今回も単行本を読んでみました
以前より平積みされたコーナーでこの本をよく見かけていたんですが、あんまり自分には合う本ではないのかなぁ~って思って、手に取ることがなかったんですが、今回広告用の帯が新調してさらに熱烈プッシュされながら平積みされていたんで買ってみました。
Amazonのページ
↓↓↓
https://www.amazon.co.jp/%E3%81%BC%E3%81%8F%E3%81%AF%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%81%A7%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%88%E3%81%A7%E3%80%81%E3%81%A1%E3%82%87%E3%81%A3%E3%81%A8%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC-%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%87%E3%82%A3-%E3%81%BF%E3%81%8B%E3%81%93/dp/4103526815/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E3%81%BC%E3%81%8F%E3%81%AF%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%81%A7%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%88%E3%81%A7&qid=1583534744&sr=8-1
まずこの著者の名前“ブレイディみかこ”に目がいきますが、これは芸名ではないようなんです。この方福岡県出身の日本人で、英国在住で英国人と結婚してるんです。
そんで中学生になる息子さんが一人いて、その半分東洋人の血を引いた息子さんが、英国の地で“多様性”に富む社会の中で悩む姿を通して書いたエッセイが本作です。
本作で言う“多様性”とは、貧富の差、人種の差、文化の差、、、この辺りの問題です。
本作で書かれている時代背景が2017~2018年辺りで、2016年に英国でEU離脱投票があったことから、私がこの本を読んで一番新鮮に感じることができたことは、
イギリスがEU離脱に傾いた理由を新聞や報道で聞くような理屈ではなく、実際に英国での中学校生活の息子さんを通しての現場での空気感だと思いました。
この本を読んであと強く感じたことは、日本という国は多様性を理解するには圧倒的に不利な土地柄であるということです。
この本で書かれている問題が先ほど、①貧富の差、②人種の差、③文化の差、と書きましたが、これって日本に住んでいると、かろうじて①の貧富の差を感じられるかどうかで、②と③ってほとんど肌身で感じることはないんじゃないですかね?
少なくとも、埼玉県の田舎出身の私には、学生時代に教室内で感じたことは①の貧富の差がちょっと感じただけで、②と③ってほぼないです。中学校時代に同じクラスに日本人と中国人のハーフの同級生はいましたが、その経験から人種の差や文化の差を感じるほどのことはありませんでしたね。
そういう意味では、この本が日本という多様性を理解するには非常に困難な場所において、売れているということは必然なのかもしれません。
そしてこのタイトルの『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ですが、これは著者のブレイディみかこさんが、多様性に悩む息子さんのノートに書いてあった走り書きから引用したものです。
イエローというのが黄色人種、ホワイトというのが白人、著者の息子さんが日本人と英国人のハーフということで悩む中で、ちょっとおセンチになったときに書いたものという位置づけです。
いつも私が読んでいるような、ウンチク系の本ではないのでw まとめるのが非常に難しいのですが、この著者がこの本を通して言いたい部分を私なりに要約するとこんな感じです。
多様性が良いと世間では言うけれど、それは平等な横型社会に置いての意味であって、縦型に多様性(貧富の差だったり、白人の方が黒人より優れていると考えるような意)が富むことは歓迎すべきではない。
そして注意をしないといけないことは、多様性が富む社会の中において、その多様性を差別するようなことがあってはならない。
例えば、富者が貧者を馬鹿にする、白人が黒人を馬鹿にする、同じ白人でも生まれた国の違いで差別が起こったりがあると、差別された側の人間に貧者である、黒人である、相手と生まれた国が違う、、、という帰属意識が強く芽生えることになる。
そこで生まれた強い帰属意識は、ひいては社会の分断に繋がってしまう。。。
ということなんだと思う。
つーわけで、多様性への理解を高めつつ、多様性の富まない社会での生活を円滑にしていくことに苦心していきたいと思いますw
今日はそんな感じでーーーす
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
以前より平積みされたコーナーでこの本をよく見かけていたんですが、あんまり自分には合う本ではないのかなぁ~って思って、手に取ることがなかったんですが、今回広告用の帯が新調してさらに熱烈プッシュされながら平積みされていたんで買ってみました。
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まずこの著者の名前“ブレイディみかこ”に目がいきますが、これは芸名ではないようなんです。この方福岡県出身の日本人で、英国在住で英国人と結婚してるんです。
そんで中学生になる息子さんが一人いて、その半分東洋人の血を引いた息子さんが、英国の地で“多様性”に富む社会の中で悩む姿を通して書いたエッセイが本作です。
本作で言う“多様性”とは、貧富の差、人種の差、文化の差、、、この辺りの問題です。
本作で書かれている時代背景が2017~2018年辺りで、2016年に英国でEU離脱投票があったことから、私がこの本を読んで一番新鮮に感じることができたことは、
イギリスがEU離脱に傾いた理由を新聞や報道で聞くような理屈ではなく、実際に英国での中学校生活の息子さんを通しての現場での空気感だと思いました。
この本を読んであと強く感じたことは、日本という国は多様性を理解するには圧倒的に不利な土地柄であるということです。
この本で書かれている問題が先ほど、①貧富の差、②人種の差、③文化の差、と書きましたが、これって日本に住んでいると、かろうじて①の貧富の差を感じられるかどうかで、②と③ってほとんど肌身で感じることはないんじゃないですかね?
少なくとも、埼玉県の田舎出身の私には、学生時代に教室内で感じたことは①の貧富の差がちょっと感じただけで、②と③ってほぼないです。中学校時代に同じクラスに日本人と中国人のハーフの同級生はいましたが、その経験から人種の差や文化の差を感じるほどのことはありませんでしたね。
そういう意味では、この本が日本という多様性を理解するには非常に困難な場所において、売れているということは必然なのかもしれません。
そしてこのタイトルの『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ですが、これは著者のブレイディみかこさんが、多様性に悩む息子さんのノートに書いてあった走り書きから引用したものです。
イエローというのが黄色人種、ホワイトというのが白人、著者の息子さんが日本人と英国人のハーフということで悩む中で、ちょっとおセンチになったときに書いたものという位置づけです。
いつも私が読んでいるような、ウンチク系の本ではないのでw まとめるのが非常に難しいのですが、この著者がこの本を通して言いたい部分を私なりに要約するとこんな感じです。
多様性が良いと世間では言うけれど、それは平等な横型社会に置いての意味であって、縦型に多様性(貧富の差だったり、白人の方が黒人より優れていると考えるような意)が富むことは歓迎すべきではない。
そして注意をしないといけないことは、多様性が富む社会の中において、その多様性を差別するようなことがあってはならない。
例えば、富者が貧者を馬鹿にする、白人が黒人を馬鹿にする、同じ白人でも生まれた国の違いで差別が起こったりがあると、差別された側の人間に貧者である、黒人である、相手と生まれた国が違う、、、という帰属意識が強く芽生えることになる。
そこで生まれた強い帰属意識は、ひいては社会の分断に繋がってしまう。。。
ということなんだと思う。
つーわけで、多様性への理解を高めつつ、多様性の富まない社会での生活を円滑にしていくことに苦心していきたいと思いますw
今日はそんな感じでーーーす
ではでは(´∀`*)ノシ バイバイ
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