前回の上巻の読書感想文に引き続き、下巻の読書感想文~♪
前回
↓↓↓
http://meatbouzu.diarynote.jp/201703122215484916/
今回も本を読んでの、自分自身が興味深いと思った部分をほんの一部ではあるが、書き出していく~~
まず、脳の判断を下すシステムというのは、“非常に自己都合的な解釈によって判断を下している”ということを冒頭の章で展開させる。
これは東北地震の際の東京電力の現在の対応だったり、、、豊洲新市場をめぐっての東京都の動きなどを見ても、よくよくわかることだが、、、
人間は、ある仕事上でのプロジェクトだったり、物事を進めていく前の段階で、そのプロジェクトが一体どの程度の期間が必要とするのか?だったり、どの程度の予算で完了するのか?ということを、限りなく前向きに考えてしまっているということである。
この本の中でも具体的なその事柄を証明させてくれるような実験・事象が紹介されているが、一番わかりやすいのがこの質問ではないだろうか??
「あなたは平均以上に運転が上手ですか?」
この質問を日常的に運転をするドライバーに質問したところ、90%の人間が自分は平均以上だと答えたと言う。。。
最近はマイカーを持つ人間も少ないだろうし、これを読んでいる人は比較的MTGプレイヤーが多いだろうから、こういう質問に置き換えてもいいかもしれない、、、
「あなたは平均以上にMTGが上手ですか?」
この質問をGPに集まるプレイヤーに聞いて回ったら、何パーセントのプレイヤーが「Yes」と答えるだろうか?? たぶん相当の割合になるんだろう、、、
当たり前だが、人間が全員自分のことをよくわかっていて、合理的に判断ができているとすれば、上記の質問の「Yes」と「No」の回答率は50:50になるはずだ。
このことから、人間もっともっと謙虚になってしかるべしなんだろうなぁ~と思ったよ。
それから次の章では、ギャンブルにおいての損得に関わる人間の不思議な心理の動きを解説している。
この上下巻通して、一番面白いのはこの章だと思う!!
この問題あなたならどう思うか考えてみてほしい、、、
問題:あなたはコイン投げのギャンブルに誘われました。
表が出たら1万円払います。
裏が出たら1万5千円もらえます。
このギャンブルは魅力的ですか?あなたはやりますか?
期待値的に考えれば、プラスのギャンブルではあるので得のように思えなくもないが、1万円の損と1万円5千円の得の両天秤をして、1万円5千円もらえるかもしれないけれど、そのために1万円の損をする可能性を請負いたくは無いと判断する人もいるかも知れない。
・・・何度も言うが、確率的には得であるのがわかっているのにだっ!!
著者は実験を通じて、人間が1万円もらえる時の効用が+10だとすると、1万円損するときの効用が-10だと考えられるが、実際はそうでは無い!ということを見つけることができたと書いている。
たとえば、上記のギャンブルを読んで魅力的だからやってもいいと考えた人は、損する金額を変わらず1万円で、得する金額が1万1千円だったらどうだろうか?
逆に上記のギャンブルで、魅力的で無いからやらないと考え人は、損する額が1万円に対して、得する金額が2万円だったらどうだろうか?
これが1万円でなくて、100万円だったりして金額が大きくなると、慎重になることもありギャンブルをしない方に考える傾向が強くなるのもわかっているが、だいたい平均して2倍くらいの金額をもらえる条件でないと、上記のギャンブルを魅力的に感じることがないという実験結果も出ているとのこと。
人間は得する幸福よりも、損する不幸の方をより避けることに、重きを置いていることを知っておいたほうがよい。
また人間は合理的に考えているように思えて、決してそうでは無いというのがわかる質問がある、この問題を読んでどちらが選択するか考えて欲しい。
①61%の確率で52万円もらえる、または、63%の確率で50万円もらえる。
②98%の確率で52万円もらえる、または、100%の確率で50万円もらえる。
あなたが大勢の人間と感覚が同じだとすると、①では前の選択肢を、②では後の選択肢を選んだはずだ。
合理的に考えれば、同じだけの確率が変更して、同じだけの金額がそれによって変わったので、①で前の選択肢ならば②でも前の選択肢になるはずだが、そうはならない、、、、
人間100%というものには、特別な感覚を持っていると言わざるを得ないと書かれている。
また人間のモノの価値を捉えるということも、非常に自己都合的で感情的であることもこの本で示されている。
それは「保有効果」と呼ばれるもので、簡単に言えば「自分が持っているものに必要以上に価値があると感じてしまう」ことだ。
これは、前述の人間は得することよりも、損する方を避ける傾向にあることからも説明できて、例えば市場価格では1万円のレアカードを売って欲しいと言われたら、対価としてもらうお金よりも、自分の手元から無くなってしまうという損失の気持ちが大きくなってしまって、1万円以上の金額を要求してしまうとでも説明すればわかりやすいだろうか??
この「保有効果」&「得よりも損に対して強い感情」ということから説明できる事象として、「ほどほどに働いて年収400万円」のサラリーマンと、「たくさん働いて年収800万円」のサラリーマン、、、この2人に対して「今ならばもう片方の仕事に転職できますがしますか?」と聞いたとしても、どちらのサラリーマンも転職しないという結論を出すことになる、、、、
ふむふむ、なるほどー言われてみれば、、、確かにそうなのかもなぁ~
転職経験がある身としては、転職するタイミングの時には「転職することで現在の状況から失うものはあれとこれと、、、」と、損することの方にばかり目がいって「転職することで得るもの」の方にはあまり関心がいかなかったと思い出します。
今回も全部に関しては書ききれないし、内容が高度なこともあって、うまく書けないということもあって、このぐらいにしておきます~~♪
今日はそんな感じっす~
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
前回
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今回も本を読んでの、自分自身が興味深いと思った部分をほんの一部ではあるが、書き出していく~~
まず、脳の判断を下すシステムというのは、“非常に自己都合的な解釈によって判断を下している”ということを冒頭の章で展開させる。
これは東北地震の際の東京電力の現在の対応だったり、、、豊洲新市場をめぐっての東京都の動きなどを見ても、よくよくわかることだが、、、
人間は、ある仕事上でのプロジェクトだったり、物事を進めていく前の段階で、そのプロジェクトが一体どの程度の期間が必要とするのか?だったり、どの程度の予算で完了するのか?ということを、限りなく前向きに考えてしまっているということである。
この本の中でも具体的なその事柄を証明させてくれるような実験・事象が紹介されているが、一番わかりやすいのがこの質問ではないだろうか??
「あなたは平均以上に運転が上手ですか?」
この質問を日常的に運転をするドライバーに質問したところ、90%の人間が自分は平均以上だと答えたと言う。。。
最近はマイカーを持つ人間も少ないだろうし、これを読んでいる人は比較的MTGプレイヤーが多いだろうから、こういう質問に置き換えてもいいかもしれない、、、
「あなたは平均以上にMTGが上手ですか?」
この質問をGPに集まるプレイヤーに聞いて回ったら、何パーセントのプレイヤーが「Yes」と答えるだろうか?? たぶん相当の割合になるんだろう、、、
当たり前だが、人間が全員自分のことをよくわかっていて、合理的に判断ができているとすれば、上記の質問の「Yes」と「No」の回答率は50:50になるはずだ。
このことから、人間もっともっと謙虚になってしかるべしなんだろうなぁ~と思ったよ。
それから次の章では、ギャンブルにおいての損得に関わる人間の不思議な心理の動きを解説している。
この上下巻通して、一番面白いのはこの章だと思う!!
この問題あなたならどう思うか考えてみてほしい、、、
問題:あなたはコイン投げのギャンブルに誘われました。
表が出たら1万円払います。
裏が出たら1万5千円もらえます。
このギャンブルは魅力的ですか?あなたはやりますか?
期待値的に考えれば、プラスのギャンブルではあるので得のように思えなくもないが、1万円の損と1万円5千円の得の両天秤をして、1万円5千円もらえるかもしれないけれど、そのために1万円の損をする可能性を請負いたくは無いと判断する人もいるかも知れない。
・・・何度も言うが、確率的には得であるのがわかっているのにだっ!!
著者は実験を通じて、人間が1万円もらえる時の効用が+10だとすると、1万円損するときの効用が-10だと考えられるが、実際はそうでは無い!ということを見つけることができたと書いている。
たとえば、上記のギャンブルを読んで魅力的だからやってもいいと考えた人は、損する金額を変わらず1万円で、得する金額が1万1千円だったらどうだろうか?
逆に上記のギャンブルで、魅力的で無いからやらないと考え人は、損する額が1万円に対して、得する金額が2万円だったらどうだろうか?
これが1万円でなくて、100万円だったりして金額が大きくなると、慎重になることもありギャンブルをしない方に考える傾向が強くなるのもわかっているが、だいたい平均して2倍くらいの金額をもらえる条件でないと、上記のギャンブルを魅力的に感じることがないという実験結果も出ているとのこと。
人間は得する幸福よりも、損する不幸の方をより避けることに、重きを置いていることを知っておいたほうがよい。
また人間は合理的に考えているように思えて、決してそうでは無いというのがわかる質問がある、この問題を読んでどちらが選択するか考えて欲しい。
①61%の確率で52万円もらえる、または、63%の確率で50万円もらえる。
②98%の確率で52万円もらえる、または、100%の確率で50万円もらえる。
あなたが大勢の人間と感覚が同じだとすると、①では前の選択肢を、②では後の選択肢を選んだはずだ。
合理的に考えれば、同じだけの確率が変更して、同じだけの金額がそれによって変わったので、①で前の選択肢ならば②でも前の選択肢になるはずだが、そうはならない、、、、
人間100%というものには、特別な感覚を持っていると言わざるを得ないと書かれている。
また人間のモノの価値を捉えるということも、非常に自己都合的で感情的であることもこの本で示されている。
それは「保有効果」と呼ばれるもので、簡単に言えば「自分が持っているものに必要以上に価値があると感じてしまう」ことだ。
これは、前述の人間は得することよりも、損する方を避ける傾向にあることからも説明できて、例えば市場価格では1万円のレアカードを売って欲しいと言われたら、対価としてもらうお金よりも、自分の手元から無くなってしまうという損失の気持ちが大きくなってしまって、1万円以上の金額を要求してしまうとでも説明すればわかりやすいだろうか??
この「保有効果」&「得よりも損に対して強い感情」ということから説明できる事象として、「ほどほどに働いて年収400万円」のサラリーマンと、「たくさん働いて年収800万円」のサラリーマン、、、この2人に対して「今ならばもう片方の仕事に転職できますがしますか?」と聞いたとしても、どちらのサラリーマンも転職しないという結論を出すことになる、、、、
ふむふむ、なるほどー言われてみれば、、、確かにそうなのかもなぁ~
転職経験がある身としては、転職するタイミングの時には「転職することで現在の状況から失うものはあれとこれと、、、」と、損することの方にばかり目がいって「転職することで得るもの」の方にはあまり関心がいかなかったと思い出します。
今回も全部に関しては書ききれないし、内容が高度なこともあって、うまく書けないということもあって、このぐらいにしておきます~~♪
今日はそんな感じっす~
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
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