システム2になったりする。きっとインド人にとっては14×13みたいな掛け算はシステム1で答えが出てくるのかもしれないが、9の段の掛け算しか勉強していない日本人にとってはシステム2になってくるはずだ。
要するに、それまではシステム2で判断していた問題でも、その事柄に習熟してくるとシステム1で判断ができるようになるのだ。勉強のできるできないを著者が調べた結果、頭の良い人ほど脳の中でシステム1を多く使用して、テストの問題を解いているという結果がわかったという。
システム2の問題に解いている時に人間は瞳孔を広げるという傾向があるらしく、その難易度が上がれば上がるほど瞳孔は広がっていくという調査結果が出ている。だから頭の良い人ほど試験中に瞳孔を大きく開けない、かつ脳を少量しか稼働させていないということらしい。
また興味深いのは、システム2を使うと消耗することも実験で分かっている。システム2を消耗することで判断に悪影響を及ぼすことを調査した実験として、仮釈放判定人の実験例がある。
※仮釈放判定人は一日中、仮釈放申請書の審査をしていて、審査にかける時間は平均6分程度、この受刑者をはたして仮釈放して良いかどうか?を判断している。(仮釈放は却下が前提の審査で平均して35%の認可率しかない)
実験では仮釈放判定人の時間帯別の認可率を調べて、朝・昼・夕の食後の時間帯が一番認可率が高く65%の認可率になっていた。
この実験から、空腹になってくるのに比例して、仮釈放判定人のシステム2を酷使した結果、安易な初期設定である“不認可”を選択する傾向が強くなっていったと考えるというものだ。
また脳は面倒臭がり屋で、システム2は意識をしないと使われないということも分かっている。
例えば、、、
バットとボールは合わせて1100円です。
バットはボールより1000円高いです。
ではボールはいくらでしょう?
この質問を聞いてパッと答えが浮かんだと思うが、その答えはシステム1で反射的に出たものになっていることが多い、、、
どういうことかと言うと、正解は50円であるが、システム1で安易に1100から1000をひいて100円という結論が出てしまうのだ。
この問題の正解が50円ということは、すこし考えてみればなんの疑いの余地もなく理解できるのだが、この反射的にシステム1を使用して誤った答えを出してしまう傾向はどんな人間でもある。非常に偏差値の高い大学の学生であっても、この手の質問には間違った正解を出してしまうのが実験でわかっている。
また人間は自分の表情や行動に感情が伴っていなくとも、その後に感情・判断がついてくる傾向があることもわかっている。
これは、意識的に口角をあげてギャグ漫画を読んだり、コメディー番組を見ていると、そうでない時と比較して楽しい気持ちになりやすいことがわかっている。
またある実験では、オーディオ装置の音質チェックだと称して、被験者にヘッドホンでメッセージを聞くように指示をした。ただ聞くのでなく、音のゆがみを調べるために、聞きながら頭を何度も動かす。被験者の半数は頭を上下に、残りの半数は左右に振る。この条件でラジオの論説番組を聞いてもらったところ、上下すなわち頷く動作をしたグループは論説に賛成し、左右すなわち否定の動作をしたグループは反対する傾向が強かったという。
人間の脳は判断する材料として、それまでの行動だったり、表情と関連付けてしまうということがわかる。一切自分の考えとはかけ離れたところで判断が決まってしまう場合があると思うと、不気味に感じてくるところではある、、、
上記のようなそれまでの自分の考えに自然と介入されてしまう方法が他にもある。
それはアンカリングという方法だ、、、
例えばこんな質問、、、
ガンジーが亡くなったとき、144歳より上でしたか、下でしたか?
ガンジーは何歳で亡くなりましたか?
こんな二つの連続の質問をされたとき、まず第一の質問では常識的な人間であるば、ほぼ100%で「亡くなったのは144歳よりも下」を選択するだろう。
その後に第二の質問をされたところで、第一の質問のときの144という数字を参考に考える人間はいないはずだ、、、しかし、明確に上記の質問を連続でする場合のガンジーの亡くなった予想の年齢と、「ガンジーは何歳で亡くなりましたか?」の質問単独の場合での予想年齢とでは大きな違いが出た。
人間は自分では意識せずとも、その前後の数字に判断の基準を持って行かれてしまっている。
ビジネスの世界でもアンカリングをうまく使った手法がとられていることがある。
あるスーパーマーケットでスープ缶のセールを行った際に、「お一人さま12缶まで」と張り紙が出されたときと、「お一人さま何個でも購入可」と張り紙が出された時とでは、前者の方が平均購入個数は2倍に達したという。
その他にも、後知恵バイアスという研究テーマが興味深い。
これは人間の脳の一般的な限界として、過去における自分の理解の状態や過去に持っていた自分の意見を正確に再構築できないということが挙げられる。新たな世界観をたとえ部分的にせよ採用したとたん、その直前まで自分がどう考えていたのか、もはやほとんど思い出せなくなっている。
このテーマに対しての実験としては、賛否両論が相半ばしているような問題、、、たとえば死刑の是非などを取り上げ、被験者の意見を慎重に見極める。次に説得力のある死刑賛成論、または反対論を聞かせ、その後に再び意見を確かめる。すると被験者の意見は、その説得力のある説に近づいていることが多い。そして最後に、自分が最初に抱いていた意見はどんなものだったのかを報告してもらうのだが、このタスクは非常に難しいことがわかっている。
正直、ここまで書いてきた内容も本書の中のほんの一部のエッセンスだけなので、もっともっと興味深くて面白い部分もあるのだが、とりあえず上巻はここまで~
下巻も読了しているので、需要はないけど書く!!書きたいから書く!!!
今日はそんな感じ~~♪♪
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
というのも、ここもと会社の中での資格試験があったりしてそのテスト勉強だったり、日々のMOでのスタンの調整で時間が取られてしまっていてね~
そして今回読んだのが、2002年にノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンの著書『ファスト&スロー』。副題として“あなたの意思はどのように決まるのか?”と書かれていて、個人的な知的好奇心対象である“人間の判断”に関して非常に深く研究をされた一冊。
この記事を読む需要は無いのはわかっているが、読了後にこうやって記事に書くことで、おいらの理解度習熟に繋がるので今回も書く!!誰に言われるでも書く!!
まず本書の冒頭にはこういった質問から始まる・・・
「スティーブはとても内気で引っ込み思案だ。いつも頼りにはなるが、基本的に他人には関心がなく、現実の世界にも興味がないらしい。物静かで優しく、秩序や整理整頓を好み、こまかいことにこだわる。」さてスティーブは図書館司書でしょうか?それとも農家でしょうか?
これを読んで、だれもがスティーブの性格が図書館司書にピッタリであると思うはずだ、しかしこの質問に答える際に重要な統計学データを誰しもが忘れてしまう、、、それは米国では男性の図書館司書1人に対して農業従事者は20人以上いるという事実だ。
この質問からわかるように、人間には直感から非常に影響を受ける。
人間は判断をするときに、その物事を考える上で2つの方法をとっていることを著者は重要視している。
その2つとは本書では便宜上、“システム1”と“システム2”といい分けている。
“システム1”はいわゆる上記のような質問をされた瞬間に、反射的にかつ自動的に脳で答えを出してしまう脳のシステムのことをいう。
例えば、、、赤い野菜と言えばなんですか?とか、2+2はなんですか?とか、日々の歩いたり、空いている直線の道で自動車を運転したりすることも、このシステム1が関係している。
要するに自動的に、なんの苦労もせずとも答えが分かってしまう(答えを出してしまう)事柄だ。
それに対して“システム2”は、すぐには答えは出ない質問だったり、すこし注意力が必要な行動だったりをするときに使っている脳のシステムである。
具体的には、381×526は?だったり、狭い駐車場に車を停めるときの行動だったり(ベテランドライバーでは無いとする)、、本のあるページの中にいくつ“あ”という文字が存在するかを調べたりする時だったりする、、、
だから若干は人によって、同じ問題でもシステム1になったり、システム2になったりする。きっとインド人にとっては14×13みたいな掛け算はシステム1で答えが出てくるのかもしれないが、9の段の掛け算しか勉強していない日本人にとってはシステム2になってくるはずだ。
要するに、それまではシステム2で判断していた問題でも、その事柄に習熟してくるとシステム1で判断ができるようになるのだ。勉強のできるできないを著者が調べた結果、頭の良い人ほど脳の中でシステム1を多く使用して、テストの問題を解いているという結果がわかったという。
システム2の問題に解いている時に人間は瞳孔を広げるという傾向があるらしく、その難易度が上がれば上がるほど瞳孔は広がっていくという調査結果が出ている。だから頭の良い人ほど試験中に瞳孔を大きく開けない、かつ脳を少量しか稼働させていないということらしい。
また興味深いのは、システム2を使うと消耗することも実験で分かっている。システム2を消耗することで判断に悪影響を及ぼすことを調査した実験として、仮釈放判定人の実験例がある。
※仮釈放判定人は一日中、仮釈放申請書の審査をしていて、審査にかける時間は平均6分程度、この受刑者をはたして仮釈放して良いかどうか?を判断している。(仮釈放は却下が前提の審査で平均して35%の認可率しかない)
実験では仮釈放判定人の時間帯別の認可率を調べて、朝・昼・夕の食後の時間帯が一番認可率が高く65%の認可率になっていた。
この実験から、空腹になってくるのに比例して、仮釈放判定人のシステム2を酷使した結果、安易な初期設定である“不認可”を選択する傾向が強くなっていったと考えるというものだ。
また脳は面倒臭がり屋で、システム2は意識をしないと使われないということも分かっている。
例えば、、、
バットとボールは合わせて1100円です。
バットはボールより1000円高いです。
ではボールはいくらでしょう?
この質問を聞いてパッと答えが浮かんだと思うが、その答えはシステム1で反射的に出たものになっていることが多い、、、
どういうことかと言うと、正解は50円であるが、システム1で安易に1100から1000をひいて100円という結論が出てしまうのだ。
この問題の正解が50円ということは、すこし考えてみればなんの疑いの余地もなく理解できるのだが、この反射的にシステム1を使用して誤った答えを出してしまう傾向はどんな人間でもある。非常に偏差値の高い大学の学生であっても、この手の質問には間違った正解を出してしまうのが実験でわかっている。
また人間は自分の表情や行動に感情が伴っていなくとも、その後に感情・判断がついてくる傾向があることもわかっている。
これは、意識的に口角をあげてギャグ漫画を読んだり、コメディー番組を見ていると、そうでない時と比較して楽しい気持ちになりやすいことがわかっている。
またある実験では、オーディオ装置の音質チェックだと称して、被験者にヘッドホンでメッセージを聞くように指示をした。ただ聞くのでなく、音のゆがみを調べるために、聞きながら頭を何度も動かす。被験者の半数は頭を上下に、残りの半数は左右に振る。この条件でラジオの論説番組を聞いてもらったところ、上下すなわち頷く動作をしたグループは論説に賛成し、左右すなわち否定の動作をしたグループは反対する傾向が強かったという。
人間の脳は判断する材料として、それまでの行動だったり、表情と関連付けてしまうということがわかる。一切自分の考えとはかけ離れたところで判断が決まってしまう場合があると思うと、不気味に感じてくるところではある、、、
上記のようなそれまでの自分の考えに自然と介入されてしまう方法が他にもある。
それはアンカリングという方法だ、、、
例えばこんな質問、、、
ガンジーが亡くなったとき、144歳より上でしたか、下でしたか?
ガンジーは何歳で亡くなりましたか?
こんな二つの連続の質問をされたとき、まず第一の質問では常識的な人間であるば、ほぼ100%で「亡くなったのは144歳よりも下」を選択するだろう。
その後に第二の質問をされたところで、第一の質問のときの144という数字を参考に考える人間はいないはずだ、、、しかし、明確に上記の質問を連続でする場合のガンジーの亡くなった予想の年齢と、「ガンジーは何歳で亡くなりましたか?」の質問単独の場合での予想年齢とでは大きな違いが出た。
人間は自分では意識せずとも、その前後の数字に判断の基準を持って行かれてしまっている。
ビジネスの世界でもアンカリングをうまく使った手法がとられていることがある。
あるスーパーマーケットでスープ缶のセールを行った際に、「お一人さま12缶まで」と張り紙が出されたときと、「お一人さま何個でも購入可」と張り紙が出された時とでは、前者の方が平均購入個数は2倍に達したという。
その他にも、後知恵バイアスという研究テーマが興味深い。
これは人間の脳の一般的な限界として、過去における自分の理解の状態や過去に持っていた自分の意見を正確に再構築できないということが挙げられる。新たな世界観をたとえ部分的にせよ採用したとたん、その直前まで自分がどう考えていたのか、もはやほとんど思い出せなくなっている。
このテーマに対しての実験としては、賛否両論が相半ばしているような問題、、、たとえば死刑の是非などを取り上げ、被験者の意見を慎重に見極める。次に説得力のある死刑賛成論、または反対論を聞かせ、その後に再び意見を確かめる。すると被験者の意見は、その説得力のある説に近づいていることが多い。そして最後に、自分が最初に抱いていた意見はどんなものだったのかを報告してもらうのだが、このタスクは非常に難しいことがわかっている。
正直、ここまで書いてきた内容も本書の中のほんの一部のエッセンスだけなので、もっともっと興味深くて面白い部分もあるのだが、とりあえず上巻はここまで~
下巻も読了しているので、需要はないけど書く!!書きたいから書く!!!
今日はそんな感じ~~♪♪
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ