『100分de名著』で取り扱いされているのを見て、触発されて購入~♪

そして、、、読破。育児の影響もあってか、読むのに1ヶ月くらいかかったなw

ページ数も600弱あって、結構な文量ではあったけど、ひとえにおいらの怠慢あっての読書スピードw



アンネの日記って聞くと、読んだことはないけど、“ユダヤ人”とか“戦争”とか、“ナチス”とかって、断片的な知識は知っているけど、実際には読んだことのない人がほとんどだと思う、、、かくいう自分もそうだった、、、、自身のイメージでは、アンネという少女が戦時中どれほど辛い思いをして、苦悩をしていただとか、戦争がどれほど悲惨なことなのか、、、だとかが、書かれた作品なんだろうと勝手に思っていたが、全然そんなことはない!!


アンネの日記は、ドイツ系ユダヤ人のアンネ・フランクが、13歳~15歳の間に書いていた日記であり、そのほぼ多くの期間は、ナチスドイツのユダヤ人迫害を逃れるために、隠れ家生活をしていた期間の日記になっている。

最終的には、隠れ家生活がバレて、アンネの家族含め隠れ家に一緒に潜伏していた人たちは、強制収容所に連行され、アンネの父親以外はアンネ含めて全員死亡してしまう・・・(※ちなみに潜伏していたのは3家庭、総勢8名)



まず、それまでの自身のイメージと大きく違ったのは、アンネが辛いはずの隠れ家生活を、非常に生き生きとした文章で、ユーモアに富んだ文章で書いているということだ。

アンネは13歳の誕生日にプレゼントとして買ってもらった日記帳に“キティー”という愛称をつけて、日記を書くときには、毎回冒頭に、“親愛なるキティーへ”として、キティー(※日記帳のこと)への手紙という体裁で日記を書いている。

この方法にすることで、アンネが無二の親友に語りかけるように、毎回日記は書かれる、、、、



結論として、世界的に語り継がれる名著なだけある!!

アンネの日記の何がすごいかって、、、

若干13歳(※日本なら中学校一年生)が書く文章とは、正直到底思えない、、、w
それくらい、文章能力が高いこともさることながら、精神年齢も13歳とは思えないww


そして、文章の一つ一つに“確固たる強い意志”を感じる。


しかし、、、、どんな辛辣な状況だろうと、希望をもって生き続けていたアンネが死ななければならなかった戦争とは、、、なんと酷いものなのだろう、、、


、、、そんな風に戦争を考えさせられる、作品なんだろう、、、、



特にこのアンネが、この日記を書いていた時期が13~15歳ということもあり、日記の2年間の中では、戦争のことだけでなく、“自身の身体の発達”や“自身の精神の発達”、“自身の恋愛”に至るまで、、、、日記に全てを書き連ねたことで(※アンネは日記帳はだれにも見せずにいた)、アンネという戦争によって、悲惨な死を選ばされた少女に、全ての読者は思いを馳せることができるのだと思う、、、




そんな感じですね~


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