こないだ読んだ本の読書感想文をだいぶ遅れて更新・・・
個人的にはド安定の早川ノンフィクション文庫w
こういう人間の行動学?って言えばいいのかな、どういう理屈で人間が行動をするのか?みたいなのを探求する本って好きなのな。
でもって、いつも通りにこの作品を読了しての気になった部分を書き連ねていく・・・
まずは、巻末の紹介文を引用しつつ、どういった本なのか紹介
まずこの作品に惹き込まれるきっかけとして本書冒頭の実験がある、それはどういった実験かと言うと・・・
休日の映画館でこれから映画を見ようとしている観客たちに、無料でソフトドリンクとポップコーンを渡して「終映後、売店に関するアンケートに答えて欲しい」と頼んだ、実のところこの渡したポップコーンは全て五日前に作られたもので、食べても「キュッ」と音がするくらいしけらせている代物だった。
研究者は観客を2つのグループに分けて、一方のグループにはMサイズの容器、もう一方のグループにはLサイズの特大サイズの容器を渡した。
このポップコーンの容器は館内の観客全員に配られたので、分け合う必要がない状態になっていた。
研究者が知りたかったのは、「大きい容器を渡された人ほど、多く食べるのか?」というシンプルな疑問だった。
結果を見るとまんまとその通りで、Lサイズの容器を渡された人の方が、Mサイズの容器を渡された人よりも、53%も多く食べていた。言い換えると173キロカロリーも多く摂取し、容器に21回ほど多く手を突っ込んでいたことになる。
研究者はこの実験結果をこう結論づけている、、、「人間の問題に見えても、実は環境の問題であることが多い」と。
私たちはダメだと分かりつつも、食べ過ぎてしまったり、禁煙ができなかったりする。それはなぜなのか?
本作ではもう冒頭にこの問題の謎を解き明かしてくれている、、、
それは、人間の脳は二重人格になっているということ、わかりやすく言えば私たちの感情は「象」であり、理性は「象使い」であると述べている。
理性である「象使い」が「ダイエットのためには食べてはダメ」と理解していようとも、感情である「象」がものすごいエネルギーで「食べたい!!」という欲求を発してしまえば、頭でわかっているのに食べ過ぎてしまうのだ。
実際にじゃあ、どうすればいいのか?本書では「象使い」の体力も重要だと言っている。
甘いクッキーを目の前にお預け状態をくらった学生と、そうでない学生とに、複雑なパズル問題を出題したところ、お預けをくらった学生の方が問題を解こうと試行錯誤をする回数が少ないという実験結果が出た。
理性も消耗するということだ。
また他のアプローチ方法として、感情である「象」に対して感情に訴える作戦などもある。
また、様々な問題を抱えた人間をカウンセリングするセラピストの「奇跡の言葉(ミラクル・クエスチョン)」も、今後使えそうな気がして興味深かった。
どういったものかと言うと、初回のカウンセリング時に、セラピストが患者の問題を尋ねた後にこう言うのだ。
「ちょっと変な質問をしてもよろしいでしょうか?今夜、ベッドに入ってぐっすり寝るとしましょう。夜中、眠っているときに奇跡が起こり、あなたがここで相談した問題がきれいさっぱり解決したとします。朝起きたときに、“何かが変わった。問題が無くなっている!”と思う最初の小さなサインはなんですか?」
・・・と
これにより何らかの小さなサインの回答が被験者から出てきたらば、こう質問を畳み掛けるのだ、、、
「最後にほんのわずかなあいだでも奇跡が見えたのはいつですか?」
・・・と
非常にうまいやり方だと思う、人間周囲から「あーやれ、こーやれ」言われてもむしろやりたくなくなりますからね、、、w
こういう質問をすることで、自分自身に問題の解決策を気づかせることで、自分で見つけた(実際には誘導されているんだけど)解決策に向かって進もうとする気持ちになれるからね~
他にもいろいろと興味深い項目があるんだけど、全部書き出すと結構な量になってしまうので、ひとまずこんな感じっす~
久しぶりの更新は真面目な感じで~
ではでは( ´ ▽ ` )ノ
P.S.
現在会社の昇進試験的なものが控えていて、そのための面接の練習をたまにしている。
先日上司が面接官役になってくれて、模擬面接をしたときの話、、、
たまに営業系の業種だと面接時に聞かれると都市伝説程度に聞いたことのある、面接官がおもむろに自分の持っているボールペンとか消しゴムとかの筆記用具を渡してきて、「これを私にセールスしてみてください」っていうのをやられた。
これの答えってなんでしょうかね?
「このペンは、実はかの有名なマイケルジャクソンが愛用していたペンでして・・・」とかってやり始めるのがいいんですかね?
けど、それって嘘ですよね?ペンに付加価値を付けるために嘘のストーリーを話し始めた時点で、コンプライアンス的にはどうなんだよ!って感じだと思いますし、、、でもって、おいらが悩んだ末に思い浮かんだベストアンサーがこれなんですけど、、、
「ひとまず、今晩私と一緒にお酒を飲みに行っていただけませんか?そして明日改めてこのペンをセールスさせていただきますので、その時に返事をお聞かせください。」
これ良くなくないっすかw(自画自賛)!?
要するに、一緒にお酒を飲んで関係性が近くなってしまえば、ペンの一本程度買ってもらえる関係になれるだろうし、何だかこの発言から営業で大事な“人たらし”感がにじみ出ているし、、、非常に品の良いユーモアが感じられるし、、、何よりこの返答ならばすぐに「あなたのペンを買いません」という最悪の返事を回避することができるしねw
まぁ~実際の面接の場でこんな“圧迫面接の極み”みたいな質問は到底されないでしょうけどねw
もし、これを読んだ方で将来この質問を面接でされた時には使ってみてはどうでしょう???
個人的にオススメしておきます、責任はもちませんが、、、w
ましてや、その面接官がガチホモで「是非とも君と今晩一緒にイキたいね♥」なんてことになって、メガトン級のトラウマを持つきっかけになってしまったとしても責任は持てませんがww
個人的にはド安定の早川ノンフィクション文庫w
こういう人間の行動学?って言えばいいのかな、どういう理屈で人間が行動をするのか?みたいなのを探求する本って好きなのな。
でもって、いつも通りにこの作品を読了しての気になった部分を書き連ねていく・・・
まずは、巻末の紹介文を引用しつつ、どういった本なのか紹介
仕事の先延ばし、禁煙の失敗・・・個人も組織もなかなか変われないのはなぜ?それは私たちのなかで「象(感情)」と「象使い(理性)」が闘っているから。短絡的だけど前に進むエネルギーにあふれた象と、頭でっかちだけれど長期的な計画性に富んだ象使い。わずかな工夫でこの両方に訴えかければ、変化は驚くほど簡単に起こすことができる!ビジネス界で大人気のハース兄弟が、変わるための3つの実践的プロセスを明かす名著
まずこの作品に惹き込まれるきっかけとして本書冒頭の実験がある、それはどういった実験かと言うと・・・
休日の映画館でこれから映画を見ようとしている観客たちに、無料でソフトドリンクとポップコーンを渡して「終映後、売店に関するアンケートに答えて欲しい」と頼んだ、実のところこの渡したポップコーンは全て五日前に作られたもので、食べても「キュッ」と音がするくらいしけらせている代物だった。
研究者は観客を2つのグループに分けて、一方のグループにはMサイズの容器、もう一方のグループにはLサイズの特大サイズの容器を渡した。
このポップコーンの容器は館内の観客全員に配られたので、分け合う必要がない状態になっていた。
研究者が知りたかったのは、「大きい容器を渡された人ほど、多く食べるのか?」というシンプルな疑問だった。
結果を見るとまんまとその通りで、Lサイズの容器を渡された人の方が、Mサイズの容器を渡された人よりも、53%も多く食べていた。言い換えると173キロカロリーも多く摂取し、容器に21回ほど多く手を突っ込んでいたことになる。
研究者はこの実験結果をこう結論づけている、、、「人間の問題に見えても、実は環境の問題であることが多い」と。
私たちはダメだと分かりつつも、食べ過ぎてしまったり、禁煙ができなかったりする。それはなぜなのか?
本作ではもう冒頭にこの問題の謎を解き明かしてくれている、、、
それは、人間の脳は二重人格になっているということ、わかりやすく言えば私たちの感情は「象」であり、理性は「象使い」であると述べている。
理性である「象使い」が「ダイエットのためには食べてはダメ」と理解していようとも、感情である「象」がものすごいエネルギーで「食べたい!!」という欲求を発してしまえば、頭でわかっているのに食べ過ぎてしまうのだ。
実際にじゃあ、どうすればいいのか?本書では「象使い」の体力も重要だと言っている。
甘いクッキーを目の前にお預け状態をくらった学生と、そうでない学生とに、複雑なパズル問題を出題したところ、お預けをくらった学生の方が問題を解こうと試行錯誤をする回数が少ないという実験結果が出た。
理性も消耗するということだ。
また他のアプローチ方法として、感情である「象」に対して感情に訴える作戦などもある。
また、様々な問題を抱えた人間をカウンセリングするセラピストの「奇跡の言葉(ミラクル・クエスチョン)」も、今後使えそうな気がして興味深かった。
どういったものかと言うと、初回のカウンセリング時に、セラピストが患者の問題を尋ねた後にこう言うのだ。
「ちょっと変な質問をしてもよろしいでしょうか?今夜、ベッドに入ってぐっすり寝るとしましょう。夜中、眠っているときに奇跡が起こり、あなたがここで相談した問題がきれいさっぱり解決したとします。朝起きたときに、“何かが変わった。問題が無くなっている!”と思う最初の小さなサインはなんですか?」
・・・と
これにより何らかの小さなサインの回答が被験者から出てきたらば、こう質問を畳み掛けるのだ、、、
「最後にほんのわずかなあいだでも奇跡が見えたのはいつですか?」
・・・と
非常にうまいやり方だと思う、人間周囲から「あーやれ、こーやれ」言われてもむしろやりたくなくなりますからね、、、w
こういう質問をすることで、自分自身に問題の解決策を気づかせることで、自分で見つけた(実際には誘導されているんだけど)解決策に向かって進もうとする気持ちになれるからね~
他にもいろいろと興味深い項目があるんだけど、全部書き出すと結構な量になってしまうので、ひとまずこんな感じっす~
久しぶりの更新は真面目な感じで~
ではでは( ´ ▽ ` )ノ
P.S.
現在会社の昇進試験的なものが控えていて、そのための面接の練習をたまにしている。
先日上司が面接官役になってくれて、模擬面接をしたときの話、、、
たまに営業系の業種だと面接時に聞かれると都市伝説程度に聞いたことのある、面接官がおもむろに自分の持っているボールペンとか消しゴムとかの筆記用具を渡してきて、「これを私にセールスしてみてください」っていうのをやられた。
これの答えってなんでしょうかね?
「このペンは、実はかの有名なマイケルジャクソンが愛用していたペンでして・・・」とかってやり始めるのがいいんですかね?
けど、それって嘘ですよね?ペンに付加価値を付けるために嘘のストーリーを話し始めた時点で、コンプライアンス的にはどうなんだよ!って感じだと思いますし、、、でもって、おいらが悩んだ末に思い浮かんだベストアンサーがこれなんですけど、、、
「ひとまず、今晩私と一緒にお酒を飲みに行っていただけませんか?そして明日改めてこのペンをセールスさせていただきますので、その時に返事をお聞かせください。」
これ良くなくないっすかw(自画自賛)!?
要するに、一緒にお酒を飲んで関係性が近くなってしまえば、ペンの一本程度買ってもらえる関係になれるだろうし、何だかこの発言から営業で大事な“人たらし”感がにじみ出ているし、、、非常に品の良いユーモアが感じられるし、、、何よりこの返答ならばすぐに「あなたのペンを買いません」という最悪の返事を回避することができるしねw
まぁ~実際の面接の場でこんな“圧迫面接の極み”みたいな質問は到底されないでしょうけどねw
もし、これを読んだ方で将来この質問を面接でされた時には使ってみてはどうでしょう???
個人的にオススメしておきます、責任はもちませんが、、、w
ましてや、その面接官がガチホモで「是非とも君と今晩一緒にイキたいね♥」なんてことになって、メガトン級のトラウマを持つきっかけになってしまったとしても責任は持てませんがww
コメント
いやはやお褒めの言葉ありがとうございます(*´▽`人)
サービス精神というより、どんな真面目な場面でも無理やりにでもオチをつけたくなってしまう、、、もはや病気なんですw