【読書感想文】『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』 著:デイヴ・アスプリー
2016年11月21日 読書 コメント (5)
いつもビジネス書の売れ筋のコーナーに置かれてて興味を持ってふと手に持って購入した一冊。
オビには“毎日0.5kg痩せて、パフォーマンスが最大化する!”と書いてあって、大げさなと思ったものの、読んで実践してみておおよそこの2週間くらいの間は書かれている通りに痩せてきているので、看板に偽りなしといった感じ。
と言っても、この1年間くらいの間はおいらの不摂生な生活が祟って、1年間でおいら7kgも体重増えちゃってたんですよ、、、
まぁ、それが2週間で3kg痩せたという結果は、大手を振って威張れるほどののことでは無いかとは思いますがww
まず、この本のあらすじを以下Amazonのページより抜粋
まず、この著者がIT企業の社長で、起業家として超成功者であり、億万長者であるというところから始まる。この著者はかつてはデブだったものの、ビジネスと同様に自分の身体をも「ハック」しようと考えて、あらゆるダイエット方法を試していったそうだ。
その研究結果の集大成がこの本になるのだろうだが、ハッキリ言ってこの著者の知識のレベルが高すぎて、この本の意味を全て理解するのは到底無理だw
もともと著者の背景からして、超絶頭が良いのは推し量れるところだが、それと相まって著者がおそらく膨大な研究資料を読み解くことによって、食物の栄養素だったり、人間の体のメカニズム等の知識がハンパなく付いているのが、この本を読んでいる中で見て取れる。。。
とりあえず、わかるところだけを理解しようとして流し読みして、この本に書いてある一押しのダイエット方法である、朝食に飲む“完全無欠コーヒー※”を実践して、実際に自分はこの2週間は効果が出ているので、ダイエットに興味がある方は試してみる価値はあるのではと思います。
※ホットコーヒーの中に、バターとココナッツオイルを混ぜて飲む。
本の中ではグラスフェッドバター(牧草飼料の割合が高品質のバターとのこと)が良いと書かれているものの、近くのスーパーには売ってないし、ネット通販で見ても結構な値段であるため、自分は食塩不使用の北海道バターを代用した。
コーヒーも有機栽培のもの、、、なんて書かれていたものの、普通に近くのスーパーに売っているAGFのインスタントコーヒーを使用。
痩せるということももちろんだが、大きな空腹を感じることなく、日中ボーッとすることとか、辛いということもほとんど感じることなくこの結果が出ていることもありたい。
それ以外にも、空腹時に運動した方が効果が高いとか、良い脂肪はとったほうが良い、炭水化物を摂取するのは夜の方が良い、、、等々、理屈はよくわからないけれど(この本の中には一応理屈も含めて書かれてはいるが、正直よく理解ができないw)目からウロコの知識がたくさんあった。
とりあえず、今後もこの本に習って、朝は一杯の完全無欠コーヒーで生活を続けていこうと思っています。
そんな感じっす~
オビには“毎日0.5kg痩せて、パフォーマンスが最大化する!”と書いてあって、大げさなと思ったものの、読んで実践してみておおよそこの2週間くらいの間は書かれている通りに痩せてきているので、看板に偽りなしといった感じ。
と言っても、この1年間くらいの間はおいらの不摂生な生活が祟って、1年間でおいら7kgも体重増えちゃってたんですよ、、、
まぁ、それが2週間で3kg痩せたという結果は、大手を振って威張れるほどののことでは無いかとは思いますがww
まず、この本のあらすじを以下Amazonのページより抜粋
★話題騒然! 17万部突破!
「バターコーヒー」を始める人が続出!
ハリウッドセレブ御用達! NYからシアトルまで、
全米の食生活を劇的に変えた大ベストセラー!
『世界の果てまでイッテQ! 』アイガー特集で、
「バターコーヒーで1か月で5、6キロ痩せた」
「山男のパワーの源」と大激賞!
バレエダンサー宮尾俊太郎氏やモデルの道端カレン氏など、
一流のダンサー、アスリートからトップモデルまで絶賛続々!
シリコンバレーで成功したITの寵児が、
15年間、30万ドルを投じて世界中の食とダイエットを研究しつくし、
脳科学から栄養学、生化学まであらゆる研究を総合、
自らの体まで「ハック」し尽くして答えを出した「食と体の真実」とは?
低炭水化物、低カロリー、菜食主義……
あらゆる食事法の「痩せる効果」「健康効果」「頭をよくする効果」をすべて検証、
自らもIQを20ポイント上げ、50キロ痩せた「完全無欠」の食事メソッド!
【内容より】
・朝、「ヨーグルト」を食べると太る
・IQは「食べ物」で変わる
・空腹になる食べ方、ならない食べ方
・「腹が空っぽ」のときがいちばん筋肉がつく
・炭水化物は「夜」に食べたほうがいい
・脂肪を食べると痩せる
・「カロリー制限」では痩せられない
・低炭水化物ダイエットは「カビ」を減らすから効く
・「空腹ホルモン」をハックする
・あなたの体を「解毒マシン」にする
・脳は「脂肪」でできている
・炭水化物をカットすると、うまく眠れなくなる
・「冷や飯」が腸内の善玉菌を育てる
・果物が「集中力とエネルギー」を奪う
・パンを「一切れ」食べると、時間差で悪影響が出る
・同じものでも「食べる時間」で毒になる
・パフォーマンスを最大化する「ベストの朝食」とは?
・カフェインが脳を守る
・「腸内細菌」を飢えさせると、脂肪が燃える
・体内の「痩せ型」細菌にえさをやる
・栄養は調理しだいで変幻自在
……など
まず、この著者がIT企業の社長で、起業家として超成功者であり、億万長者であるというところから始まる。この著者はかつてはデブだったものの、ビジネスと同様に自分の身体をも「ハック」しようと考えて、あらゆるダイエット方法を試していったそうだ。
その研究結果の集大成がこの本になるのだろうだが、ハッキリ言ってこの著者の知識のレベルが高すぎて、この本の意味を全て理解するのは到底無理だw
もともと著者の背景からして、超絶頭が良いのは推し量れるところだが、それと相まって著者がおそらく膨大な研究資料を読み解くことによって、食物の栄養素だったり、人間の体のメカニズム等の知識がハンパなく付いているのが、この本を読んでいる中で見て取れる。。。
とりあえず、わかるところだけを理解しようとして流し読みして、この本に書いてある一押しのダイエット方法である、朝食に飲む“完全無欠コーヒー※”を実践して、実際に自分はこの2週間は効果が出ているので、ダイエットに興味がある方は試してみる価値はあるのではと思います。
※ホットコーヒーの中に、バターとココナッツオイルを混ぜて飲む。
本の中ではグラスフェッドバター(牧草飼料の割合が高品質のバターとのこと)が良いと書かれているものの、近くのスーパーには売ってないし、ネット通販で見ても結構な値段であるため、自分は食塩不使用の北海道バターを代用した。
コーヒーも有機栽培のもの、、、なんて書かれていたものの、普通に近くのスーパーに売っているAGFのインスタントコーヒーを使用。
痩せるということももちろんだが、大きな空腹を感じることなく、日中ボーッとすることとか、辛いということもほとんど感じることなくこの結果が出ていることもありたい。
それ以外にも、空腹時に運動した方が効果が高いとか、良い脂肪はとったほうが良い、炭水化物を摂取するのは夜の方が良い、、、等々、理屈はよくわからないけれど(この本の中には一応理屈も含めて書かれてはいるが、正直よく理解ができないw)目からウロコの知識がたくさんあった。
とりあえず、今後もこの本に習って、朝は一杯の完全無欠コーヒーで生活を続けていこうと思っています。
そんな感じっす~
こないだ読んだ本の読書感想文をだいぶ遅れて更新・・・
個人的にはド安定の早川ノンフィクション文庫w
こういう人間の行動学?って言えばいいのかな、どういう理屈で人間が行動をするのか?みたいなのを探求する本って好きなのな。
でもって、いつも通りにこの作品を読了しての気になった部分を書き連ねていく・・・
まずは、巻末の紹介文を引用しつつ、どういった本なのか紹介
まずこの作品に惹き込まれるきっかけとして本書冒頭の実験がある、それはどういった実験かと言うと・・・
休日の映画館でこれから映画を見ようとしている観客たちに、無料でソフトドリンクとポップコーンを渡して「終映後、売店に関するアンケートに答えて欲しい」と頼んだ、実のところこの渡したポップコーンは全て五日前に作られたもので、食べても「キュッ」と音がするくらいしけらせている代物だった。
研究者は観客を2つのグループに分けて、一方のグループにはMサイズの容器、もう一方のグループにはLサイズの特大サイズの容器を渡した。
このポップコーンの容器は館内の観客全員に配られたので、分け合う必要がない状態になっていた。
研究者が知りたかったのは、「大きい容器を渡された人ほど、多く食べるのか?」というシンプルな疑問だった。
結果を見るとまんまとその通りで、Lサイズの容器を渡された人の方が、Mサイズの容器を渡された人よりも、53%も多く食べていた。言い換えると173キロカロリーも多く摂取し、容器に21回ほど多く手を突っ込んでいたことになる。
研究者はこの実験結果をこう結論づけている、、、「人間の問題に見えても、実は環境の問題であることが多い」と。
私たちはダメだと分かりつつも、食べ過ぎてしまったり、禁煙ができなかったりする。それはなぜなのか?
本作ではもう冒頭にこの問題の謎を解き明かしてくれている、、、
それは、人間の脳は二重人格になっているということ、わかりやすく言えば私たちの感情は「象」であり、理性は「象使い」であると述べている。
理性である「象使い」が「ダイエットのためには食べてはダメ」と理解していようとも、感情である「象」がものすごいエネルギーで「食べたい!!」という欲求を発してしまえば、頭でわかっているのに食べ過ぎてしまうのだ。
実際にじゃあ、どうすればいいのか?本書では「象使い」の体力も重要だと言っている。
甘いクッキーを目の前にお預け状態をくらった学生と、そうでない学生とに、複雑なパズル問題を出題したところ、お預けをくらった学生の方が問題を解こうと試行錯誤をする回数が少ないという実験結果が出た。
理性も消耗するということだ。
また他のアプローチ方法として、感情である「象」に対して感情に訴える作戦などもある。
また、様々な問題を抱えた人間をカウンセリングするセラピストの「奇跡の言葉(ミラクル・クエスチョン)」も、今後使えそうな気がして興味深かった。
どういったものかと言うと、初回のカウンセリング時に、セラピストが患者の問題を尋ねた後にこう言うのだ。
「ちょっと変な質問をしてもよろしいでしょうか?今夜、ベッドに入ってぐっすり寝るとしましょう。夜中、眠っているときに奇跡が起こり、あなたがここで相談した問題がきれいさっぱり解決したとします。朝起きたときに、“何かが変わった。問題が無くなっている!”と思う最初の小さなサインはなんですか?」
・・・と
これにより何らかの小さなサインの回答が被験者から出てきたらば、こう質問を畳み掛けるのだ、、、
「最後にほんのわずかなあいだでも奇跡が見えたのはいつですか?」
・・・と
非常にうまいやり方だと思う、人間周囲から「あーやれ、こーやれ」言われてもむしろやりたくなくなりますからね、、、w
こういう質問をすることで、自分自身に問題の解決策を気づかせることで、自分で見つけた(実際には誘導されているんだけど)解決策に向かって進もうとする気持ちになれるからね~
他にもいろいろと興味深い項目があるんだけど、全部書き出すと結構な量になってしまうので、ひとまずこんな感じっす~
久しぶりの更新は真面目な感じで~
ではでは( ´ ▽ ` )ノ
P.S.
現在会社の昇進試験的なものが控えていて、そのための面接の練習をたまにしている。
先日上司が面接官役になってくれて、模擬面接をしたときの話、、、
たまに営業系の業種だと面接時に聞かれると都市伝説程度に聞いたことのある、面接官がおもむろに自分の持っているボールペンとか消しゴムとかの筆記用具を渡してきて、「これを私にセールスしてみてください」っていうのをやられた。
これの答えってなんでしょうかね?
「このペンは、実はかの有名なマイケルジャクソンが愛用していたペンでして・・・」とかってやり始めるのがいいんですかね?
けど、それって嘘ですよね?ペンに付加価値を付けるために嘘のストーリーを話し始めた時点で、コンプライアンス的にはどうなんだよ!って感じだと思いますし、、、でもって、おいらが悩んだ末に思い浮かんだベストアンサーがこれなんですけど、、、
「ひとまず、今晩私と一緒にお酒を飲みに行っていただけませんか?そして明日改めてこのペンをセールスさせていただきますので、その時に返事をお聞かせください。」
これ良くなくないっすかw(自画自賛)!?
要するに、一緒にお酒を飲んで関係性が近くなってしまえば、ペンの一本程度買ってもらえる関係になれるだろうし、何だかこの発言から営業で大事な“人たらし”感がにじみ出ているし、、、非常に品の良いユーモアが感じられるし、、、何よりこの返答ならばすぐに「あなたのペンを買いません」という最悪の返事を回避することができるしねw
まぁ~実際の面接の場でこんな“圧迫面接の極み”みたいな質問は到底されないでしょうけどねw
もし、これを読んだ方で将来この質問を面接でされた時には使ってみてはどうでしょう???
個人的にオススメしておきます、責任はもちませんが、、、w
ましてや、その面接官がガチホモで「是非とも君と今晩一緒にイキたいね♥」なんてことになって、メガトン級のトラウマを持つきっかけになってしまったとしても責任は持てませんがww
個人的にはド安定の早川ノンフィクション文庫w
こういう人間の行動学?って言えばいいのかな、どういう理屈で人間が行動をするのか?みたいなのを探求する本って好きなのな。
でもって、いつも通りにこの作品を読了しての気になった部分を書き連ねていく・・・
まずは、巻末の紹介文を引用しつつ、どういった本なのか紹介
仕事の先延ばし、禁煙の失敗・・・個人も組織もなかなか変われないのはなぜ?それは私たちのなかで「象(感情)」と「象使い(理性)」が闘っているから。短絡的だけど前に進むエネルギーにあふれた象と、頭でっかちだけれど長期的な計画性に富んだ象使い。わずかな工夫でこの両方に訴えかければ、変化は驚くほど簡単に起こすことができる!ビジネス界で大人気のハース兄弟が、変わるための3つの実践的プロセスを明かす名著
まずこの作品に惹き込まれるきっかけとして本書冒頭の実験がある、それはどういった実験かと言うと・・・
休日の映画館でこれから映画を見ようとしている観客たちに、無料でソフトドリンクとポップコーンを渡して「終映後、売店に関するアンケートに答えて欲しい」と頼んだ、実のところこの渡したポップコーンは全て五日前に作られたもので、食べても「キュッ」と音がするくらいしけらせている代物だった。
研究者は観客を2つのグループに分けて、一方のグループにはMサイズの容器、もう一方のグループにはLサイズの特大サイズの容器を渡した。
このポップコーンの容器は館内の観客全員に配られたので、分け合う必要がない状態になっていた。
研究者が知りたかったのは、「大きい容器を渡された人ほど、多く食べるのか?」というシンプルな疑問だった。
結果を見るとまんまとその通りで、Lサイズの容器を渡された人の方が、Mサイズの容器を渡された人よりも、53%も多く食べていた。言い換えると173キロカロリーも多く摂取し、容器に21回ほど多く手を突っ込んでいたことになる。
研究者はこの実験結果をこう結論づけている、、、「人間の問題に見えても、実は環境の問題であることが多い」と。
私たちはダメだと分かりつつも、食べ過ぎてしまったり、禁煙ができなかったりする。それはなぜなのか?
本作ではもう冒頭にこの問題の謎を解き明かしてくれている、、、
それは、人間の脳は二重人格になっているということ、わかりやすく言えば私たちの感情は「象」であり、理性は「象使い」であると述べている。
理性である「象使い」が「ダイエットのためには食べてはダメ」と理解していようとも、感情である「象」がものすごいエネルギーで「食べたい!!」という欲求を発してしまえば、頭でわかっているのに食べ過ぎてしまうのだ。
実際にじゃあ、どうすればいいのか?本書では「象使い」の体力も重要だと言っている。
甘いクッキーを目の前にお預け状態をくらった学生と、そうでない学生とに、複雑なパズル問題を出題したところ、お預けをくらった学生の方が問題を解こうと試行錯誤をする回数が少ないという実験結果が出た。
理性も消耗するということだ。
また他のアプローチ方法として、感情である「象」に対して感情に訴える作戦などもある。
また、様々な問題を抱えた人間をカウンセリングするセラピストの「奇跡の言葉(ミラクル・クエスチョン)」も、今後使えそうな気がして興味深かった。
どういったものかと言うと、初回のカウンセリング時に、セラピストが患者の問題を尋ねた後にこう言うのだ。
「ちょっと変な質問をしてもよろしいでしょうか?今夜、ベッドに入ってぐっすり寝るとしましょう。夜中、眠っているときに奇跡が起こり、あなたがここで相談した問題がきれいさっぱり解決したとします。朝起きたときに、“何かが変わった。問題が無くなっている!”と思う最初の小さなサインはなんですか?」
・・・と
これにより何らかの小さなサインの回答が被験者から出てきたらば、こう質問を畳み掛けるのだ、、、
「最後にほんのわずかなあいだでも奇跡が見えたのはいつですか?」
・・・と
非常にうまいやり方だと思う、人間周囲から「あーやれ、こーやれ」言われてもむしろやりたくなくなりますからね、、、w
こういう質問をすることで、自分自身に問題の解決策を気づかせることで、自分で見つけた(実際には誘導されているんだけど)解決策に向かって進もうとする気持ちになれるからね~
他にもいろいろと興味深い項目があるんだけど、全部書き出すと結構な量になってしまうので、ひとまずこんな感じっす~
久しぶりの更新は真面目な感じで~
ではでは( ´ ▽ ` )ノ
P.S.
現在会社の昇進試験的なものが控えていて、そのための面接の練習をたまにしている。
先日上司が面接官役になってくれて、模擬面接をしたときの話、、、
たまに営業系の業種だと面接時に聞かれると都市伝説程度に聞いたことのある、面接官がおもむろに自分の持っているボールペンとか消しゴムとかの筆記用具を渡してきて、「これを私にセールスしてみてください」っていうのをやられた。
これの答えってなんでしょうかね?
「このペンは、実はかの有名なマイケルジャクソンが愛用していたペンでして・・・」とかってやり始めるのがいいんですかね?
けど、それって嘘ですよね?ペンに付加価値を付けるために嘘のストーリーを話し始めた時点で、コンプライアンス的にはどうなんだよ!って感じだと思いますし、、、でもって、おいらが悩んだ末に思い浮かんだベストアンサーがこれなんですけど、、、
「ひとまず、今晩私と一緒にお酒を飲みに行っていただけませんか?そして明日改めてこのペンをセールスさせていただきますので、その時に返事をお聞かせください。」
これ良くなくないっすかw(自画自賛)!?
要するに、一緒にお酒を飲んで関係性が近くなってしまえば、ペンの一本程度買ってもらえる関係になれるだろうし、何だかこの発言から営業で大事な“人たらし”感がにじみ出ているし、、、非常に品の良いユーモアが感じられるし、、、何よりこの返答ならばすぐに「あなたのペンを買いません」という最悪の返事を回避することができるしねw
まぁ~実際の面接の場でこんな“圧迫面接の極み”みたいな質問は到底されないでしょうけどねw
もし、これを読んだ方で将来この質問を面接でされた時には使ってみてはどうでしょう???
個人的にオススメしておきます、責任はもちませんが、、、w
ましてや、その面接官がガチホモで「是非とも君と今晩一緒にイキたいね♥」なんてことになって、メガトン級のトラウマを持つきっかけになってしまったとしても責任は持てませんがww
【読書感想文】『人を動かす 文庫版』 著:D・カーネギー
2016年10月7日 読書 コメント (1)
同著は、ビジネス書を読む上での歴史的名著らしい。
名著と呼ばれるゆえんを探るためにも、購入してみた。
まずこの作品の目次は、、、
人を動かす三原則
1、盗人にも五分の理を認める
2、重要感を持たせる
3、人の立場に身を置く
人に好かれる六原則
1、誠実な関心を寄せる
2、笑顔を忘れない
3、名前を覚える
4、聞き手にまわる
5、関心のありかを見抜く
6、心からほめる
人を説得する十二原則
1、議論を避ける
2、誤りを指摘しない
3、誤りを認める
4、穏やかに話す
5、“イエス”と答えられる問題を選ぶ
6、しゃべらせる
7、思いつかせる
8、人の身になる
9、同情を寄せる
10、美しい心情に呼びかける
11、演出を考える
12、対抗意識を刺激する
人を変える九原則
1、まずほめる
2、遠まわしに注意を与える
3、自分の過ちを話す
4、命令をしない
5、顔をつぶさない
6、わずかなことでもほめる
7、期待をかける
8、激励する
9、喜んで協力させる
・・・以上こんな感じになっている。
正直現在のビジネス書や自己啓発本を結構読んでいる自分にとっては、この目次を見ただけでこの本がどういうことを言いたいのかは、内容を読まずにだいたい分かってしまった節がある。
要するに読む前に、この作品の大まかな内容だったり、言いたいことだったり、どの程度興味深いのかを、おおまかに予想を建てた上で読み始めることになったのだが、良い意味でそのハードルを越えて行ってくれたように思える。
まず、内容に関しては、目次通りであり、事前に目次を読んだ上での自分の予想とまったく一緒だった。。。
ハードルを越えてくれたのは、その書かれている事実というよりも、これらの原則を裏打ちする実際の物語の方だ。
この作品を読んでまず思ったのは、“知っていることと理解していることは全然違う”ということだ。
どういうことかというと、上記のたくさんの原則は一つ一つを言われると、「確かにその通りだ」と思うんだけど、実際に行動に移しているのか?と言われると、返答に困ってしまうようなものが結構あることに驚かされる。
この作品には、それぞれの原則に関して、“具体的にだれが何をして、どういう良い結果につながったのか?”を書いてあるので、原則という形で抽象的に書かれている文章よりも、具体的に理解を促してくれる点が大きなメリットだと感じる。
そんな感じッスー、ではでは( ´ ▽ ` )ノ
名著と呼ばれるゆえんを探るためにも、購入してみた。
まずこの作品の目次は、、、
人を動かす三原則
1、盗人にも五分の理を認める
2、重要感を持たせる
3、人の立場に身を置く
人に好かれる六原則
1、誠実な関心を寄せる
2、笑顔を忘れない
3、名前を覚える
4、聞き手にまわる
5、関心のありかを見抜く
6、心からほめる
人を説得する十二原則
1、議論を避ける
2、誤りを指摘しない
3、誤りを認める
4、穏やかに話す
5、“イエス”と答えられる問題を選ぶ
6、しゃべらせる
7、思いつかせる
8、人の身になる
9、同情を寄せる
10、美しい心情に呼びかける
11、演出を考える
12、対抗意識を刺激する
人を変える九原則
1、まずほめる
2、遠まわしに注意を与える
3、自分の過ちを話す
4、命令をしない
5、顔をつぶさない
6、わずかなことでもほめる
7、期待をかける
8、激励する
9、喜んで協力させる
・・・以上こんな感じになっている。
正直現在のビジネス書や自己啓発本を結構読んでいる自分にとっては、この目次を見ただけでこの本がどういうことを言いたいのかは、内容を読まずにだいたい分かってしまった節がある。
要するに読む前に、この作品の大まかな内容だったり、言いたいことだったり、どの程度興味深いのかを、おおまかに予想を建てた上で読み始めることになったのだが、良い意味でそのハードルを越えて行ってくれたように思える。
まず、内容に関しては、目次通りであり、事前に目次を読んだ上での自分の予想とまったく一緒だった。。。
ハードルを越えてくれたのは、その書かれている事実というよりも、これらの原則を裏打ちする実際の物語の方だ。
この作品を読んでまず思ったのは、“知っていることと理解していることは全然違う”ということだ。
どういうことかというと、上記のたくさんの原則は一つ一つを言われると、「確かにその通りだ」と思うんだけど、実際に行動に移しているのか?と言われると、返答に困ってしまうようなものが結構あることに驚かされる。
この作品には、それぞれの原則に関して、“具体的にだれが何をして、どういう良い結果につながったのか?”を書いてあるので、原則という形で抽象的に書かれている文章よりも、具体的に理解を促してくれる点が大きなメリットだと感じる。
そんな感じッスー、ではでは( ´ ▽ ` )ノ
ブックオフで見つけた一冊
著者の齋藤さんは日本語教育の第一人者であることは知っていたものの、書かれた本を読むのはこれが初めて。
以前に購入したビジネス書ランキング的な本で、同作品が高評価だったのも購入するきっかけになる。
この作品はタイトルの通り、“雑談”に注力を入れて書かれている。
自分も人前で話したりすることは、今までの仕事の経験から苦手意識はなかったものの、この本を読んで目からウロコな部分がたくさんあった。
まず作品冒頭、、、
自分たちは初対面の人間に対して、無意識のうちに、この人に近づいていいのかどうかを、雑談という“リトマス試験紙”を使って瞬時に判断している。という事実を再認識するところから話が始まっている。
そのための“雑談力UP”こそが本書の大命題だ。
そして、雑談のルールがいくつも列挙されていく・・・
自分が興味を持ったものをいくつか挙げていくと、、、
・雑談は「あいさつ+α」でできている
→雑談をしたくても雑談をするタイミングを逸してしまっている方が意識する点として、「あいさつ+α」だと言っています。職場での「おはようございます」の後に、「あれ、ここの店、改装中になってますね」とか、あいさつの後に雑談を発生させる仕組みをこちらから相手に投げかけることがポイントとのこと。。。
まぁー正直、それを聞いて「職場の雰囲気的にそんな言葉発せるわけないじゃん」って思う人もいると思うんですが(かつての自分がそうでした)、結論その職場は腐ってますw 雑談どうこうよりも、その仕事を今後も続けていけるのか考えてもいいかもしれませんw
・雑談に「結論」はいらない
→雑談において「最後のオチ」は必要がないということ、特に男性は雑談をしていてもある程度の段階でなぜか締めにかかってしまう傾向が強いとのこと、、、(※非常に思い当たる点がありますw)。一般論だったり要点だったりをまとめて、「つまりさ、こういうことだよね?」と。・・・するとその話題はそこで終わりになります。そう、結論が出てしまったから、その出た結論に対して異論、反論を唱えたら、そこからは雑談ではなく議論になってしまうわけ。理想の雑談とは議論がずっと出ずに、続けることだという。
・雑談のボール支配率は、8:2。パスが基本で、シュートやキャッチはいらない
→雑談をサッカーに例えて説明。感覚的に非常に理解しやすかった部分。雑談においてのボール支配率(言い換えれば会話支配率)は、8:2が理想。相手に気持ちよくボールを蹴ってもらうことを目指すべきであって、前項で書いた通りシュート(結論)や、ボールキャッチ(話をまとめる)は必要がないということ。
言われればその通りであって、何の変哲も無い部分なんだけど、雑談のプレイの仕方?とでも言うんだろうか、今後意識的に雑談をするうえでの雑談ビギナーが、意識すべき事の全てがこれだなっ!という風に具体的に感じられた部分だった。
大きくはこの3つかなぁ~
他にもためになる項目はたくさんあったけどもね。
個人的には、この作品を読むことで、雑談の重要性を認識できたことが非常に大きいと思う。
確かにオバタリアン(死語w)連中の、延々と続く雑談によって作られた結束力はスゴイかんね~w
あそこまではいいにしても、客商売をする上では知っておいて損は無い内容だった。
そんな感じ~ではでは( ´ ▽ ` )ノ
著者の齋藤さんは日本語教育の第一人者であることは知っていたものの、書かれた本を読むのはこれが初めて。
以前に購入したビジネス書ランキング的な本で、同作品が高評価だったのも購入するきっかけになる。
この作品はタイトルの通り、“雑談”に注力を入れて書かれている。
自分も人前で話したりすることは、今までの仕事の経験から苦手意識はなかったものの、この本を読んで目からウロコな部分がたくさんあった。
まず作品冒頭、、、
自分たちは初対面の人間に対して、無意識のうちに、この人に近づいていいのかどうかを、雑談という“リトマス試験紙”を使って瞬時に判断している。という事実を再認識するところから話が始まっている。
そのための“雑談力UP”こそが本書の大命題だ。
そして、雑談のルールがいくつも列挙されていく・・・
自分が興味を持ったものをいくつか挙げていくと、、、
・雑談は「あいさつ+α」でできている
→雑談をしたくても雑談をするタイミングを逸してしまっている方が意識する点として、「あいさつ+α」だと言っています。職場での「おはようございます」の後に、「あれ、ここの店、改装中になってますね」とか、あいさつの後に雑談を発生させる仕組みをこちらから相手に投げかけることがポイントとのこと。。。
まぁー正直、それを聞いて「職場の雰囲気的にそんな言葉発せるわけないじゃん」って思う人もいると思うんですが(かつての自分がそうでした)、結論その職場は腐ってますw 雑談どうこうよりも、その仕事を今後も続けていけるのか考えてもいいかもしれませんw
・雑談に「結論」はいらない
→雑談において「最後のオチ」は必要がないということ、特に男性は雑談をしていてもある程度の段階でなぜか締めにかかってしまう傾向が強いとのこと、、、(※非常に思い当たる点がありますw)。一般論だったり要点だったりをまとめて、「つまりさ、こういうことだよね?」と。・・・するとその話題はそこで終わりになります。そう、結論が出てしまったから、その出た結論に対して異論、反論を唱えたら、そこからは雑談ではなく議論になってしまうわけ。理想の雑談とは議論がずっと出ずに、続けることだという。
・雑談のボール支配率は、8:2。パスが基本で、シュートやキャッチはいらない
→雑談をサッカーに例えて説明。感覚的に非常に理解しやすかった部分。雑談においてのボール支配率(言い換えれば会話支配率)は、8:2が理想。相手に気持ちよくボールを蹴ってもらうことを目指すべきであって、前項で書いた通りシュート(結論)や、ボールキャッチ(話をまとめる)は必要がないということ。
言われればその通りであって、何の変哲も無い部分なんだけど、雑談のプレイの仕方?とでも言うんだろうか、今後意識的に雑談をするうえでの雑談ビギナーが、意識すべき事の全てがこれだなっ!という風に具体的に感じられた部分だった。
大きくはこの3つかなぁ~
他にもためになる項目はたくさんあったけどもね。
個人的には、この作品を読むことで、雑談の重要性を認識できたことが非常に大きいと思う。
確かにオバタリアン(死語w)連中の、延々と続く雑談によって作られた結束力はスゴイかんね~w
あそこまではいいにしても、客商売をする上では知っておいて損は無い内容だった。
そんな感じ~ではでは( ´ ▽ ` )ノ
【読書感想文】『キリンビール高知支店の奇跡 勝利の法則は現場で拾え!』
2016年8月8日 読書
本屋で読みたい本を探すために巡回に巡回を重ねて、、、結局売れ筋の新書を片っ端から立ち読みして、自分が興味を持てそうなやつを探し出してきました!
著者の田村潤さんは、元キリンビールの代表取締役副社長とのこと。
まずは帯に書いてある本作の紹介文を記載
ビール営業という仕事をしていた著者の経験を元に書かれた一冊。
かつてはビールと言えばキリンと言われるほどに、業界でダントツのトップだったキリンビールが、アサヒのスーパードライの追い上げにより、業界の構造が大きく変わろうとしていた時に、苦悩の末に成果を上げることができたという、逆境の中での成功体験談。
長年の業界トップという位置に君臨していたことの弊害で、かつてのキリンビールの営業の現場というのは、ある意味で“殿様商売”と化してしまっていたようで、営業員は外回りを数多くはしないことが普通となり、キャンペーン等を社内で行った時などには、キャンペーン内容を顧客に伝えるだけの、営業員でなくメッセンジャーとなっていたとのこと。
確かに、大した苦労をするでもなく、業界のトップにいられているのであれば、会社も社員も楽な方へ楽な方へ、、、と怠け者になりつつ、トップではあるので、プライドだけは高くなっていってしまう構図はよく分かる。
そこで著者は高知支店の支店長となった際にこの大勢を変えようとして、ノルマやキャンペーンで営業員を縛るのではなく、自発的に目標を決めさせて仕事に向かわせたりしたそうです。
・・・別にその施策が悪いというこは無いですが、正直この辺まではどこの会社でも考えつく上司はいそうです、、、しかし、この後の2点において自分は驚かされました。
①短期的な数字ができなかったとしても、本部からの指示を直接現場には伝えない。自分自身が営業員を守る壁となる。
会社は営業員や会社の業績管理する上でも、定期的にキャンペーンだったりノルマを打ち出します・・・
例えばわかりやすいところで、今月中に1000ケースAという商品を売れ!とか、期間中だったらば100ケースまとめて買ってくれた顧客にはBという販促商品をプレゼントするキャンペーンをするから、これを餌にして売れ!!とか。
自分も営業員の経験があるんで言うと、この縛りがあることで営業員の仕事をしづらくしている側面が結構あるんだよね~
※おいらはビール会社ではないけども
例えば上述のノルマ「今月中に1000ケースAという商品を売れ!」っていうノルマが現場におりてきた時に、営業員の自分が熱心に当たっている顧客で今月2000ケースBという商品を買ってくれるって話になっていたとするよね?
とりあえずわかりやすい様に、AとBの商品は商品としては別商品だけど、会社にとっての利益率が同じくらいのものだったとした時に、会社的には絶対2000ケースBを買ってもらった方が良いんだけど、上述のノルマがあることで営業員の自分としては1000ケースAを買ってもらえる見込み顧客が他にいなければ、どういう行動を起こすかわかります??
・・・そう、この顧客に無理言ってAをとりあえず1000ケース買ってもらうように頼むわけですよ、、、(゚A゚;)ゴクリ
そりゃー、Aの商品ニーズがBと同じくらいあれば、Aを2000ケース買ってもらえたり、AとBを1000ケースづつ買ってくれたりするかもしれないけど、そううまくいかないことも多々ありますよ。
あと、こっちが顧客に無理強いすることでその後の関係悪化とかも結構あるからね・・・
※例えば、Aがビール、Bがワインだとして、顧客の酒屋の亭主がワインを自分の店で売ろうと思ってBのワインを購入しようとしたところで、営業員がAのビールも買ってくださいってお願いして、ビールを買ってもらったとするよね?・・・その後ビールがそのお店で売れ残った時に、亭主はその売れ残ったビールを見て、自分の努力不足だったとかって思う??思わないよね、、、(;´д`)
著者も高知支店の支店長時代、営業員自身に目標を決めさせて仕事をさせ始めた際に、単発的な本社からの指示だったりをそのまま現場にはおろさない様に、自分自身が壁になっていたことが書かれている。
・・・こんな上司が営業現場には必要だよ、心底思う。。。おいらが営業の仕事していた時には毎日矛盾との闘いでしたw
②「攻めの営業」よりも「守りの営業」
言葉だけ書くと、何だか保守的な感じですが、著者の言うこととしては、
「他社の商品よりも自社の商品の方が「おいしいよ~」という広告を出すよりも、自社の商品を愛飲しているしている方にもっと喜んでもらえる様に考えて、広告を出すことで、自然と他社から自社へ移ってくる」という考えになっていったそうです。
著者が支店長をしてキリンビールの高知支店が、逆境の中で大きく売上を伸ばすことができた最大の要因が「高知が、いちばん。」の広告です。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48540?page=2
↑↑↑↑
このページ内にあるラガービールのポスター
高知はもともと酒好きの土地柄ということもあり、成人の1人当たりのラガーの瓶ビールの消費量が全国で1位というデータがあったそうです。著者はこれが使えると思い、「高知が、いちばん。」の広告を思いついたそうです。
正直なところ、高知の人にとってラガービールの消費量がどんなに多かろうと、アサヒの新商品の方が美味しいのであれば、そっちを飲めばいいだけの話です。
しかし、何事も“いちばん”が好きな高知県民の心を捉えたキャッチコピーだったようで、この広告をきっかけに大きく売上を伸ばしていったそうです。
奇しくも、キリンビール高知支店の営業員は、上記の施策により他の県の営業員よりも顧客の訪問件数を伸ばしていたこともあり、この広告をきっかけに顧客と話が弾むこととなり、良好な関係構築にも一役買ったようです。
この本の面白かったところはそんなところですかね~
あと著者のあとがきに、今後の日本企業の競争力の低下を懸念するっていう内容が書かれていて、その根拠として「近視眼に陥りやすい四半期決算制度導入をはじめとする近年の会社統治改革の失敗や過剰なコンプライアンス強化」を上げていたのに激しく共感する。
①で上げた本社からの指示をそのまま現場におろさないっていうことも、限界はありますからね、、、難しいもんです。
今回はそんなところです
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
著者の田村潤さんは、元キリンビールの代表取締役副社長とのこと。
まずは帯に書いてある本作の紹介文を記載
キリンがスーパードライの波に飲み込まれつつあった1995年に、45歳だった私は社内で代表的苦戦エリアといわれた高知支店に支店長として赴任しました。そして厳しい闘いの末、2年後には高知支店の業績は反転し、高知県においてアサヒビールからトップシェアを奪い返すことができました。(略)現実と格闘して得ることができたのは、キリンビール社内、あるいはビール業界だけで通用するノウハウでなく、営業に普遍的な考え方や、物事の捉え方でした。私が高知での逆転劇で得たこの考え方は、現在必死に打開策を求め、間違った方向に血を流している多くの現場の営業マンにとって、解決の糸口になるものだと思います。(「はじめに」より)
ビール営業という仕事をしていた著者の経験を元に書かれた一冊。
かつてはビールと言えばキリンと言われるほどに、業界でダントツのトップだったキリンビールが、アサヒのスーパードライの追い上げにより、業界の構造が大きく変わろうとしていた時に、苦悩の末に成果を上げることができたという、逆境の中での成功体験談。
長年の業界トップという位置に君臨していたことの弊害で、かつてのキリンビールの営業の現場というのは、ある意味で“殿様商売”と化してしまっていたようで、営業員は外回りを数多くはしないことが普通となり、キャンペーン等を社内で行った時などには、キャンペーン内容を顧客に伝えるだけの、営業員でなくメッセンジャーとなっていたとのこと。
確かに、大した苦労をするでもなく、業界のトップにいられているのであれば、会社も社員も楽な方へ楽な方へ、、、と怠け者になりつつ、トップではあるので、プライドだけは高くなっていってしまう構図はよく分かる。
そこで著者は高知支店の支店長となった際にこの大勢を変えようとして、ノルマやキャンペーンで営業員を縛るのではなく、自発的に目標を決めさせて仕事に向かわせたりしたそうです。
・・・別にその施策が悪いというこは無いですが、正直この辺まではどこの会社でも考えつく上司はいそうです、、、しかし、この後の2点において自分は驚かされました。
①短期的な数字ができなかったとしても、本部からの指示を直接現場には伝えない。自分自身が営業員を守る壁となる。
会社は営業員や会社の業績管理する上でも、定期的にキャンペーンだったりノルマを打ち出します・・・
例えばわかりやすいところで、今月中に1000ケースAという商品を売れ!とか、期間中だったらば100ケースまとめて買ってくれた顧客にはBという販促商品をプレゼントするキャンペーンをするから、これを餌にして売れ!!とか。
自分も営業員の経験があるんで言うと、この縛りがあることで営業員の仕事をしづらくしている側面が結構あるんだよね~
※おいらはビール会社ではないけども
例えば上述のノルマ「今月中に1000ケースAという商品を売れ!」っていうノルマが現場におりてきた時に、営業員の自分が熱心に当たっている顧客で今月2000ケースBという商品を買ってくれるって話になっていたとするよね?
とりあえずわかりやすい様に、AとBの商品は商品としては別商品だけど、会社にとっての利益率が同じくらいのものだったとした時に、会社的には絶対2000ケースBを買ってもらった方が良いんだけど、上述のノルマがあることで営業員の自分としては1000ケースAを買ってもらえる見込み顧客が他にいなければ、どういう行動を起こすかわかります??
・・・そう、この顧客に無理言ってAをとりあえず1000ケース買ってもらうように頼むわけですよ、、、(゚A゚;)ゴクリ
そりゃー、Aの商品ニーズがBと同じくらいあれば、Aを2000ケース買ってもらえたり、AとBを1000ケースづつ買ってくれたりするかもしれないけど、そううまくいかないことも多々ありますよ。
あと、こっちが顧客に無理強いすることでその後の関係悪化とかも結構あるからね・・・
※例えば、Aがビール、Bがワインだとして、顧客の酒屋の亭主がワインを自分の店で売ろうと思ってBのワインを購入しようとしたところで、営業員がAのビールも買ってくださいってお願いして、ビールを買ってもらったとするよね?・・・その後ビールがそのお店で売れ残った時に、亭主はその売れ残ったビールを見て、自分の努力不足だったとかって思う??思わないよね、、、(;´д`)
著者も高知支店の支店長時代、営業員自身に目標を決めさせて仕事をさせ始めた際に、単発的な本社からの指示だったりをそのまま現場にはおろさない様に、自分自身が壁になっていたことが書かれている。
・・・こんな上司が営業現場には必要だよ、心底思う。。。おいらが営業の仕事していた時には毎日矛盾との闘いでしたw
②「攻めの営業」よりも「守りの営業」
言葉だけ書くと、何だか保守的な感じですが、著者の言うこととしては、
「他社の商品よりも自社の商品の方が「おいしいよ~」という広告を出すよりも、自社の商品を愛飲しているしている方にもっと喜んでもらえる様に考えて、広告を出すことで、自然と他社から自社へ移ってくる」という考えになっていったそうです。
著者が支店長をしてキリンビールの高知支店が、逆境の中で大きく売上を伸ばすことができた最大の要因が「高知が、いちばん。」の広告です。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48540?page=2
↑↑↑↑
このページ内にあるラガービールのポスター
高知はもともと酒好きの土地柄ということもあり、成人の1人当たりのラガーの瓶ビールの消費量が全国で1位というデータがあったそうです。著者はこれが使えると思い、「高知が、いちばん。」の広告を思いついたそうです。
正直なところ、高知の人にとってラガービールの消費量がどんなに多かろうと、アサヒの新商品の方が美味しいのであれば、そっちを飲めばいいだけの話です。
しかし、何事も“いちばん”が好きな高知県民の心を捉えたキャッチコピーだったようで、この広告をきっかけに大きく売上を伸ばしていったそうです。
奇しくも、キリンビール高知支店の営業員は、上記の施策により他の県の営業員よりも顧客の訪問件数を伸ばしていたこともあり、この広告をきっかけに顧客と話が弾むこととなり、良好な関係構築にも一役買ったようです。
この本の面白かったところはそんなところですかね~
あと著者のあとがきに、今後の日本企業の競争力の低下を懸念するっていう内容が書かれていて、その根拠として「近視眼に陥りやすい四半期決算制度導入をはじめとする近年の会社統治改革の失敗や過剰なコンプライアンス強化」を上げていたのに激しく共感する。
①で上げた本社からの指示をそのまま現場におろさないっていうことも、限界はありますからね、、、難しいもんです。
今回はそんなところです
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
【読書感想文】『プライベートバンカー カネ守りと新富裕層』 著:清武英利
2016年7月26日 読書
MOプレイヤーのおいらにとって今の時期って、一番ヤキモキするんだよね~
新環境スタン回したくっても出来ないし、MOに新エキスパンションが実装されたとしても当初はリミテを中心にやっていくから、スタンを本格的に調整するのはまだ先のイメージなもんだから、今から最新のメタを追おうとは思えないし・・・
ということで、最近は読書とオナニーくらいしかやることがなくってねぇ~ww
今回は“清武の乱”で有名な清武英利氏の新作を購入ー
清武氏の著作はかつて、、、
【読書感想文】 『しんがり 山一證券最後の12人』 著:清武英利
↓↓↓
http://meatbouzu.diarynote.jp/201508242213431599/
【読書感想文】 『切り捨てSONY リストラ部屋は何を奪ったか』 著:清武英利
↓↓↓
http://meatbouzu.diarynote.jp/201508291302094408/
を読んでるけど、何かどれも好きなんだよね~♪
不条理な社会の中での、サラリーマンの苦悩・葛藤、、、しかし負けずに立ち向かっていく姿勢の描き方がグッと来るものがある・・・
“清武の乱”でナベツネという不条理な社会の権化と対峙をしたからこそ描ける境地なんだと常々思う。
その点、“清武の乱”においてナベツネを告発したことで、職を解任させられるという大きなトバッチリを清武氏が受けてしまったことを内心では嬉しく思ってしまう・・・
なんでかって、あの一件を発端にこんだけ熱い作品を作れる作家が生まれたからだ・・・・(;_;)カンドー
まずは今回の作品のあらすじは以下
清武氏のこの手の作品のスゴイところは、作品に出てくる人物が全て実名というところ!主人公の元野村證券の営業マンの杉山智一はもちろんのこと、その同僚の名前も全て実名で、ネットで検索すればこの話が全て本当の話であることが実感できるところがスゴイ!
※もちろん、杉山の顧客名だったりは出てこなかったりするけれど、、、そりゃね守秘義務ってものがあるんですよ・・・
まず、この作品の冒頭は日本人の超がつくほどの富裕層が、シンガポールで退屈な日々を送っている描写から物語は始まる、、、
それは節税のためにシンガポールに移住しているからで、日本の税法上には大きな抜け穴があるのだという、それを巧く使えば相続税を払わずに資産を継承できるのだという・・・
それが通称「五年ルール」というもので、簡単に言えば、被相続人(親)と相続人(子)がともに五年を超えて日本の非居住者であるときは、日本国内の財産にしか課税されないというルールだ。
要するに、五年以上、日本の非居住者であれば子や孫に相続したり贈与したりしても海外の資産には日本の課税が及ばなくなるのだ。
この「日本の非居住者」という定義が、明文化されていないものの一般には「一年の半分以上を海外で暮らせば、日本に住んでいないこと(非居住)の証明になる」と解釈されているとのこと。つまり183日(一年の半分以上)を海外で暮らし、それを五年間も続けていれば、海外資産の相続税は払わなくても済むようになるというのだ。
この作品のタイトルでもあるプライベートバンカーとは、簡単に言えばこういった法律の抜け道だったり、日本では取り扱いのないような海外の破格の利回りの金融商品だったりを武器に、超富裕層のお金を運用・管理している職業なんですよ。。。
いやね、この作品を読んでまず衝撃を受けたのが、超富裕層は超富裕層なりに苦労してんだなぁ~ってことですね。
なんでかって、上記に書かれている方法を使ったりして、今現在保有している何十億というお金を節税したところで、その超富裕層はそのお金を自分自身ではほとんど使わないわけなんですよ?
そのためだけに異国の地で5年という決して短くはない時間を何をするとでもなく過ごさないといけない様は、それはそれで結構地獄だなぁ~っと
その超富裕層が若かったりすれば、有り余るお金を若い女性だったり、衣・食・住につぎ込んで楽しく過ごせばいいのかもしれませんけど、60・70過ぎの年齢の金持ちだとそこまでの欲もなく、昼間ゴルフを一人ぼっちで周り、、、夕飯は異国の地の百貨店で日本食を買ってきて一人で食べて毎日を過ごしている、、、みたいな人も作品では出てきて、、、、なんだかなぁーっと、、、
あと世間的には「パナマ文書」でタックスヘイブン(租税回避地)に関心が高まったりもしてますけど、この作品においてその実態を読む限りでは、これはすぐにどーこー出来る問題じゃねーなーっと思ったね。
税率の低い地域に実態のないペーパーカンパニーを作って、それを使って税金逃れをしているということはニュースを聞いて知ってはいたけれど、その実はそんなに簡単なものじゃなくて、例えばペーパーカンパニーとは言え会社を作る際には法人取締役が必要で、けどそこで自分の名前を秘匿したい場合は“ノミニー”という名義人を借りることができるらしい、日本であれば違法な名義貸しだったり仮名取引の疑いがあることだが、シンガポールや香港では「プライバシー保護」の名のもとに合法化されている真っ当なビジネスとして成り立っているのだそうだ。
だからこんなこともあるらしい、、、
東京のある事業家はシンガポールのプライベートバンクに口座を保有するとともに、そのバンカーの紹介で税率のほぼないタックスヘイブンの地域にペーパーカンパニーを設立している。このペーパーカンパニーの代表者は上述の「ノミニー」を仕立てていて、税務署の追跡は困難になる。なおかつこの事業家は別のタックスヘイブンの地域に前述のペーパーカンパニー名義の金融機関の口座を開設し、運用をして利益をあげている、、、
こんな複雑な仕組みをしたてあげられれば、日本にいながら、自分の名義とは気づかれずに、税金を一切取られることなく、資金運用から節税、ましてや脱税まで、なんでも出来てしまう!
しかし、この現状から国としても海外送金の監視だったり、マイナンバーによって金の動きを把握する準備を整えたりしているようだ、、、、
けどもこのタックスヘイブン(租税回避地)の問題は、国と納税者の完全なるイタチごっこ状態でいつまでも終わることは無いんだろうなとも思った。。。
結局のところ、日本国内でどれだけ環境や法律を整えたところで、海外までその影響力を発揮することは出来ないわけだし、海外の貧しい国の中では自分の国はオフショア(課税優遇地)であるということを推進して、少しでも外貨を獲得したいとする国は今後も出てくるわけだろうし、、、、
※タックスヘイブン(租税回避地)とオフショア(課税優遇地)は、実態としてはまったく同じ、ただ呼び方のニュアンスが違うだけ
それと主人公杉山が、上司の桜井から執拗な嫌がらせを受ける部分は、自分の前職(証券会社営業)の苦い思い出を鮮明に思い出させてくれるもので、いろんな意味でいろんな感情に苛まれながら読ませてもらった・・・( ̄◇ ̄;)
清武氏のこの手のノンフィクション作品には今後も大・大・大期待しとります!
∠( ゚д゚)/
今日はそんな感じですなァ~
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
P.S.
すいませんね~最近MTGプレイヤーの方にとっては興味のないことばかりを長文で書く日記ばかりになってしまって・・・ヽ(´Д`;)ノw
MOでEMNが実装されたら本気だします、、、!!
・・・けどそれまではこんな感じになると思いますw
新環境スタン回したくっても出来ないし、MOに新エキスパンションが実装されたとしても当初はリミテを中心にやっていくから、スタンを本格的に調整するのはまだ先のイメージなもんだから、今から最新のメタを追おうとは思えないし・・・
ということで、最近は読書とオナニーくらいしかやることがなくってねぇ~ww
今回は“清武の乱”で有名な清武英利氏の新作を購入ー
清武氏の著作はかつて、、、
【読書感想文】 『しんがり 山一證券最後の12人』 著:清武英利
↓↓↓
http://meatbouzu.diarynote.jp/201508242213431599/
【読書感想文】 『切り捨てSONY リストラ部屋は何を奪ったか』 著:清武英利
↓↓↓
http://meatbouzu.diarynote.jp/201508291302094408/
を読んでるけど、何かどれも好きなんだよね~♪
不条理な社会の中での、サラリーマンの苦悩・葛藤、、、しかし負けずに立ち向かっていく姿勢の描き方がグッと来るものがある・・・
“清武の乱”でナベツネという不条理な社会の権化と対峙をしたからこそ描ける境地なんだと常々思う。
その点、“清武の乱”においてナベツネを告発したことで、職を解任させられるという大きなトバッチリを清武氏が受けてしまったことを内心では嬉しく思ってしまう・・・
なんでかって、あの一件を発端にこんだけ熱い作品を作れる作家が生まれたからだ・・・・(;_;)カンドー
まずは今回の作品のあらすじは以下
大金持ちをタックスヘイブンの国に誘う「カネの傭兵」。それがプライベートバンカーだ。
野村證券のトップセールスマンからプライベートバンカーに転じた主人公が見たのは、本物の大金持ちの世界だった。
シンガポールに移住し、ただ時間が過ぎるのを待つ元大手メーカー会長、若くして300億円を手にしたIT業界の寵児、伝説の相場師、そして脱税を見逃すまいと潜伏する国税庁の美人調査官。
やがて、バンカーの周囲では、カネを巡る詐欺と殺人未遂事件まで発生する。
バンカーが実名で明かす衝撃のノンフィクション!
※出版社である講談社のサイトから引用
清武氏のこの手の作品のスゴイところは、作品に出てくる人物が全て実名というところ!主人公の元野村證券の営業マンの杉山智一はもちろんのこと、その同僚の名前も全て実名で、ネットで検索すればこの話が全て本当の話であることが実感できるところがスゴイ!
※もちろん、杉山の顧客名だったりは出てこなかったりするけれど、、、そりゃね守秘義務ってものがあるんですよ・・・
まず、この作品の冒頭は日本人の超がつくほどの富裕層が、シンガポールで退屈な日々を送っている描写から物語は始まる、、、
それは節税のためにシンガポールに移住しているからで、日本の税法上には大きな抜け穴があるのだという、それを巧く使えば相続税を払わずに資産を継承できるのだという・・・
それが通称「五年ルール」というもので、簡単に言えば、被相続人(親)と相続人(子)がともに五年を超えて日本の非居住者であるときは、日本国内の財産にしか課税されないというルールだ。
要するに、五年以上、日本の非居住者であれば子や孫に相続したり贈与したりしても海外の資産には日本の課税が及ばなくなるのだ。
この「日本の非居住者」という定義が、明文化されていないものの一般には「一年の半分以上を海外で暮らせば、日本に住んでいないこと(非居住)の証明になる」と解釈されているとのこと。つまり183日(一年の半分以上)を海外で暮らし、それを五年間も続けていれば、海外資産の相続税は払わなくても済むようになるというのだ。
この作品のタイトルでもあるプライベートバンカーとは、簡単に言えばこういった法律の抜け道だったり、日本では取り扱いのないような海外の破格の利回りの金融商品だったりを武器に、超富裕層のお金を運用・管理している職業なんですよ。。。
いやね、この作品を読んでまず衝撃を受けたのが、超富裕層は超富裕層なりに苦労してんだなぁ~ってことですね。
なんでかって、上記に書かれている方法を使ったりして、今現在保有している何十億というお金を節税したところで、その超富裕層はそのお金を自分自身ではほとんど使わないわけなんですよ?
そのためだけに異国の地で5年という決して短くはない時間を何をするとでもなく過ごさないといけない様は、それはそれで結構地獄だなぁ~っと
その超富裕層が若かったりすれば、有り余るお金を若い女性だったり、衣・食・住につぎ込んで楽しく過ごせばいいのかもしれませんけど、60・70過ぎの年齢の金持ちだとそこまでの欲もなく、昼間ゴルフを一人ぼっちで周り、、、夕飯は異国の地の百貨店で日本食を買ってきて一人で食べて毎日を過ごしている、、、みたいな人も作品では出てきて、、、、なんだかなぁーっと、、、
あと世間的には「パナマ文書」でタックスヘイブン(租税回避地)に関心が高まったりもしてますけど、この作品においてその実態を読む限りでは、これはすぐにどーこー出来る問題じゃねーなーっと思ったね。
税率の低い地域に実態のないペーパーカンパニーを作って、それを使って税金逃れをしているということはニュースを聞いて知ってはいたけれど、その実はそんなに簡単なものじゃなくて、例えばペーパーカンパニーとは言え会社を作る際には法人取締役が必要で、けどそこで自分の名前を秘匿したい場合は“ノミニー”という名義人を借りることができるらしい、日本であれば違法な名義貸しだったり仮名取引の疑いがあることだが、シンガポールや香港では「プライバシー保護」の名のもとに合法化されている真っ当なビジネスとして成り立っているのだそうだ。
だからこんなこともあるらしい、、、
東京のある事業家はシンガポールのプライベートバンクに口座を保有するとともに、そのバンカーの紹介で税率のほぼないタックスヘイブンの地域にペーパーカンパニーを設立している。このペーパーカンパニーの代表者は上述の「ノミニー」を仕立てていて、税務署の追跡は困難になる。なおかつこの事業家は別のタックスヘイブンの地域に前述のペーパーカンパニー名義の金融機関の口座を開設し、運用をして利益をあげている、、、
こんな複雑な仕組みをしたてあげられれば、日本にいながら、自分の名義とは気づかれずに、税金を一切取られることなく、資金運用から節税、ましてや脱税まで、なんでも出来てしまう!
しかし、この現状から国としても海外送金の監視だったり、マイナンバーによって金の動きを把握する準備を整えたりしているようだ、、、、
けどもこのタックスヘイブン(租税回避地)の問題は、国と納税者の完全なるイタチごっこ状態でいつまでも終わることは無いんだろうなとも思った。。。
結局のところ、日本国内でどれだけ環境や法律を整えたところで、海外までその影響力を発揮することは出来ないわけだし、海外の貧しい国の中では自分の国はオフショア(課税優遇地)であるということを推進して、少しでも外貨を獲得したいとする国は今後も出てくるわけだろうし、、、、
※タックスヘイブン(租税回避地)とオフショア(課税優遇地)は、実態としてはまったく同じ、ただ呼び方のニュアンスが違うだけ
それと主人公杉山が、上司の桜井から執拗な嫌がらせを受ける部分は、自分の前職(証券会社営業)の苦い思い出を鮮明に思い出させてくれるもので、いろんな意味でいろんな感情に苛まれながら読ませてもらった・・・( ̄◇ ̄;)
清武氏のこの手のノンフィクション作品には今後も大・大・大期待しとります!
∠( ゚д゚)/
今日はそんな感じですなァ~
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
P.S.
すいませんね~最近MTGプレイヤーの方にとっては興味のないことばかりを長文で書く日記ばかりになってしまって・・・ヽ(´Д`;)ノw
MOでEMNが実装されたら本気だします、、、!!
・・・けどそれまではこんな感じになると思いますw
【読書感想文】『すべての疲労は脳が原因 』 著:梶本修身
2016年7月24日 読書
みんなは異界月の発売最初の週末で忙しいだろうから、MO専用プレイヤーのおいらが代わりに最新の脳科学の新書読んどいたよーーーー!!!(挨拶)
まだMOには異界月が実装されていないから、つまらんのよなぁ、、、(´ε`;)
でもって、今回読んだのは『すべての疲労は脳が原因』(集英社新書)著:梶本修身。
地元の本屋に行っても、読みたい!って思う本に巡り会えないため、わざわざ隣町のでかい本屋まで行って、見つけてきた一冊!
帯に、自分が今まで信じていた疲労に関しての常識は、最新脳科学の実験においては覆されている・・・みたいなことが書かれてて、そんで興味を持った。
あと、ここもと米澤穂信氏の作品を筆頭に、小説ばっかり読んでいたので、こういうノンフィクションを読みたい気分だった。
ノンフィクションなんで、感想文というよりもどっちかというと、要約文みたいな感じで書いていく・・・
✩なぜ「体が疲れた」と感じるのか?と言うと、脳がそう感じるように指令を出しているから。
⇒運動時の疲労と筋肉のダメージは必ずしも相関するわけではない。人間が「疲労」を感じるのは、運動を始めると呼吸の回数が増えたり、心拍数が増えたりして、脳を活発に使用するようになるから。これによって自律神経の中枢が疲労することで、自分たちの感じる疲労へと繋がっている。
激しい運動時の起こる疲れは、運動で酷使しているはずの筋肉そのものの疲労ではなく、多くは脳疲労であるとのこと。
✩達成感がある仕事が過労死をまねく
⇒「過労死」するのは人間だけとのこと。それはなぜかと言うと、人間の進化の過程において、人間はあまりにも前頭葉が大きくなったために、脳内で発した疲労感というアラームを意欲や達成感で簡単に隠してしまうことがあるから。
この状態は運動時の「ランナーズ・ハイ」と似たような状態であるとのこと。「ランナーズ・ハイ」は長時間の運動時に脳内麻薬が出て感じるものだが、これは疲労を軽減するものではなく、あくまで脳で疲労を感じなくなるようにするだけなので、危険な状態とも言えるとのこと。
✩疲労が蓄積すると視野が狭くなってくる
⇒体が疲れてきたときに起こる体調のサインとしては、「飽きる」→「疲れる」→「眠くなる」→「視野が狭くなる」の順番で発生する。
極度の疲労時に交通事故を起こしてしまいやすくなるのは、この「視野が狭くなる」の状態だから。人の脳は視覚から90%近くの情報を得ているため、疲れた時には目を閉じたくなる。しかし運転中は目を閉じられないため、疲れている状態になってくると無意識のうちに周辺注意力視野を狭くして、流入する視覚情報の量を効率的に低減させて脳疲労を抑えようとしている。
✩眼精疲労は人間の本能とのズレが原因
⇒前述のように脳に入る情報の90%は、目を介して視覚情報として入ってくるため。デスクワークで一日中パソコンとにらめっこがルーティンになっている人間は眼精疲労を訴えやすいが、これは目の細胞の損傷によるものではなく、やはり運動時の疲労と同様に、自律神経の疲労による。
人間が野生動物と暮らしていた頃、いちはやく外敵や獲物を発見するために緊張時は交感神経が優位になって(※集中した状態)遠くに焦点を合わせていました。それ以外の、緊張して遠くを監視する必要がないときは副交感神経が優位になって(※リラックスした状態)休息し、食べ物や仲間など近くにピントを合わせていたと推測される。ゆえに、目の解剖学的構造も交感神経優位では遠くに焦点が合うように設計されているわけ。
しかし、デスクワークでパソコンやタブレット端末をよく使う人間は、野生の環境で暮らしているときとは正反対の状況に身をおいていて、仕事をしているときには緊張感から、交感神経が優位になっている。しかし交感神経は遠くに焦点を合わせようとするため、パソコン等の近くのものに焦点を合わせる行動とは矛盾をきたすため、自律神経の混乱を招くことから眼精疲労が起こると考えられる。
✩スポーツや楽器演奏での反復練習が飽きないのは、大脳ではなく小脳を使っているから
⇒記憶には三種類あって、「エピソード記憶」「意味記憶」「手続き記憶」がある。
「エピソード記憶」は、個人が体験したイベントの記憶で、「テレビで錦織圭選手の活動を見て感動した息子がテニスを始めた」という感情や時間などを含む個人な記憶。
「意味記憶」とは、「テニスは、コート内で黄色のボールを打ち合うスポーツ」といった、ものごとの常識的な意味を表す一般的な知識・情報についての記憶。
「手続き記憶」とは、テニスのサーブ、自転車の乗り方、パソコンのタッチタイピング、楽器の演奏のように、同じ体験を反復してマスターする動作のことを言い、「体で覚える記憶」とも言う
そして、「エピソード記憶」と「意味記憶」は大脳が、「手続き記憶」は小脳が大きな役割を果たしており、小脳は大脳に比べて疲れにくい性格がある。よって、スポーツや楽器演奏などの反復練習は疲れにくい。
✩乳酸は疲労の原因ではない
⇒これまで疲労の原因について乳酸と考えられてきたが、この事実は誤解であるということが最新の実験によって証明されている。
※本には誤解が生まれてしまった経緯だったり、最新の実験によって乳酸とはじゃあどういった物質だったのか?等々しっかり書かれているけど、割愛。
✩紫外線は浴びると疲労に繋がる、サングラス・日焼け防止で、疲労を最小限にとどめる
⇒紫外線を浴びると、体内で疲労のもととなる活性酸素が生じるため、激しい運動と同様に疲れの原因となる。また目から紫外線が入ることも同様であり、そのため日焼け止めやサングラスをすることで、紫外線からの疲労を最小限にとどめることができる。
✩疲労回復は寝始めた当初3時間の睡眠の質によって決まる!(いびきは疲労の大敵)
⇒この著作の一番の重要項目だと感じる、、、
人間は眠りについた最初の1時間は「レム睡眠」で、脳的には起きているのと変わらない状態であって、その後約2時間の「ノンレム睡眠」となり、そこではじめて脳内で疲労を回復するホルモンの分泌が始まるとのこと・・・
眠りに入ってからの3時間が経緯した後は、90分周期でノンレム睡眠とレム睡眠が交互に現れるが、疲労回復のホルモンを分泌するのは、眠りについてから最初の3時間の間だけ。(※厳密には1時間のレム睡眠経過後の、ノンレム睡眠の2時間の間だけ)
著者の研究から、慢性的に疲れを感じている人間は、いびきをかいていることがわかった。いびきによって、質の高い睡眠がとれていないからだとのこと。
ただ長時間眠ればいいのではなく、疲れをとるには眠りの深い「ノンレム睡眠」を取る必要があるとのことで、それは上述の通り寝付いてからの最初の3時間が重要であり、いびきがそれを阻害している。
質の良い睡眠をとるためには、①夕方以降は照明などの光をコントロールすること、②夜遅くまでパソコン・タブレット・スマホなどの操作をしないこと、③夕飯はこってりした料理を避けて消化がよいメニューを眠る3時間前には食べ終えておく、④眠る1~2時間前に38-40度程度のぬるま湯に8分程度の半身浴をする、⑤寝酒はしない、、、ことだとのこと。
✩栄養ドリンクは疲労回復につながらないどころか、疲労促進の原因になってしまう
⇒そもそも栄養ドリンクは半世紀ほど前に、日本がまだ貧しくて栄養不足だった時代に、ビタミンB1の欠乏から生じる脚気の改善のために、ビタビンB1を配合したドリンクが役立ったことに端を発していて、現代のように栄養不足の心配がない時代においては無用だとのこと。
タウリンが多いほど疲労回復に効きそうなイメージを受けるが、タウリンをたくさんとったところで人の体にプラスに働くことはほど無い、唯一タウリンは胆汁酸の分泌を促すなどの肝臓に働きかける作用があるのみとのこと。
栄養ドリンクの正しい認識としては、「疲労」を一時的にマスキングする能力があるもの、、、というのが正しいらしく、どうしても今晩プレゼン資料を作らないといけないとかのときに力を発揮するもので、それは一時的な覚醒や高揚をもたらすだけで「疲れ」を消すものでは無い!というものだとのこと。
うなぎも栄養ドリンク同様とのこと、、、
✩科学的に実証された疲労回復成分は「イミダペプチド」と「クエン酸」
⇒ここも睡眠の章と併せて重要な部分
科学的に著者が実証した疲労回復成分は、「イミダペプチド」と「クエン酸」だとのこと。
「イミダペプチド」を多く含む食材は、鶏の胸肉が一番で、それ以外にもマグロやカツオに多く含まれている。
「クエン酸」はレモン・グレープフルーツなどの柑橘類、梅干し、酢など、「酸っぱさ」を覚える酸味を持つ食品に多く含まれている。
✩脳疲労を軽減するには「ゆらぎ」のある生活
⇒これまでは森林浴をしてマイナスイオンを浴びることが、疲労回復に繋がるとされてきたが、これは誤りだとのこと。そもそもマイナスイオンというものは科学的に存在そのものが曖昧なものだとのこと。
しかし、森林浴自体は疲労回復に一定の効果があるのは正しいらしく、その要因としては自然の中には「ゆらぎ」があるからだと著者は言っている。
「ゆらぎ」とは一定の平均値から微妙にずれたある程度の「不規則な規則性」をもつ現象のことを言うそうで、「カオス」とも呼び変えられる時もあるものだとのこと。
そもそも長時間の運転時に感じる疲れは、身体がそれだけ疲れているからよりも、「ゆらぎ」の無い同じ体勢を取り続けているからということが要因だとのこと。
長時間の運転中に窓を開けたりしたくなるのは、少しでも「ゆらぎ」を感じたいためらしい
以上、そんな感じ~
これまでの自分の中での常識を覆されるものが結構あったりして、非常におもしろかった!!
これまでは、仕事の前に栄養ドリンク好んで飲んだりしてたけど、控えていこうと思う・・・(´ε`;)
けど、セブンのサラダチキン好んで食べているのは、この作品を読んだことによりより習慣化してしまいそう~♪
まぁ、個人的には何より寝る前のPCでのMO三昧だったり、エロ動画三昧だったりするのをどうにかしないとなんだけど・・・こればっかりはどうしようもないっすねwww
こないだブルーライト軽減メガネ買ったので、それで何とかごまかしていこうと改めて強く心に誓ったよw
うむ、ノンフィクションも久しぶりに読むと良いなぁ~♪♪
どうも清武さんのノンフィクション作品も最近出たらしいので、次はそれを読む予定~
そんな感じっす、ではでは(´ー`)/~~
まだMOには異界月が実装されていないから、つまらんのよなぁ、、、(´ε`;)
でもって、今回読んだのは『すべての疲労は脳が原因』(集英社新書)著:梶本修身。
地元の本屋に行っても、読みたい!って思う本に巡り会えないため、わざわざ隣町のでかい本屋まで行って、見つけてきた一冊!
帯に、自分が今まで信じていた疲労に関しての常識は、最新脳科学の実験においては覆されている・・・みたいなことが書かれてて、そんで興味を持った。
あと、ここもと米澤穂信氏の作品を筆頭に、小説ばっかり読んでいたので、こういうノンフィクションを読みたい気分だった。
ノンフィクションなんで、感想文というよりもどっちかというと、要約文みたいな感じで書いていく・・・
✩なぜ「体が疲れた」と感じるのか?と言うと、脳がそう感じるように指令を出しているから。
⇒運動時の疲労と筋肉のダメージは必ずしも相関するわけではない。人間が「疲労」を感じるのは、運動を始めると呼吸の回数が増えたり、心拍数が増えたりして、脳を活発に使用するようになるから。これによって自律神経の中枢が疲労することで、自分たちの感じる疲労へと繋がっている。
激しい運動時の起こる疲れは、運動で酷使しているはずの筋肉そのものの疲労ではなく、多くは脳疲労であるとのこと。
✩達成感がある仕事が過労死をまねく
⇒「過労死」するのは人間だけとのこと。それはなぜかと言うと、人間の進化の過程において、人間はあまりにも前頭葉が大きくなったために、脳内で発した疲労感というアラームを意欲や達成感で簡単に隠してしまうことがあるから。
この状態は運動時の「ランナーズ・ハイ」と似たような状態であるとのこと。「ランナーズ・ハイ」は長時間の運動時に脳内麻薬が出て感じるものだが、これは疲労を軽減するものではなく、あくまで脳で疲労を感じなくなるようにするだけなので、危険な状態とも言えるとのこと。
✩疲労が蓄積すると視野が狭くなってくる
⇒体が疲れてきたときに起こる体調のサインとしては、「飽きる」→「疲れる」→「眠くなる」→「視野が狭くなる」の順番で発生する。
極度の疲労時に交通事故を起こしてしまいやすくなるのは、この「視野が狭くなる」の状態だから。人の脳は視覚から90%近くの情報を得ているため、疲れた時には目を閉じたくなる。しかし運転中は目を閉じられないため、疲れている状態になってくると無意識のうちに周辺注意力視野を狭くして、流入する視覚情報の量を効率的に低減させて脳疲労を抑えようとしている。
✩眼精疲労は人間の本能とのズレが原因
⇒前述のように脳に入る情報の90%は、目を介して視覚情報として入ってくるため。デスクワークで一日中パソコンとにらめっこがルーティンになっている人間は眼精疲労を訴えやすいが、これは目の細胞の損傷によるものではなく、やはり運動時の疲労と同様に、自律神経の疲労による。
人間が野生動物と暮らしていた頃、いちはやく外敵や獲物を発見するために緊張時は交感神経が優位になって(※集中した状態)遠くに焦点を合わせていました。それ以外の、緊張して遠くを監視する必要がないときは副交感神経が優位になって(※リラックスした状態)休息し、食べ物や仲間など近くにピントを合わせていたと推測される。ゆえに、目の解剖学的構造も交感神経優位では遠くに焦点が合うように設計されているわけ。
しかし、デスクワークでパソコンやタブレット端末をよく使う人間は、野生の環境で暮らしているときとは正反対の状況に身をおいていて、仕事をしているときには緊張感から、交感神経が優位になっている。しかし交感神経は遠くに焦点を合わせようとするため、パソコン等の近くのものに焦点を合わせる行動とは矛盾をきたすため、自律神経の混乱を招くことから眼精疲労が起こると考えられる。
✩スポーツや楽器演奏での反復練習が飽きないのは、大脳ではなく小脳を使っているから
⇒記憶には三種類あって、「エピソード記憶」「意味記憶」「手続き記憶」がある。
「エピソード記憶」は、個人が体験したイベントの記憶で、「テレビで錦織圭選手の活動を見て感動した息子がテニスを始めた」という感情や時間などを含む個人な記憶。
「意味記憶」とは、「テニスは、コート内で黄色のボールを打ち合うスポーツ」といった、ものごとの常識的な意味を表す一般的な知識・情報についての記憶。
「手続き記憶」とは、テニスのサーブ、自転車の乗り方、パソコンのタッチタイピング、楽器の演奏のように、同じ体験を反復してマスターする動作のことを言い、「体で覚える記憶」とも言う
そして、「エピソード記憶」と「意味記憶」は大脳が、「手続き記憶」は小脳が大きな役割を果たしており、小脳は大脳に比べて疲れにくい性格がある。よって、スポーツや楽器演奏などの反復練習は疲れにくい。
✩乳酸は疲労の原因ではない
⇒これまで疲労の原因について乳酸と考えられてきたが、この事実は誤解であるということが最新の実験によって証明されている。
※本には誤解が生まれてしまった経緯だったり、最新の実験によって乳酸とはじゃあどういった物質だったのか?等々しっかり書かれているけど、割愛。
✩紫外線は浴びると疲労に繋がる、サングラス・日焼け防止で、疲労を最小限にとどめる
⇒紫外線を浴びると、体内で疲労のもととなる活性酸素が生じるため、激しい運動と同様に疲れの原因となる。また目から紫外線が入ることも同様であり、そのため日焼け止めやサングラスをすることで、紫外線からの疲労を最小限にとどめることができる。
✩疲労回復は寝始めた当初3時間の睡眠の質によって決まる!(いびきは疲労の大敵)
⇒この著作の一番の重要項目だと感じる、、、
人間は眠りについた最初の1時間は「レム睡眠」で、脳的には起きているのと変わらない状態であって、その後約2時間の「ノンレム睡眠」となり、そこではじめて脳内で疲労を回復するホルモンの分泌が始まるとのこと・・・
眠りに入ってからの3時間が経緯した後は、90分周期でノンレム睡眠とレム睡眠が交互に現れるが、疲労回復のホルモンを分泌するのは、眠りについてから最初の3時間の間だけ。(※厳密には1時間のレム睡眠経過後の、ノンレム睡眠の2時間の間だけ)
著者の研究から、慢性的に疲れを感じている人間は、いびきをかいていることがわかった。いびきによって、質の高い睡眠がとれていないからだとのこと。
ただ長時間眠ればいいのではなく、疲れをとるには眠りの深い「ノンレム睡眠」を取る必要があるとのことで、それは上述の通り寝付いてからの最初の3時間が重要であり、いびきがそれを阻害している。
質の良い睡眠をとるためには、①夕方以降は照明などの光をコントロールすること、②夜遅くまでパソコン・タブレット・スマホなどの操作をしないこと、③夕飯はこってりした料理を避けて消化がよいメニューを眠る3時間前には食べ終えておく、④眠る1~2時間前に38-40度程度のぬるま湯に8分程度の半身浴をする、⑤寝酒はしない、、、ことだとのこと。
✩栄養ドリンクは疲労回復につながらないどころか、疲労促進の原因になってしまう
⇒そもそも栄養ドリンクは半世紀ほど前に、日本がまだ貧しくて栄養不足だった時代に、ビタミンB1の欠乏から生じる脚気の改善のために、ビタビンB1を配合したドリンクが役立ったことに端を発していて、現代のように栄養不足の心配がない時代においては無用だとのこと。
タウリンが多いほど疲労回復に効きそうなイメージを受けるが、タウリンをたくさんとったところで人の体にプラスに働くことはほど無い、唯一タウリンは胆汁酸の分泌を促すなどの肝臓に働きかける作用があるのみとのこと。
栄養ドリンクの正しい認識としては、「疲労」を一時的にマスキングする能力があるもの、、、というのが正しいらしく、どうしても今晩プレゼン資料を作らないといけないとかのときに力を発揮するもので、それは一時的な覚醒や高揚をもたらすだけで「疲れ」を消すものでは無い!というものだとのこと。
うなぎも栄養ドリンク同様とのこと、、、
✩科学的に実証された疲労回復成分は「イミダペプチド」と「クエン酸」
⇒ここも睡眠の章と併せて重要な部分
科学的に著者が実証した疲労回復成分は、「イミダペプチド」と「クエン酸」だとのこと。
「イミダペプチド」を多く含む食材は、鶏の胸肉が一番で、それ以外にもマグロやカツオに多く含まれている。
「クエン酸」はレモン・グレープフルーツなどの柑橘類、梅干し、酢など、「酸っぱさ」を覚える酸味を持つ食品に多く含まれている。
✩脳疲労を軽減するには「ゆらぎ」のある生活
⇒これまでは森林浴をしてマイナスイオンを浴びることが、疲労回復に繋がるとされてきたが、これは誤りだとのこと。そもそもマイナスイオンというものは科学的に存在そのものが曖昧なものだとのこと。
しかし、森林浴自体は疲労回復に一定の効果があるのは正しいらしく、その要因としては自然の中には「ゆらぎ」があるからだと著者は言っている。
「ゆらぎ」とは一定の平均値から微妙にずれたある程度の「不規則な規則性」をもつ現象のことを言うそうで、「カオス」とも呼び変えられる時もあるものだとのこと。
そもそも長時間の運転時に感じる疲れは、身体がそれだけ疲れているからよりも、「ゆらぎ」の無い同じ体勢を取り続けているからということが要因だとのこと。
長時間の運転中に窓を開けたりしたくなるのは、少しでも「ゆらぎ」を感じたいためらしい
以上、そんな感じ~
これまでの自分の中での常識を覆されるものが結構あったりして、非常におもしろかった!!
これまでは、仕事の前に栄養ドリンク好んで飲んだりしてたけど、控えていこうと思う・・・(´ε`;)
けど、セブンのサラダチキン好んで食べているのは、この作品を読んだことによりより習慣化してしまいそう~♪
まぁ、個人的には何より寝る前のPCでのMO三昧だったり、エロ動画三昧だったりするのをどうにかしないとなんだけど・・・こればっかりはどうしようもないっすねwww
こないだブルーライト軽減メガネ買ったので、それで何とかごまかしていこうと改めて強く心に誓ったよw
うむ、ノンフィクションも久しぶりに読むと良いなぁ~♪♪
どうも清武さんのノンフィクション作品も最近出たらしいので、次はそれを読む予定~
そんな感じっす、ではでは(´ー`)/~~
【読書感想文】『カエルの楽園』 著:百田尚樹
2016年7月19日 読書 コメント (4)
別に知識人ぶるわけじゃないけど、、、
こないだのイギリスの国民投票が予想外の結果だったときだって、、、
どんだけ大規模なテロ事件が起こったときだって、、、
そして将来的にも、どんだけ世界的に影響の大きい事件が起ころうとも、、、
何を差し置いても“MTGの禁止改訂は今回ありませんでした!”とかがトップニュースになる、そんなこのDNというコミュニティが大好きだよwww(*´ω`*)!!
というわけで、自分はそんな中でも異端な部類に入るやもしれない、『読書感想文』という日記を今日も書いていくのさ・・・w(。-∀-)
まず、この本を本屋で買った経緯から話すと、、、
まず、大前提にこの“百田尚樹”さんっていう作家さんは、もともと読まず嫌いな作家さんの一人で、、、
確か一番最初にこの作家さんの作品に触れたのは、ベストセラーを映画化した『永遠の0』を映画館に見に行ったこと。
世間でも評判だったことから、じゃあ見ておくかぁ~的な思いから見に行った記憶があって、そこそこ感動した記憶がある。
その後、同作家さんの短編小説をひとまず読んでみて、そこそこの面白さで正直パッとはしなかったことで、この作家さんの小説をそれ以外は読むことなくいた・・・
それ以降も百田さん自体はそれ以外にもベストセラーをどんどん出してるのは、本屋巡りの好きなおいらはもちろん本屋の平積みコーナーとかで知ってはいたんだけど、この作家さんの作品を読まなくなった決定的な事件があって、それが何かって言うと、前の会社の嫌いだった上司がこの作家さんの本に感銘を受けたようで、会社でしきりに「会社に勤務する人間は、全員この本は読むべきだ!」とか「お前は本当ダメだなっ!この本の中の主人公の〇〇を見習え!!」とか「〇〇だったら、絶対にお前みたいなことはしない!センスがないんだよ!!」とか言われたりしたわけよ・・・(^_^;)
※↑同作家『海賊とよばれた男』という作品だったことを記憶している
いやもうね、こうなると意地でもこの作家の本は読まないようにして、このバカ上司と価値感を共有させることは死んでもやらん!!!ヽ(`Д´)ノ
・・・って思うわなw
そんなことがあって、この本を本屋のベストセラーの棚から手にしてレジに持っていたということは、前の会社との上司とも決別して3年近く経ったことで、やっと自分自身過去の自分と向き合って前に進もうとしての心境の変化か、、、、
よっぽど読みたい本が無かったんだろうねwww
ということで、今回の読書感想文はいつになく、作家・作品ともにマイナスの印象からのスタートだということをご承知くださいw(´Д`;)ヾ
あとネタバレも大いに含みますことも事前にお伝えさせていただきます・・・
とりあえずは、あらすじ~
まず本の内容に入る前に、この本すんごい読みやすい!
楽しくて、どんどん読める!!ってのとは少し違って、、、童話形式で話が進んでいくので、文章表現が簡単ということからスラスラ読める!
正直今回新品1400円で本屋で買ったもの、読破するのに2~3時間くらいで読み切ってしまった、、、(全然速読とかじゃなくて)
ということもあり、コスパは非常に悪いw
読む対象年齢を中学生以上くらいからに設定しているのか、少し難しい漢字にはルビがふってあるのも印象的だった。
(※襲撃・咄嗟・訊ねる・誇示・面影、、、←この辺の漢字には全部)
上述、表現が難しくないというのもあって、若い人も読んでほしいってことなんだろう~
でもって、内容なんだけどこんな感じ
・・・一応、200ページ以上ある物語を個人的に簡潔にまとめてみた。
正直途中でカエルたちの心境の揺れだったりも見所ではあるけども、大雑把にはこんなストーリーでこれ以上でもこれ以下でもないと思う。
でもって、この物語の言わんとしているのが、日本の現状そのものなわけですわな。
物語上の「三戒」は、まさしく日本国憲法の9条であるわけですよ。。。。
もともとこの作家さんに対して冒頭書いたように、フラットな感情を抱けない自分でありますから、天の邪鬼的になってしまう部分も多分にあると思うんですけど、、、自分のこの作品を読んでの感想としては、むしろこの作品を中高生とかが読んで、「9条」を改正した方が良い!とかって安直に思っては欲しくないなぁ~っと思ってしまった。
カエルの童話を読んで、一個人の政治的判断を決めるなんてことが愚の骨頂だと思うんですわ!!!
もっとそれだったら、歴史を学べと言いたい!!!
そんでもって、それなりに本を読んで(自分はダメ上司のように「これを読め!」なんてことは言わない、自分自身で読みたいと思った興味・関心のある本を読めばいいと思う)、、、いろんな人と会って、話して、経験を積んだ末に、自分の意見を醸成すれば良いと思う。
別においらは9条を変えた方が良いとも、そのままが良いとも考えたことも無かったし、今後作品の中でのツチガエルたちのように国民投票にでもならない限り考えることは無いだろう・・・
無責任だと言われるかもしれないが、どっちが良いかを考えて自分の意見を国会の前でワァーワァーわめくよりも、よっぽど重要かつ責任ある行動を取ってはいると思っているから。。。
ん、、、、何か今回の読書感想文は、過去のダメ上司への負の感情と作品の持つ政治的側面とが入り混じって、いつも以上に何か気持ち悪い感じになってしまったwwヽ(´Д`;)ノ
まぁ、、、そんな感じで、、、
※↑いやぁ~ホントに便利な言葉だとつくづく思うねw
ではでは( ´・ω・`)ノ~バイバイ
こないだのイギリスの国民投票が予想外の結果だったときだって、、、
どんだけ大規模なテロ事件が起こったときだって、、、
そして将来的にも、どんだけ世界的に影響の大きい事件が起ころうとも、、、
何を差し置いても“MTGの禁止改訂は今回ありませんでした!”とかがトップニュースになる、そんなこのDNというコミュニティが大好きだよwww(*´ω`*)!!
というわけで、自分はそんな中でも異端な部類に入るやもしれない、『読書感想文』という日記を今日も書いていくのさ・・・w(。-∀-)
まず、この本を本屋で買った経緯から話すと、、、
まず、大前提にこの“百田尚樹”さんっていう作家さんは、もともと読まず嫌いな作家さんの一人で、、、
確か一番最初にこの作家さんの作品に触れたのは、ベストセラーを映画化した『永遠の0』を映画館に見に行ったこと。
世間でも評判だったことから、じゃあ見ておくかぁ~的な思いから見に行った記憶があって、そこそこ感動した記憶がある。
その後、同作家さんの短編小説をひとまず読んでみて、そこそこの面白さで正直パッとはしなかったことで、この作家さんの小説をそれ以外は読むことなくいた・・・
それ以降も百田さん自体はそれ以外にもベストセラーをどんどん出してるのは、本屋巡りの好きなおいらはもちろん本屋の平積みコーナーとかで知ってはいたんだけど、この作家さんの作品を読まなくなった決定的な事件があって、それが何かって言うと、前の会社の嫌いだった上司がこの作家さんの本に感銘を受けたようで、会社でしきりに「会社に勤務する人間は、全員この本は読むべきだ!」とか「お前は本当ダメだなっ!この本の中の主人公の〇〇を見習え!!」とか「〇〇だったら、絶対にお前みたいなことはしない!センスがないんだよ!!」とか言われたりしたわけよ・・・(^_^;)
※↑同作家『海賊とよばれた男』という作品だったことを記憶している
いやもうね、こうなると意地でもこの作家の本は読まないようにして、このバカ上司と価値感を共有させることは死んでもやらん!!!ヽ(`Д´)ノ
・・・って思うわなw
そんなことがあって、この本を本屋のベストセラーの棚から手にしてレジに持っていたということは、前の会社との上司とも決別して3年近く経ったことで、やっと自分自身過去の自分と向き合って前に進もうとしての心境の変化か、、、、
よっぽど読みたい本が無かったんだろうねwww
ということで、今回の読書感想文はいつになく、作家・作品ともにマイナスの印象からのスタートだということをご承知くださいw(´Д`;)ヾ
あとネタバレも大いに含みますことも事前にお伝えさせていただきます・・・
とりあえずは、あらすじ~
最大の悲劇は、良心的な愚かさによってもたらされる。
ベストセラー作家が全力で挑んだ、衝撃の問題作。
安住の地を求めて旅に出たアマガエルのソクラテスとロベルトは、豊かで平和な国「ナパージュ」に辿り着く。
そこでは心優しいツチガエルたちが、奇妙な戒律を守って暮らしていた。
だがある日、平穏な国を揺るがす大事件が起こる――。
著者自らが「私の最高傑作」と断言。
大衆社会の本質を衝いた、G・オーウェル以来の寓話的「警世の書」。
※Amazonのページより引用
まず本の内容に入る前に、この本すんごい読みやすい!
楽しくて、どんどん読める!!ってのとは少し違って、、、童話形式で話が進んでいくので、文章表現が簡単ということからスラスラ読める!
正直今回新品1400円で本屋で買ったもの、読破するのに2~3時間くらいで読み切ってしまった、、、(全然速読とかじゃなくて)
ということもあり、コスパは非常に悪いw
読む対象年齢を中学生以上くらいからに設定しているのか、少し難しい漢字にはルビがふってあるのも印象的だった。
(※襲撃・咄嗟・訊ねる・誇示・面影、、、←この辺の漢字には全部)
上述、表現が難しくないというのもあって、若い人も読んでほしいってことなんだろう~
でもって、内容なんだけどこんな感じ
主人公のソクラテスはアマガエルで、ある時生まれ故郷にアマガエルを食べてしまうダルマガエルが侵略してくる。
しかしアマガエルの長老は何も手を打たず、ダルマガエルが立ち去るのを待つしかないという考えを持っていた。
それに失望したソクラテスは仲間を率いて、生まれ故郷を後にする。理想郷を探す旅は予想以上に厳しいもので、多くの仲間が命を落としてしまう。
そしてやっとのことで、ツチガエルの楽園「ナパージュ」にたどり着く。そこではカエルの天敵が存在しない世界だった。
それまでに過酷な現実を目の当たりにしていたソクラテスは、なぜナパージュがこれほどまでに安全かつ豊かな国なのかに疑問を持つ。
ナパージュの住人のツチガエル達にその質問を投げかけると、「三戒」という鉄の掟の存在によってだと言う。
その三戒とは、一、カエルを信じろ。二、カエルと争うな。三、争うための力を持つな。という奇妙な戒律だった。
その三戒の存在だけで平和が保たれていることに、ナパージュの住民たちは何の疑問も持っていない状況を見ながら、ソクラテスはナパージュの平和の理由を探る。調べていく中で、ナパージュの近くには巨大なワシのスチームボートの存在があることで、カエルを食べる外敵からの侵入を防いでいることがわかる。
しかしその現実を知っていても、ナパージュの住人たちは平和であるのは三戒の存在だからと盲目的に信じていた。
しかしそんな中、スチームボートも老いからかツチガエルにとって外敵であるウシガエルの侵入を一部許してしまう。その時は大事には至らなかったものの、その後のツチガエルの代表たちの話し合いの場で、スチームボートとウシガエルに対しての共同戦線を組む案を出すツチガエルが現れる。
しかし、ナパージュ中のツチガエルたちがそれは三戒違反だとして、大きくツチガエルたち同士で意見が別れる。最終的には国民投票を行い、その結果スチームボートとのウシガエル対抗戦線は三戒違反として、却下される。
その後スチームボートはナパージュを去ってしまう。
しかしその現実をもってしても、三戒さえ守っていれば平和は守られると信じているツチガエルたちが大勢をしめていた・・・その後、堰を切ったようにウシガエルの侵略が始まるが、それでも三戒さえ守っていれば大丈夫だと、ツチガエルたちは考えを変えることはなく、最終的には侵略してきたウシガエルたちの奴隷になってしまう。
物語の最後、ウシガエルの奴隷となったメスのツチガエルの一匹が痛めつけられて、地面に投げ出された状態に放置されているのをソクラテスが見つけて、急いで駆け寄る。ソクラテスの「しっかりしろ」のかけ声に対して、そのツチガエルは「大丈夫よ。ひどいことにはならないわ。だって、ナパージュには三戒があるんですもの」という言葉を残してこの世を去る・・・(完)
・・・一応、200ページ以上ある物語を個人的に簡潔にまとめてみた。
正直途中でカエルたちの心境の揺れだったりも見所ではあるけども、大雑把にはこんなストーリーでこれ以上でもこれ以下でもないと思う。
でもって、この物語の言わんとしているのが、日本の現状そのものなわけですわな。
物語上の「三戒」は、まさしく日本国憲法の9条であるわけですよ。。。。
もともとこの作家さんに対して冒頭書いたように、フラットな感情を抱けない自分でありますから、天の邪鬼的になってしまう部分も多分にあると思うんですけど、、、自分のこの作品を読んでの感想としては、むしろこの作品を中高生とかが読んで、「9条」を改正した方が良い!とかって安直に思っては欲しくないなぁ~っと思ってしまった。
カエルの童話を読んで、一個人の政治的判断を決めるなんてことが愚の骨頂だと思うんですわ!!!
もっとそれだったら、歴史を学べと言いたい!!!
そんでもって、それなりに本を読んで(自分はダメ上司のように「これを読め!」なんてことは言わない、自分自身で読みたいと思った興味・関心のある本を読めばいいと思う)、、、いろんな人と会って、話して、経験を積んだ末に、自分の意見を醸成すれば良いと思う。
別においらは9条を変えた方が良いとも、そのままが良いとも考えたことも無かったし、今後作品の中でのツチガエルたちのように国民投票にでもならない限り考えることは無いだろう・・・
無責任だと言われるかもしれないが、どっちが良いかを考えて自分の意見を国会の前でワァーワァーわめくよりも、よっぽど重要かつ責任ある行動を取ってはいると思っているから。。。
ん、、、、何か今回の読書感想文は、過去のダメ上司への負の感情と作品の持つ政治的側面とが入り混じって、いつも以上に何か気持ち悪い感じになってしまったwwヽ(´Д`;)ノ
まぁ、、、そんな感じで、、、
※↑いやぁ~ホントに便利な言葉だとつくづく思うねw
ではでは( ´・ω・`)ノ~バイバイ
1歳半の子供がいるおいらとしてはね、、、本屋の平積みでこういう本はどうしても手を出してしまいがちなんだよね、、、(´∀`*)テヘ
まぁーとりあえず、本のタイトルはいけ好かないわなwww
一流の育て方って、、、別に自分が一流の人間になろうとも思わないし、自分の子供も一流に育たなくたっていいと思っている自分にとっては、この本を本屋で最初見て手にとった時には、まさか購入することになるとは思わなかった・・・
この本で言っているところの“一流”というのは、世間で言うところの“天才”ではなくて、“真人間”であることを立ち読みしながら気がついた。
この本をもとに自分の子供を“真人間”に育てられる助けになればという思いと、子供のためだけじゃなくて、自分がより一層“真人間”に近づくための助けになるんじゃないかと思って購入してみた。
まずこの本は、タイトルから想像されるような、子供をどれだけ高学歴にするか??とか、子供をどれだけ良い会社に就職させるか??みたいなことを論じている本では無い。
間接的には、子供の高学歴・会社での出世に関係してくることではあるが、この本ではそもそもの“子供の能力を最大限に伸ばすにはどういう取り組みをするべきなのか?”とか“子供を人間らしい人間にするべきにはどういう親の行いが重要なのか?”といった、もっと育児の中でも根本的な部分を書いている。
何とも感想が表現しにくいんだが、“言われてみればその通りなんだけど、実際人間そうには出来ないよなぁ~”っていう育児法がたくさん提示されて、感心の連続だった。
とりあえず、この本をタイムマシンを使って、自分が生まれた年の両親に届けてあげたいw
この本を読みながらふと思い出したのは、自分が両親にどうやって育てられてきたのか?ってことだった。
それらを思い返すと、この本の中で育児法としてはどちらかと言うとNGとして挙げられている方法を、自分の両親がとっていたように思える、、、、
例えば、自分は小学生時代から剣道をずっとしていたんだけど、これは両親に勝手に地元の剣道教室に入れられたからだった。
まぁー結局、剣道自体は嫌いではなかったので、高校卒業するまでずっと続けていたんだけど、この本で書かれてるように、“子供自身に決めさせる”・“子供が一番関心あることをさせる”という点からはズレてしまっていたように思える。
300ページを越す文量の本なので、全部の教えをここで書く事はしないけど、この本に書かれていた内容で、今思い出せるものとしては、、、
“「勉強しろ」と言うんじゃなくて、勉強する動機付けをさせよ”
“子供に読書させるには、親が読書しろ”
“一芸に秀でさせろ”
こんなところだろうか??
もちろん300ページある本ですから、それ以外にもたくさんあるんですけどねw
自分ところの子供も1歳半ということで、徐々に“感情”とか“興味”を表現し始めてるところなんだけど、いかんせんこの本で教わった内容を実践できるようになるのはもう少し先からのようです。
まぁそんな感じですなぁ~
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
2016年対戦戦績
MOスタン 316勝191敗 (構築レーティング1772)
MOモダン 4勝6敗
MOドラフト 16勝13敗 (限定構築レーティング1682)
シールド(プレリ) 9勝1敗
ドラフト 3勝0敗
p.s.
今週土曜日はPWCでプレリ予定~!!!!
まぁーとりあえず、本のタイトルはいけ好かないわなwww
一流の育て方って、、、別に自分が一流の人間になろうとも思わないし、自分の子供も一流に育たなくたっていいと思っている自分にとっては、この本を本屋で最初見て手にとった時には、まさか購入することになるとは思わなかった・・・
この本で言っているところの“一流”というのは、世間で言うところの“天才”ではなくて、“真人間”であることを立ち読みしながら気がついた。
この本をもとに自分の子供を“真人間”に育てられる助けになればという思いと、子供のためだけじゃなくて、自分がより一層“真人間”に近づくための助けになるんじゃないかと思って購入してみた。
まずこの本は、タイトルから想像されるような、子供をどれだけ高学歴にするか??とか、子供をどれだけ良い会社に就職させるか??みたいなことを論じている本では無い。
間接的には、子供の高学歴・会社での出世に関係してくることではあるが、この本ではそもそもの“子供の能力を最大限に伸ばすにはどういう取り組みをするべきなのか?”とか“子供を人間らしい人間にするべきにはどういう親の行いが重要なのか?”といった、もっと育児の中でも根本的な部分を書いている。
何とも感想が表現しにくいんだが、“言われてみればその通りなんだけど、実際人間そうには出来ないよなぁ~”っていう育児法がたくさん提示されて、感心の連続だった。
とりあえず、この本をタイムマシンを使って、自分が生まれた年の両親に届けてあげたいw
この本を読みながらふと思い出したのは、自分が両親にどうやって育てられてきたのか?ってことだった。
それらを思い返すと、この本の中で育児法としてはどちらかと言うとNGとして挙げられている方法を、自分の両親がとっていたように思える、、、、
例えば、自分は小学生時代から剣道をずっとしていたんだけど、これは両親に勝手に地元の剣道教室に入れられたからだった。
まぁー結局、剣道自体は嫌いではなかったので、高校卒業するまでずっと続けていたんだけど、この本で書かれてるように、“子供自身に決めさせる”・“子供が一番関心あることをさせる”という点からはズレてしまっていたように思える。
300ページを越す文量の本なので、全部の教えをここで書く事はしないけど、この本に書かれていた内容で、今思い出せるものとしては、、、
“「勉強しろ」と言うんじゃなくて、勉強する動機付けをさせよ”
“子供に読書させるには、親が読書しろ”
“一芸に秀でさせろ”
こんなところだろうか??
もちろん300ページある本ですから、それ以外にもたくさんあるんですけどねw
自分ところの子供も1歳半ということで、徐々に“感情”とか“興味”を表現し始めてるところなんだけど、いかんせんこの本で教わった内容を実践できるようになるのはもう少し先からのようです。
まぁそんな感じですなぁ~
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
2016年対戦戦績
MOスタン 316勝191敗 (構築レーティング1772)
MOモダン 4勝6敗
MOドラフト 16勝13敗 (限定構築レーティング1682)
シールド(プレリ) 9勝1敗
ドラフト 3勝0敗
p.s.
今週土曜日はPWCでプレリ予定~!!!!
【読書感想文】『言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書)』 著:橘玲
2016年6月29日 読書 コメント (4)
最近、米澤穂信さんの小説ばっかり読んでいたので、たまにはノンフィクションを読もうと思って、今回の本を購入。
正直なところ、こういう明らかに“釣り”みたいな題名&帯(おいらが買ったときも画像と同じ帯がついてました)の本って、名前負け的なところがあってつまらないというイメージだったんだけど、本屋で平積みされていたこの本をパラパラとめくるとまぁ~なんとも刺激的な内容が載っていて、購入せずにはいられなかったw
帯には“この本の内容を気安く口外しないで下さい”って書いてあるけど、自分が興味を持った部分を箇条書きで書き出したりしながら、振り返ってみたいと思う。
まず、この本の言わんとしている主な内容は、、、
人間は遺伝でほぼ全てが決まってしまっている
ってことだ。
文章で書けばそりゃその通りで、誰だって知ってるよ!って言いたくなってしまうかもしれないが、この本で書いているのは、もっとその先にある世間ではタブー視されるようなことまで踏み入って書いており、タイトルに偽り無しとも言える。
「人間は遺伝でほぼ全てが決まっている」ならば何となく受け入れられなくもないが、「人間どうやっても遺伝には抗えられない」とか「犯罪者に将来なる人間は生まれながらにして決まっている」ということを言われたら、受け入れがたくないだろうか?この本ではそういったことまで踏み込んで書かれている。
冒頭に著者が、“この本に書かれていることは全てエビデンス(根拠)がある”として書いているが、この根拠になっている文献自体が仮説によって書かれているもの等もあるので、この本の内容を全て真実として鵜呑みにするのも危険だとは思うが、その仮設を否定しうる科学的根拠は現時点では無いということも確かなようなので、内容の真偽は慎重にしなければいけないものが多数あるのを前提で振り返ってみたいと思う。
まず最初の項目では、各項目の遺伝率のデータを上げている。
頭の良し悪しに関しての遺伝率は、7~8割程度
身長の遺伝率は、66%
体重の遺伝率が、74%
統合失調症・サイコパスの遺伝率は、80%
また一卵性双生児で、生まれてすぐに片方の子供が別の場所で養育された場合のデータを多く比較してみると、育った環境が全然違っていても、大人になって再開した双子の性格や趣向は瓜二つの場合がたくさんあることなどを例に出して説明している。
これらのデータを上げていった後に著者は、人種別の抗えない遺伝率の話に写っていく・・・・
白人が100とすると黒人は85相当のIQしか持っていない
そしてなぜ人種ごとにIQの偏りが出るのかに関しての仮説としては、脳内にある「幸福のホルモン」とも呼ばれるセロトニンというホルモンの出し方が、地域差で顕著にあることが原因だとしている。
セロトニンの濃度レベルが上がれば楽天的になり、濃度レベルが下がれば不安を感じやすくなったりするとされる。
具体的には日本人は、このセロトニンの濃度をあげにくいようになっているらしい、それによって比較的その他の人種に比べてうつ病や、自殺が多い人種になっている反面、将来に不安になりやすいからこそ備えのために勤勉であって知能も高い人種になっているのではないか?としている。
この本では、遺伝によって生まれた時点多くのことが決まっているとしている反面、人類は長い歴史の中で進化を徐々に遂げてきていることも主張している。
その主張の中で、「レイプも進化のもたらした行為」として紹介している。
その論拠はこうだ、、、、
サルを観察していると、こういうことが度々起こることが確認されている、
サルの群れの中で、大きな体格のオスザルと小さな体格のオスザルがいる。
メスザルは大きな体格のオスザルと交尾をして、小さな体格のオスザルには子孫を残す手段が無くなってしまう、、、そんな時に小さな体格のオスザルはメスザルをレイプするのだという。
それをもって、レイプも人類の進化がもたらしたものだとしている。
そしてこの本では、メスもメスでレイプというオスが進化の課程により取ってくる最終手段に対抗するために、レイプの時にはオルガスムを感じないようになることで、妊娠をしにくくなることがメス側の進化だとも書いている・・・・
まぁー言われてみるとーそうなのかもw?この理路整然とトンデモない主張をされつつも、それに反論する根拠はないから納得せざるを得なくなってしまうのが、この著作の一番の魅力なのかもしれませんwww
またレイプという行為は長く付き合っている夫婦、カップル間でも発生する可能性があることにも言及している。
それが起こるのは、決まって「相手の不倫を疑っている時」であることから、嫉妬に駆られた男が、妻・彼女の子宮に精子を注ぐことで、ライバルの遺伝子でなく自分の遺伝子を残すための可能性にかけた行為だともしている・・・
その次に反社会的な人間はどう生まれるのか?というテーマになっていく、
結論から言うと、安静時の心拍数が低い人間ほど反社会的な人間になっているということを言っている。
これは心拍数が低い人間ほど、恐れという感情が欠如している傾向にあることや、共感力が低いという研究結果が出ていることで説明をしている。
また妊娠中の喫煙によって、胎児が高い攻撃性を引き起こす可能性があることも言っている。
そんでもって、次のテーマとしては、「見た目」で人生が決まるということだ。
人間は相手の顔写真を見ただけで、話すことをしなくても、瞬時にその人間の性格だったりを非常に高いレベルで見分けることが出来るという研究結果が出ている。
具体的には、「面長の顔」と「幅の広い顔」であれば、後者の方をより攻撃的と判断する傾向にある。
そしてこれは顔写真が男性のものであれば、あながち間違ったものではないらしい、、、
研究者は脳内ホルモンのテストステロンという物質に注目し、このテストステロンの濃度の違いによって、顔の幅が左右していると考えているらしく、このテストステロンはこの数値が高いほど競争を好む、野心的・冒険的になりやすくなる物質らしい、、、
だから、「幅の広い顔」の人間は攻撃的になりやすい傾向であり、凶悪犯罪者になりやすい傾向がある反面、その性格が良い方向にいって企業の社長で成功する人間もこの傾向があるとのことだ。
次のテーマである“結婚相手選びとセックス”に関しての項目は個人的に一番興味深かった。
サルからヒトへ進化する歴史の中で、その進化の課程での“結婚相手選び”を見てみると大きく分けて3種類の形態に分けられる。
それは、「一夫一妻制」「一夫多妻制」「乱婚」の3種類だ。
霊長類だと、ゴリラが一夫多妻制、チンパンジーとボノボが乱婚、テナガザルが一夫一妻制とのこと、、、
じゃあ、人間はどれなんだろうか??という話になる、、、
そこでこの本では、まずオスのペニスの話になって、一夫多妻制のゴリラはその大きな体格(成人ゴリラは約200キロ)に対して、ペニスは3センチほどしかない、また一夫一妻制のテナガザルも同様で睾丸も身体の中にしまいこまれているんだって、、要するにメスとセックスをする前にオス同士の優劣が決まっているわけなので、ペニスを発達させる進化の意味合いが無かったと判断されるとのこと、、、
逆に乱婚のボノボは、ゴリラの1/5の体格にも関わらず、ペニスの長さはゴリラの3倍で、睾丸のサイズも比較的に大きい。これを本の中では、乱婚のボノボは「精子レベル」で他のオスと競い合っているからとしている。
それを踏まえてヒトのペニスを比較すると、ゴリラ以上ボノボ以下であり、ヒトの本性は一夫一妻制なんだろうとこれまでは結論づけられていたものの、ここで大きな疑問が出てくる。
それは進化の課程の中での関係性の近さであって、どういうことかと言うと、霊長類ので一夫一妻制のテナガザルとヒトが分かれたのは約2200万年前で、ゴリラと分岐したのはおよそ900年前、そして乱婚のチンパンジー・ボノボと分岐したのは300万年であって、ヒトとの関係性が一番薄いテナガザルが取っている一夫一妻制がヒトに一番適しているとするのはおかしいのではないか?とする考えだ。
これまでは百歩譲って人間の男性には「乱婚志向」はあるものの、女性にはそれは当てはまらないとして疑問視されていたが、ここもとの研究者の中で「人間乱婚説」を提唱する者があらわれた。
その研究者が「人間乱婚説」を唱えることができる強力な裏付けというのが、目からウロコだったんだけど、「人間の女性はなぜエクスタシーの時に叫ぶのか?」という問いだったんだってw
どういうことかって言うと、、、
①人間の男性にはその傾向はないのに、人間の女性はなぜエクスタシーを感じた時に叫ぶのか?
↓↓↓
②その叫び声によって、ほかのオスを誘惑する効果があるからだ!!
↓↓↓
③それによって、たくさんの精子を子宮に取り込むことで、その中からより強い遺伝子を選ぶことが出来る!!
↓↓↓
④その証拠に女性はオルガスムを長時間感じることが出来る。これによって複数の男性との効率的なセックスができるようになっているのだ!!!
↓↓↓
⑤ちなみにその女性の進化に対しての男性側の進化としては、サルには見られないような、ヒトのオスのペニスにはカリの発達が考えられる。このカリがあることで、挿入時前後にピストン運動をすることで、子宮内に真空状態を発生させて、他のオスの精子を外にかき出す機能を持つようになったのだ!!!
↓↓↓↓
⑥以上のような理由から、人間は乱婚が適している動物なのだ!!!!
こんな感じで理論展開が進んでいくwww
実に夢のある仮説だw
まぁそんな感じの実に楽しい内容の本でした!!
興味持たれた方は是非読んでみては??
今日はそんな感じですね~
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
正直なところ、こういう明らかに“釣り”みたいな題名&帯(おいらが買ったときも画像と同じ帯がついてました)の本って、名前負け的なところがあってつまらないというイメージだったんだけど、本屋で平積みされていたこの本をパラパラとめくるとまぁ~なんとも刺激的な内容が載っていて、購入せずにはいられなかったw
帯には“この本の内容を気安く口外しないで下さい”って書いてあるけど、自分が興味を持った部分を箇条書きで書き出したりしながら、振り返ってみたいと思う。
まず、この本の言わんとしている主な内容は、、、
人間は遺伝でほぼ全てが決まってしまっている
ってことだ。
文章で書けばそりゃその通りで、誰だって知ってるよ!って言いたくなってしまうかもしれないが、この本で書いているのは、もっとその先にある世間ではタブー視されるようなことまで踏み入って書いており、タイトルに偽り無しとも言える。
「人間は遺伝でほぼ全てが決まっている」ならば何となく受け入れられなくもないが、「人間どうやっても遺伝には抗えられない」とか「犯罪者に将来なる人間は生まれながらにして決まっている」ということを言われたら、受け入れがたくないだろうか?この本ではそういったことまで踏み込んで書かれている。
冒頭に著者が、“この本に書かれていることは全てエビデンス(根拠)がある”として書いているが、この根拠になっている文献自体が仮説によって書かれているもの等もあるので、この本の内容を全て真実として鵜呑みにするのも危険だとは思うが、その仮設を否定しうる科学的根拠は現時点では無いということも確かなようなので、内容の真偽は慎重にしなければいけないものが多数あるのを前提で振り返ってみたいと思う。
まず最初の項目では、各項目の遺伝率のデータを上げている。
頭の良し悪しに関しての遺伝率は、7~8割程度
身長の遺伝率は、66%
体重の遺伝率が、74%
統合失調症・サイコパスの遺伝率は、80%
また一卵性双生児で、生まれてすぐに片方の子供が別の場所で養育された場合のデータを多く比較してみると、育った環境が全然違っていても、大人になって再開した双子の性格や趣向は瓜二つの場合がたくさんあることなどを例に出して説明している。
これらのデータを上げていった後に著者は、人種別の抗えない遺伝率の話に写っていく・・・・
白人が100とすると黒人は85相当のIQしか持っていない
そしてなぜ人種ごとにIQの偏りが出るのかに関しての仮説としては、脳内にある「幸福のホルモン」とも呼ばれるセロトニンというホルモンの出し方が、地域差で顕著にあることが原因だとしている。
セロトニンの濃度レベルが上がれば楽天的になり、濃度レベルが下がれば不安を感じやすくなったりするとされる。
具体的には日本人は、このセロトニンの濃度をあげにくいようになっているらしい、それによって比較的その他の人種に比べてうつ病や、自殺が多い人種になっている反面、将来に不安になりやすいからこそ備えのために勤勉であって知能も高い人種になっているのではないか?としている。
この本では、遺伝によって生まれた時点多くのことが決まっているとしている反面、人類は長い歴史の中で進化を徐々に遂げてきていることも主張している。
その主張の中で、「レイプも進化のもたらした行為」として紹介している。
その論拠はこうだ、、、、
サルを観察していると、こういうことが度々起こることが確認されている、
サルの群れの中で、大きな体格のオスザルと小さな体格のオスザルがいる。
メスザルは大きな体格のオスザルと交尾をして、小さな体格のオスザルには子孫を残す手段が無くなってしまう、、、そんな時に小さな体格のオスザルはメスザルをレイプするのだという。
それをもって、レイプも人類の進化がもたらしたものだとしている。
そしてこの本では、メスもメスでレイプというオスが進化の課程により取ってくる最終手段に対抗するために、レイプの時にはオルガスムを感じないようになることで、妊娠をしにくくなることがメス側の進化だとも書いている・・・・
まぁー言われてみるとーそうなのかもw?この理路整然とトンデモない主張をされつつも、それに反論する根拠はないから納得せざるを得なくなってしまうのが、この著作の一番の魅力なのかもしれませんwww
またレイプという行為は長く付き合っている夫婦、カップル間でも発生する可能性があることにも言及している。
それが起こるのは、決まって「相手の不倫を疑っている時」であることから、嫉妬に駆られた男が、妻・彼女の子宮に精子を注ぐことで、ライバルの遺伝子でなく自分の遺伝子を残すための可能性にかけた行為だともしている・・・
その次に反社会的な人間はどう生まれるのか?というテーマになっていく、
結論から言うと、安静時の心拍数が低い人間ほど反社会的な人間になっているということを言っている。
これは心拍数が低い人間ほど、恐れという感情が欠如している傾向にあることや、共感力が低いという研究結果が出ていることで説明をしている。
また妊娠中の喫煙によって、胎児が高い攻撃性を引き起こす可能性があることも言っている。
そんでもって、次のテーマとしては、「見た目」で人生が決まるということだ。
人間は相手の顔写真を見ただけで、話すことをしなくても、瞬時にその人間の性格だったりを非常に高いレベルで見分けることが出来るという研究結果が出ている。
具体的には、「面長の顔」と「幅の広い顔」であれば、後者の方をより攻撃的と判断する傾向にある。
そしてこれは顔写真が男性のものであれば、あながち間違ったものではないらしい、、、
研究者は脳内ホルモンのテストステロンという物質に注目し、このテストステロンの濃度の違いによって、顔の幅が左右していると考えているらしく、このテストステロンはこの数値が高いほど競争を好む、野心的・冒険的になりやすくなる物質らしい、、、
だから、「幅の広い顔」の人間は攻撃的になりやすい傾向であり、凶悪犯罪者になりやすい傾向がある反面、その性格が良い方向にいって企業の社長で成功する人間もこの傾向があるとのことだ。
次のテーマである“結婚相手選びとセックス”に関しての項目は個人的に一番興味深かった。
サルからヒトへ進化する歴史の中で、その進化の課程での“結婚相手選び”を見てみると大きく分けて3種類の形態に分けられる。
それは、「一夫一妻制」「一夫多妻制」「乱婚」の3種類だ。
霊長類だと、ゴリラが一夫多妻制、チンパンジーとボノボが乱婚、テナガザルが一夫一妻制とのこと、、、
じゃあ、人間はどれなんだろうか??という話になる、、、
そこでこの本では、まずオスのペニスの話になって、一夫多妻制のゴリラはその大きな体格(成人ゴリラは約200キロ)に対して、ペニスは3センチほどしかない、また一夫一妻制のテナガザルも同様で睾丸も身体の中にしまいこまれているんだって、、要するにメスとセックスをする前にオス同士の優劣が決まっているわけなので、ペニスを発達させる進化の意味合いが無かったと判断されるとのこと、、、
逆に乱婚のボノボは、ゴリラの1/5の体格にも関わらず、ペニスの長さはゴリラの3倍で、睾丸のサイズも比較的に大きい。これを本の中では、乱婚のボノボは「精子レベル」で他のオスと競い合っているからとしている。
それを踏まえてヒトのペニスを比較すると、ゴリラ以上ボノボ以下であり、ヒトの本性は一夫一妻制なんだろうとこれまでは結論づけられていたものの、ここで大きな疑問が出てくる。
それは進化の課程の中での関係性の近さであって、どういうことかと言うと、霊長類ので一夫一妻制のテナガザルとヒトが分かれたのは約2200万年前で、ゴリラと分岐したのはおよそ900年前、そして乱婚のチンパンジー・ボノボと分岐したのは300万年であって、ヒトとの関係性が一番薄いテナガザルが取っている一夫一妻制がヒトに一番適しているとするのはおかしいのではないか?とする考えだ。
これまでは百歩譲って人間の男性には「乱婚志向」はあるものの、女性にはそれは当てはまらないとして疑問視されていたが、ここもとの研究者の中で「人間乱婚説」を提唱する者があらわれた。
その研究者が「人間乱婚説」を唱えることができる強力な裏付けというのが、目からウロコだったんだけど、「人間の女性はなぜエクスタシーの時に叫ぶのか?」という問いだったんだってw
どういうことかって言うと、、、
①人間の男性にはその傾向はないのに、人間の女性はなぜエクスタシーを感じた時に叫ぶのか?
↓↓↓
②その叫び声によって、ほかのオスを誘惑する効果があるからだ!!
↓↓↓
③それによって、たくさんの精子を子宮に取り込むことで、その中からより強い遺伝子を選ぶことが出来る!!
↓↓↓
④その証拠に女性はオルガスムを長時間感じることが出来る。これによって複数の男性との効率的なセックスができるようになっているのだ!!!
↓↓↓
⑤ちなみにその女性の進化に対しての男性側の進化としては、サルには見られないような、ヒトのオスのペニスにはカリの発達が考えられる。このカリがあることで、挿入時前後にピストン運動をすることで、子宮内に真空状態を発生させて、他のオスの精子を外にかき出す機能を持つようになったのだ!!!
↓↓↓↓
⑥以上のような理由から、人間は乱婚が適している動物なのだ!!!!
こんな感じで理論展開が進んでいくwww
実に夢のある仮説だw
まぁそんな感じの実に楽しい内容の本でした!!
興味持たれた方は是非読んでみては??
今日はそんな感じですね~
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
【読書感想文】『犬はどこだ (創元推理文庫)』 著:米澤穂信
2016年6月26日 読書
いや~これ面白かったよ!
あいも変わらずの米澤作品を読む日々、、、w
巻末あらすじは以下
結構文量がある方で、全部で350ページくらいある長編小説。
あらすじにもあるように、主人公は私立探偵事務所を立ち上げた紺屋。
別々に持ち込まれたまったく異なる2つの調査依頼が、いざ調査していくうちに密接に絡み合っていって、、、、みたいなところはおもしろい。
同じ著者の「小市民」シリーズを直前に読んでいたこともあって、今回もミステリーとは言えど、ライトな感じの事件なんでしょ??って思っていた節があったんだけど、持ち込まれた時点では「人探し」と「古文書解読」と地味な事件であったものの、物語の終盤になってくると、実は今まで扱っていた事件がなんともディープな事件であることがわかってくる、、、、
この作品のおいらの好きなポイントは3点
1点目は、殺人の描写は一切無いにも関わらず、凄惨な殺人が起こったことを想像させてくれる部分。
この作品では前もって言ってしまうと、人が一人殺されるんだけど、なんとも後味の悪い、、、けれど殺害の描写は一切無いにもかかわらずだっ!すごい
2点目は、犯人が意外なところで出てきていたところだ。
まぁー今読み終わった後に振り返れば、伏線以外のなにものでもないんだけど、読んでいた当初はなんにも気にしてなかった人物が、実は事件の犯人だったという展開・・・ちなみにこの展開が1回だけじゃなくて2回あるところがまたすごい!!
3点目は、なんともブラックなんだけどウィットが飛んだ最後の終わり方。
最後の一行を読み終わった瞬間、自然と片方の口角が上がってニヤリとしてしまいましたよ。
なるほどねーそのためのこのタイトルだったのかと、、、
非常に面白かった!!!
次回も米澤作品できまりだな!!
以上です(´∀`*)ノシ バイバイ
あいも変わらずの米澤作品を読む日々、、、w
巻末あらすじは以下
開業にあたり調査事務所〈紺屋S&R〉が想定した業務内容は、ただ一種類。犬だ。犬捜しをするのだ。ーーーそれなのに舞い込んだ依頼は、失踪人捜しと古文書の解読。しかも調査の課程で、このふたつはなぜか微妙にクロスして・・・いったいこの事件の全体像とは?犬捜し専門(希望)、25歳の私立探偵、最初の事件。新世代ミステリの旗手が新境地に挑み喝采を浴びた私立探偵小説の傑作。
結構文量がある方で、全部で350ページくらいある長編小説。
あらすじにもあるように、主人公は私立探偵事務所を立ち上げた紺屋。
別々に持ち込まれたまったく異なる2つの調査依頼が、いざ調査していくうちに密接に絡み合っていって、、、、みたいなところはおもしろい。
同じ著者の「小市民」シリーズを直前に読んでいたこともあって、今回もミステリーとは言えど、ライトな感じの事件なんでしょ??って思っていた節があったんだけど、持ち込まれた時点では「人探し」と「古文書解読」と地味な事件であったものの、物語の終盤になってくると、実は今まで扱っていた事件がなんともディープな事件であることがわかってくる、、、、
この作品のおいらの好きなポイントは3点
1点目は、殺人の描写は一切無いにも関わらず、凄惨な殺人が起こったことを想像させてくれる部分。
この作品では前もって言ってしまうと、人が一人殺されるんだけど、なんとも後味の悪い、、、けれど殺害の描写は一切無いにもかかわらずだっ!すごい
2点目は、犯人が意外なところで出てきていたところだ。
まぁー今読み終わった後に振り返れば、伏線以外のなにものでもないんだけど、読んでいた当初はなんにも気にしてなかった人物が、実は事件の犯人だったという展開・・・ちなみにこの展開が1回だけじゃなくて2回あるところがまたすごい!!
3点目は、なんともブラックなんだけどウィットが飛んだ最後の終わり方。
最後の一行を読み終わった瞬間、自然と片方の口角が上がってニヤリとしてしまいましたよ。
なるほどねーそのためのこのタイトルだったのかと、、、
非常に面白かった!!!
次回も米澤作品できまりだな!!
以上です(´∀`*)ノシ バイバイ
【読書感想文】『秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫)』 著:米澤穂信
2016年6月26日 読書
ということで、続いて解決編の下巻の方も、、、
巻末あらすじは以下
上巻で彼女ができた主人公の小鳩君だが、どうやらその彼女の仲丸さんは別の彼氏がいるらしいというのが、放火事件の調査の途中でふとしたことでわかってしまうんだけど、それを知ったあとでも同じようにうつつを抜かれている小鳩君の描写はちょっと怖い、、、w
正直この巻においての一番のインパクトがあるところが個人的にはそこなんだけどwww
とりあえず、上巻の感想をたくさん書いたので、下巻は少なめに、、、、w
上下巻ということもあって、最後の最後の伏線の拾う量がハンパない!!・・・だけど逆に言うと多すぎて少しお腹いっぱいかなぁ~?
最後小左内さんが瓜野君への態度が急変した理由が明かされるが、少しインパクト弱いかなぁ~?
けどね、やっぱりなんだかんだでおもしろいのよ、米澤作品!!
ということで、また次も米澤作品を読むのだった・・・・
そんな感じっす(´∀`*)ノシ バイバイ
巻末あらすじは以下
ぼくは思わず苦笑する。去年の夏休みに分かれたというに、何だかまた、小左内さんと向き合っているような気がする。ぼくと小左内さんの間にあるのが、極上の甘いものをのせた皿か、連続放火事件かという違いはあるけれど・・・・ほんの少しずつ、しかし確実にエスカレートしてゆく連続放火事件に対して、ついに小鳩君は本格的に推理を巡らし始める。小鳩君と小左内さんの再開はいつ?
上巻で彼女ができた主人公の小鳩君だが、どうやらその彼女の仲丸さんは別の彼氏がいるらしいというのが、放火事件の調査の途中でふとしたことでわかってしまうんだけど、それを知ったあとでも同じようにうつつを抜かれている小鳩君の描写はちょっと怖い、、、w
正直この巻においての一番のインパクトがあるところが個人的にはそこなんだけどwww
とりあえず、上巻の感想をたくさん書いたので、下巻は少なめに、、、、w
上下巻ということもあって、最後の最後の伏線の拾う量がハンパない!!・・・だけど逆に言うと多すぎて少しお腹いっぱいかなぁ~?
最後小左内さんが瓜野君への態度が急変した理由が明かされるが、少しインパクト弱いかなぁ~?
けどね、やっぱりなんだかんだでおもしろいのよ、米澤作品!!
ということで、また次も米澤作品を読むのだった・・・・
そんな感じっす(´∀`*)ノシ バイバイ
【読書感想文】『秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)』 著:米澤穂信
2016年6月26日 読書
ここもと読了した本の感想文をつらつらと、、、
米澤作品が個人的に非常にマッチしたようで、米澤作品を読みきった後にまた別の米澤作品に手を出す、、、のループから抜け出せないw
どんなに好きな作家を見つけても、これまでは、同じ作家さんの作品を連続で読むってことはあまりなくて、途中に別の著者で息抜き?というか気分転換をしてから、またその著作を読む、、、みたいな読書をしていた自分がこれほどに米澤作品を連続して読むのはよっぽどマッチしたからなんだろう~
あいにく米澤氏の作品を初めて読んだのは、今年2016年でまだ知ったばかりなので、未読の作品がまだまだたくさんあるので、今年一年の読書ライフはほぼ予定が埋まったww!!!
でもって、今回の作品は米澤氏の『小市民シリーズ』の第三弾で、シリーズとしては初めての上下巻になってる長編もの
巻末あらすじは以下
このシリーズの好きなところは、ミステリーと言えど人が死んだりすることはなくて、ほかの一般的なミステリーに出てくる凶悪な殺人者とか、主人公たちに迫り来る死の恐怖!!みたいなものは一切なくて、単純に謎を解いていくところにあると思う。
それから、主人公というか舞台が高校なので、主要キャラは高校生であって、今回は主人公の小鳩に告白してきた女子(仲丸さん)が出てきて、前作でメインコンビと思われていた小鳩と小左内が仲違いをしたところだったということもあって、あっさりとその告白を小鳩がOKして、クールと思われてた小鳩もやはり一介の男子高校生だったようで、高校生らしく?彼女にうつつを抜かしたりしているところもあったりして、非常にライトに読めるのはGOOD!!
また今回は放火魔事件をめぐって、新聞部の瓜野君というライバル的存在が現れて、それが「小市民」を目指す小鳩とは対照的な性格で書かれている。ちなみにこの瓜野君はこの作品途中で小左内に告白して、一応瓜野&小左内でもカップルが成立している。
そんな新聞部の瓜野君が、新聞部の先輩であるところの堂島に反対されながらも、学校新聞で連続放火魔の記事を書いて、放火魔の犯人を捕まえようと奮闘していく様が書かれつつ、一方で主人公である小鳩君は彼女とデートしながら、うつつをぬかしている様が書かれつつ、ちょっとづつ事件を調べ始めていくことになって・・・・みたいな展開
上巻のハイライトとしては、本編の放火魔事件とは一切関係ない、小鳩君と仲丸さんのデート中の会話で、仲丸さんのお兄さんの自宅にドロボーが入ったっていう会話の描写だなぁ~
このシリーズ特有の、というか小鳩君特有の、相手の会話の端々から相手の言いたいことを予想して、会話の展開を読みつつも、その結論を自分が言ってしまうと興ざめにもなってしまうだろうから、結局相手の言いたいことは言う前にわかってしまうんだけど、言わないでおく・・・・みたいなこうやって文章に書いてみると何が何だかわからなくなってしまうけど、そんな描写があるここの部分が好きだな~
下巻の感想に続く・・・・(^o^)/
米澤作品が個人的に非常にマッチしたようで、米澤作品を読みきった後にまた別の米澤作品に手を出す、、、のループから抜け出せないw
どんなに好きな作家を見つけても、これまでは、同じ作家さんの作品を連続で読むってことはあまりなくて、途中に別の著者で息抜き?というか気分転換をしてから、またその著作を読む、、、みたいな読書をしていた自分がこれほどに米澤作品を連続して読むのはよっぽどマッチしたからなんだろう~
あいにく米澤氏の作品を初めて読んだのは、今年2016年でまだ知ったばかりなので、未読の作品がまだまだたくさんあるので、今年一年の読書ライフはほぼ予定が埋まったww!!!
でもって、今回の作品は米澤氏の『小市民シリーズ』の第三弾で、シリーズとしては初めての上下巻になってる長編もの
巻末あらすじは以下
あの日の放課後、手紙で呼び出されて以降、ぼくの幸せな高校生活は始まった。学校中を二人で巡った文化祭。夜景がちょっと寒かったクリスマス。お正月には揃って初詣。ぼくに「小さな誤解でやきもち焼いて口げんか」みたいな日が来るとは、実際、まるで思っていんかったのだ。ーーーそれなのに、小鳩君は機会があれば彼女そっちのけで謎解きを繰り広げてしまい・・・シリーズ第三弾。
このシリーズの好きなところは、ミステリーと言えど人が死んだりすることはなくて、ほかの一般的なミステリーに出てくる凶悪な殺人者とか、主人公たちに迫り来る死の恐怖!!みたいなものは一切なくて、単純に謎を解いていくところにあると思う。
それから、主人公というか舞台が高校なので、主要キャラは高校生であって、今回は主人公の小鳩に告白してきた女子(仲丸さん)が出てきて、前作でメインコンビと思われていた小鳩と小左内が仲違いをしたところだったということもあって、あっさりとその告白を小鳩がOKして、クールと思われてた小鳩もやはり一介の男子高校生だったようで、高校生らしく?彼女にうつつを抜かしたりしているところもあったりして、非常にライトに読めるのはGOOD!!
また今回は放火魔事件をめぐって、新聞部の瓜野君というライバル的存在が現れて、それが「小市民」を目指す小鳩とは対照的な性格で書かれている。ちなみにこの瓜野君はこの作品途中で小左内に告白して、一応瓜野&小左内でもカップルが成立している。
そんな新聞部の瓜野君が、新聞部の先輩であるところの堂島に反対されながらも、学校新聞で連続放火魔の記事を書いて、放火魔の犯人を捕まえようと奮闘していく様が書かれつつ、一方で主人公である小鳩君は彼女とデートしながら、うつつをぬかしている様が書かれつつ、ちょっとづつ事件を調べ始めていくことになって・・・・みたいな展開
上巻のハイライトとしては、本編の放火魔事件とは一切関係ない、小鳩君と仲丸さんのデート中の会話で、仲丸さんのお兄さんの自宅にドロボーが入ったっていう会話の描写だなぁ~
このシリーズ特有の、というか小鳩君特有の、相手の会話の端々から相手の言いたいことを予想して、会話の展開を読みつつも、その結論を自分が言ってしまうと興ざめにもなってしまうだろうから、結局相手の言いたいことは言う前にわかってしまうんだけど、言わないでおく・・・・みたいなこうやって文章に書いてみると何が何だかわからなくなってしまうけど、そんな描写があるここの部分が好きだな~
下巻の感想に続く・・・・(^o^)/
【読書感想文】『夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)』 著:米澤穂信
2016年5月18日 読書
というわけで、“小市民”シリーズの第二作目の『夏期限定トロピカルパフェ事件』も読んだ。
巻末あらすじは以下
いやーこの巻末あらすじ自由過ぎるだろw
確かにラノベのあらすじってこんな感じだろうか?
けど、今作は前作の第一弾に比べて、話の後半は非常にシリアスな展開になっていく・・・・
ミステリーとして読んでも、今作の最後の展開は非常におもしろい!!
どんな展開かっていうと、、、
小山内さんが誘拐されてしまう、そこで小鳩が得意の推理力で誘拐犯の潜伏先を発見する。無事犯人は逮捕されるが、小鳩はこの事件は誘拐事件ではないことに気づき始める・・・・実態は小山内さんが用意周到に準備をした計画の一つであって、逮捕された犯人は恨みを抱いていた小山内さんをただ単に連れ出しただけであり、“誘拐”の罪状は小山内自身が犯人に着せたものだった!!みたいな展開
途中までは、誘拐されたと思われていた小山内さんを助ける、という下りで話が進んでいき、途中から風向きが変わってきたかなぁ~っと思ったら、黒幕は小山内さんだったというどんでん返し的展開で非常におもしろかった!!アッパレ!
そんな感じ~♪♪
巻末あらすじは以下
小市民たるもの、日々を平穏に過ごす生活態度を獲得せんと希求し、それを妨げる事々に対しては断固として回避の立場を取るべし。賢しらに名探偵を気取るなどもってのほか。諦念と儀礼的無関心を心の中で育んで、そしていつか掴むんだ、あの小市民の星を!そんな高校二年生・小鳩君の、この夏の運命を左右するのは〈小山内スイーツセレクション・夏〉!?待望のシリーズ第二弾。
いやーこの巻末あらすじ自由過ぎるだろw
確かにラノベのあらすじってこんな感じだろうか?
けど、今作は前作の第一弾に比べて、話の後半は非常にシリアスな展開になっていく・・・・
ミステリーとして読んでも、今作の最後の展開は非常におもしろい!!
どんな展開かっていうと、、、
小山内さんが誘拐されてしまう、そこで小鳩が得意の推理力で誘拐犯の潜伏先を発見する。無事犯人は逮捕されるが、小鳩はこの事件は誘拐事件ではないことに気づき始める・・・・実態は小山内さんが用意周到に準備をした計画の一つであって、逮捕された犯人は恨みを抱いていた小山内さんをただ単に連れ出しただけであり、“誘拐”の罪状は小山内自身が犯人に着せたものだった!!みたいな展開
途中までは、誘拐されたと思われていた小山内さんを助ける、という下りで話が進んでいき、途中から風向きが変わってきたかなぁ~っと思ったら、黒幕は小山内さんだったというどんでん返し的展開で非常におもしろかった!!アッパレ!
そんな感じ~♪♪
【読書感想文】『春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)』 著:米澤穂信
2016年5月18日 読書
米澤さんの作品は、作品それぞれ味が違って読み飽きないのがいいね~♪♪
引き続き読んだのが、『春期限定いちごタルト事件』
米澤氏の作品の中では、“小市民シリーズ”と呼ばれるシリーズものの第一作
巻末あらすじは以下
あらすじに書いてある通り、頭脳明晰で探偵気質?な主人公小鳩が、自分のその性格をひた隠しにして“小市民”を目指すものの、周囲で起こる度重なる事件によって、披露せずにはいられなくなる・・・みたいな展開の小説。
主人公が高校生ということもあったり、ラノベ風?に書かれているので、事件といっても殺人事件が起こったりはしないし、短編小説がいくつもくっついて一つの話になっているので、非常に読みやすかった!
主人公・小鳩(男子)と、“小市民”を同じく目指している小山内(女子)というコンビの話であり、『氷菓』のように是非ともアニメ化を・・・と思ったりするが、そうするとキャラが少なすぎるかな?
ちなみに小山内さんが“小市民”を目指しているのは、小鳩とは違い、強い“復讐心”を持ってしまうから・・・という理由なんだけど、物語の当初は小山内さんの描写が、小さい・ロリ・内向的・甘いもの好き・・・等々であって、物語の最後の方で、牙を見せ始めるところはギャップにゾクッっとして実にいい展開だった~♪♪
そんな感じ~
引き続き読んだのが、『春期限定いちごタルト事件』
米澤氏の作品の中では、“小市民シリーズ”と呼ばれるシリーズものの第一作
巻末あらすじは以下
小鳩君と小山内さんは、恋愛関係にも依存関係にもないが互恵関係にある高校一年生。きょうも二人は手に手を取って清く慎ましい小市民を目指す。それなのに、二人の前には頻繁に謎が現れる。名探偵面などして目立ちたくないのに、なぜか謎を解く必要に迫られてしまう小鳩君は、果たしてあの小市民の星を掴み取ることができるのか?新鋭が放つライトな探偵物語。
あらすじに書いてある通り、頭脳明晰で探偵気質?な主人公小鳩が、自分のその性格をひた隠しにして“小市民”を目指すものの、周囲で起こる度重なる事件によって、披露せずにはいられなくなる・・・みたいな展開の小説。
主人公が高校生ということもあったり、ラノベ風?に書かれているので、事件といっても殺人事件が起こったりはしないし、短編小説がいくつもくっついて一つの話になっているので、非常に読みやすかった!
主人公・小鳩(男子)と、“小市民”を同じく目指している小山内(女子)というコンビの話であり、『氷菓』のように是非ともアニメ化を・・・と思ったりするが、そうするとキャラが少なすぎるかな?
ちなみに小山内さんが“小市民”を目指しているのは、小鳩とは違い、強い“復讐心”を持ってしまうから・・・という理由なんだけど、物語の当初は小山内さんの描写が、小さい・ロリ・内向的・甘いもの好き・・・等々であって、物語の最後の方で、牙を見せ始めるところはギャップにゾクッっとして実にいい展開だった~♪♪
そんな感じ~
【読書感想文】『ボトルネック (新潮文庫)』著:米澤穂信
2016年5月18日 読書
書く事もあんまないんだけど、久しぶりに読書感想文を・・・
読み終わったあとMOに夢中で、DNに書くのをほっておいたw
引き続き米澤穂信氏の著作を読んでるー
今回読んだのは『ボトルネック』
巻末のあらすじは以下
“自分が生まれた世界”と“自分が生まれなかった世界”とのパラレルワールドの設定。
パラレルワールドはよくある設定かもしれないけれど、“自分が生まれた世界”と“自分が生まれなかった世界”との差がそのまま自分のせい、自分のおかげということに主人公が気づき始め、主人公の存在自体が全否定されていく辺りの下りが、この作品の一番の醍醐味!!
この設定を考えついた時点で、この小説がおもしろくなるのは決まったようなものだなって思う。
そんな感じの小説でした~
読み終わったあとMOに夢中で、DNに書くのをほっておいたw
引き続き米澤穂信氏の著作を読んでるー
今回読んだのは『ボトルネック』
巻末のあらすじは以下
亡くなった恋人を追悼するため東尋坊を訪れていたぼくは、何かに誘われるように断崖から墜落した・・・・・・はずだった。ところが気が付くと見慣れた金沢の街にいる。不可解な思いで自宅へ戻った僕を迎えたのは、見知らぬ「姉」。もしやここでは、ぼくは「生まれなかった」人間なのか。世界のすべてと折り合えず、自分に対して臆病。そんな「若さ」の影を描き切る、青春ミステリの金字塔。
“自分が生まれた世界”と“自分が生まれなかった世界”とのパラレルワールドの設定。
パラレルワールドはよくある設定かもしれないけれど、“自分が生まれた世界”と“自分が生まれなかった世界”との差がそのまま自分のせい、自分のおかげということに主人公が気づき始め、主人公の存在自体が全否定されていく辺りの下りが、この作品の一番の醍醐味!!
この設定を考えついた時点で、この小説がおもしろくなるのは決まったようなものだなって思う。
そんな感じの小説でした~
【読書感想文】『儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)』著:米澤穂信
2016年3月25日 読書 コメント (2)
久しぶりに小説を読んでみた!!
ここ1年くらいは、読書=楽しむ、というよりも、読書=知識を増やす、という意味合いが強く、学術本ばかり読んでいたけど、やっぱり色々と読んでいった方がいいね!!
今回選んだ米澤穂信さんの『儚い羊たちの祝宴』
会社の帰りにブックオフの100円コーナーでおもしろそうと思って数冊買った中の一冊
京アニのアニメ『氷菓』の原作者ということだけは知っていた
感想としては実に良かった!
作中にどことなく漂う気品と不気味さとが相まって、一気読みさせられてしまった!!
この方の小説を読むのは初めてなんだけど、この米澤さんの文体というか世界観というかが、すごく江戸川乱歩に似ているような気がする、、、
自分の読書人生のハイライトとして、、、
小学生時代・・・あかほりさとるを筆頭にラノベにハマる。代表作:セイバーマリオネットJ
中学生時代・・・赤川次郎・星新一を筆頭に、読みやすい推理小説だったりショートショートなどの短編にハマる。代表作:三毛猫ホームズシリーズとか
高校生時代・・・江戸川乱歩を筆頭に、ホラーっぽいミステリものにハマる。
っていう大雑把に読書の嗜好の転換期があったんだけど、この作品読んでいる最中は、高校時代に江戸川乱歩の作品をドキドキワクワクしながら読みふけった過去の感情を思い出したような気がする。
星新一さんとか、初期の小林泰三さんの作品とかに多いんだけど、物語の最後の一行を読んだ直後に鳥肌がたつような作品って好きなんですよね、読んでる最中が怖い作品よりも個人的には評価が高くなる。
今回の作品は短編集なんだけど、どの作品もいい味だしてるんだけど、特に好きだったのは『玉野五十鈴の誉れ』。
最後の一行、、、
ー始めちょろちょろ、中ぱっぱ。赤子泣いても蓋取るなー
の破壊力たるや無かった、、、
この作者さん今本屋で結構平積みされてるからね、今後読んでいきたいですね。
けど、今回ブックオフで買ってきた本がまだあるのでそっちをまずは消化しようかな~と
今日はそんな感じですね
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
ここ1年くらいは、読書=楽しむ、というよりも、読書=知識を増やす、という意味合いが強く、学術本ばかり読んでいたけど、やっぱり色々と読んでいった方がいいね!!
今回選んだ米澤穂信さんの『儚い羊たちの祝宴』
会社の帰りにブックオフの100円コーナーでおもしろそうと思って数冊買った中の一冊
京アニのアニメ『氷菓』の原作者ということだけは知っていた
感想としては実に良かった!
作中にどことなく漂う気品と不気味さとが相まって、一気読みさせられてしまった!!
この方の小説を読むのは初めてなんだけど、この米澤さんの文体というか世界観というかが、すごく江戸川乱歩に似ているような気がする、、、
自分の読書人生のハイライトとして、、、
小学生時代・・・あかほりさとるを筆頭にラノベにハマる。代表作:セイバーマリオネットJ
中学生時代・・・赤川次郎・星新一を筆頭に、読みやすい推理小説だったりショートショートなどの短編にハマる。代表作:三毛猫ホームズシリーズとか
高校生時代・・・江戸川乱歩を筆頭に、ホラーっぽいミステリものにハマる。
っていう大雑把に読書の嗜好の転換期があったんだけど、この作品読んでいる最中は、高校時代に江戸川乱歩の作品をドキドキワクワクしながら読みふけった過去の感情を思い出したような気がする。
星新一さんとか、初期の小林泰三さんの作品とかに多いんだけど、物語の最後の一行を読んだ直後に鳥肌がたつような作品って好きなんですよね、読んでる最中が怖い作品よりも個人的には評価が高くなる。
今回の作品は短編集なんだけど、どの作品もいい味だしてるんだけど、特に好きだったのは『玉野五十鈴の誉れ』。
最後の一行、、、
ー始めちょろちょろ、中ぱっぱ。赤子泣いても蓋取るなー
の破壊力たるや無かった、、、
この作者さん今本屋で結構平積みされてるからね、今後読んでいきたいですね。
けど、今回ブックオフで買ってきた本がまだあるのでそっちをまずは消化しようかな~と
今日はそんな感じですね
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
【読書感想文】 『何者』 著:朝井リョウ
2016年3月11日 読書 コメント (2)
久しぶりに小説読んでみた、、、
学術系の本ばかり読むのに最近はいささか疲れてしまってね(o´Д`)
今回読んだのは、直木賞受賞作である『何者』
巻末あらすじは以下
この著者の作者朝井リョウさんの本を読むのは初めてだったんだけど、昔同じ著者原作の『桐島、部活やめるってよ』の映画は見たことがあった。
その同じ原作者だということは知らずに、活字のリハビリと思って本屋の平積みコーナーからオススメだったこの一冊を購入ーー
そんで今日読み終わったんだけど、ちょうど今日ヤフーニュースで佐藤健主演で映画が決まったそうで、、、配役を見たら個人的な原作のイメージピッタリだった、、、っていうか配役が豪華ですねーーww
↓↓
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160311-00000025-mantan-ent
感想としてはねーーー
いるよねーーーこういう人たちーーーって感じ
これ以降はモロネタバレだったりするので、映画を見に行く可能性がある人は読まないことをオススメしときますね。
この作品の醍醐味は、①自分のことを大きく見せようとする人間の浅ましい部分の描写と、②人間のすんごい汚い感情をTwitterの裏アカというものを使って、描写している部分。
この作品を読んで真っ先に思い出したのが、これ
↓↓↓
【MTG】マジックネットウォッチング 93【ヲチ】
http://potato.2ch.net/test/read.cgi/tcg/1454998545/
作品の中ではTwitterだけど、同じようなもんで、、、
ネット特有の匿名性の中で、相手の気持ちを考慮する必要がなくなってくると、過激な発言だったり、誹謗中傷だったり、あたかも自分が神であるかのような発言になってきたり、、、人間のすんごい汚い感情の掃き溜めになっていくんですよねー
本作においての主人公である拓人は、知人のTwitterの裏アカウントを発見して、その知人のドス黒い部分の感情を、観察者として見て楽しんでいたところ、その知人にも自分の裏アカがバレていて、、、みたいな、すんごい人間の醜い部分が上手く書かれていて、確かに評価の高い一冊なんだろうなぁーと思いました。
うーん、個人的には人間のこういう醜い部分は極力見たくないからね~
薄くてサラッと読めてしまう一冊ですが、だいぶお腹いっぱいになりましたw
なんか全然感想になっていませんが、、、(´ε`;)
今日はこの辺で、、、
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
学術系の本ばかり読むのに最近はいささか疲れてしまってね(o´Д`)
今回読んだのは、直木賞受賞作である『何者』
巻末あらすじは以下
就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたから、、、。瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた5人は就活対策として集まるようになる。だが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする、本音や自意識が、彼らの関係を次第に変えて、、、。
この著者の作者朝井リョウさんの本を読むのは初めてだったんだけど、昔同じ著者原作の『桐島、部活やめるってよ』の映画は見たことがあった。
その同じ原作者だということは知らずに、活字のリハビリと思って本屋の平積みコーナーからオススメだったこの一冊を購入ーー
そんで今日読み終わったんだけど、ちょうど今日ヤフーニュースで佐藤健主演で映画が決まったそうで、、、配役を見たら個人的な原作のイメージピッタリだった、、、っていうか配役が豪華ですねーーww
↓↓
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160311-00000025-mantan-ent
感想としてはねーーー
いるよねーーーこういう人たちーーーって感じ
これ以降はモロネタバレだったりするので、映画を見に行く可能性がある人は読まないことをオススメしときますね。
この作品の醍醐味は、①自分のことを大きく見せようとする人間の浅ましい部分の描写と、②人間のすんごい汚い感情をTwitterの裏アカというものを使って、描写している部分。
この作品を読んで真っ先に思い出したのが、これ
↓↓↓
【MTG】マジックネットウォッチング 93【ヲチ】
http://potato.2ch.net/test/read.cgi/tcg/1454998545/
作品の中ではTwitterだけど、同じようなもんで、、、
ネット特有の匿名性の中で、相手の気持ちを考慮する必要がなくなってくると、過激な発言だったり、誹謗中傷だったり、あたかも自分が神であるかのような発言になってきたり、、、人間のすんごい汚い感情の掃き溜めになっていくんですよねー
本作においての主人公である拓人は、知人のTwitterの裏アカウントを発見して、その知人のドス黒い部分の感情を、観察者として見て楽しんでいたところ、その知人にも自分の裏アカがバレていて、、、みたいな、すんごい人間の醜い部分が上手く書かれていて、確かに評価の高い一冊なんだろうなぁーと思いました。
うーん、個人的には人間のこういう醜い部分は極力見たくないからね~
薄くてサラッと読めてしまう一冊ですが、だいぶお腹いっぱいになりましたw
なんか全然感想になっていませんが、、、(´ε`;)
今日はこの辺で、、、
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
MOの合間に読書をチョボチョボとしておりまして、やっと一冊読み終えました。
今回読んだのは、行動経済学の権威、ダン・アリエリー氏の著『ずる――噓とごまかしの行動経済学』。
この本は、人間の行う不正を行動経済学の視点から数々の実験を行い、不正を助長する仕組みと不正を抑制する仕組みを解き明かそうとした一冊。
ダン・アリエリー氏の著作は以前にも読んでいて、以前の読了した著作の読書感想文は以下
『予想どおりに不合理』
↓↓↓
http://meatbouzu.diarynote.jp/201502130107022695/
『不合理だからうまくいく』
↓↓↓
http://meatbouzu.diarynote.jp/201502222058247118/
ということで、読書感想文を書くのはこれで3冊目。
今回も興味を持ったり、関心したり部分を箇条書きで列挙していくーー
※ちなみに、この著作の中で数々の実験が行われているが、一番多く使用されているのが、実験対象者達に20問のテストを受けさせて、その正解数に応じて報酬を与えるという実験方法。それぞれの実験において、ある時は点数を自己申告のみで確認させたり、ある時は自己申告させる条件に、解答を見える位置に配っておくという手法を付け加えたりと、様々な状況下での人間の不正をする度合いを測った。
①わたしたちは「そこそこ正直な人間」という自己イメージを保てる水準まで、ごまかしをする。
⇒上記実験の時に、全問正解だと嘘をつく人間はほとんどおらず、大半の人間が自分の点数に若干の点数の上乗せをした。また、一問正解する事に与えた報酬が高額になると(10$)、逆に不正は少なくなった。
②現金から遠のくほど、不正は横行する。
⇒学生寮の冷蔵庫に“コーラ”と“現金”を入れた実験で、コーラはすぐに盗らせてなくなってしまったが、現金はなくならなかった。
上記テストの実験においても、不正ができる環境下で、正解数に応じて現金を渡すよりも、正解数に応じて現金に換金できる“代用硬貨”を与えるとした方が、不正は増えた。
➂道徳心を呼び起こすよう働きかけると不正は減る。
⇒実験の前に道徳心を呼び起こさせるような働きかけ(あなたは倫理基準に従ってテストを受けますか?的な文章に署名させた)をすることで、不正は激減した。
しかし、この実験の皮肉なところは、道徳心を常日頃から意識して、カリキュラムに積極的に道徳学習を取り入れている学生も、そうでない学生と同じくらい不正をすることがわかった、、、人間の心に道徳心を定着させることは生半可なことではないようだ、、、
④人間は自分のためだけに不正するよりも、他人のために不正するときの方が不正が多くなる。
⑤自分が口にした発言は、嘘だと分かっていても、それが定着して自分の中では嘘でなくなっていく。
⇒MRの薬の販売手法に、医師に報酬を与えて自分たちの売り込もうとしている薬の講演をしてもらうというのがある。・・・講演を行った医師は講演を行った薬の処方が次第に増えていく傾向にある。
⑥人間のつじつま合わせ係数(不正をする度合い)は、だいたい25%程度。
⑦不正を減らすために有効と思われる、開示や公開主義は必ずしも良い結果をもたらさない。
⇒結局のところ私たちが予想する以上の不正が蔓延るだけという実験結果になった
⑧疲れている人間は不正をしやすい。
⇒人間は疲れているとついつい不正をしてしまうというのは、感覚的にわかっているが、タチの悪いのが自分たちが思っている以上にそういった場合には不正に走りやすいということだ。自分自身で意識をすることや、自制が必要な仕事はまだ消耗していない日中の早い時間に済ませるようにする等の、日々の心がけが重要。
⑨偽ブランドを身に付けると不正に走ってしまう。
⇒どうも人間は、偽ブランド物を身につけているだけで、“偽ブランド物を身につけている自分は、不正をしてしまってもおかしくない人間だ”と思い込んでしまう傾向にあるようだ。
逆に言うと、正規ブランドを身につけた人間は不正をしないか?というとそうではなく、平均的な不正をしていた。
偽ブランド物は人間の道徳心を低下させる性質を持っているようだ。
➉創造性の高い人ほど、不正を働きやすい。
⇒自分は不正(カンニング)をしているわけではない、たまたま正解が目に入ってしまったのだ、的な自分を正当化する考えを捏造しやすいのではないか?と考えられる。
⑪不正は感染する。
⇒不正をしている人間を見ると、その人間も感化されて不正に走りやすい。
しかし、これには例外もあって、自分とは相反する人間(嫌悪する人間)がする不正を見た場合や、不正ができる環境を認識させることは、逆に不正を減らす結果となった。
とまぁーそんなところ。
本書は一貫して、人間は決して費用対効果(その不正をすることでどれだけの報酬が得られるのか?とか、もしその不正がバレた時の罰則はどれくらいか?)を頭の中で計算して不正をするのでなくて、自分の中でつじつまが合う程度まで不正をするということを書いている。
実生活においても、本書を読んで、会社内でたびたび起こるコンプライアンス違反の原因というか、メカニズムが何となくわかったような気がする。
もちろん、この本を自分ひとりが読んだことで、会社のコンプライアンス違反を未然に防ぐことはできないが、自分のいる部署で発生することの無いように、どのように工夫したほうがいいかは、わかったような気がするなー
まぁ、今日はそんな感じですねー
ではでは( ´・ω・`)ノ~バイバイ
今回読んだのは、行動経済学の権威、ダン・アリエリー氏の著『ずる――噓とごまかしの行動経済学』。
この本は、人間の行う不正を行動経済学の視点から数々の実験を行い、不正を助長する仕組みと不正を抑制する仕組みを解き明かそうとした一冊。
ダン・アリエリー氏の著作は以前にも読んでいて、以前の読了した著作の読書感想文は以下
『予想どおりに不合理』
↓↓↓
http://meatbouzu.diarynote.jp/201502130107022695/
『不合理だからうまくいく』
↓↓↓
http://meatbouzu.diarynote.jp/201502222058247118/
ということで、読書感想文を書くのはこれで3冊目。
今回も興味を持ったり、関心したり部分を箇条書きで列挙していくーー
※ちなみに、この著作の中で数々の実験が行われているが、一番多く使用されているのが、実験対象者達に20問のテストを受けさせて、その正解数に応じて報酬を与えるという実験方法。それぞれの実験において、ある時は点数を自己申告のみで確認させたり、ある時は自己申告させる条件に、解答を見える位置に配っておくという手法を付け加えたりと、様々な状況下での人間の不正をする度合いを測った。
①わたしたちは「そこそこ正直な人間」という自己イメージを保てる水準まで、ごまかしをする。
⇒上記実験の時に、全問正解だと嘘をつく人間はほとんどおらず、大半の人間が自分の点数に若干の点数の上乗せをした。また、一問正解する事に与えた報酬が高額になると(10$)、逆に不正は少なくなった。
②現金から遠のくほど、不正は横行する。
⇒学生寮の冷蔵庫に“コーラ”と“現金”を入れた実験で、コーラはすぐに盗らせてなくなってしまったが、現金はなくならなかった。
上記テストの実験においても、不正ができる環境下で、正解数に応じて現金を渡すよりも、正解数に応じて現金に換金できる“代用硬貨”を与えるとした方が、不正は増えた。
➂道徳心を呼び起こすよう働きかけると不正は減る。
⇒実験の前に道徳心を呼び起こさせるような働きかけ(あなたは倫理基準に従ってテストを受けますか?的な文章に署名させた)をすることで、不正は激減した。
しかし、この実験の皮肉なところは、道徳心を常日頃から意識して、カリキュラムに積極的に道徳学習を取り入れている学生も、そうでない学生と同じくらい不正をすることがわかった、、、人間の心に道徳心を定着させることは生半可なことではないようだ、、、
④人間は自分のためだけに不正するよりも、他人のために不正するときの方が不正が多くなる。
⑤自分が口にした発言は、嘘だと分かっていても、それが定着して自分の中では嘘でなくなっていく。
⇒MRの薬の販売手法に、医師に報酬を与えて自分たちの売り込もうとしている薬の講演をしてもらうというのがある。・・・講演を行った医師は講演を行った薬の処方が次第に増えていく傾向にある。
⑥人間のつじつま合わせ係数(不正をする度合い)は、だいたい25%程度。
⑦不正を減らすために有効と思われる、開示や公開主義は必ずしも良い結果をもたらさない。
⇒結局のところ私たちが予想する以上の不正が蔓延るだけという実験結果になった
⑧疲れている人間は不正をしやすい。
⇒人間は疲れているとついつい不正をしてしまうというのは、感覚的にわかっているが、タチの悪いのが自分たちが思っている以上にそういった場合には不正に走りやすいということだ。自分自身で意識をすることや、自制が必要な仕事はまだ消耗していない日中の早い時間に済ませるようにする等の、日々の心がけが重要。
⑨偽ブランドを身に付けると不正に走ってしまう。
⇒どうも人間は、偽ブランド物を身につけているだけで、“偽ブランド物を身につけている自分は、不正をしてしまってもおかしくない人間だ”と思い込んでしまう傾向にあるようだ。
逆に言うと、正規ブランドを身につけた人間は不正をしないか?というとそうではなく、平均的な不正をしていた。
偽ブランド物は人間の道徳心を低下させる性質を持っているようだ。
➉創造性の高い人ほど、不正を働きやすい。
⇒自分は不正(カンニング)をしているわけではない、たまたま正解が目に入ってしまったのだ、的な自分を正当化する考えを捏造しやすいのではないか?と考えられる。
⑪不正は感染する。
⇒不正をしている人間を見ると、その人間も感化されて不正に走りやすい。
しかし、これには例外もあって、自分とは相反する人間(嫌悪する人間)がする不正を見た場合や、不正ができる環境を認識させることは、逆に不正を減らす結果となった。
とまぁーそんなところ。
本書は一貫して、人間は決して費用対効果(その不正をすることでどれだけの報酬が得られるのか?とか、もしその不正がバレた時の罰則はどれくらいか?)を頭の中で計算して不正をするのでなくて、自分の中でつじつまが合う程度まで不正をするということを書いている。
実生活においても、本書を読んで、会社内でたびたび起こるコンプライアンス違反の原因というか、メカニズムが何となくわかったような気がする。
もちろん、この本を自分ひとりが読んだことで、会社のコンプライアンス違反を未然に防ぐことはできないが、自分のいる部署で発生することの無いように、どのように工夫したほうがいいかは、わかったような気がするなー
まぁ、今日はそんな感じですねー
ではでは( ´・ω・`)ノ~バイバイ
いやーまいったよー、、、何がって、最近は21時~24時の寝る前の時間帯に借りてきたDVDを見まくっていたんだけど、その生活サイクルがきっかけで極度の眼精疲労状態になってしまった・・・( ̄◇ ̄;)
目薬が一日中手放せなくなってきている・・・こりゃーあかんということで、今日は読書していた。
前回、前後編の構成になっている本の前編を読み終わり、今回は後編を読了~
前編の感想
↓↓↓
http://meatbouzu.diarynote.jp/201601101040493961/
いやーちと残念だったなぁー明らかに前編に比べると内容が薄くなっている、、、
《゚Д゚》
この作品の醍醐味として、小説として話は展開するけど、話の節々でいろんな実験のデータとかが出てきて、知的好奇心も同時に満たしてくれるというスタンスは引き続きだったんだけど、後編は明らかにデータ的な部分の記述が激減していた・・・
そりゃーね、前編が面白ければ後編が失速しようと、とりあえず後編は買ってもらえるだろうからね~
やっぱり自分はこういう前後編の本って好きになれんな・・・
まぁーそういう愚痴は抜きにして読書感想文として振り返ってみる。
前編同様に読んでいる途中で、個人的に“なるほどっ!”とか、“おもしろい!”とか、“それは知らなかった!”っていう部分にアンダーラインを引いておいたので、その部分を列挙していく。
まぁーこんなところかね~明らかに前編の方がアンダーラインが多かったなw
やっぱり今後前後編の本を購入するのは、引き続き躊躇してしまいそうだな。
前編はほんとに個人的な興味と、内容がガッシリ一致したので、トータルで考えれば読んで良かった本とは言えるけどもねーーー
そんな感じですわ~
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
目薬が一日中手放せなくなってきている・・・こりゃーあかんということで、今日は読書していた。
前回、前後編の構成になっている本の前編を読み終わり、今回は後編を読了~
前編の感想
↓↓↓
http://meatbouzu.diarynote.jp/201601101040493961/
いやーちと残念だったなぁー明らかに前編に比べると内容が薄くなっている、、、
《゚Д゚》
この作品の醍醐味として、小説として話は展開するけど、話の節々でいろんな実験のデータとかが出てきて、知的好奇心も同時に満たしてくれるというスタンスは引き続きだったんだけど、後編は明らかにデータ的な部分の記述が激減していた・・・
そりゃーね、前編が面白ければ後編が失速しようと、とりあえず後編は買ってもらえるだろうからね~
やっぱり自分はこういう前後編の本って好きになれんな・・・
まぁーそういう愚痴は抜きにして読書感想文として振り返ってみる。
前編同様に読んでいる途中で、個人的に“なるほどっ!”とか、“おもしろい!”とか、“それは知らなかった!”っていう部分にアンダーラインを引いておいたので、その部分を列挙していく。
世界のほぼどの国でも、男性には、自分の知性を過大評価する傾向が見られるという。またそれと同様に、アメリカ人の男性の95パーセントは自分の社交能力は平均以上だと思っているという結果が得られた。女性はそれと対照的に、自分のことを実際より小さな存在だと感じていることが多い。女性は自分のIQスコアを実際よりも低く見積もる傾向があるというデータもある。
快感が最も高まるのは、緊張が生じたあと、その緊張が取り除かれた時だ。つまり、最も幸せな人生とは、不和・調和・不和・調和が、リズミカルに繰り返されている人生と言えるだろう。
人間には、無意識のうちに自分にとって馴染みやすいものを求める傾向があるのだ。・・・・例えば、デニス(Dennis)といった名前を持つ人には、他の名前の人に比べて不自然なほど歯科医(dentist)になる人が多く。ローレンス(Lawrence)といった名前を持つ人には、弁護士(lawyer)になる人が不自然に多い。ルイスという名前の人がセントルイスに移り住み、ジョージという名前の人がジョージアに移り住むことが多いという調査結果も得られている。
何かについて判断を下した時には、その判断をした理由を自分でよくわかっていると思ってしまう。しかし、それは過信である。私たちは、自分のとった行動の理由を説明するために、話をでっちあげてしまうことさえあるのだ。
良い気分でいる時には、人間は周辺視力がよくなるのだと言う。・・・・・キャンディの袋をあげた医師と、そうでない医師とでは、同じ患者を診察した際に、キャンディの袋をもらった医師の方が、病気の原因を解明するまでの時間が短かったというデータが出ている。
経営上、下された判断のうち、後に正しいとわかるものは全体の3分の1らしい。3分の1はまったくの間違いでもないが正しくもない、そして残りの3分の1は明らかな間違いである。
賢明であるということは、何に目をつぶるべきかをわかっているということである。
まぁーこんなところかね~明らかに前編の方がアンダーラインが多かったなw
やっぱり今後前後編の本を購入するのは、引き続き躊躇してしまいそうだな。
前編はほんとに個人的な興味と、内容がガッシリ一致したので、トータルで考えれば読んで良かった本とは言えるけどもねーーー
そんな感じですわ~
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ