【読書感想文】 『火のないところに煙は』  著:芦沢 央
最近ノンフィクションばっかり読んでいたので、気分転換に小説を一読~

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本著の読書感想文に入る前に、なぜ今回この本を選んだのか?についてー


ノンフィクション系の本だったら本屋でタイトルを見て、気になった本をパラパラとめくり、自分が興味を持ちそうなものを買えばいいんだけど、小説って選ぶのが難しいんですよね~


自分が好きな作家さんだったら、その方の新刊が出たら何も考えんと買って読めばいいんだけど、今回のようにヒントもなく初めての作家さんの本を選ぶのは一苦労・・・(´Д`;)



つーわけで今回おいらが本著を選ぶまでにたどった経緯を紹介してしんぜよう~




①文庫コーナーに行き、出版社が力を入れている作品群を眺める
※単行本ではなく文庫ということが重要、単純に単行本よりも文庫本の方が安いのでもしハズレを引いた時の心理的ダメージが少なくなるということと、文庫本の方が単行本のときにどれだけ売れたのか?という過去の成績を踏まえて出版されていることが多いので、そういった点からもおもしろさのバロメーターが測りやすい。

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②作家紹介の欄で、その作家さんが過去に出した作品の中で代表作が何なのか?を探る
※まずはその作家さんの一番の代表作を読みたいので、作家紹介欄を読んで過去の出版履歴をもとに、どれが一番の代表作なのかを探る。その作家さんの他の本の中での作家紹介欄を読むことで推理するのもおもしろい。例えば小説を5冊出されている作家さんで、第一作・第二作・第三作の作家紹介欄には、デビュー作が一番大きく扱われているのに、第四作・第五作の作家紹介欄には第三作が大々的に書かれている場合は、この作家さんの代表作は第三作の作品だとわかる。



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③単行本が人気を博しているにも関わらず、文庫本が出ていない作品は売れているという証拠なので、おもしろ期待値が高い
※単行本の売れ行きいいと、出版社側としてもすぐに文庫本を出したところで
文庫本の安い値段での販売になってしまい、利益率が低くなってしまうので、単行本でのみしか出ておらず、まだ文庫化していないという作品がおもしろい可能性が高い。




以上のような思考の試行錯誤をした結果、芦沢央さんの『火のないところに煙は』を今回は読みました~




本著はホラーミステリー風な作品になっている。著者の芦沢さんはホラー系の小説はいつもは書いていないらしいのですが、恐怖と好奇心が入り混じった感情によってグイグイとページをめくらせられている感覚を感じました。


第1章~第5章と最終章の6部構成なのですが、第1章~第5章が全然繋がりを感じさせないそれぞれの単独な怪奇話なんですが、最数章でそれらがすべて関連する事件だったと繋がる部分があり、最後のどんでん返し感を感じる良い終わり方でした。



話の端々に伏線を張るのがうまい作家さんだなぁ~っと思いました。

結構な数の伏線がばらまかれ、それぞれが立て続けんに回収されるのを見ているとスッキリするもんですね





読書感想文というよりも、おいらの本を探すテクニックの方が多かったですが、気にせず筆を置きたいと思います。



そんじゃーねー(´∀`*)ノシ バイバイ


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